この記事に辿り着いた人は「転職相談は誰にするべきなのか?」や「オススメの相談先を教えて欲しい」といった疑問をお持ちのはずです。
「転職」は人生の節目となる選択です。
転職が当たり前になりつつある昨今でも、転職を軽く見ることはできません。また、多くの人は、転職を考える時に身近な人に相談をすることでしょう。
しかし、転職相談をする相手によって、あなたの人生が180度変わってしまうリスクもあります。
人生の大部分を占める仕事領域を決める「転職の相談相手」は、非常に重要です。
そこで、本記事では「転職相談をする時の絶対条件」と「NGな転職相談相手」「オススメする転職相談相手」をご紹介します。
✔️ 転職相談をする時の絶対条件
✔️ NGな転職相談相手
✔️ オススメする転職相談相手

筆者自身も転職した時は、数名の方に相談しましたが、相談した相手によって180度異なる答えが返ってきました。
目次
転職相談は「自分で考える+相談」が基本スタイル
まず最も大切なポイントですが、転職相談は『自分で考える+相談』が基本です。
何も考えずに転職相談をする人は、絶対に転職で失敗します。これは断言できます。
転職相談は『自分で考える+相談』が基本
理由はシンプルで、相談者の色に簡単に染まってしまうからです。
人には種類があります。
例えば、運動が得意な人、勉強が得意な人、サボるのが得意な人、真面目な人、営業が得意な人、内向的な人。
つまり、人の数だけキャリアの数があります。
そして、多くの人は何かしらの”相談”を受けた時は「自分と同じようにしたら良いよ」という考えを根底にアドバイスします。

アドバイスを求められたら自分の知見や経験を教えてしまうよね!

営業で上手くいっている人は、営業が良いと言う。
マーケ職の人は、マーケが良いという。
アドバイスする事は良いのですが、転職相談の場合は、相談者に予想以上に大きな影響を与えてしまうものです。
転職は人生の大きな節目ですからね。
何も考えていない人が、安易に転職相談をすると「隣の芝生は青く見える」で終わってしまいます。
どこの芝生が良いか見定めて飛び込んでしまうでしょう。自分に合った芝生を見つけようとしません。
何も考えずに相談すると「隣の芝生は青く見える」で終わる
転職相談の基本スタイルは『自分で考える+相談』になります。
何も考えずに突っ込むとカモにされて終わる
さらに、何も考えずに転職相談に走るとカモにされる可能性もあります。
「転職」というキャッシュポイントは個人ビジネスレベルで見ると、単価は高い方に位置し、参入ハードルは低いです。
転職エージェントは、転職成功者の年収の3分の1を成功報酬を企業から頂いています。

転職の単価は思ったより高い
何も考えずに「とりあえず相談」をすればカモにされて転職する事になるでしょう。
(とにかく転職決定させられる様に誘導される。)
最近では、そのような悪意ある転職ビジネス屋は少なくなった傾向にありますが….
自考できない人は何をしても成長しない
追加ですが、転職という自分自身のキャリアを自分で考えられない人は、何をしても成功/成長できません。
自分の頭で考える
当たり前のことですが、私自身もまだまだ出来ていない日々です。
キャリアという自分自身に直結する事から、考えてみませんか?以下に、自己分析に関する私の見解を述べています。
NGな転職相談先は?

転職を検討する時に、NGな相談先を記載致します。
”なぜNGなのか”という理由の部分も徹底して書いております。少しでも違和感があれば、ご自身の感覚を大切にされる事をオススメします。
※転職は、人生を左右する重要な節目だからです。
同僚や上司
まず同僚や上司です。
多くの場合「反対」されるからです。
同僚や上司のという同じ会社に勤める人に相談すると2種類の反応をされます。
① 猛烈に反対される
②「良いんじゃない」と軽く言われる
上記の2種類に別れます。
まず、「①猛烈に反対される」についてです。
同僚や上司の中には「あなたに辞められたらマズイ」という状況の人がいます。部下が何人も辞める上司は”ブラック上司”として、上司本人の評価にも影響してきます。
同僚でも似たような状況が存在します。「あなたに辞められたら仕事が増える」という状況です。
両者とも、自分の身の上しか心配していないのです。
そんな人に相談してもメリットは有りません。
続いて「②「良いんじゃない」と軽く言われる」についてです。
そもそも、転職相談を受けるという経験をしてきた人がいるでしょうか?
皆、生半可な相談経験しかありません。人生を左右するような決断に対してアドバイスや助言をした経験が無さすぎます。
軽く肯定してくれますが、決断に対しての責任を負う事はできません。
転職という決断に対して、それなりの責任のある人に相談するべきと言えます。
家族、恋人
次に、家族や恋人です。
こちらもオススメはしません。
家族や恋人であれば、転職の相談相手にふさわしいのでは?と思うかもしれません。
しかし、ほとんどの人は変化を嫌います。
「転職」というワードを聞いただけで拒絶反応を起こす人もいるかもしれません。
人は、現状維持を好む習性にあります。この習性は、人間の基本的な習性の一つなので、なかなか覆す事ができません。

変化を好む人は少数派!
「嫁ブロック」という言葉もあります。
※転職が決まった人が嫁の一言によって転職話を白紙に戻されること
家族や恋人に、転職の意志が定まっていない状態で相談しても嫌な顔をされて終わるでしょう。
もちろん、転職決定後には必ず伝えなければいけませんので、ある程度の下準備をしておく事をオススメします。
ここまで、お読み頂いた読者諸氏は既に分かっておられるかもしれない。
「相談する=転職に前向き」
相談している時点で、どこかのタイミングでどこかの会社に転職する機会を伺っているのが「あなたの本音」ということだ。
オススメな転職相談先は?

それでは、オススメな転職相談先をご紹介します。
こちらも”なぜオススメなのか”という理由について徹底して記載しています。少しでも違和感がある方は、ご自身の感覚を尊重する事をオススメします。
※転職は、人生を左右する重要な節目になるからです。
また、ここからは「具体的な相談内容」についても記載していきます。
10歳程度年上の先輩(社外)
まず「10歳程度の先輩」です。
主な理由は3点あります。
①人生経験がある
②近しい年代で親近感もある
③会社という線引きがない
やはり、転職の相談になれば、年上に相談しておきたいものです。
それも、2.3年の年上の先輩ではなく、できれば10個以上年が離れている方が良いでしょう。

目安は10〜20歳年上が良いかと!
次に、具体的な相談内容です。
ここは、相談相手と自分自身の関係性によって左右されてきます。
例えば、抽象的に「どう思いますか?」と聞いても抽象的でありきたいな回答が返ってくるだけです。
自分は〇〇をしたいけど、△△という点が不安です。先輩の経験からは△△についてどう思われますか?
質問の目的や分野を決めて、回答者に対して明確な回答ができるようにしましょう。
質問力を磨くのも大切なことです。

質問力はビジネス力と言っても過言ではない。
利害関係のない友人
次に「利害関係のない友人」です。
私の個人的なオススメは、学生時代までの友人です。
理由はもちろん「利害関係がない」からです。
利害関係のない友人はオススメ
社会人の友人の場合、どうしても利害関係が生じてしまいます。それが、世の常。
元同僚やお得意さん、紹介で知り合った友人などなど。
社会人の交友関係は増えますが、相談しても余り良いことはあまりありません。”利害”が絡むとどうしても人間は偏った意見を言ってしまいがちだからです。

大学時代までの交友関係は意外に大事。
社会人になっても大事にしておこう
転職エージェントや人材業界のプロフェッショナル
最後に「転職エージェントや転職相談のプロフェッショナル」です。
言うまでもなく、転職エージェントは転職に関してのプロです。外部環境の変化にも敏感であり、求職者の傾向や面接対策もしてもらう事ができます。
20代の人に実際にオススメする転職エージェントを、下記の記事にまとめました。
「とりあえず転職エージェントにしておきたい」という人はリクルートエージェントに登録しておきましょう。

求人数の多さも業界No.1です
また、オススメしたいのが「人材業界のプロフェッショナル」です。
簡単に言えば「現役の転職エージェントではないが人材業界に精通している人」です。
もちろん、利害関係は無い方が良いです。
しかし、一般的な社会人の方の場合、転職のプロフェッショナルな人と連絡を取れる人は少ないでしょう。
そこで、私も実践していたオススメの方法が2つあります。
①Twitter、LinkedIn等のSNS
②求人紹介をしない転職サポート企業
それぞれを詳しく見ていきます。
①Twitter、Linkedln等のSNS

2021年現在では、Twitterを人事広報活動の一環として使用している企業がたくさん存在します。
特に新卒採用に関しては「Twitter就活」という単語が出てくるほどです。(おそらく「Twitter転職」も出てくるでしょう)
Twitter上で「転職のプロフェッショナル」を探してフォローしてDMを送ってみましょう。
まともなメッセージを送れば大概の人は返信してくれます。(私も何度も送った事がありますし、送られた事もあります)
顔の分からない赤の他人にDMを送るのは、なかなか難しい事ですが慣れたら簡単です。

最初は難しいけど慣れたら簡単!何事も同じ
また、Linkedlnはようやく日本に上陸してきた感覚ではありますが、かなり使えます。
Linkedlnは”実名、顔出し”の人が多く、Twitterよりも安心感があります。ただ、正直な所アッパー層やそれなりにビジネス経験を積んできた方しか使えない印象があります。
ただ、登録しておいて損はないでしょう!
②求人紹介をしないサービス
2020年頃から「求人紹介をしない転職サポートサービス」を運営している会社が出てきた印象を受けています。
具体的な求人紹介をせずに、あくまでも自己分析やキャリアプランの育成と行動などに力を注いでいるサービスと見ています。
オススメのサービスプランをいくつかご紹介しておきます。
いずれのサービスもやはり”サービス”なので有料という点はネックですが。
「転職のプロフェッショナル」からサポートを受ける事ができます!
そもそも誰にも相談しない
そして、私が密かにオススメする方法は「誰にも相談しない」です。
そもそも転職という意思決定に最終的な責任を負えるのは”自分”しかいない、という論理の場合、誰にも相談する必要はありません。
自分の人生に責任を取れるのは「自分」だけ
かなり偏った考えかもしれませんが、なんとなく相談して周囲を振り回すのであれば、1人で意思決定してサッサと行動した方が良いかもしれませんね。

誰にも相談しない選択も残しておこう
終わりに-転職相談は「相手」が命。10年単位の時間を無駄にするな。
さて、いかがでしたでしょうか。
ここで本記事の重要なポイントを振り返ります。
①転職は「自分で考える+相談」が基本スタイル
②転職相談は「何を得たいか」を明確にすること
③転職相談は「相手」が重要
①同僚や上司
②家族や恋人
①10歳程度年上の先輩
②利害関係のない友人
③転職エージェント
④転職のプロフェッショナル
以上になります。
最後になりますが、転職は人生の大きな転換期に値します。だからこそ、意思決定に必要な相談相手は慎重になる必要があります。
10年単位の時間を無駄にしなければ、必ず有意義な人生を送ることができます。
本記事が、あなたの転職の成功に近づけば幸いでございます。
それでは、以上です。
kou (@Kou_Survive)