はじめに ▶︎

【海外転職の当たり前とは】海外転職で失敗しない考え方と抑えておきたい3つのポイントをご紹介。

本ページにたどり着いた人は「海外転職と国内転職の違いとは?」や「海外転職で失敗しない方法とは?」という疑問をお持ちのはずだと思います。

海外転職と国内転職では、企業側の思惑は大きく異なるのが実情です。そのような違いをよく認識しないまま、転職活動をすることは非常にリスキーです。

また、「海外転職」にはいくつかの種類があります。駐在員、日系企業の現地採用、外資系企業の現地採用、などの種類があり、それぞれにおいて求められる経験や考え方、人物面が異なります。

特に、海外転職と日本国内における転職には、主にマインド面での違いが見受けられます。

海外転職と国内転職の違いは「マインド」にある

筆者自身も20代で海外転職を成功させた経験があり、海外と日本国内の転職には大きな違いがある事を実感しました。

詳しい自己紹介は以下をご覧ください。

それでは、詳しく見ていきましょう!

海外と日本の「転職回数」の違い

まずご紹介したい点が「転職回数の違い」です。

郷に入っては郷に従え」という言葉があります。海外では、日本の当たり前が通用しないのは当たり前であり、海外ならではの”当たり前”が存在します。

つまり、国民性やその国のビジネス習慣によって「転職への捉え方」も当然異なります。

一言で表すと

海外では転職が当たり前

です。

海外は日本に比べて「転職」に前向きな傾向有り

日本のように「1つの会社で生涯勤め上げる」や「転職は年収が下がりリスクがある」といった考え方はあまりありません。

日本国内でも、近年「転職が当たり前」に近づいていますが、まだまだ欧米諸国に比べれば転職回数は少ないのが現状です。

ここで、各国の在職年数を比べてみましょう。
※在職年数は1つの会社の勤続年数。

国名在職年数
日本12.1年
アメリカ4.2年
イギリス5年
中国2年

参照:国際労働比較2016年/ 独立行政法人 労働政策研究・研修機構
https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/databook/2016/documents/Databook2016.pdf

日本の平均勤続年数が12.1年であるのに比べて、各国の勤続年数は短い傾向にあります。特に、学歴社会と言われる中国では、多くの人が短期での転職を繰り返していることが分かります。

欧米諸国では、日本に比べると「転職は当たり前」なんです。

実際に、私が働いているタイ🇹🇭でも転職は当たり前です。

給料が良く福利構成が充実している会社に”すぐに”転職します。(笑)

とにかく、海外では転職が当たり前です。

なぜ、日系企業は転職回数にうるさいのか?

多くの日系企業の人事部は、転職回数の多い人よりも転職回数の少ない人を好む傾向にあります。

面接後のフィードバックでは、みな口を揃えて

転職回数から、定着に懸念がある

と言います。

残念だが、私から言わせれば

「社員に定着して貰えない会社を作っている方が問題」なわけです。

会社と従業員はあくまで対等。
両者がお互いに選ばれなければいけない。

しかし、これはあくまで理想論。

なぜ、日系企業では転職が容認されにくい風潮になっているのかを原因を探ってみましょう。

日本は「強調性」が重視される社会だから

日本人は「和」の文化です。

私自身、海外に出て再認識した点として、日本人以上に他者を想いやり配慮できる民族はなかなかいない、ということです。

例えば、「割り勘」がありますよね。

あれ、海外にはほとんどありません。特に欧米では。最初はびっくりしましたが、とにかく割り勘はありません。

みんなその場のノリや気分で払っている感覚….

私生活の観点からビジネスマナーに至るまで日本人は「協調性」が重要視されます。

協調性」は良い時もありますが、悪い時もあります。

日本独特の「和」の文化が転職回数にも影響しているのではないかと思っています。

(もちろん要因の1つ)

転職する人に対して「会社を裏切った」や「自分だけ良い所に行った…」と考えてしまうのが協調性の悪い一面です。

海外諸国の転職に対する考え方は?

海外諸国は、在職期間の年数からもお分かりのように転職に対する捉え方は日本と大きく異なります。

私の実体験も含めて『家族>会社』である人が多い傾向にあります。

会社よりも家族を優先する考え方であり、日本では「会社が1番大事」や「会社の飲み会で土日を使う」が当たり前かもしれません。

しかし、海外では違います。
家族」が1番優先。仕事は二の次です。

自分や家族の幸せのために、少しでも給料が良く福利厚生が良くて家から近い仕事に就きます。

なので、自然と転職回数も増えてくるわけです。

会社よりも家族優先の考え方が強い

会社と社員はあくまで対等。労働契約で成り立っている

What is the Employment Contract? - Fond Sector B

会社で働く場合「雇用契約書」が存在します。海外では「Employment contract」です。

日本であれば、雇用契約書は書面上の手続きだけであり、雇用契約書に記載されていない”暗黙の了解”なるものが存在する会社が多いです。

例えば、雇用契約書には「残業無し」と記載されているが、実際にはサービス残業がある。他にも、雇用契約書には「土日出社無し」と記載されているが、2週間に1回の土日出勤がある場合もある。

「ブラック企業」は、雇用契約書に記載のない内容を平気で行わせる

しかし、海外の場合は「Employment Contract」の内容がそのまま適用されます。

海外の方が「雇用契約書」に忠実

「残業無し」と記載されていれば、当然残業はしませんし、「土日出社無し」と記載されていれば土日に出社する人は誰もいません。

また、日本のような”暗黙の了解”なるものがあまり存在せず、サバサバしている感覚があります。
(もちろん会社により様々ではある)

海外の場合、ワークライフバランスを重視する傾向にある

会社の看板ではなく、個人の看板が強い

実際に、海外で働いて感じる事として「会社よりも個人」という毛並みが強いと感じます。

例えば、メールにも現れます。

日本の場合「会社名+名前」という形で、会社名を名前よりも先にします。

しかし、海外の場合は名前が先です。

会社の看板で仕事をする、というよりも、個人の看板で仕事をする、方が強いと感じます。

会社の看板よりも、個人の看板を重視する傾向にある

これは、転職時にも適用されます。

海外転職の場合、即戦力を期待されます。「あなたが入社したら、どんなメリットや効果がありますか?」と聞かれます。

業界に精通している人であれば、業界の繋がりや関係性をどのくらい持ってこれるのか?と普通に聞かれます。

海外転職を検討している人は、個人の強さや繋がりを強化しておく必要があるでしょう。

海外転職で抑えた方が良いポイントとは?

それでは、海外転職をする上で抑えておいた方が良いポイントをご紹介します。

海外転職の3つのポイント

①環境を選択する力。環境はめっちゃ大事

②給与交渉は面接後すぐに行う

③転職エージェントを使い倒せ

上記の3点です。
それぞれを詳しく見ていきます。

環境を選択する力。人は環境によって簡単に変容する

海外転職を考えている読者諸氏は、既に熟知しているかもしれないが、改めて言わせて頂きます。

「環境はめっちゃ大事」です。

大事なので、もう一度。

環境選択はめちゃめちゃ大事です!!

以前、以下のようなツイートもしました。

人生は付き合う人によって左右される。

30人のクラスで28人が東大・京大に行くクラスだとあなたもそのレベルになる。逆に、28人がヤンキーで遊び呆けていたら、もちろん私も遊び呆けている。人はそんなに強くない。環境によって右往左往する。そう思うと「環境を選択する力」って重要ですよね。

海外転職となれば「どこの国に行くのか」はとても重要な要素になります。

海外転職の目的にもよりますが、国の選択は慎重に行う方が良いでしょう。

国によって食事/ビジネス環境/文化/言語も違う

当たり前だけど国の選択はとても重要

給与交渉は内定オファーが出る前に。オファー後にゴネても遅い。

次に、企業側との交渉についてです。

海外転職の場合、日本国内に比べて給与の基準値があまり定まっていません。

日本国内であれば、一定の学歴、言語力、業界経験、マネジメント歴などで給与が決定します。

しかし、海外の場合は基準値があまり定まっていません。

なので、交渉次第で大きく給与レンジが変わってきます。

海外転職こそ交渉が必要

そして、給与交渉はタイミングがとても重要です。

私が断固としてオススメするのは、一次面接が終了したタイミングです。

給与交渉は”一次面接終了後”に行うこと

よくある失敗例が、内定オファーが出た後に給与交渉を行うケースです。

内定オファー」の後に給与交渉は、最悪です。私自身も失敗した経験があります。

失敗する理由は、内定オファーは全てが決まった後に行われるからです。

企業は社内で予算は給与の計算を行い、人事の承認を得て内定オファーが出されます。
内定オファー後に給与交渉をしようしても、企業側は、最初から給与の計算等の諸々の手続きをしなければいけません。

多くの場合、給与交渉ができずに失敗します。

なので、給与交渉は「一次面接終了後」に行いましょう。

転職エージェントを上手く使う。無料で使えるものはひたすら使う。

最後に、海外転職を円滑に進めるために、転職エージェントを有効活用しましょう。

海外転職の際は「リクルートエージェント」を使いました!

海外転職の場合、国内での転職活動に比べて情報量が少ないのが現実です。

特に、日本在住の場合は、海外企業のリアルや現地の正確な情報はなかなか掴むことができません。そこで、海外転職のエージェントを使うことをオススメします。

海外転職こそエージェントを活用して情報収集をしよう

日本在住の人で、海外転職を検討している人はまずは「リクルートエージェント」に登録しておきましょう。
求人数も圧倒的に多く、サポートも充実しています。

リクルートエージェントの詳細を見る  ▶︎

また「自分に合う転職エージェントを見つけたい」や「海外転職に強い転職エージェントはどれ?」という疑問をお持ちの方は以下の記事をご覧ください。

「年齢」「目的」「これまでのキャリア」「語学力」から、あなたに最適な海外転職エージェントをご紹介しています。

🔸合わせて読みたい🔸

まとめ:仕事は「自分と家族の幸せ」のための手段です!

さて、いかがでしたでしょうか。

ここまで、海外転職と国内転職の当たり前の違いをご紹介してきました。

海外転職の当たり前

①海外は転職が当たり前

②会社と従業員はあくまで対等

③労働契約以上でも以下でもない

続いて、海外転職を検討する際に抑えておきたいポイントについてです。

海外転職で抑えておきたいポイント

①環境選択は超重要

②給与交渉は一次面接終了後に行う

③海外転職こそ転職エージェントを活用する

以上になります。

仕事は、あくまでも手段です。
人生を豊かにするために海外転職という手段を使うだけです。

決して、海外転職が目的にならないようにしましょう。
本記事が、あなたの海外転職の成功の支えになれば幸いです。


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今後も「平凡なサラリーマンが突き抜けるNo.1の思考ノウハウ」の発信を続けていきます。

しかし、本業と平行して執筆している故、不定期での更新になります。

それでも、本メディアのコンセプトや記事に共感頂けた方は是非、LINE@の登録をして頂きたい。私が執筆した最新の記事があなたに真っ先に届くようになっているからだ。

それでは、以上です。
kou (@Kou_Survive

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