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ベトナム移住の仕事は?
ベトナムで働く日本人は?
50代以上も仕事はある?
本ページにたどり着いた方は、
・ベトナム移住での仕事は?
・ベトナムで働く日本人の現状は?
・50代以降でもベトナム転職はできる?
という疑問や不安をお持ちのはずでしょう。
ベトナム移住を考えている人は、「ベトナム移住後の仕事は?」や「ベトナムで働く日本人は?」という悩みが尽きないはずです。
そこで本記事では、ベトナム移住の仕事や、ベトナムで働く日本人の市場感、仕事の選び方を中心に解説します。

東南アジアでの転職支援を4年してきた私が解説します
ベトナムで働く日本人や、転職市場の現状を超わかりやすく解説します
目次
ベトナムに移住する日本人の主な仕事の種類

早速、ベトナムに移住する日本人の主な仕事の種類を見ていきましょう。
幅広い種類の仕事がありますが、現実的には「駐在員」もしくは「現地採用」になります。

ベトナムには、2025年時点で約3,000社以上の日系企業が進出しています
・駐在員
・日系企業の現地採用
・外資系、ローカル企業の現地採用
・フリーランス
・日本語教師や飲食店など
・ベトナム現地での起業
それぞれを詳しく見ていきましょう。
① 駐在員
まず王道の「駐在員」です。
ベトナムには、2025年時点で約3,000社以上の日系企業が進出しています。
進出企業数の分だけ、駐在員として活躍されている人がいます。

ベトナム進出の日系企業数の推移
・2020年以降から伸び続けている
・約3,000社超え
・ベトナム現地で事業拡大中の企業が多い
JETRO(ジェトロ)の2024年度「海外進出日系企業実態調査」のレポートでは、ベトナムの日系企業の今後の展開意欲は「6割以上が事業拡大を狙う」と回答していました。
上記のようなベトナム市場の中で、日本からの駐在員は、今後も安定して増えていくことが推測できます。

駐在員に求められる役割や責任とは?
駐在員は、日本本社と現地企業との橋渡し役であり、かなりタフな仕事が求められます。
製造業の駐在員がこなしている業務内容を簡単に見ていきましょう。
駐在員の役割・責任
・日本本社と現地拠点の橋渡し
・現地組織のマネジメント
・取引先対応や交渉
・品質管理やプロセス管理
・新たな販路拡大、売上向上
・法務、コンプライアンス対応
・新規事業
など
特に、日系企業がベトナムでビジネス拡大を図る際、その戦略的拠点として駐在員の役割が重視されます。
例えば、日系企業の86%が従来、日系企業同士の取引を主要ターゲットとしてきたものの、競争激化を背景に現地ベトナム企業や外資系企業への営業拡大を意識しているという報告もあります。
日本本社との橋渡し機能を担いながら、新たなビジネスの構築までしなければいけないのです。
その分、給料は高く日本で貰っていた給与の1.5倍〜2倍程度になります。
仮に、年収500万円であれば「年収750万円から1,000万円」まで跳ね上がります。
また、待遇においても魅力的なポイントがあります。
駐在員は通常、現地での生活費や住居費、教育費などが会社から支援されます。

豪華な現地のコンドミニアムに会社の費用で住めるので、生活の質が大幅に上がります
ちなみに、駐在員採用を目指す人は、「Samurai Job」を使うのがおすすめです。
海外未経験から海外駐在を募集している求人も多く、大手転職エージェントであるJACリクルートメントが運営していて安心のサポート体制もあるからです。

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今すぐのベトナム転職を考えていない人は、「ビズリーチ」でベトナム駐在案件の情報を入手できるようにしておきましょう。
私も約5年間、ビズリーチを利用していますが、定期的に面白そうなベトナム駐在の求人情報を送ってくれるので参考になります。
② 日系企業の現地採用
ベトナムに進出する日系企業が増えるに従い、現地採用として働く日本人も増えています。
現地採用とは、駐在員として本社から派遣されるのではなく、ベトナムに現地拠点を持つ企業がベトナム国内で直接雇用する形です。
例えば、下記のような企業が多く進出しています。
ベトナム進出中の業種
・自動車メーカー
・自動車部品メーカー
・電子機器、EMS
・機械部品、金型
・商社、国際貿易
・建設、インフラ関連
・物流、倉庫、輸送
・IT、DX関連
・人材紹介、人材派遣
・金融、保険
・飲食、ホテル、小売
など

現地採用の求人で多いのは、製造業の営業・生産管理・品質管理といった職種です
ここで、日系企業のベトナムでの累計投資額を見てみます。
製造業、金融・保険、不動産といった順番に投資額が多く、日本とベトナムでの戦略的パートナーシップが様々な業界で築かれていることが分かります。

ベトナム現地採用に求められる役割・責任を見ていきましょう。
イメージとしては、駐在員より業務量は少なめですが、それでもベトナム現地法人での「顔」として高いレベルの業務が求められる会社もあります。
現地採用の場合、「営業」「生産管理」「品質管理」といった職種別の採用が一般的なので、駐在員のような部門間を横断するような業務はあまり求められません。
しかし近年では、現地採用でも拠点長クラスやMD(マネージングダイレクター)クラスの管理職も増えています。
管理職になれば、駐在員とほぼ同じレベルの業務が求められるのに対して、給与や福利厚生は駐在員よりも劣ってしまう、という現象も起きています。

ベトナム現地採用の給与水準はどのくらいですか?
ベトナム現地採用の給与相場
・一般事務:1,500USD〜1,800USD
・営業職:2,000USD〜3,000USD
・営業マネージャー:2,500USD〜3,500USD
・ITエンジニア:2,000USD〜3,500USD
・専門職:3,000USD〜4,500USD
・工場長レベル:3,000USD〜5,000USD
現地採用の場合、住居、通勤、保険などは、基本的に自分で準備する必要があります。
駐在員に比べると福利厚生で劣ってしまう点が、現地採用のデメリットです。
③ 外資系、ローカル企業の現地採用
続いて、現地採用でも外資系企業・ベトナムローカル系企業の現地採用で働いている日本人もいます。
日系企業での現地採用に比べて、給与・待遇・求められる役割はバラバラです。
外資系やベトナムローカル系企業の現地採用で働く多くの日本人は、ベトナムでの就業経験を数年以上持っている人が多いです。
日本からベトナムに転職して、いきなり外資系・ローカル系で働く人は少ないです。

外資系やベトナムローカル系企業で働くメリット・デメリットは?
それぞれのメリット・デメリットを確認します。
外資系・ローカル系企業のメリット
・給与や福利厚生が日系企業より高い場合も多い
・賞与やインセンティブ比率が高い
・成果主義で昇給や昇格がしやすい
・日系駐在員との比較に悩まされない
・総じて、自由で柔軟性が高い
一方で、外資系・ローカル系企業ならではのデメリット・注意点が多いのも事実です。
外資系・ローカル系企業のデメリット
・福利厚生は日系より薄い
・突然の解雇など安定性は低い
・就労ビザが降りないケースもある
・英語もしくはベトナム語ができなければ難しい
・総じて、サバイバル能力の低い人には不向き
外資系・ローカル系企業は、優秀な人には日系企業よりも高い給与・待遇を与えますが、成果を出せない人・企業側から雇用するメリットが無いと判断された人には厳しいです。
いわゆる、「Up or Die」の世界です。
ベトナムでの就業経験をある程度保有している人や、専門性、ずば抜けた営業力、ベトナム語能力などを持っている人でなければ、長続きしないでしょう。
④ フリーランス
ベトナムに移住して「フリーランス」として働く日本人も少しずつ増えてきています。
いわゆる「ノマドワーカー」ですね。

朝はコンドミニアムのプールで泳いで、昼は仕事して、夜はベトナムの繁華街で楽しむ、、、
日本での生活に疲れた人は、「ノマド」が夢ですよね…
しかし実際は、簡単にフリーランスでベトナム移住ができる訳ではありません。
まず前提として、生計を立てる収入源は全て自分で確保しなければいけません。
主に、下記のようなノマドワーカーが多いです。
ベトナムに多いフリーランス
・ベトナム語通訳、翻訳
・Webデザイナー
・ITエンジニア
・Webライター
・Webマーケティング
・営業代行
・プログラマー
・物販
・ブロガー
など
ただ注意点として、ベトナムには「フリーランス専用の就労ビザ」が存在しないため、合法的に働くには会社を設立するか、現地企業との契約を通じてビザを取得する必要があります。
観光ビザや学生ビザでの就労は違法とみなされ、摘発されるリスクもあります。
近年はデジタルノマド的な働き方を選ぶ人も増えていますが、ベトナムにはビザがありませんのでグレーゾーンになります。

観光ビザを更新し続けたり、ベトナム人配偶者を見つけたりするのが最善の方法ですが、とにかく不安定です
ベトナムでは、長期滞在者向けの新しいビザが検討されつつありますが、まだ実用化には至っていません。
ビザの最新情報については、下記のベトナム移住に関する記事でもまとめています。
⑤ 日本語教師や飲食店など
ベトナムで日本人が働く手段として「日本語教師」や「飲食店」なども人気です。
特に、ホーチミンやハノイの語学学校、大学、日系企業向けの研修などで求人が見られ、未経験でも採用されるケースがあります。
ただし、給与水準は高くありません。
月収は1,000ドル前後が目安で、生活は可能ですが大きな貯蓄は期待しにくいのが実情です。

日本語教師は、比較的簡単にできそうなので、給料は安いですよね…
日本語教師の求人例
・ハノイでの日本語教師
・雇用形態:正社員
【仕事内容】
・「みんなの日本語」「大地」「NEJ」を使った初級日本語授業
・中級日本語授業
・JLPT対策授業や会話授業
・日本就職のための面接対策
・1週間で16~20コマの授業を担当(1コマ45~50分)
・授業は、初級から中上級のクラス授業、JLPT対策などを担当
【必須要件】
・学歴:4年制大学卒業(ワークパーミット取得に必須)
・語学:不問
・経験:ベトナム国内外での3年以上の勤務経験
【給与・待遇】
・給与(GROSS):1,500~3,000USD程度
・試用期間:2ヵ月(給与変更なし)
・賞与:年1回支給
・交通費(タクシー代を支給)
・健康診断(年1回)
・予防接種(A,B型肝炎、日本脳炎、破傷風、狂犬病)
・昼食手当
・初回ベトナム渡航時の航空券
・海外医療保険加入
Kamome Asiaより引用
日本語教師に求められるのは、大学を卒業していることと、社会人経験が3年以上ある点のみです。
英語やベトナム語は必要ありませんので、応募のハードルは低いですよね。
しかしその分、給与・待遇面が低いです。
日本語教師としての「資格」を保有していると、給与・待遇面も少しは良くなるみたいです。
日本語教師・飲食店の給与水準
・日本語教師:月給1,000〜1,500 USDが中心(生活は可能だが貯蓄は難しい)
・飲食業シェフ:高いスキルがあれば2,000USD超えも可能
・飲食店スタッフ:600〜1,000 USD程度で、ローカルと同水準
⑥ ベトナム現地での起業
最後に、ベトナム現地で起業する人も稀にいます。
しかし、難易度が高いため、凡人にはおすすめできません。
実際にベトナムで起業され、活躍されている人の具体例を見ていきましょう。
ベトナム現地での起業成功例
Pizza 4P’s 益子洋介氏と高杉早苗氏
・2011年にイタリアンレストランをベトナムで設立
・地元食材やチーズの自社生産などに力を入れる
・元サイバーエージェント出身者
▶︎詳しいインタビュー記事へ
KAMEREO CEO 田中 卓(たなか たく)氏
・飲食店向けBtoB仕入れプラットフォーム
・外資系証券会社「クレディスイス」出身
・Pizza 4P’s に転職後、「KAMEREO」を創業
▶︎詳しいインタビュー記事へ

ベトナム現地での起業例は、「飲食」に関連する事業が多かったです
起業して成功している人は、ベトナムで数年間の就業経験を積んだ後に起業されています。
日本からベトナムに来て、いきなり起業するのは言語面でもビザ面でも、ハードルが高いのでおすすめはしません。
以上ここまで、ベトナムに移住する日本人の仕事を6つ紹介しました。
・駐在員
・日系企業の現地採用
・外資系、ローカル企業の現地採用
・フリーランス
・日本語教師や飲食店など
・ベトナム現地での起業
ベトナム移住者に多い海外転職ルート

続いて、ベトナム移住者に多い転職ルートを紹介します。
ベトナムでの就業経験を持ってない人や、何度かベトナムに旅行に来ていた人などは、下記の方法が最も現実的なベトナム移住ルートになります。

ベトナム人の家族や知り合い、会社繋がりの人がいる場合は、下記以外の選択肢もあります
・日本でベトナム駐在前提の求人に応募する
・ベトナム現地採用に強い転職エージェントを使う
・駐在員から現地採用への切り替え(逆も然り)
それぞれの転職ルートを細かく見ていきましょう。
① 日本でベトナム駐在前提の求人に応募する
まず、日本で「ベトナム駐在前提の求人に応募する」のが、王道の駐在員を狙うパターンです。
入社時点では日本本社に在籍し、数年後にベトナム現地法人や子会社に出向される求人です。
海外勤務の経験がなくても挑戦できるのが特徴ですね。
駐在前提求人では、ビジネスレベルの英語力や異文化理解能力があると採用されやすくなります。
また、営業や企画、経理、人事などの本社業務経験があると、現地法人の立ち上げや運営に役立つため有利です。

駐在前提の求人は難易度が高そうですが、どんな人なら内定を獲得できますか?
東南アジアでの転職エージェント業務を経験している私目線ですが、大前提、経験が活かせる求人です。
同業界・同職種だと、可能性が高くなります。
また、第二新卒は、正直難しいのが現状です。

高待遇のベトナム駐在切符を手に入れるのは難しいですが、狙いどころの企業を選定する戦略もあります
例えば、自動車系企業の「ティア2」や「ティア3」の企業だと、高確率で駐在員の切符を掴み取れます。
中堅BtoB企業で、以下の条件に該当する企業一覧もChat GPTで出してみました。
ベトナム駐在の可能性が高い企業
・従業員数300名以上、3,000名以下
・年間売上高10億円以上、1,000億円以下
・平均年収500万円以上
・ベトナム現地グループ企業を持っている会社
⬇︎
・武蔵精密工業(Musashi Seimitsu)
・アイシン(Aisin / Aisin Group の関連会社)
・ジェイテクト(JTEKT)
・トーカイリカ(Tokai Rika)
・Tsubakimoto (椿本チェイン)
・NTN(日本精工)
・Nidec グループ
・ヤマハ発動機
・ブラザー工業
・日本ホイスト
上記で抽出した、駐在員の可能性が高い企業に転職したいなら、製造業・メーカー企業の転職に強い「タイズ」がおすすめです。
関西発祥のメーカー企業への転職実績が豊富で、将来的にベトナム駐在を検討している求人も多いです。

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他にも、JACリクルートメントが運営する「Samurai Job」や、「ビズリーチ」にも、ベトナム駐在前提の求人が多数募集されています。
② ベトナム現地採用に強い転職エージェントを使う
続いて、駐在員ではなく「現地採用」でのベトナム移住を狙う方法です。
ベトナム現地に強い転職エージェントを利用するのがおすすめです。
ベトナム転職は、日本人向けの求人数が少なく、優秀な転職エージェントと良好な関係性を築くことが大切だからです。

ベトナム転職は、エージェントの優劣によって成功可能性が変わります!
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リクルートエージェント
ベトナム転職支援実績も豊富
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転職サイトも併用利用できる
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ベトナム現地の情報に強い
ベトナム現地採用に強いエージェントは、ハノイやホーチミンでの企業ネットワークを持っています。
非公開求人や最新の採用情報にアクセスできるのが大きなメリットです。
日本で働きながらも、オンライン面談や書類添削、現地での面接サポートなど、手厚い支援を受けられるため、海外経験がない人でも安心して挑戦できます。
③ 駐在員から現地採用への切り替え(逆も然り)
ベトナム移住を目指す選択肢として、「駐在員から現地採用になるパターン」や、逆の「現地採用から駐在員になるパターン」もあります。
よくあるパターンとして、ベトナム駐在後、日本に帰国したが、「ベトナムに戻りたい」という形で現地採用で転職するパターンです。

ベトナム駐在を経験したら、日本での仕事が面白くなくなってしまいました…
自由で裁量権の大きなベトナム現地で、もう一度働きたいです
ベトナム現地採用の求人では、当然駐在員経験を求める求人が多く、ベトナムでの駐在員経験があれば50代以降でも十分転職できます。
駐在員から現地採用での転職は、企業側担当者と求職者側担当者が同じ「両面型」の人材紹介会社を使うのがおすすめです。
企業側の内部情報や他ライバル求職者の情報にも精通していることから、高い確率で納得の転職ができるからです。
JACリクルートメントが運営する「Samurai Job」が両面型人材紹介会社で最もおすすめです。

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逆に、現地採用から駐在員採用への切り替えは、少々難易度が高いです。
個人的なおすすめは、「転職」よりも「同一会社内での転籍を狙う」が良いと感じています。
駐在員待遇は、企業規模や業界によってもマチマチなので、現地採用としてある程度働き、駐在員の待遇や仕事のハードさを感じてから駐在員切り替えを狙う方が良いからです。

現地採用から駐在員への切り替えは、本人の努力以外にも企業側に雇用形態を変更する大義名分がなければ実現しにくいのが現実です、、、
ベトナムで働く日本人の平均給与は?

早速、ベトナムで働く日本人の平均給与を見ていきます。
「駐在員」と「現地採用」で給与及び、待遇面がかなり異なるので、それぞれを分けて解説します。
まずは、駐在員です。
ベトナム駐在員の給与相場(年収)
・経営層:1,500万円〜3,000万円
・部長級:1,000万円〜1,500万円
・課長級:800万円〜1,200万円
・係長級:500万円〜800万円
駐在員で最も多いのが「部長級」です。
日本で課長級の人がベトナムに出向した場合、「部長級」にワンランクアップして年収もグッと上がります。
また、20代後半や30代前半の係長級やトレーニング生でも、年収800万円近くを貰えることも多いです。
東証一部上場企業や総合商社は、特に給与が高いことで有名です。

駐在員は、高い給与に加えて福利厚生も手厚いんですよね
駐在員の一般的な福利厚生は、以下の通りです。
駐在員の福利厚生
・住宅支給
・社有車、ドライバー付き
・教育手当
・海外医療保険
・一時帰国費用
・海外駐在員手当
など
ベトナム現地での家賃や交通費はほとんど掛からないため、貯金もできます。
5年間の駐在期間で、2,000万円貯金した、という人もいました。

駐在員は、高い額面給与と福利厚生があるので、競争率も高いです
続いて、ベトナム現地採用の給与相場です。
ベトナム現地採用の給与相場
・一般事務:1,500USD〜1,800USD
・営業職:2,000USD〜3,000USD
・営業マネージャー:2,500USD〜3,500USD
・ITエンジニア:2,000USD〜3,500USD
・専門職:3,000USD〜4,500USD
・工場長レベル:3,000USD〜5,000USD
より詳しいベトナム現地採用の給与相場を確認したい人は、求人サイトを比較したり、転職エージェントに聞いてみたりするのがおすすめです。
給与相場は、短期間で変動することも多く、「最新情報」を知っておくだけでも有利に立ち回れます。
ベトナム現地採用の給与相場や、現地採用はやめとけと言われる理由について、下記の記事で詳しく解説しています。
ベトナムで働く日系企業の求人例
ここからは、具体的な求人を見ながら、ベトナム移住での仕事イメージを高めていきましょう。

実際、ベトナムで働く日系企業の求人例は?
駐在員、現地採用、50代以降向けの求人内容は?
下記のような求人が掲載されていました。
ベトナム駐在員前提のMD候補求人は、ビズリーチに掲載がありました。
企業名は非公開ですが、専門商社の企業です。

「鉄鋼・鋼材」というキーワードから、鉄鋼関連の専門商社であることが推測できます。
年収は800万円〜1,200万円と高待遇でした。
求人内容から推測できること
・日本本社勤務は最大1年程度
・鉄鋼や鋼材の輸出入や販売がメイン業務
・ほぼ即戦力でなければ難しい
ビズリーチで「ベトナム駐在」などで検索すると、ベトナム駐在前提の求人を多数確認できます。
続いて、ベトナム現地採用の求人例を見ていきましょう。
ベトナム現地法人のITエンジニアの求人が、「べとわーく」に掲載されていました。
「べとわーく」は、ベトナム現地で人材紹介を行なっており、日本人のベトナム現地での転職支援に強みを持っています。

ITエンジニアの経験があれば、20代からも挑戦できる求人でした。
月給合計は、2,400〜3,600 USDとのことで、現地採用の中では高水準です。
続いて、50代以上のシニア層向け求人も「べとわーく」で確認できました。
機械エンジニアで、電気・上下水道の設備管理を行うエンジニアを求められていました。

こちらも企業名は非公開でしたが、月給3,000USDの求人でした。
機械エンジニアとしての経験があれば、50代以上からベトナムで活躍できます。

年齢が高くなるにつれ、即戦力としての経験・スキルが求められます
20代であれば、未経験からでも内定を獲得できます
ベトナム移住で働く際の3つの注意点

ここまで、ベトナム移住後の仕事について、具体的な求人例を確認してきました。
ベトナム移住で働く際の注意点をまとめていきます。
・労働許可は大卒が求められることが多い
・現地採用は駐在員と比較されがち
・試用期間不通過や突然の解雇も多い
それぞれを詳しく見ていきましょう。
① 労働許可は大卒が求められることが多い
ベトナムの「労働許可証(Work Permit)」は、4年生大学の卒業資格が必須の場合が多いです。
ベトナムのビザ要件は、周辺の東南アジア諸国に比べて若干厳しく、労働許可の申請要件の一つに「大学卒業以上の学歴または同等の専門知識・経験」が含まれているからです。

大卒以外の人は、労働許可証が降りないんですか、、、?
結論、3年以上の社会人経験がなければ、大卒以外「不可」が多いですが、専門職だと高卒でも労働許可が取れる場合も多いです。
しかし中には、雇用元のベトナム現地法人側でさえ、ビザ要件についてしっかりと把握できていないこともあります。
内定通知を貰い、ベトナムに渡航した後、やっぱりビザが取れませんでした、、、というケースも稀に発生します。

ベトナムの労働許可は厳しいことで有名です
労働許可証が取れるまで、必要な準備や対策を行いましょう
ビザ取得の考えられうる対策
・学歴証明書は英語で発行する
・職歴証明や在籍証明書も英語で発行する
・内定企業での現地採用実績を把握する
・ビザエージェントの使用有無を確認する
など
その他、ベトナムより労働許可証が取りやすい「タイ」や「インドネシア」への就職を目指す方法もあります。
② 現地採用は駐在員と比較されがち
ベトナムで現地採用として働く場合、かなりの回数で駐在員と比較されます。
自分自身でも、駐在員と比較してしまいがちです。

駐在員は、エキスパートみたいな感覚ですもんね…
どこか萎縮してしまう自分もいます、、、
現地採用は現地の給与水準に基づくため、駐在員と比べると給与や福利厚生が低くなってしまいます。
そのため、同じ業務内容であっても「待遇面での差」を意識されやすく、時には昇給や評価の場面で不公平感を感じることがあります。
駐在員と現地採用は、根本から色々な面で異なります。
現地採用と駐在員の違い
・駐在員は日本円給与支給も有り
・駐在国での会社住居の支給
・駐在国での通勤方法の支給
・海外医療保険の加入
・赴任費用の支給
・駐在国での税金会社負担
など
(求人企業によって細かい設定は異なります)
しかし、現地採用だからといって、キャリアアップや昇格のチャンスがないわけではありません。
現地採用から将来的に駐在員や管理職に登用されるケースもあります。
ある程度、駐在員との比較があることを前提にして、ベトナムに移住する覚悟を決めましょう。
③ 試用期間不通過や突然の解雇も多い
ベトナムで働く場合、日本国内で働く場合に比べて「雇用の安定性」は低くなってしまいます。

雇用の安定性、、、?
簡単に言えば、クビにされる可能性が高いということ?
まず、試用期間中に契約が終了してしまうケースが、日本に比べて多いです。
ベトナムは、日本の正社員採用に比べて雇用の流動性が高く、特に試用期間(通常1~3か月)の間に業務評価が適合しないと判断されれば、契約が打ち切られることがあります。
また、会社の経営状況やプロジェクトの変化によって、事前の通知なく契約終了が決まる場合もあります。
ベトナムの労働法でも一定の条件下で認められており、日本の慣習とは異なる点です。

試用期間での不採用は、かなり多いです
その他にも、下記のような例があります
ベトナムでの解雇事例
・営業成績が悪く改善の兆しがないため解雇
・新たに駐在員が来るため現地採用を解雇
・大型プロジェクトが消え、日本人を解雇
・ベトナム法人クローズのため会社自体が撤退
など
日系企業以外の外資系・ローカル系企業では、さらに突然の解雇リスクが高いです。
ローカル系ベトナム企業では、「創業オーナーの一声で1ヶ月後に解雇されてしまう」という事例も聞いたことがあります。
実際、隣国タイでも、現地採用がクビになるケースは多いです。
クビになりそうな時の対処法や、万が一、解雇されてしまった場合の対処法について、下記の記事で詳しくまとめています。
以上ここまで、ベトナム移住で働く際の注意点を3つ解説しました。
・労働許可は大卒が求められることが多い
・現地採用は駐在員と比較されがち
・試用期間不通過や突然の解雇も多い
ベトナム移住で働く際の3つのコツ

続いて、ベトナム移住で日本人が働く際のコツ・成功する確率を上げる方法を紹介します。

注意点やリスクが多い中で、どのように準備・対策すれば良いですか?
・ベトナム現地情報を可能な限り精査する
・英語やベトナム語を学ぶ
・「日本とは違う」を意識する
それぞれを詳しく見ていきましょう。
① ベトナム現地情報を可能な限り精査する
まず「情報収集」が何よりも大切です。
海外では、「知らない=罪」です。
現地の情報をできるだけ正確に、かつ多角的に収集することが重要です。
求人や給与、生活コスト、住居環境、治安、交通事情など、実際に生活する上での情報を事前に把握しておくことで、現地でのトラブルやミスマッチを避けることができます。
特に現地採用の場合、待遇や労働条件が日本とは異なることが多いです。

ベトナム転職に強い転職エージェントは、「複数利用する」のが鉄則です
例えば、下記のような方法でリサーチを進めましょう。
ベトナム情報のリサーチ方法
・べとわーく、ベトスカウトといった求人サイトを見る
・駐在員や現地採用のブログを漁る
・日本大使館やJETRO(ジェトロ)の公式情報を確認
・YouTubeやTikTokでベトナム現地の映像を確認
・XやLinkedInなどでベトナム移住者と繋がる
・Chat GPTなどのAIにひたすら聞きまくる
など
ホーチミンやハノイ、ダナンといったエリアに移住している日本人は多いです。
YouTubeやブログに掲載されている情報も多いので、現地情報を最大限収集することが大事です。
② 英語やベトナム語を学ぶ
ベトナムに移住する中で、「言語能力」はとても大切です。
「日本語しか話せないけど、ベトナムに移住したいです、、、」
という人も多いと思いますが、少なくとも英語は使える状態で移住するのがおすすめです。

なんとなくの英語だけでも、上手く生き延びられますかね、、?
職場内の言語は英語であることが多く、特に日系企業であっても現地スタッフとのコミュニケーションには英語やベトナム語が必要です。
また、ベトナム語を学ぶことで、日常生活のトラブルを減らすだけでなく、現地スタッフとの信頼関係を築くことができます。
語学力があると、給与や昇進のチャンスも広がるため、将来的なキャリアアップにも直結します。
英語やベトナム語の学習について
・ビジネス英語は「ビズメイツ」がおすすめ
・簡単なベトナム語はアプリから学ぶ
・本気でベトナム後を学びたい人は語学学校に入る

継続は力なりです!
英語力を伸ばしたい人は、今すぐオンライン英会話を始めましょう!
私も実践&継続している「ビズメイツ」が1番オススメです。
なぜなら、ビジネス英語を手取り早く習得することができるからです。
ビズメイツをおすすめする理由
・ビジネス英会話に特化
・教材がビジネス現場を想定されている
・習慣化できる(毎朝30分程度)
・料金は月額1万円程度で可能
・先生が好き(笑)
③「日本とは違う」を意識する
ベトナムに移住して働くうえで大切な心構えが、「日本とは違う」を認識することです。

日本とベトナムを比較しすぎると、どうしても生活しずらくなってしまいます
文化や価値観、働き方のスタイルが日本と同じであると思い込むと、ちょっとした違いにストレスを感じやすくなります。
職場に馴染めなかったり、生活がしんどくなったりする原因にもなります。
実際に移住して長く活躍している人ほど、この「違い」をポジティブに楽しむ姿勢を持っています。
例えば、
・日本より自由度が高いから新しい挑戦ができる
・多少のゆるさがあるから心に余裕を持てる
といった感じです。
ベトナムで働くなら、「違いを否定せず受け入れる姿勢」が大切です。
以上ここまで、ベトナムに移住して働く際のコツを3つ紹介しました。
・ベトナム現地情報を可能な限り精査する
・英語やベトナム語を学ぶ
・「日本とは違う」を意識する
まとめ: ベトナム移住は「仕事選び」が超重要

さて、いかがでしたでしょうか。
ここまで、ベトナム移住の仕事について、主な種類、転職ルート、日本人がベトナムで働いた場合の平均給与、注意点などを解説しました。
ベトナム移住で働くには「駐在員」か「現地採用」のパターンが多く、転職前の情報収集が重要なことが理解できたかと思います。
それでは最後に、本記事の内容をまとめて終了とします。
・ベトナム移住の現実的な選択肢は駐在員 or 現地採用
・製造業や専門商社、飲食系の求人が多い
・20代〜50代以上の仕事もあるが即戦力を求められがち
・労働許可証は若手だと「大卒必須」の場合が多い
・ベトナム現地の仕事情報を収集するには「べとわーく」がおすすめ

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