はじめに ▶︎

「事実」と「意見」の区別ができない理由とは?ダメビジネスパーソンにならない為の思考

こんにちは、kouです。(@Kou_Survive



事実」と「意見」の区別が出来ていますか?


「100%出来ている」と自身を持って言える人はどのくらいいるだろうか。
私自身も、「事実」と「意見」を混同して発言してしまう事がある。

否定はしない。



本日は、『「事実」と「意見」を区別できない理由』と『両者を区別する思考方法』についてメスを入れていきたい。

下記のような光景を職場で見るだろうか?

同僚:Aさん、辞めるってよ。


私:え、本当ですか!?理由は何と言っていましたか?


同僚:急に辞めるって。人間関係で揉めてるんだと思うよ。


私:(Aさんは何と言ったんだ?)
人間関係ですか。Aさんは何と言ってたんですか?


同僚:いや、人間関係でゴタゴタしてるから働きづらいっぽいよ、知らんけど。


私:(知らんけどって何だよ)
どうゴタゴタしてるんですか?


同僚:いや、あんま知らんな。Aさんに聞いてみたら?


私:あ、はい...

正直、色々とヤバい職場である事は分かるだろう。


上の会話では、同僚の口から「Aさんが言った事実」は出てこなかった。

結局、私は「Aさんに直接話を聞きに行く方が早い」という決断に至った。


同僚の発言は、全て彼の「意見」になっています。私は、Aさんが言った「事実」を知りたかったが、一切のまともな答えは返ってきませんでした。


このような、生産性の低い会話をしている事に気付いて頂ければ結構です。

では、なぜ

同僚は、事実と意見の区別が出来ないのだろうか


結論を言うと

都合の良い解釈をしている

からです。

ありのままの「事実」を思い出すのが面倒くさいので、自分が感じた「意見」を言っています


上記の例では、私の質問は

理由は何と言っていたのですか?

に対して


人間関係で揉めてるんだと“思うよ”
という回答でした。


同僚の頭の中で、私からの質問が
『理由は何ですか?』
という質問に置き換わっています。


「意見」の方が簡単に答える事ができる故に、脳内で勝手に質問が切り替わってしまっているのだ。

「事実」と「意見」の違いが分からなければ、上の例のような”ヤバい”ビジネスパーソンに成り下がってしまいます。

それでは「事実」と「意見」の違いについて、さらに詳しく見ていきます。

事実と意見の定義とは?

それぞれの定義を見てみよう!

事実とは「真実」です。

事実とは…

・真実

・客観的なデータ

・皆が「真実だと思っている」事

では、意見はどうでしょうか。

意見とは…

・自分の考えや判断

・憶測を根拠とした事象

・正確に判定できない事象

それぞれの定義をしました。

では、以下の文章の違和感に気が付くだろうか。


スマホ料金は「4千円」で安いよね。




「4千円」は『事実』であり、「安い」は『意見』です。

日常生活にあり触れた会話の中にも、「事実」と「意見」は混在しています。



日常生活では、気にせずに過ごせるかもしれないでしょう。

しかし、仕事は別です。

上で示した同僚との会話のように、生産性の低い会話を生んでしまうきっかけになります。


それでは次に、「事実」と「意見」を混同してしまう原因について見ていこう。

なぜ、「事実」と「意見」が混同してしまうのか?



答えは、冒頭で示した通り『都合の良い解釈』をしているからです。


人間の思考に問題があります。
脳は、問題を発見すると、すぐに答えを出そうとします。



この現象を行動経済学の専門家:ダニエル・カーネマンの素晴らしい知見があったので、ご紹介しよう。


彼が言うには「速い思考」と「遅い思考」があるのだと言う。



例えば、


ドッチボールでボールが飛んできました。


この時、脳は「ボールが飛んできた」という『問題』を認識します。

脳はすぐに答えを出し「サッと避ける行動」をします。
これが脳の「速い思考」です。



一方で「遅い思考」も存在します。

「ボールが飛んできた」という『問題』に対して、論理的に答えを出そうとする思考です。

ボールは右斜め前から飛んできている。後ろまでの距離は2m50cmで相手は左側に立っている。ボールを取ったとしてもあまり良い効果はない。だから、膝を曲げてしゃがんで避けよう。



このように、論理的な繋がりを持たせた後に、答えを出そうとする思考を「遅い思考」と呼んでいます。


ドッチボールの話では、上記のような「遅い思考」はしませんよね。



このような「速い思考」と「遅い思考」が脳内システムに存在します。そして、多くの人は日常的に「速い思考」を使っています。


私と同僚の会話の中でも、同僚は「速い思考」を使っていたという事になります。



「速い思考」と「遅い思考」の使い分けが出来ていないと、「事実」と「意見」の区別は当然出来ない。

さらに、心理学の分野では『認知バイアス』と呼ばれる罠があります。

認知バイアス』の例を紹介するよ!

フレーミング効果

これは「直感的な感覚」を用い、意図させた方に意思決定させる方法です。


例えば

・果汁90%のオレンジジュース

・添加物10%のオレンジジュース


どちらを購入するでしょうか?
多くの人は「果汁90%のオレンジジュース」を選ぶでしょう。


『果汁』は体に良くて、『添加物』は体に悪い。
という前提認識があるからです。


しかし、2つのオレンジジュースは、実は同じオレンジジュースです。


このような違いを利用して、意思決定を促す方法を「フレーミング効果」と言います。


アンカリング効果

最初に提示された情報が、後で付け加えられた情報によって、印象をコントロールする事を意味します。

例えば

70%OFF商品!


と記載があれば、なんとなくお得感がありますよね。

スーパーやコンビニで見る割引値札には、このような認知バイアスが使用されています。



これも、人間の「速い思考」を操作する事で、コントロールしようとする意図があります。

フレーミング効果
「直感的な感覚」を使用するやり方


アンカリング効果
「情報修正」を行うやり方

「事実」と「意見」の混同は「速い思考」と「遅い思考」が関係している事が分かりました。

「事実」と「意見」を区別する思考とは?

では、実際に「事実」と「意見」を使い分ける方法を見ていきます。

具体的に私が実践している方法を紹介します。

1.事実と意見の違いを認識する

2.正しい日本語を読み取る

3.発言したい内容を紙に書く

4.脳内で質問を繰り返し復唱する

5.当日中に復習する

「思考」というより実践的な方法が中心になっています。それでは、詳しく見ていきます。

「事実」と「意見」を区別する思考-1:
違いを認識する

まずは、明確な「違い」を認識する事です。


「事実」と「意見」をごちゃまぜで発言する人は、そもそも両者の違いを理解していません。

「事実を教えてください」
と言っても「意見」を言います。逆も然りです。

事実は「真実」です。
意見は「自分の考え」です。



「自分の考え」を持って生きる事は大切ですが「事実」との区別が出来なければ意味がありません。



転職したばかりの新参者が「意見」の混じった報告を行います。そして、嫌われます。

お前の意見は聞いていない』と。


まずは「違い」を認識しましょう。

「事実」と「意見」を区別する思考-2:
正しい日本語を読み取る

これが、予想以上に出来ていません。


近年では、テキストコミュニケーションが重視される傾向にあります。


電話よりもテキストで伝えた方が、記録として残る。伝えたい事を漏れなく伝える事も出来る。

などなど、テキストコミュニケーションのメリットは大きい。正式な約束事や条件を伝える時はテキストコミュニケーションが用いられる。


そんな時に、「事実」と「意見」が区別できなければどうなるだろうか。



✔️メール文章がやたら長い

✔️日本語が支離滅裂

✔️質問に回答しない

✔️会話が成り立たない


このような状態になってしまうだろう。


正しい日本語」を使用できない事で、ミスコミュニケーションが発生します。


「正しい日本語」のスタートラインに、”てにをは”があります。”てにをは”が正しく使えないビジネスパーソンは致命的です。


「猫”が”好き」
「猫”は”好き」
では、両者の意味合いが違いますよね。


日本語は微妙なニュアンスの違いによって、相手に与える印象も大きく変わってきます。

「事実」と「意見」を区別する思考-3:
発言したい内容を紙に書く

とは言え、こんな悩みを持っている人もいるでしょう。

言いたい事が上手くまとまらない


このような時は、真っ白な紙に思いついた言葉を書いてみると良い。


意外と、シンプルにまとめる事が出来ます。


また、紙に書く事は「言語化能力」の向上にも役に立ちます。テキストコミュニケーションが重要になった近年では「言語化能力」は必要不可欠と言えるでしょう。

以下の記事も参考にしてみて下さい。

なぜ”言語化”が必要なのか?”言語化”こそ人生を救う最強のツール。

「事実」と「意見」を区別する思考-4:
脳内で質問を復唱する

それでも「区別」が出来ない。

そんな人は、脳内で質問を復唱する事をお勧めします。

「〇〇さんは、▲▲さんに、□□と聞いた。」
「〇〇さんは、▲▲さんに、□□と聞いた。」
「〇〇さんは、▲▲さんに、□□と聞いた。」

3回ほど復唱すると良いだろう。

慣れない時は、声に出してみるのも良い。


とにかく質問を繰り返し脳内にインプットする事です。

「事実を聞かれているのか?」
「意見を聞かれているのか?」

これを意識するだけでも、「事実」と「意見」の棲み分けが出来るようになるだろう。

「事実」と「意見」を区別する思考-5:
当日中に復習する

最後に、よくある事例をご紹介します。

事実と意見を区別したいが、忘れました。



こんな声を聞きます。確かに気持ちは痛いほど分かります。


なぜなら、当初、私もそうだったからです。


会議や商談で「事実」と「意見」に分けてまとめる事が出来ませんでした。理由は簡単で、忘れていたから。

そして、勝手に解釈していたから。

そんなお悩みには、『当日中』に記録する事をお勧めします。

最初は「録音」するのも良いかもしれない。

会議や商談が終わった時に、同じ時間を掛けてまとめると良い。必ず「事実」と「意見」の違いが分かる。


「議事録」を取る機会がある方は是非、試して見て欲しい。

「議事録」の精度が100倍は上がる。(実証済み)

終わりに

今後も「平凡なサラリーマンが突き抜けるNo.1の思考ノウハウ」の発信を続けていきます。

しかし、本業と平行して執筆している故、不定期での更新になります。

それでも、本メディアのコンセプトや記事に共感頂けた方は是非、LINE@の登録をして頂きたい。私が執筆した最新の記事があなたに真っ先に届くようになっているからだ。

それでは、以上です。
kou (@Kou_Survive

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