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本ページに辿り着いた人は「海外転職を希望しているけどオススメの国はどこ?」や「海外転職各国の難易度や特徴を知りたい」という悩みをお持ちのはずだと思います。

海外転職において、国や地域の選は非常に重要です
赴任する国や地域が変われば、言語/文化/ビジネス環境/難易度/安全面といった様々な要素が変化します。
海外転職を成功させるには、自分自身が求めるゴールに向かって最適な選択を行なっていく必要があります。
そして、正しい選択をするためには「情報」が必要不可欠です。
情報は命とも言えるほど大事
正確な情報が無ければ、行き当たりばったりで現地に行くこともあり
「こんなはずじゃなかった…」
と海外で途方に暮れる可能性もあります。
言うまでもなく、海外転職は人生における一大イベントとなる重要な節目のはずです。
そこで、本記事では正確なデータをもとに、海外転職の国選択において検討材料となる「給与」「言語」「キャリアアップ」「生活費」の4つの要素に絞り徹底的に解説を行います。
4つの要素に絞った理由は、筆者自身が20代で海外転職を行い、実際に重要と判断したためです。
(独断と偏見により抽出致しました)
また、転職エージェントとして”海外転職”に携わる機会もあり、これらの4つの要素が転職を成功させる重要な要素となると判断したからです。
尚、筆者の詳しい自己紹介は、以下をご覧ください。
目次
海外転職各国の比較

海外転職には、様々な悩みが付き物です。
・どこの国、地域に行くか?
・給与は日本円?米ドル?それとも現地通過?
・必要なVISAの手続きは?
・英語力に自信がないけど大丈夫?
・海外転職でキャリアアップはできる?
・ぶっちゃけ給与は上がる?
・そもそも、どうやって会社を探せば良い?
・日本に帰ってこれる?
思い付くだけで沢山の不明点が発生します。
海外転職は、国内転職に比べて情報量、質が少ない傾向にあります。海外転職する絶対数が少ないため、情報量が少ない事は仕方ないと言えるでしょう。
そこで本記事では、海外転職における「給与」「言語力」「キャリアアップ」「生活費」に絞って解説を進めていきます。
給与
給与は1番に着目する点です。
お金はあるに越した事はありませんからね。
各国転職時の平均給与を算出するにあたり使用した論拠は以下になります。
1.各国が算出している平均賃金データ
2.海外転職求人に掲載されてある給与水準
結論です。
「先進国が給与は上がり、途上国は給与は下がる」
給与を単純に日本円で比較する場合は、上記のようになります。
しかし、物価水準を考慮すれば決して給与が低い訳ではなく”それなりの生活”ができる程度はどの国でも貰えることが分かりました。
ここで、経済レベルが日本よりも上位の国を掲載します。
・アメリカ
・アイスランド
・ルクセンブルク
・スイス
・ニュージーランド
・デンマーク
・ノルウェー
・カナダ
・オーストラリア
・ベルギー
・ドイツ
・オーストリア
・アイルランド
・イギリス
・スウェーデン
・フィンランド
・フランス
・ニュージーランド
・韓国
・スロベニア
・イスラエル
下記は、OECDによる平均賃金の国際比較表です。

参照:OECDの平均賃金の国際比較表
https://www.oecd.org/tokyo/statistics/average-wages-japanese-version.htm
こう見ると、日本よりも発展している国は予想以上に多くあります。
「もう日本が世界第2位の経済大国の時代は終わったんだ….」
と痛感させられますね。
(厳密には1人当たり賃金なので異なりますが)
話を戻すと、日本から海外へ転職する場合、先進国に行けば給与は上がり、それ以外の途上国であれば給与は下がる傾向にあります。

自分が行きたい国が、日本よりも経済成長しているかチェックしておきましょう
途上国の場合、日本円換算では給与が下がる覚悟を決めよう
言語
次に言語レベルです。ここでは英語を指します。
海外へ転職する場合、英語力はあって損はしません。あればあるほど良いです。
各国の英語能力ランキングとして、2020年の「EF EPI 英語能力指数」を見てみましょう。

参照:EF EPI 英語能力指数ランキング
https://www.efjapan.co.jp/epi/
上記の表は、英語能力を5段階に色分けしています。
日本は「Low」の黄色です。
ヨーロッパを中心とした地域に「Very High」が多い傾向にあります。また、アメリカやオーストラリアは母国語が英語という事でランキングからは外れています。
さて、海外転職の話に戻します。
自分が行きたい国や行こうと思っている国の英語レベルを確認しましょう。
あなたがアメリカやオーストラリア、ヨーロッパでの就業を希望する場合、高い確率で英語力を求められます。
一方で、東南アジアを初めとした途上国では英語力はそこまで求められない傾向が強いでしょう。
しかしながら、グローバルに働く事を前提に考えると英語力は身に付けておいて損はしません。
海外転職の有無に関わらず英語力は磨くべし!!
海外転職を希望している人は、1日でも早く英語学習をスタートさせましょう。

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僕はビジネス英会話に特化した「ビズメイツ」を使っていました
キャリアアップ機会
次に、キャリアアップ機会についてです。
海外転職は、どのような形で行うかによって今後のキャリアパスが変わってきます。
以下に、4つの分類分けを行いました。
1.日系企業の駐在員
2.日経企業の現地採用
3.外資系企業の現地採用
4.ローカル企業の現地採用
業界や職種によって様々ではありますが、大きく分けると4つのパターンに分類できます。
それぞれのキャリアアップ機会について詳しく見ていきます。
「海外転職=駐在員」というイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。
駐在員と言えば、日本と海外で給与が貰えて豪邸のような大きな家に住み、お手伝いさんも会社が用意してくれる。

そんな生活を夢見ている人も多いかと思います。
ここで、駐在員の人気や業界について見ていきます。
駐在員の多くは、任期が決まっており3年や5年といったケースがほとんどです。
業界としては、政府機関、金融、総合商社、物流、航空業界、といった所が多いです。中には、製造業の新規工場の立ち上げといった任期が決まっていない人も見かけられます。
特に私が目にするのは「最初は3年って言われてたんだけど、、、気付いたら10年近くいる」という方です。

駐在員として赴任した後に、なんだかんだ現地に帰化する人も多い
駐在員の任期は決まっている様で決まっていない、そんな会社が多いようです。
駐在員のキャリアップについてですが、多くの駐在員は管理職(マネジャー)として海外に赴任されるケースが多く、日本に帰国後も通常通り業務を続ける傾向にあります。
日系企業の多くは、昇進するためには駐在員としての経験が必要といった暗黙のルールを定めている会社もあります。
華々しい駐在員として活躍して日本に帰国後も、昇進や昇格といったキャリアアップが見込めるでしょう。
日本帰国後も駐在員としてのキャリアを活かして昇進・昇格が見込める
一方で駐在員としてマネジメント能力や業務遂行能力が乏しいと判断された場合は、日本への帰国を促され海外赴任前の役職のまま仕事をする人もいらっしゃいます。
私の知り合いでも、コロナをきっかけに会社都合で日本に帰国された方もいます。
(会社は正式に”業務遂行能力不足”とは言わないが)
まとめると
「日系企業の駐在員も昇進・昇格できるかは個人の実力次第だが、昇進する可能性が高い」
です。
日系企業の現地支社、現地法人に転職した場合についてです。
現地採用の場合、駐在員と違い高い給与や手厚い福利厚生はほぼありません。一方で、現地採用のメリットは働く期間や国を自分の意思で選ぶことができる点にあります。
現地採用は、全て自分で決める事ができる
当然、キャリアアップについても自分で決めることが求められます。
考えられる選択肢は以下のようになります。
1.現地法人での昇進・昇格
2.現地企業への転職
3.海外経験を活かして日本企業へ転職
4.別の国へ転職
5.現地で起業
大まかに分けると上記の選択肢があります。
現地採用としてのキャリアアップも十分見込めます。現地採用として働き、現地法人幹部や社長になった人も多く、ローカライズ化が進む日系企業では、現地でのキャリアアップが優遇される傾向にあります。
また、筆者自身も現地採用として働いており、以下のような体験談も書いておりますので、良かったら覗いて見てください。
日系企業との大きな違いは「上司が日本人ではない」という点にあります。
日系企業への転職では、現地法人上層部は日本人の割合が多い傾向にありますが、外資系企業の場合は当然、多国籍になります。
インド人や中国人が上司となるケースも多く、上司や同僚との人間関係等のトラブルも多くなります。
一方で、外資系企業ならではの企業文化や成果主義の強い傾向があり、結果を残せばキャリアアップを見込めます。
主な選択肢は以下になります。
1.現地法人での昇進・昇格
2.本社への昇進・昇格
3.海外経験を活かして日本企業へ転職
4.別の国へ転職
日系企業へ現地採用として転職した場合と似ていますが、転職の基本は「専門性やマネジメント実績を付け、現在の役職よりも上位の役職に転職する」です。
キャリアアップには実力や専門性が必要

市場で評価される実力や専門性を身に付けキャリアアップを成功させよう
最後にローカル企業でのキャリアアップ機会を見ていきます。
ローカル企業は最難関と言えます。
なぜなら、日本人上司も少なく、現地独特の企業文化や昇進制度があるためです。
会社に日本人が1名しかいない場合もあり、英語力や異文化理解は格段に上がりますが、キャリアアップの難易度はかなり高い傾向にあります。
考えられる選択肢を挙げてみます。
1.ローカル企業での昇進・昇格
3.海外経験を活かして日本企業へ転職
4.現地の人脈を作り起業
4.グローバル企業への転職
ローカル企業の場合は、現地でのコネクションを作り現地で起業する人も多い傾向にあります。
「将来的に自分のビジネスを持ちたい」という方はローカル企業への転職も選択肢の一つに入れてみても良いかもしれません。

ローカル企業への転職は難易度も高く英語力も必要だが、得られるメリットも大きい
生活費
最後に、生活費について解説します。
生活費は、給与水準と連動する傾向にあります。
先進国であれば日本よりも物価水準が高い国もあれば、途上国であれば日本の半分以下の物価水準の国もあります。
私が住んでいるタイも、10数年前までは物価が安くて有名でしたが、近年では物価水準も上がってきております。
日本と同じ生活レベルを維持しようとすれば、それなりのお金が必要になります。
先進国であれば高くなり、途上国であれば低くなる
生活費に関しては、個人の趣味趣向によって大きく変動しますので、詳細は転職エージェント各社が算出している、以下のページをご覧ください
その他の地域は「海外転職 生活費 国名」で検索すれば日本人ブロガーがまとめいる記事がありますので参考にしてみてください。
私も近々「タイの生活費」についてまとめてみようと思います。
海外転職におすすめの7つの国や地域を徹底比較
それでは、ここから海外転職におすすめの7つの国や地域について「給与」「言語」「キャリアアップ」「生活費」といった観点から比較をしていきます。
※言語は、海外転職をする際の英語力の必要度を表しています。
高い英語力が身に付くアメリカ

給与 | ◎ |
言語レベル | ◎ |
キャリアアップ | ◎ |
生活費 | ✖️ |
・世界の最先端でテクノロジーを学びたい方
・英語力に自信がある方
・エンジニアや金融分野に秀でている方
世界第一の経済大国であるアメリカは、地域によって盛んな産業が異なります。
東海岸にはシリコンバレーを始めとしたIT分野、ニューヨークにはマンハッタン街で有名な金融分野、製造業は中西部、といった形で幅広い産業があります。
高い英語力を求められ、既にネイティブ並みの英語力を持ち合わせている方にオススメできます。
また、アメリカでの就業経験を活かして日本で外資系企業に進むといったキャリアアップもあります。
一度、世界の中心と言われるアメリカで働いてみませんか?
高い経済成長を誇る中国・香港

給与 | ◯ |
言語レベル | △ |
キャリアアップ | ◎ |
生活費 | ✖️ |
・世界で最も経済成長している国で働きたい方
・IT分野で実績や実力を持っている方
・純粋に中国という国に猛烈な興味を持っている方
中国は、今世界で最も成長している国です。
香港を始めとした地域ではIT分野が大変な盛り上がりをしており、日系企業も多く進出しています。
帝国データバンクによれば、現在中国に進出している日系企業は約1万3600社。製造業を中心とした産業にて、多数の日系企業が進出しています。
(帝国データバンクによる調査結果より参照)
また、私個人としては中国という国自体に大変な興味があります。

中国には、地政学的にも可能性を感じます
政治的な観点から言えば、民主主義ではなく共産主義の一党独裁政治です。アメリカ的な価値観とは相反する企業文化があり、中国内地には未開発の土地が山ほど残っています。
これらの天然資源や、中国4000年の歴史を振り返れば、中国の可能性は極めて高く、触発されるものがあります。
アグレッシブな環境かつ英語力が身に付くインド

給与 | ✖️ |
言語レベル | △ |
キャリアアップ | ◯ |
生活費 | ◎ |
・英語とITを中心に活躍する人材になりたい
・圧倒的な英語力を身に付けたい
・様々な文化に触れて価値観を深めたい
インドは、中国に次ぐ13億人もの人口を抱える大国です。
その上、中国ほど経済発展していない状態にあります。インドの13億人の所得が上昇すれば、日本の経済発展の規模とは比べ物にならないお金が動きます。
また、インドは英語力を身に付けるのに最適な環境と言えます。
様々な国籍の人種が混じり英語の発音も多種多様です。特に、インド英語の発音は非常に独特です。
私は、何度聞いても分かりません…….
日本に住むインドの友人に
「ベストルジャーニー!」
と言われ
「??????」になりました。
「What do you mean??」と聞くと
「良い旅を過ごしてください」と言われました(笑)
『Best of Journey か!!!!』
と納得しました。。。。。
とにかく、インド英語は難しいのです。さらに、彼らは全く間違ったそぶりを見せずに堂々と話します。
こちらのヒアリング能力がないと思わされますが、安心してください。
インド英語が特徴的すぎるのです!!!!(笑)
とまぁこの辺で、話を戻します。
インドは全てがアグレッシブです。インドに一度行けば、人生が変わるとも言われます。
(真偽は分かりませんが)
インド転職は人生が変わるチャンス
ワーホリにもオススメのオーストラリア

給与 | △ |
言語レベル | ◯ |
キャリアアップ | ✖️ |
生活費 | ◯ |
・仕事とプライベートを両方充実させたい
・英語力に自信はないが海外に行ってみたい
・多国籍な友人を沢山作りたい
オーストラリアは、労働者に優しい国であり、VISAの要件や滞在者に対しての就労条件が比較的軽めな傾向にあります。
そのため、世界中からワーキングホリデーとして若い人が働きに来ています。
また、留学システムも盛んな国であり、様々な国々と姉妹都市を結んでいます。
以上の観点から、日本からの留学生、ワーキングホリデー、転職者も多い傾向にあります。

オーストラリアはワーキングホリデーとして転職する人も多い
海外転職の入門編、東南アジア(シンガポールを除く)

給与 | △ |
言語レベル | ✖️ |
キャリアアップ | △ |
生活費 | ◎ |
・発展途上国で活躍できる人材になりたい
・英語力には自信がないが海外転職したい
・初めて海外転職をする人
シンガポールを除く東南アジアの国々は、近年急激に発展している国です。
「タイ」「マレーシア」「ベトナム」には高層マンションが立ち並び、日系企業の進出も進んでいます。「インドネシア」は2億7千万人以上の人口を有しこれから発展していく国と言えます。
「ミャンマー」「カンボジア」はまだまだ発展が進んでいませんが、10年単位で経済動向を見ると着実に成長しています。

東南アジアはこの先10年、20年と着実に成長する傾向にある
東南アジアへの転職では、高い英語力は求められず比較的容易に転職することができます。
日系企業が多く進出する地域においては、日本語人材の希少性は高く、「日本語が話せる」というだけで重宝される事があります。
東南アジアにおける日本人の存在感は強い
筆者自身も「タイ」に転職した身であり、東南アジアの可能性を日々感じております。
東南アジアへの転職を本気で検討している方は、僕自身の体験記をご覧ください。少しはヒントになる事が書いてあります。
外資系企業が多く高い英語力が必要なシンガポール

給与 | ◎ |
言語レベル | ◯ |
キャリアアップ | ◯ |
生活費 | ✖️ |
・アジアの最先端で働きたい
・外資系企業とのコネクションを持ちたい
・英語力を活かして働きたい
シンガポールは、東南アジア諸国の中で頭一つ飛び抜けた存在となっています。
物価は日本よりも高く、街並みも綺麗です。
法人税が安い事で、外資系企業の比率が高まり、世界中からお金持ちが移住してきています。

シンガポールは税金が安く、お金持ちが移住しているイメージがあるね
シンガポールへの転職は、VISA要件が高く「MARCH、関関同立以上の大卒」や「突出した技術者」といった形で入国できる者を制限しています。
自然と高収入な求人が多くなる傾向にあり、20代の筆者も日本円60万以上のオファーが出た経験もあります。
シンガポールは高収入な求人が多い
しかしながら、シンガポールは物価が高く、家賃も高い傾向にあります。
日本と同じ生活レベルをすれば、それなりに生活費が必要になり、余裕のある生活ができるとは限りません。
まとめ-海外転職は情報収集が勝負!
さて、いかがでしたでしょうか。
海外転職の検討材料となる各国の比較をご紹介してきました。
「給与」「言語」「キャリアアップ」「生活費」に焦点を当てて、情報をまとめました。
また、海外転職を本気で考えている方が読んでおくべき記事を下記にまとめています。
海外転職で失敗を避けたい人は、必ず一読しておきましょう。
以上になります。
本記事が、海外転職を検討している方の支えとなれば幸いです。
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今後も「平凡なサラリーマンが突き抜けるNo.1の思考ノウハウ」の発信を続けていきます。
しかし、本業と平行して執筆している故、不定期での更新になります。
それでも、本メディアのコンセプトや記事に共感頂けた方は是非、LINE@の登録をして頂きたい。私が執筆した最新の記事があなたに真っ先に届くようになっているからです。
それでは、以上です。
kou (@Kou_Survive)