【図解で解説】これからの時代に求められる「置換力」の身に付け方。

本日は「置換力」についての話をします。

置換力とは思考力の1つであり、生きる上で身に付けておきたい能力の一つです。

決して「痴漢力」ではありませんよ。笑

・置換力ってなに?
・なぜ置換力が必要なの?
・置換力ってどうやって身に付けるの?

上記の内容を解説していきます。

こんな悩みを解決します

1. 置換力とは、そもそも何?
2. なぜ置換力が必要なのか?
3. 置換力の具体的な身に付け方とは?

※本記事はLivedoor NEWS 「これから求められる人材に必要な”置換力”とは」を参考にしています。

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※目次をクリックすると、該当箇所に移動します。

そもそも置換力とは?

そもそも置換力とは一体なんでしょうか。
文章で説明すれば、以下のように表現できます。

そもそも置換力ってなに…..?

成功事例や失敗事例から共通する”法則”を導き、自らの環境に置き換えて活用させる力

図に表すと、以下のように表す事ができます。

置換力とは「成功事例や失敗事例から一般化した法則を導き、自身の環境に置き換え適応する力」を指す。

成功事例や失敗事例の中から一般化した法則(成功の要因は◯。失敗の要因は×。)を導き出す事を『置換する』と言います。

「置換」という漢字を紐解いてみましょう。
「置いて換える」と書いてますね。

そのままですね。

では、なぜ「置換力」が大切だと言われるのか、を見ていきましょう。

置換力がなぜ重要だと言われているのか?

結論VUCAと呼ばれる「変化の時代」になったからです。

VUCAって何?

・Volatility(変動性)
・Uncertainty(不確実性)
・Complexity(複雑性)
・Ambiguity(曖昧性)

それぞれの頭文字を取った言葉。

変化の激しい時代である事を表す時に使われています。
(さらに詳しく知りたい方はこちら

とりあえず時代の変化が早くなったと理解して頂ければOKです。

現代はとてつもない速さで変化している

そして、変化が激しくなれば「絶対的な正解」が少なくなります。
どんな状況や状態にも適応できる完璧な方法は存在しないからです。

マネジャーの仕事を例にお話ししましょう。

マネジャーとは一般的に「組織の管理」です。
(あまり管理という言葉は使いたくないのですが…)

そして、一度「組織の管理」を成功させた人は違う組織に移っても同じレベルの「組織の管理」が出来るでしょうか?

答えは「です。なぜでしょうか?

組織を構成する要因は「」です。
」はどんな組織でも「全く同じ人」でしょうか?ある程度、属性は分類できますが「全く同じ人」は存在しません。

「似たような人」はいます。

『全く同じ人』はいますか?

仮に、似たような属性の人が集まった組織としても「状況」はどうでしょうか?

これも存在しません。

時代が変われば当然「状況」も変わります。

「似たような状況」はあります。

では『全く同じ状況』はありますか?

「人」と「状況」が違う中で『同じ手法』で、組織を管理出来るでしょうか?

つまり、この世の中で『絶対的な正解』は存在しないという事です。

そこで「置換力」の登場です。

全く同じ人や状況が無いのであれば、その状況に対応しなければいけません。対応する為に『置換力』が必要になります。

異なる状況の場合では、使ってよい方法と使ってはいけない方法を切り分けて考えなければいけないからです。

状況によって最適な方法を用いなければいけない。したがって状況が多角化する現代では「置換力」が必要である。

「状況」を細かく分析する。

そして、状況に合わせて「最適な方法」を選択する。

すると、満足のいく結果が出ます。

まとめると….

VUCAと呼ばれる変化の激しい時代になった
⬇︎
ビジネスを取り巻く状況が多角化した
⬇︎
あらゆる状況に対応しなければいけない
⬇︎
「置換力」が必要

置換力を身に付ける方法

それでは、具体的に「置換力」を身に付ける方法をご紹介します。

大きく3つの流れになります。

置換力を身に付ける具体的な流れ
  1. 事象を「状況・方法・結果」に分解する
  2. 置かれた「状況」の共通項を探す
  3. 共通項にマッチする方法を模索する

それぞれを詳しく見ていきます。

1. 事象を「状況・方法・結果」に分解する

置換」する為には、元となるパターンが必要です。

成功事例や失敗事例を集め、3つの要素に分類します。

成功事例や失敗事例を状況・方法・結果に分解しなければいけない。

成功事例や失敗事例の「状況」「方法」「結果」を分類分けします。

成功事例と失敗事例では、どの部分が違うのか?

といった視点を持つ事も大切です。

「A」という状況で「B」を用いた時に「C」になった

逆に失敗事例も集めます。

「Z」という状況で「X」を用いた時に「Y」になった。

上記のように要因分析をする事が必須です。

「なんとなく上手くいったから”A”いう手法をそのまま使おう」
このような客観性のない方法で、失敗してしまう人が沢山います。

物事には必ず『原因』『結果』があります。

『結果』に着目するのではなく『原因』に着目する事が必要です。

世の中には結果は一部分。見える原因と見えない原因があります。

結果には必ず「原因」があります。

我々が分析を行う事で「見える原因」と「見えない原因」に分けていきます。

見える原因

・投資額
・人数
・顧客数
・売上額
などなど

見えない要因

・人の感情
・タイミング
・組織の繋がり
・人間関係
などなど

2.置かれた「状況」の共通項を探す

第二ステージです。

現在あなたが置かれている「状況」から「共通項」を探し出します。現状分析が重要だと言われる理由はここにあります。

先進国で上手くいったセールス手法を発展途上国にそのまま導入しても上手くいかない事は多々有りますよね。

例えば、以下のような思考プロセスをします。

例えば….

先進国と発展途上国で共通する項目は何だろうか?
⬇︎
経済レベルが違っても下ネタはみんな好きだ!
⬇︎
よし、セールスの前に下ネタの雑談を入れよう!

下ネタをアイスブレイクで導入する方法は”なんとなく”良さそうですよね。
ここで注意して頂きたいのは、あくまでも「仮説」という事です。

下ネタは世界中の人が好き”だろう”」という仮説で成り立っています。
当然、下ネタが嫌いな人も世の中にはいます。

あくまでも「仮説」であり「絶対」では無い事を覚えておきましょう。

3. 共通項にマッチする方法を模索する

最後のステップは『”下ネタ”という方法以外を模索する』事です。
世界の人は下ネタが好きだろう」という仮説の基で成り立っています。

他にも無限に挙げられます。

・笑顔は好印象を与えるだろう

・相手の目を見て話せば伝わるだろう

・お金を渡せば動いてくれるだろう

・贈り物を渡せば喜んでくれるだろう

この辺は無限に出てきます。

より多くの事例から、より多くの共通項を導きだし、より多くの方法を生み出す。

これが出来れば、最強の「置換力」と言えるでしょう。

置換力を最大限に活かすには?

「置換力」について解説してきました。

ビジネスの現場は刻一刻と変化しています。あらゆる状況に対応する為には必ず「置換力」が必要です。

置換力」に必要なものを整理します。

事象を「状況・方法・結果」に分解する

要素を分解して思考する

置かれた「状況」の共通項を探す

状況から共通する”法則”を導き出す

共通項にマッチする方法を模索する

自らの環境に置き換えて、新たな方法を見出す

「置換力」を鍛えて仕事のパフォーマンスを飛躍的に上げましょう!

間違っても痴漢力を上げないように….


最後に「置換力」をさらに引き上げる為にお勧めする本をご紹介します。

置換力といった思考力を学ぶためには、活字を読むことが最もお勧めです。

思考は脳の中に文章を思い浮かべながら論理を構築していく作業であるからです。

思考×本は相性抜群です。

置換力を引き伸ばす良書

本記事が、読者諸氏の置換力を引き上げるきっかけとなれば幸いです。


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今後も「平凡なサラリーマンが突き抜けるNo.1の思考ノウハウ」の発信を続けていきます。

しかし、本業と平行して執筆している故、不定期での更新になります。

それでも、本メディアのコンセプトや記事に共感頂けた方は是非、LINE@の登録をして頂きたい。私が執筆した最新の記事があなたに真っ先に届くようになっているからです。

それでは、以上です。
kou (@Kou_Survive

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