こんにちは、kouです。(@Kou_Survive)
本記事に辿り着いた人は「海外転職したいけど転職エージェントはどこを使えば良い?」や
「年齢や目的、キャリアに合わせたオススメの転職エージェントを知りたい!」といった疑問をお持ちのはずでしょう。
そこで、本記事では転職エージェント4社を実際に使用し海外転職を成功させた筆者が、年齢や目的、キャリア別にオススメの転職エージェントをご紹介します。
筆者についての詳しい記事は以下をご覧ください。

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本記事では、人材業界、人材紹介の仕事を通じて得た知識や知見を活かしながら「海外転職希望者」にオススメの転職エージェントをご紹介します。
1.海外転職に興味を持っている人
2.自分に合った転職エージェントを知りたい人
3.とにかく海外で活躍したい人
それでは、早速見ていきましょう。
目次
オススメの海外転職エージェントを見つける4つの項目
海外転職エージェントには様々な種類があります。
ハイキャリア層向けや若手向け、エンジニア向け、営業マン向け、体育会系出身者向けといった形で様々な種類の転職エージェントが存在します。
自分に最適な海外転職エージェントを選ぶ上で、大事にして頂きたいポイントは4つあります。
①年齢
②語学力
③キャリア
④海外転職の目的
それぞれを詳しく解説します。
年齢
年齢は非常に重要な要素です。
企業側としては「組織の若返りのために若い人が欲しい」や「マネジメントできる人が足りないから50代の人が欲しい」という理由で中途採用を行なっています。
年齢によってそもそも応募しても絶対に内定を貰えない求人もあります。
※求人票には年齢や出身地等で求職者の選考を行う事は法律で禁止されているが、実際は行われている。
また、海外求人を扱う転職エージェントでも、得意な年齢層が異なります。それぞれの転職エージェント各社で注力している案件がありますので、それぞれの年代に合わせて活用する事をオススメします。
語学力
続いて、語学力です。
海外への転職は必ずと言っていいほど、語学力が求められます。
語学力以外にも経験や実績等を重視する企業はありますが、同程度の経験・実績を持っている2人の応募者がいた場合、必ず語学力が高い方を採用します。
語学力は”必ず”指標にされます
語学力の中でも最も重要視されるのは「英語」です。ビジネスレベルの英語力を持っている方であれば、海外転職はかなり有利になります。
英語力の目安は以下になります。
・日常会話レベル(TOEIC700点以下)
・準ビジネルレベル(TOEIC700~900点)
・ネイティブレベル(TOEIC900点以上)
ネイティブレベルの英語力をお持ちの方は、「ビズリーチ」に登録してみると良いでしょう。
海外転職案件は、高い英語力を持っていれば、予想以上に高い給与を貰うことができます。

英語に自信のある方はチェックしてみよう
自分の市場価値が判断できます
求人の中には、特別な技術や資格を有する方で、通訳を付けて仕事をしてもらうケースもあります。
しかし、直接の英語コミュニケーションに勝るものはありません。
英語力はあって損をしません!!
企業は、海外で活躍できる見込みがある人を採用します。
海外転職に求められる職務は、以下のような業務内容がメインになります。
・日本本社から海外現地法人への情報共有
・現地法人のマネジメント
・現地法人のローカライズ化
などがあります。
現地スタッフとのコミュニケーションが必要であり「英語」が求められます。
英語力は着実に付けておくべき!!
これまでのキャリア
中途採用を行なっている企業が求めている人材は、ほとんどが「即戦力」です。

参照:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「企業の多様な採用に関する調査」より作成
https://www.jil.go.jp/press/documents/20171226b.pdf
上記アンケート結果によると、中途採用を行う企業の多くは「専門分野の高度な知識やスキルを持つ人が欲しい」や「仕事経験の豊富な人が欲しい」という回答をしています。

海外転職においても、企業は即戦力を求めている
キャリア経歴の短い20代は即戦力としての活躍が難しく、結果的に経験豊富な30代が採用されるといったケースも珍しくありません。
しかし、年齢によってキャリアの全てが決まる訳ではありませんのでご安心ください。私のような20代でも、経験が認められれば転職を成功させる事ができます。
年齢だけではなく、専門性やマネジメント経験、営業成績から判断される
上記を踏まえて、活用する転職エージェントを決めていきましょう。
海外転職の目的
最後に、海外転職の目的です。
海外転職希望者の目的は以下のようなに分類できます。ご自身の理由はどれに該当するでしょうか?
<ポジティブな理由>
・海外での経験を積むため
・年収アップを測るため
・キャリアアップをするため
・とにかく海外で働きたい
・憧れの国で働きたい
<ネガティブな理由>
・日本を脱出したい
・日本の会社員に疲れた
・日本的文化が合わない
<その他>
・海外でゆるく働きたい
・恋人がいる
・旦那様が海外に行くから
・奥様が海外に行くから
・とりあえず海外に行きたい
ざっと分けると上記です。
ここで一つ注意点があります。
本記事をお読み頂いている読者諸氏の中にはいらっしゃらないと思うが、ネガティブな理由で海外転職を希望されている方がいれば少しゆっくり考え直して欲しい。
さて、ネガティブな理由で海外転職を検討している方、残念だが、間違いなく後悔するのでオススメはしない。
当然ながら、日本を出国して海外へ赴任するまでは様々な苦労があります。そして、海外に行ってからも苦労の連続です。
そんな苦労を乗り越える”理由”がポジティブな理由であれば、まだ耐えられるかもしれません。
しかし「日本が嫌だから」「上司がうざいから」といった理由で、海外転職をしたとしても間違いなく『日本に帰りたくなります。』
なので、オススメしません。
海外転職の目的に応じて、転職エージェントも使い分ける必要があります。
年収アップやキャリアアップの案件に注力しているエージェントもいれば、個人の都合に合わせて悩みや相談に乗ってくれながら転職の相談をしてもらえるエージェントもあります。
海外転職の目的に応じてエージェントを活用しよう
また「その他の理由」で海外転職を志望する人は、意外に多いのが事実です。
例えば「旦那様が駐在になって自分も海外に付いていくが、仕事をしないのはヒマだから海外転職をする」や「お付き合いしている人が海外にいるから」という都合もあります。
求人企業に直接言うのは気まずい….という状況の方は、ご自身の状況に合わせて相談・調整してもらえる転職エージェントを活用しましょう。
例えばこんな人にはこの転職エージェントがオススメ
さて、ここまで「海外転職をする際に活用する転職エージェントの選び方」をご紹介してきました。
ここからは、さらに具体的に『人物像』を細かく分解して、オススメできる転職エージェントを紹介していきます。
ご自身に近しい具体例を参照にしながら、海外転職エージェントを活用頂ければ幸いです。
例1. 20代で語学力はないが、キャリアアップを狙いたい方
20代の若い人は「リクルートエージェント」が圧倒的にオススメです。

僕自身もリクルートエージェントを活用して海外転職を成功させることができました。
リクルートグループであり、決定数・案件数ともに業界最大手の転職エージェントです。
海外転職求人も数多く保有しており、海外転職を検討している20代の若い人が活躍できる求人が数多くあります。

リクルートエージェントは抜群の安定感があります
退職交渉のアドバイスや年収交渉なども行なって貰えますので、初めての海外転職にチャレンジしている人は、登録しておいて損はしないでしょう。
ただし、コンサルタントの質や求人の質はばらつきがありますので、求人への応募や最終意思決定はご自身で責任を持って行いましょう。
初めての海外転職はリクルートエージェント
例2. 30代で準ビジネスレベル以上の英語力があり年収アップを狙いたい方
続いて、30代で高い英語力を保有している方にはハイクラス向けの転職エージェントを2社ご紹介します。

「リクルートダイレクトスカウト」は国内最大手のリクルートが運営する、ハイクラス・エグゼティブ向けの転職支援サービスです。
全求人数は約70000件と豊富にあり、海外転職にて高収入を狙う方であれば、必ず登録しておいた方が良い転職サービスです。
実際に、筆者自身も登録して求人紹介を頂いていました。ハイレベルの求人や管理職、部長職の求人が多く、レジュメを登録することで高収入案件のスカウトを受けることもできます。
※20代の転職決定数も多いので、20代の方も是非ご活用ください。
高収入ならリクルートダイレクトスカウト
公式サイト
https://directscout.recruit.co.jp

「ビズリーチ」は年収600万以上のハイクラス人材に特化したヘッドハンティング型転職サービスです。
ビズリーチ上にヘッドハンターが登録しており、求職者に対してヘッドハンティングを行なっています。
特に、ビズリーチでは海外向け求人が多く日本から海外に転職する方が多い傾向にあります。
まずはレジュメを登録して、高年収のスカウトを狙いましょう。
スカウトを貰いたいならビズリーチ
例3. 30代で夫の駐在のため、とにかく海外転職を探している方
続いて、ご家族の事情や引っ越しでとにかく海外転職をしたい方へオススメできる転職サービスを2社ご紹介します。

「カモメアジア転職」は、リクルートのグループ会社である「RGFグループ」が運営している東南アジアの求人を紹介しているサイトです。
新卒からハイクラス案件まで幅広く扱っているので、アジアに転職したい人にはオススメできる転職サービスです。
「カモメアジア転職」では、東南アジアの「タイ」「マレーシア」「ベトナム」「インドネシア」「インド」「フィリピン」への求人が多く、20代の方も多く転職決定されています。
アジアへ行きたい方は「カモメアジア転職」
公式サイト
https://kamome.asia

「パソナキャリア」は、パソナグループが運営する正社員向けの転職サイトです。
「パソナ」は人材派遣を専門で行なっているのに対し、「パソナキャリア」は正社員向けの転職サービスを提供しています。
※人材派遣と人材紹介には明確な違いがあります。
パソナキャリアの海外拠点は10ヵ国以上に展開しており、それぞれの国に担当コンサルタントが存在し、海外転職をサポートします。
パソナキャリアの特徴としては、リクルートグループでは扱っていないような年代、職種の求人があり、裾野を広げて転職活動をしたい方にオススメできます。
パソナキャリアは飲食店や観光業の求人もある
公式サイト
https://www.pasonacareer.jp
例4. 50代で残りの余生を海外で過ごすために海外転職を検討している方
50代以上の方が海外転職をする際にオススメするのは「リクルートエージェント」です。

やはり、転職と言えばリクルートグループの知名度があり、その他の転職サービスを凌駕する求人数とサービスの質を担保しています。
「50代以上限定の求人」や「定年後も働ける求人」があり、50代以上の方で海外に行きたい方には是非、活用して頂きたい転職エージェントです。

リクルートエージェントには幅広い年代の求人が存在します
「残りの人生を海外で過ごしながら働きたい」という方や「定年後も技術者として働きたい」という方にとっては、魅力的な求人が見つかることでしょう。
50代以上の求人も豊富に存在する
海外転職をする前に気をつけておきたい注意点
ここからは、海外に転職するステップにおいて、気をつけたい注意点をご紹介します。
転職は、人生で何度も経験するものではありません。
また、海外への転職となれば言語の違いや文化の壁、日本への帰国の困難さ、常識の違いなど、様々な分野で苦労が予想されます。
私自身が実際に海外転職を行なった際に、気付いた点や後で振り返って「もっとこうすれば良かった」と思った点にを中心にご紹介していきます。
海外転職エージェントの上手な使い方は?
転職エージェントは「味方」ではありません。もちろん「敵」でもありません。
転職エージェントは求職者の味方でも、採用企業側の味方でもありません。あくまで、中立の立場で両者へのコンサルティングを行う立ち位置にあります。
なので、
活用するべきではあるが頼ってはいけません。
転職エージェントを頼りすぎるのは危険
転職エージェントを頼りすぎるた結果、以下のようなケースも散見されます。
・とにかく年収が高い求人ばかり進められる
・大量の面接を設定される
・半ば強引に転職を意思決定するよう促される
このようなケースにならないために「転職エージェントは頼りすぎない」が重要です。
さらに詳しく転職エージェントを頼ってはいけない理由を以下に記載しています。転職エージェントの立場から解説しているので「転職エージェントに頼るつもりだった」という方は必ずご覧ください。
では、どのように転職エージェントを活用するべきなのか?
転職エージェントを使用し、かつ転職エージェントとしての実務経験もある筆者からすると、以下のポイントになります。
1.まず自分自身で内省を行う
2.自分軸を明確に言語化する
3.軸に沿ってエージェントに求人を紹介してもらう
4.複数の転職エージェントを活用する(軸はずらさない)
上記のような流れで活用すれば、海外転職に失敗することも少なくなるでしょう。
最初のステップである「自分自身で内省を行う」が最も重要かつ難易度が高いです。

内省が1番重要だが、難しく誰もが避けて通ってしまう
しかし、内省をする人が圧倒的に伸びるのは事実
下記に、「誰でも納得の内省ができる自己分析の方法」を以下にまとめているので、本気で海外転職を検討している方は必ずご確認ください。
海外転職の相談は誰にするべきなのか?

転職相談ってたくさんの人にすれば良いんだっけ?
100人達成するぞー!!
えー、無駄です。
ズバリ言いますが、転職相談を100人にした所で、最終意思決定をするのは「あなた」です。

転職相談を何回繰り返しても最終意思決定は自分です!!
転職相談は圧倒的に「質」重視です。
「量」はさほど必要ではありません。
転職相談は圧倒的に「質」重視
※何なら「誰にも相談しない」という選択肢も有り
とは言え、多くの人は海外転職となれば、誰かに相談して決めたい気持ちがあります。お気持ちは分かります。
まず大前提として『自分で考える+相談』というスタイルを取りましょう。その上で、下記の方に相談してみると良いでしょう。
1.10歳程度年上の先輩(社外)
2.利害関係のない友人
3.転職エージェント、転職のプロフェッショナル
さらに、詳しく相談先を選ぶ選定基準を下記の記事にまとめています。
海外転職の相談先に悩んでいる方は、是非参考にしてみて下さい。
海外転職と日本国内転職の”当たり前”の違いとは?
海外と日本の常識は違う。

常識が違うことくらい分かってますよ〜当たり前ですよねー。
。。。。。。
本当に分かってますか?
「海外は転職に対して前向きな感じでしょ〜」
と思っている人は多いでしょう。
あながち間違ってはいないが、“ただ転職に前向き”という訳ではありません。
「なぜ転職に前向きなのか」という理由を知らなければ、意味がありません。表面の事象だけを知っていても、その原因が分かってなければ対策ができないからです。
海外における「転職に前向きな理由」「労働者と経営者の関係」「会社と個人の違い」この辺りの知識を抑えておく必要が高いでしょう。
以下にまとめておりますので、海外転職を本気で考えている人は、チェックしておきましょう。
終わりに:海外転職はハードルが多い。転職が目的にならずに海外に羽ばたこう!
さて、いかがでしたでしょうか。
本記事では「海外転職を成功させたい人に年齢、目的、キャリア、目的別の転職エージェントの選び方」をご紹介してきました。
海外転職は、それぞれの事情がある中で入社時期や給与、待遇面など様々な面に配慮して意思決定をしなければいけません。
海外転職エージェントを複数活用しながら、海外に羽ばたく切符を手に入れましょう。
本記事が、読者諸氏の海外転職の役に立てば幸いです。
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今後も「平凡なサラリーマンが突き抜けるNo.1の思考ノウハウ」の発信を続けていきます。
しかし、本業と平行して執筆している故、不定期での更新になります。
それでも、本メディアのコンセプトや記事に共感頂けた方は是非、LINE@の登録をして頂きたい。私が執筆した最新の記事があなたに真っ先に届くようになっているからです。
それでは、以上です。
kou (@Kou_Survive)