はじめに ▶︎

【タイ転職】典型的な失敗例と効果的な打ち手に関する考察【転職〜赴任後まで】

タイは、海外に住む日本人が2番目に多い国である。

各々がそれぞれの想いを馳せ、タイという魔国に馳せ参じて来ている。

今回はそんな物語を話していこう。







タイに進出している日系企業は2022年現在で約6,000社あり、駐在員、現地採用者、起業者、フリーランサー、駐妻、タイ人ハーフ、交換留学生などなど、多岐に渡る日本人がタイで暮らしている。

中でも、バンコクは約7万人の日本人登録があり、実際にはさらに多くの日本人が生活している。

僕もその1人で、現地採用としてバンコクに赴任した。

本ページでは、タイ、特にバンコクでの転職に関して、典型的な失敗パターンや失敗を未然に防ぐ方法をご紹介していこうと思う。

中でも、タイ赴任後に自堕落な生活を送る若者が一定数いるのがタイである。遊び呆けようと思えば、いくらでも遊んでくらせるのがタイという国の良い所でもあり、悪い所でもある。

タイに来タイ人。
タイが好きな人。
タイに恋人がいる人。
タイに何かしらの縁がある人。
タイに夢中な人。

各々の想いを持って読んで頂ければ幸いだ。

タイ転職の失敗パターン3選


タイ転職における失敗パターンは、大きく2つの時期に分類する事ができる。

転職活動→内定」と「就業→終業後」の2パターンである。

ほとんどの問題がどちらかに属している。無論、実際にタイに来てから失敗するケースもあるので、ご紹介していこう。

1.給与安すぎる問題


まずは、「転職活動→内定」までのプロセスだ。

転職活動を開始してから内定を得るまでの、いわゆる転職活動の成果がタイ転職後の人生を左右すると言っても過言ではない。

問題は「給与」だ。

サラリーマンとして生きるのであれば、給与は命の次に大事なものと言える。

お金のために働いてる訳じゃないんで」と綺麗事を抜かす人もいるが、何を持ってもまず金だ。

困窮するような惨めな生活では、自己肯定感も下がり人生に活路を見出せない。

タイ転職をする上で、必ずした方が良い事がある。

給与交渉だ。

転職活動をした事がある人なら分かると思うが、転職活動は交渉の連続である。

・人材紹介会社との交渉
・同僚や上司との交渉
・同レベルの応募者との交渉
・企業側との交渉
・条件交渉
・入社予定日交渉
・ボーナス交渉


全て交渉で成り立っているといっても過言ではない。

そのくらい「交渉」は大事なのである。

転職活動で稀に「給与は御社規定に従います」という戯言を垂れる人がいるが、決してオススメしない

自ら社畜となる選択肢を選んでいる」と捉えられても間違いはない。

また、海外転職に限って言えば、転職活動は運とタイミングが重要になる。

理由はシンプルで、マーケットが小さいからだ。

日本における転職者はまだまだ少ないとは言え、数百万人の転職希望者がいる。一方でタイ国内での転職希望者(日本人)は極めて少ない。恐らく数えられるレベルでしか人はいない。

日本国内の転職希望者は桁が違う。最近ではスカウト系媒体やカジュアル面談を謳う転職サービスも多く「転職潜在層」を入れればかなりの求職者の数がいることになる。

給与が良いところがあれば転職したいです。

もっと条件の良い所があれば転職します。

福利厚生が充実していれば転職します。

と頭の中で唱えている人は吐いて捨てるほどいるだろう。

いや、むしろ全サラリーマンと言っても良い。無論、私もだ。



話を戻そう。

とにかく、タイ転職においてタイ渡航後に惨めな思いをしたくなければ、転職先の内定通知書にサインをするまでが勝負だ。

サインをすればその時点で試合は終了になる。

サインをする前に必ず自問自答して欲しい。

決して妥協してはいけない。「やりがい」や「将来性」などタイ転職に鍵って言えば正直あてにしない方がよい。なぜなら「やりがい」は変化するし、将来の約束など全く守られる気もしないからだ。

例えば、転職前は「3年後は駐在採用に切り替えるから」と言う謳い文句で釣られた人が、結局、駐在採用に切り替わることなく働き続けている実例もある。

将来の事など、誰にも分からない。企業側は限りなくリスクヘッジを行おうと考えている。妙な同情に流されてはいけない。

また、企業の採用活動は「市場で1番優秀な人を最も安く採用する方法」を考える事が命題である。

上記を考慮すれば、応募者側は給与にはシビアに行うべきだ。決して妥協してはいけない。

具体的な給与の上げ方については、後述する。

2.福利厚生全く気にしてない問題


続いて「福利厚生」についてだ。

私自信も、ついこの間までは「福利厚生って具体的に何?」という状態だった。

少し調べればすぐに分かることだが、今一度再確認しておこう。

福利厚生とは『会社から従業員に対して付与される賃金以外のもの』である。

具体的には、住宅補助、食事手当、交通費補助、社用スマホ支給、社有車支給、などなど。
また、医療保険や社会保険、退職金積立制度も該当範囲内だ。

もう少し噛み砕いた表現をするならば「福利厚生とは、社員が安心して最大限のパフォーマンスを発揮できるようにするもの」と捉える事もできる。


さて、ここでタイ転職に関しての福利厚生について言及しよう。

タイ転職を成功させた?筆者が言うに、タイは実に住みやすい国だ。

なぜなら外国人に優しいからだ。タイ語が分からなければ大抵のことは、マイペンライ(大丈夫というタイ語)で何とかなる。

カタコトでめちゃくちゃの英語でも十分通じてしまう。

そんな事もあり、タイにおける福利厚生はさほど重要ではないと思う人もいる。

だが、残念ながら大きな間違い。

タイ人からすれば、日本人はその他大勢の国々の“外国人”と同じ扱いになる。

例えば、タイ人と中国人が争えば、タイ人に味方する人も多い。日本人に対しても同じである。

つまり、タイで暮らす日本人は以外にも脆い環境にいるという事だ。

もし、仮に軍事クーデターが起こりバンコク市内が騒然とした騒ぎとなったとしよう。当然、ニュースやリアルな情報はタイ語で流れ、英語や日本語に翻訳されるのは若干のタイムラグがある。

通常時は別に遅れていても問題ない。

しかし、緊急時はどうだろうか。1刻1秒を争う事態になった場合、言語が通じないや文化が分からない、という事は大きなアドバンテージになる。

異国という土地で暮らす外国人としては、福利厚生は充実している会社を選ぶに限る。

社会保険は当たり前で、個人に対する民間医療保険、社用スマホ、社用車、住宅補助、日本への帰国制度(1年に1回)など。

中でも民間医療保険は使える保険額の上限を気にしなければいけない。タイ国内の病院は日本人から高額な医療費をぶんだくろうとする。民間医療保険の適用範囲を確認しておく事は必須事項とも言える。

当然、転職前にこれらの福利厚生が確認できれば良いのだが、正直個人で確認するのは難しい。できる限り転職エージェントを活用して企業側に確認することをオススメする。

3.タイ埋没「サバイサバイ人材」


最後に、「就業→就業後」で発生する問題についてだ。

タイに来る人の目的は人それぞれであるが、共通して言える事が一つある。「タイは遊べる国」である。本当に、遊ぼうと思えばいくらでも遊べる。

特に、バンコクを中心にクラブやナイトマーケット、観光地も山ほどあり、日本から来る現地採用者のほとんどが、タイで”埋没”してしまう。

そんな現象に名前を付けたのが「サバイサバイ人材」である。

サバイとは、タイ語で「気持ちいい」という意味であり「サバイサバイ」と2回掛け合わせる事で、気持ち良くタイで埋没する人を表す造語として表現した。

本当に、サバイサバイ人材は多い。

そもそも、タイに来る目的は何だったのだろうか。海外転職をしてやりたかった事は何だったのか。毎週毎週、カオサン通りで飲み騒ぐ事だったのだろうか。

いや、もちろん当初の目的がそれなら、全く問題ない。

タイで適当に働きながら外国人として暮らし、そこそこの生活水準を得る。

日本人として働けば最低月給5万THBはビザ要件で保証されており、1人暮らしであれば特に不自由なく暮らす事ができる。
(タイでの詳しい生活記事はこちら

しかし、多くの人がタイに来る前は「海外転職して英語を身に付けるぞ」や「現地法人の代表まで上り詰めてやる」という少なくとも“やる気”があったはずだろう。

残念ながら、その程度のやる気であればタイという魔国に容易に引きずり込まれてしまう。

タイ転職で失敗しないために必ずやるべきこと

さて、ここからは上記でご紹介した失敗例を生み出さないために、何ができるのか?をとことんまで考えた。

タイのバンコクで人材エージェントとして働く私が、ありのままの一次情報を語ろうと思う。

転職期間は長め(6ヶ月以上)を設定すること


まず転職活動期間についてだ。

転職活動が大事なことは言うまでもない。「給与」に直結してくるからだ。

転職活動の最後の一本の電話で、内定オファー給与が決まる。働き始めても昇給は約1年半は来ない。転職期間の条件交渉がタイに来てからの一年半の給与を決めるのだ。

優先度も緊急度もMAXに近いと言える。

さて、転職期間についてだが、焦らずじっくり探すことをオススメする。

なぜなら、それだけの価値が転職活動には存在するからだ。

中には「約1ヶ月で転職活動を終了しました」という人もいる。別に本人が満足していれば否定はしないが、給与や条件面でミスマッチが生じる可能性が高い。

具体例を話そう。

転職期間を2ヶ月と設定した転職希望者がいたとしよう。

応募者側には「2ヶ月」という明確な期限があるが、企業側には明確な期限がない場合もある。そんな時に決断を迫られるのは明確な期限がある方だ。この場合、応募者になるのだが。

この時例えば、6万THBという安月給でオファーされたとしよう。

2ヶ月という明確な期限と渡航日が決まっていれば、選択の余地がなくなってしまう。結果として妥協した給与での決断をしなければいけなくなるのだ。

少しでも自分に良い条件で内定を勝ち取るためには、常に余裕を持っておくこと。明確に転職時期を決めるのではなく、自分が120%納得できるオファーを貰うまで転職活動を続ける。

そのくらいの覚悟が必要なんだと、しみじみと思う。

条件交渉では必ず「選択肢」を確保しておくこと


続いて、内定オファーが出るタイミングについてだ。

正直に言えば、このタイミングが最も重要である。たった一本の電話で給与が1万THB近く上がる事だってある。

逆に、何もしなければ最低限の給与しか与えられずタイで貧相な生活をするハメになる。

結論から申すと、複数の内定を勝ち取り「選択肢」を用意しておく事だ。

企業側の採用目的は「市場で最も優秀な人を最も安い賃金で雇うこと」だ。あなたが経営者だった場合、自分のビジネスを効率良く拡大してくれて、安く働いてくれる人を求めるはずだ。

原理は極めて同じである。

「選択肢」を持っておけば応募者側に比較検討の余地がある。

例えば「A社から10万THBで内定を貰っているので、それ以上でなければB社には行きません」と交渉をする事ができる。

選択肢がなければ交渉の余地はない。

賢く立ち回るためには、転職の決定時期に複数の内定先を確保しておく事が最も重要である。

複数の内定を同時に勝ち取るには、転職エージェントを効率良く活用する事が求められる。転職エージェントを複数並行して活用し複数の企業から内定を得よう。

筆者自信が活用した、東南アジア転職で活用した転職エージェントはこちら。

タイ転職後は目的を持って1日1日を過ごすこと


最後に「渡航→就業後」についてだ。

タイへの転職を無事達成したことで、目的意識を欠く人が一定数いる。いやむしろ、ほとんどと言っても良い。

冒頭でご紹介したように、タイには遊び場所が山のようにある。また、日本人という日本ブランドもあり、なぜかモテるしお金にもそれほど困らない。クラブも沢山あり、毎晩クラブで遊び回ることも可能だ。

就業後に「サバイサバイ人材」に成り下がりたくない人は、明確な目的意識を持って1日1日を生きることだ。

気づけば3ヶ月、6ヶ月、1年と月日だけが経過して、在タイ期間を無闇に長くするだけである。


せっかくタイに来たのだ。

自らの目的を達成して日本に凱旋帰国しようではないか。

おわりに


さて、ここまでタイにおける転職活動から就業後までの考えられる問題点や打ち手を挙げてきた。もちろん、タイだけの話ではなく海外転職のどこの国にも当てはまる事になる。

目的意識を持って1日1日を過ごすことは、日本でも当然求められる。

タイ転職には、様々な形があり正解はない。しかしながら、失敗の典型例は決まっている。是非、私の記事や他の人の記事から情報収集を行い、タイ転職を成功させて欲しい。

個人で相談する時間が欲しい方はお気軽にこちらからご連絡ください。
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しかし、本業と平行して執筆している故、不定期での更新になります。

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それでは、以上です。
kou (@Kou_Survive

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