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短期離職はバレる?
雇用保険や源泉徴収票からバレるリスクは?
短期離職してしまった人の対策はある?
本ページにたどり着いた人は、
・短期離職を隠したらバレる?
・短期離職、試用期間中の退職は隠せる?
・雇用保険や源泉徴収票から短期離職がバレる?
という疑問や悩みをお持ちのことでしょう。
短期離職を繰り返している人は、「試用期間中の短期離職は隠したい…」と思っている人も多いはずですよね。
そこで本ページでは、短期離職がバレる可能性やリスク、雇用保険・源泉徴収票からバレる仕組みまで詳しく解説していきます。
短期離職を隠すのは、おすすめしません
バレる可能性が高く、何より、バレた場合のリスクが大きすぎるからです
目次
短期離職や試用期間中の退職がバレるのは時間の問題
結論、短期離職や試用期間中の退職を隠しても、バレるのは時間の問題です。
巷には「職歴を隠す方法」が出回っていますが、リファレンスチェックを行ったり、調査会社を使ったりする会社が増えているため、短期離職を隠し通すことは難しくなっています。
その他にも、以下要因から、バレる可能性が高いです。
短期離職がバレる要因
・雇用保険の登録で履歴を確認する時
・年末調整時の源泉徴収票の帳尻が合わない
・リファレンスチェック、調査会社を使われた時
短期離職や試用期間中の退職を隠すことは、難しくなっているんですね…
中途採用では「経歴詐称」が問題になることもあり、多数の企業が経歴の事前チェックを行うようになりました。
仮に、入社前にバレなくても、入社後の雇用保険の登録や、年末調整時にバレる可能性が高いです。
短期離職を隠していたことがバレると、最悪の場合「懲戒解雇」になるリスクもあります。
何より、先輩や同僚からの信頼を一気に失うことになり、結果的に自主退職するハメになります。
隠していた短期離職がバレると、一気に周囲からの目線は冷たくなります…
短期離職を繰り返してしまう事に繋がるので、隠すのではなく正直に伝えましょう
短期離職を履歴書に書かずに転職するのは、大きなリスクが伴います。
具体的なリスクについては、短期離職を履歴書に書かないのはアウト?バレた時のリスクは?で解説しています。
短期離職がバレる可能性・経路は?
ここからは、短期離職がバレる可能性・バレる経路について解説します。
短期離職・試用期間中の退職は、面接時の回答、リファレンスチェック、入社後の手続きなどでバレてしまいます。
短期離職を隠していたとしてもバレるんですね….
・面接での回答からバレたり怪しまれたりする
・リファレンスチェックや調査会社からバレる
・入社後の手続きでバレる(源泉徴収票など)
それぞれを詳しく解説します。
① 面接での回答からバレたり怪しまれたりする
最初にバレる可能性があるのは、「面接」です。
短期離職や試用期間中の退職を隠していた場合、職歴に空白期間が生じてしまいます。
「この期間は何をしていたのですか?」
と質問され、空白期間が長かかった場合、回答に困りますよね。
3ヶ月程度であれば、「職探しをしていました」と答えれば問題ないんじゃない…?
空白期間を「職探しをしていた」と回答すれば問題ないように思えますが、面接官からすれば「3ヶ月も職探しをしていて見つかってないのは本人に問題があるのでは?」と不安を感じてしまいます。
面接官から不安に思われてしまうと、内定獲得の可能性はグッと下がりますよね。
面接時の受け答えから、経歴詐称がバレたり怪しまれたりするリスクがあります。
② リファレンスチェックや調査会社からバレる
近年、中途採用者に対して「リファレンスチェック」をすることが一般的になっています。
リファレンスチェックとは、採用予定の企業が、求職者の過去の経験や人柄について把握することを目的に行う調査です。
在籍期間を偽っていた場合は、リファレンスチェックでバレる可能性があります。
しかし、リファレンスチェックには、抜け穴があるのも事実です。
リファレンスチェックの抜け穴
・求職者の同意なしには実施できない
・求職者が断ればチェックを回避できる
・連絡する相手は、求職者が指名できる
前提として、リファレンスチェックは、求職者の同意無しで企業側が勝手に行うことはできません。
リファレンスチェックの実施可否を質問されるので、断ることもできます。
しかし、断り文句が必要です。
例えば、「現職に転職活動をしていることがバレたくないので、現職への連絡は控えて欲しい」などですね。
これまでの職歴が、1社経験のみの人だと使いやすい手法です。
転職歴のある人は、前職や前々職にコンタクトできるので、あまり意味がありません。
また、求職者側が連絡する相手を指定できます。
グルになって短期離職や試用期間中の退職を隠すように、上司や同僚に依頼すれば、バレる可能性は少なくなります。
ですが、あまり現実的な方法ではないですよね…。
リファレンスチェックには抜け穴があるのも事実で、隠し切ることもできます
リファレンスチェックと似ている言葉として、「バックグラウンドチェック(前職調査)」があります。
外資系企業などは、外部の調査会社に依頼して、経歴や勤怠状況、犯罪歴などを調べるため、職歴を隠すことはほぼ不可能になります。
但し、外部の調査会社へ依頼するのは、ある程度の費用が発生するので、全ての中途採用者に実施している訳ではありません。
③ 入社後の手続きでバレる
最後に、入社後の手続きで隠していた短期離職や試用期間中の退職がバレる可能性があります。
バレるリスクがある手続きは、以下です。
バレるリスクがある入社後の手続き
・雇用保険被保険者証
・年金手帳
・源泉徴収票
上記の書類には、前職企業の名前、入社日、退職日、在籍期間などが記載されているため、転職先の人事や総務が確認すれば、一発で経歴詐欺が発覚します。
雇用保険被保険者証は、「雇用保険」加入のために、人事から必ず聞かれます。
年金手帳は、「基礎年金番号」を把握するために、聞かれます。
源泉徴収票は、「所得税の帳尻を合わせる」ために、提出を求められます。
入社後に必ず求められる書類で、経歴詐称がバレてしまうんですね…
上記の書類から、短期離職や試用期間中の退職を隠す方法があるのは事実ですので、詳しく後述していきます。
以上ここまで、短期離職がバレる可能性・経路について、紹介しました。
・面接での回答からバレたり怪しまれたりする
・リファレンスチェックや調査会社からバレる
・入社後の手続きでバレる(源泉徴収票など)
短期離職や試用期間中の退職は隠せるのか?
短期離職・試用期間中の退職を隠せるのか?という部分も解説していきます。
結論、隠す方法は沢山ありますが、隠し続けなければいけないことを考えると推奨はできません。
短期離職の職歴を隠すのは現実的にできますが、精神的ストレスも大きいのでおすすめしません
推奨しないという前提をご理解頂いた上で、隠せる可能性について解説していきます。
・社会保険の加入履歴でバレる可能性は低い
・雇用保険被保険者証は切り取って提出すればバレにくい
・源泉徴収票は提出せず確定申告でバレにくい
・年金手帳は基礎年金番号だけ伝えればバレにくい
・入社時に書類提出を遅らせ経歴を残さないことも可能
それぞれを詳しく解説していきます。
① 社会保険の加入履歴でバレる可能性は低い
結論からお伝えすると、「社会保険の加入履歴」から、職歴がバレることはありません。
社会保険は「日本年金機構」に加入するのですが、年金の加入履歴は「本人自身(証明するものが必要)」か「家族で本人の証明ができる人」しか照会ができません。
会社側が、あなたの加入履歴の紹介を請求したとしても、日本年金機構は開示しません。
個人情報の守秘義務があるので、回答できないのです。
社会保険の加入履歴でバレる可能性は少ないんですね
まとめ
・社会保険の加入履歴でバレることはない
・日本年金機構は守秘義務があるので、個人情報を開示しない
② 雇用保険被保険者証も切り取って提出すればバレにくい
雇用保険被保険者証は、前職の退職日や、働いていた会社名が記載されていますので、転職先企業に提出した場合、確実にバレます。
しかし、巷には「被保険者番号」が記載されている部分のみを渡すことで、前職の会社名を隠す方法も紹介されています。
実際の、雇用保険被保険者証のサンプルで説明します。
上記のように、雇用保険被保険者証は2つの箇所が1枚につづりに繋がっています。
被保険者通知用(左側)
・被保険者番号
・自分の名前
・雇用保険に加入した日
・生年月日
・働かれていた会社名
雇用保険被保険者証(右側)
・被保険者番号
・名前
・生年月日
転職先の人事担当者が知りたいのは、右側の「被保険者番号」です。
なので、被保険者番号部分を切り取って提出したり、口頭で被保険者番号を伝えたりする方法が存在します。
短期離職や試用期間中の退職を、上記の方法で隠すことはできますが、怪しまれる可能性も高いです。
「なんで切り取ったの?」
や、
「正式な雇用保険被保険者証を提出してください」と言われれば、詰んでしまいますからね。
雇用保険被保険者証からバレるリスクを減らせますが、怪しまれたら終わりです
③ 源泉徴収票は提出せず確定申告をすればバレにくい
「源泉徴収票」も、転職先の企業から求められる書類です。
給与の支払額が記載されているため、働いていた期間に比べて金額が小さいと経歴詐称を疑われる可能性があります。
源泉徴収票を提出することで、前職での在籍期間の短さがバレてしまい、短期離職の事実が発覚してしまった人もいます。
源泉徴収票から、バレないようにするには「自分自身で確定申告をする」か「1月から転職先で勤務を開始する」方法があります。
源泉徴収票からバレる可能性を減らす方法
・確定申告を自分で行う
・翌年1月から勤務を開始する
しかし、確定申告を個人で行うのは、めんどくさいので、会社に丸投げするのが一般的です。
「自分で確定申告をします」
と言えば、不自然に疑われてしまうのも事実です。
例えば、上手な言い訳もあるが、苦し紛れの言い訳であり、個人的にはあまり推奨はしません。
確定申告を自分で行うための言い訳
① 高額医療費があるため
→不妊治療や、重度の疾患などの場合は、高額な医療費が発生し、保険外治療も多いため、自身で確定申告を行う場合もあります。
② マイホーム購入
→マイホーム購入の場合、高額支出となり税金の還付を受けることができます。通常、会社の年度末調整に一緒に会社に依頼をすることが出来ますが、購入の初年度だけは自身で確定申告をしなければならないため、都合の良い言い訳になります。
③ 遺産相続
→親族が亡くなり遺産相続を受ける場合は高額所得となり、自身で確定申告をしなければいけません。かつ、突っ込みづらい事情なのでさらにバレにくい言い訳と言えます
絶妙な言い訳も存在しますが、苦し紛れの言い訳であり、隠すこと自体を推奨しません…
④ 年金手帳は基礎年金番号だけ伝えればバレにくい
年金手帳も転職先に提出しなければいけない書類です。
現在でも、多くの人が年金手帳を会社に預けているはずです。
年金手帳には、前職までの年金加入歴が記載されていますので、履歴書と照らし合わせてみられると100%バレます。
しかし、転職先の担当者が欲しいのは「基礎年金番号」だけであり、年金手帳そのものを渡す必要はありません。
口頭で基礎年金番号を伝えたり、その場で記入してすぐに返却してもらうことで、バレる可能性を減らすことができます。
年金手帳からバレる可能性を減らす方法
・口頭で基礎年金番号だけを伝える
・その場で記入してすぐに返却してもらう
しかしながら、怪しまれるのは事実です。
「なんで年金手帳を預けないの?」
や、
「手続きで必要なので、年金手帳を提出してください」と言われれば、詰んでしまいますからね。
年金手帳からバレるリスクを減らせますが、怪しまれたら終わりです
⑤ 入社時に書類提出を遅らせ経歴を残さないことも可能
最後に、短期離職や試用期間中の退職を隠す方法として、「そもそも経歴を残さない」という方法もあります。
入社した直後は、必要書類の提出をせず、月末にまとめて提出する方法です。
月初に入社すれば、約1ヶ月は会社を見極める期間ができ、かつ、試用期間中の退職を隠すこともできます。
具体的な方法は、以下の通りです。
経歴を残さない方法
・月初に入社する
・入社時は「書類が見つからない」と言って提出を遅らせる
・月末までに提出すれば会社としてはOK
・雇用保険被保険者証、年金手帳、源泉徴収票は月末にまとめて提出する
上記のやり方を行えば、最初の1ヶ月で会社を見極めることができます。
面接や会社口コミでは分かりにくい、「会社の雰囲気」、「人間関係」を1ヶ月で判断して、働くかどうかを決めることができます。
私個人的には、上記のような方法はあまり推奨はしませんが、労働者側が会社を見極めるスタンスを持つのは、大変重要な点だと思います。
会社が無数に存在する中で、個人にも会社を選択し選ぶ権利があります。
とは言え、上記のやり方は、総務や人事から何度も入社書類を提出するように言われてしまうため、仮に継続して働く場合、居心地の良い雰囲気になるとは言えません。
以上ここまで、「短期離職の職歴は隠せるのか?」を5つの論点から考察しました。
まとめると「隠せなくもないが、精神的負担が大きいため推奨しない」です。
・社会保険の加入履歴でバレる可能性は低い
・雇用保険被保険者証は切り取って提出すればバレにくい
・源泉徴収票は提出せず確定申告でバレにくい
・年金手帳は基礎年金番号だけ伝えればバレにくい
・入社時に書類提出を遅らせ経歴を残さないことも可能
短期離職を隠してバレた場合のリスクは?
「1年未満の職歴だったら書かなくても良くない?」
や、
「ごまかした職歴はどうやってバレる?」という疑問もありますよね。
あわよくば、短期離職の職歴は履歴書に書きたくないですよね…
気持ちは分かります。
職歴をごまかした場合、バレるの…?
そこで、履歴書に書かなかった場合の「リスク」について解説します。
・バレた時に経歴詐称になってしまう
・内定取り消しや入社取り消しになる
・社会保険の記録でバレる
・バレなくても入社後隠し続けなければいけない
それぞれを詳しく解説します。
① バレた時に経歴詐称になってしまう
履歴書に書いてない職歴があると「経歴詐称」になってしまいます。
経歴詐称とは?
・故意によるケースと、意図せずに起こしてしまうケースがある
・学歴、社歴、在職期間、資格などが項目に該当する
・年収を盛って伝えることも該当する
短期離職の職歴を記載していなかった場合、「経歴詐称」を疑われてしまいます。
選考中や入社直後のタイミングで、経歴詐称を疑われてしまうと、企業側からの心象は最悪です。
近年では「リファレンスチェック」や、経歴を確認する調査会社を使って調べる企業も増えていますので、職歴をごまかすことは難しくなっています。
履歴書の職歴とズレがあると、真っ先に経歴詐称を疑われてしまいます…
② 内定取り消しや入社取り消しになる
一度「経歴詐称」の疑いがかけられてしまうと、内定取り消しや、入社取り消し扱いになるケースもあります。
また、入社後に発覚した場合は「懲戒解雇」になる可能性もあります。
東洋経済の記事中にも、入社後のパフォーマンスが悪く経歴詐称が発覚した事実も多いとのことでした。
記事中の例は、外国人男性でしたが、日本人で経歴詐称をして解雇になっている人もいました。
短期離職の職歴を書かないことは、選考中、入社後も含めて、大きなリスクがあります。
③ 社会保険の記録でバレる
仮に、入社までに経歴を誤魔化していることがバレなくても、入社後の社会保険の手続き等で、職歴が違うことがバレてしまいます。
社会保険に加入している場合、企業名や加入した日付、退職した日付が記録されています。
隠したり嘘で誤魔化せたりしても、入社手続きでバレてしまうんですね…
④ バレなくても入社後隠し続けなければいけない
もし仮に、入社後の手続きでもバレることがなかったとしても、常に経歴がバレないように仕事をしなければいけなくなります。
次の転職先にも、嘘の経歴を提出しなければいけなくなります。
履歴書や職務経歴書は、入社後も保管されていますので、文字通り一生残ります。
一生、経歴詐称をし続け、嘘がバレないように仕事をして生きていかなければなりません。
精神的ストレスは、考えられないくらい大きいですよね…。
ここまで、履歴書に書かなかった場合の様々なリスクを紹介しました。
・バレた時に経歴詐称になってしまう
・内定取り消しや入社取り消しになる
・社会保険の記録でバレる
・バレなくても入社後隠し続けなければいけない
雇用保険未加入のケースはバレない可能性もある
短期離職や試用期間中に退職をしてもバレない可能性があるのは「雇用保険未加入の状態で辞めた場合」です。
雇用保険に未加入であれば、記録に残る職歴がありませんので、転職先企業に知られることはありません。
雇用保険の加入状況は、どうやったら分かる..?
基本的に、企業は入社した人の雇用保険に加入する義務があり、入社日から雇用保険への加入手続きを進めることが一般的です。
厚生労働省は、以下に該当する場合、雇用保険に加入する必要があると定めています。
・期間の定めがなく雇用される場合
・雇用期間が31日以上である場合
・雇用契約に更新規定があり、31日未満での雇止めの明示がない場合
・雇用契約に更新規定はないが、同様の雇用契約により雇用された労働者が31日以上雇用された実績がある場合
・1週間の所定労働時間が20時間以上である場合
「日雇い」や「雇用期間が30日未満」の場合以外は、雇用保険に加入しなければいけません。
ほとんどの場合、入社日に雇用保険の加入手続きが行われるので、雇用保険未加入の場合は稀なケースになります。
まとめ
・雇用保険未加入の場合、バレないケースもある
・ほとんどの会社は入社日から雇用保険への加入手続きを開始する
・よって、日雇いや雇用期間が30日未満を除いて、バレるリスクが高い
短期離職したときの履歴書の書き方ポイント
続いて、短期離職・試用期間中の退職をした人に向けて、履歴書の書き方のポイントを解説します。
履歴書は、採用担当者が初めて見る「あなたの経歴」であり、事実は変えられませんが、書き方次第で書類選考通過率をグッと上げる秘策もあります。
転職エージェントとして日々大量の履歴書・職務経歴書を添削・確認している私が解説します。
・「なぜ退職したのか」を記載する
・ポジティブな表現に言い換える
・志望動機と一貫性を持たせる
それぞれを詳しく解説します。
履歴書の書き方のポイント
① 「なぜ退職したのか」を記載する
短期離職や試用期間中の退職の場合、必ず「退職した理由」を聞かれます。
面接で必ず聞かれるため、履歴書には簡潔に理由を記載しておくことをおすすめします。
具体的に書きすぎると、書類選考通過率が逆に落ちてしまい、面接にすら呼ばれなくなるので注意しましょう。
短期離職の理由を書きすぎると、あまり良い印象にはならないんですね…
履歴書で詳細な内容やニュアンスを伝えるのは限界がありますので、簡潔にまとめて詳細は面接で説明するのがおすすめです
例えば、以下のように退職理由を書くのがおすすめです。
履歴書へ短期離職の理由を書く場合
・一身上の都合により退職
・キャリアアップを目指すため
・親の介護が必要になったため
・引っ越しのため
などなど
「仕事が合わなかった」や「人間関係」といった言いにくい理由の場合、「一身上の都合」で統一して記載しておきましょう。
続いて、詳細理由を履歴書に書く場合の例文も合わせて紹介します。
【例文】
営業サポートとして入社しましたが、顧客対応をしていく内に、お客様にもっと寄り添った提案がしたいと思うようになりました。
営業サポートとして事務の仕事にも慣れてきたので、営業職としてのキャリアチェンジを決意しました。
【例文】
1日の労働時間が平均11時間を超えており、週3日は終電で帰っている状況でした。だいたい月の残業時間は「60時間越え」だったと思います。上司が帰らなければ部下は帰れない雰囲気の会社で、自分の仕事が終わっているにも関わらず、周囲の仕事や上司の仕事を手伝わなければいけない状態でした。
仲間の仕事を助けるのは嫌ではないですが、あまりにも長い時間だったので、正直難しいと感じました。
お客様のためになる残業なら喜んでしますが、無駄な仕事に時間を取られたくはありません。
今後は、価値のある仕事に適切な時間を割いて仕事ができるような会社を希望しています。
【例文】
前職は、歴史のある長い会社であり、既存事業の売上・利益をいかに守っていくか?という守りの経営方針が中心でした。
私は、積極的に新しい顧客や市場開拓をしていく仕事がしたく、上司や先輩との方向性が合致しやすい職場を希望しており、転職を決意しました。
他にも、短期離職の理由別の例文や、伝え方のポイントについては、【例文あり】短期離職の理由はどう伝える?で詳しく解説しています。
履歴書の書き方のポイント
② ポジティブな表現に言い換える
短期離職や試用期間中の退職を履歴書に書く時は、ネガティブな理由をポジティブに変換する必要があります。
ポジティブに変換ってどうやればいいんですか…?
ネガティブな理由を変換するのは、簡単ではありませんので、いくつか具体例を紹介しますね。
ネガティブ→ポジティブへの変換例
・休みが少ない
▶︎スキルアップに使う時間を確保したい
・給料が低い
▶︎自分の頑張りを正当に評価してもらえる職場に転職したい
・上司がクソだった
▶︎信頼できる上司や尊敬できる上司の元で働きたい
・サビ残が多い
▶︎お客様や会社のためになる仕事に時間を使いたい
いかがでしょうか。
ポジティブな表現に言い換えることで、前向きに仕事を頑張りたい意欲を伝えることができます。
履歴書の書き方のポイント
③ 志望動機と一貫性を持たせる
短期離職した理由をポジティブに言い換えた後、志望動機と一貫性を持たせることで、より説得力を増すことができます。
具体例を見ていきましょう。
志望動機と一貫性を持たせる具体例
・休みが少ない
▶︎スキルアップに使う時間を確保したい
▶︎自己投資で高めた営業スキルで、御社の売上に貢献したい
・給料が低い
▶︎自分の頑張りを正当に評価してもらえる職場に転職したい
▶︎新規顧客開拓や拡販営業を通じて、御社の売上に貢献したい
・上司がクソだった
▶︎信頼できる上司や尊敬できる上司の元で働きたい
▶︎上司から学びを吸収し、還元したい
・サビ残が多い
▶︎お客様や会社のためになる仕事に時間を使いたい
▶︎お客様のためになる仕事をし、追加受注を獲得したい
退職理由と志望動機に一貫性を持たせることで、より面接官を納得させやすくなります。
加えて、志望する企業ならではのポイント(業界や商材、社風)などを盛り込めば、さらに説得力を増やしてアピールできます。
この辺りの伝え方について、「ひとりで考えるのは難しい…」や「自分の場合はどうすれば…?」と悩んでいる人は、短期離職に強い転職エージェントである「UZUZ」に相談しましょう。
短期離職の理由、志望動機を言語化するのを、一緒に手伝ってくれます。
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以上ここまで、履歴書の書き方を3つのポイントに分けて解説しました。
・「なぜ退職したのか」を記載する
・ポジティブな表現に言い換える
・志望動機と一貫性を持たせる
試用期間中の退職・短期離職から転職に失敗しない方法
短期離職した人や、試用期間中の退職をした人が、転職に成功するコツを解説します。
“採用企業の判断軸”や、“短期離職した理由の伝え方”を理解していれば、適切な対策を行うことができ、転職に成功できる可能性が上がります。
短期離職の伝え方や、企業研究、自己分析をすることで、成功確率を引き上げることができます!
・転職で叶えたいことを明確にして応募する
・転職軸を応募前に言語化する
・短期離職の退職理由は履歴書に書かなくてもOK
・短期離職した本当の理由に向き合う
・各社ごとに面接対策を行う
それぞれを詳しく見ていきます。
短期離職の転職活動のコツ
① 転職で叶えたいことを明確にして応募する
短期離職を繰り返している人の中には、
「給料以外の判断軸がよくわからない…」や
「転職で求めることが勤務地と給与だけ」という状態に陥っている人も珍しくないでしょう。
転職サイトを眺めて、とりあえず高年収の求人に応募して終わり…。
そんな人も多いでしょう。
給与以外の軸が無いです…
何を基準に選べばいいですか?
転職で叶えたいことを明確にして、求人に応募しなければ、いつまでも短期離職を繰り返すハメになります。
転職とは「手段」であり、転職することが目的になってはいけません。
転職の「目的」を明確にすることが重要です。
では、転職の目的とは何でしょうか?
転職の目的とは?
・年収を50万円以上UPさせる
・キャリアアップが見込める会社を見込める
・業界や職種チェンジで市場価値を高める
・勤務地は変わるけどキャリアを諦めたくない
などなど
つまり、転職を通じて「叶えたい未来像」や「在るべき働き方」、「あなたのビジョン」を明確にします。
簡単なようで、めちゃくちゃ難しいですよね。
私も転職エージェントとして日々色々な求職者の方と話をしますが、『今回の転職の目的は何ですか?』に明確な答えを持っている人は1割以下です。
大半の人が、本当の転職目的を見失いながら、なんとなく就職活動をしています。
転職で叶えたい理想像が明確になっている人は、10%以下くらいです…
とは言え、いきなり「転職の目的は?」と聞かれても、答えられない人も多いはずです。
そもそも普通の転職エージェントは聞いてきません。
転職エージェントが聞くのは、希望業界、希望職種、希望年収、希望勤務地、希望の働き方だけです。
1番大事な「目的」を聞く人が少ないです。
なぜでしょうか?
転職エージェントは、求職者が応募したくなる求人を紹介するのが仕事だからです。
なので、転職で叶えたい未来を明確にしたい人は、転職エージェントではなくキャリアコーチングにサポートしてもらう方がメリットが大きいです。
キャリアコーチングは、本気であなたのキャリアに向き合ってもらうことができ、「転職の目的」を一緒に考えながら併走してもらえるからです。
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私も実際に受けましたが、キャリアのモヤモヤが払拭されて転職活動がスムーズに進みました。
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短期離職の転職活動のコツ
② 転職軸を応募前に言語化する
短期離職した人が転職活動を成功させるには、「転職軸」を明確にすることです。
「転職軸=転職での優先順位」です。
極端な話、
・年収が高い。
・仕事のストレスは少ない。
・仕事のやりがいは大きい。
・リモートワーク可能。
・上司も優しい職場、、、
なんて求人はありません。
何を求めて、何を捨てるか?という優先順位を決めておかなければいけません。
優先順位ですか…
どうやって決めたらいいですか?
優先順位の決め方は、上述した「転職の目的から逆算する」です。
例えば、年収アップが目的の転職なのであれば、優先順位が高いのは月額給与や、賞与を含んだ額面年収のはずです。
「年収アップ」が目的の転職なのに、リモートワークを希望したり異業界を希望したりするのはNGです。
あれもこれも求めては、短期離職を繰り返すだけです。
要点をまとめると、、、?
・転職軸は優先順位である
・転職の目的から逆算して優先順位を決める
・転職軸がなければ短期離職を繰り返すハメに
短期離職の転職活動のコツ
③ 短期離職の理由は履歴書に書かなくてもOK
短期離職者向けのマル秘テクニックですが、履歴書や職務経歴書にわざわざ短期離職した理由を記載する必要はありません。
状況が複雑な場合や、文字で書き起こすと認識の齟齬を生んでしまう可能性がある場合は、不記載でも大丈夫です。
実際の転職活動時に、私がおすすめしている「短期離職時の退職理由の書き方」を伝授します。
短期退職の理由の書き方
・一身上の都合により退職
・面接時に詳しくお話しいたします
・完全な空欄
など
文字にすることで履歴書を見た面接官がその場で判断してしまわないように、伏せておくパターンもアリです。
短期離職した理由は、必ずしも記載する必要がある訳ではないです
面接時に深く質問されると思いますので、面接官を納得させることができるような回答を準備しておきましょう。
短期離職の「理由詳細」は書かなくても良いですが、短期離職の職歴自体は必ず履歴書に書かなければいけません。
短期間の職歴を誤魔化したり隠したりすることは「経歴詐称」に繋がりますので、要注意です。
短期離職の転職活動のコツ
④ 短期離職した本当の理由に向き合う
短期離職をしてしまった人は、正直ベースで、本当の理由を深く考える必要もあります。
面接時やレジュメ内容には、表面的やある程度カバーストーリーのある退職理由でも、正直、何とかなります。
しかし本当に怖いのは、自分自身を騙してしまっていることです。
いわゆる「欺瞞(ぎまん)」ですね。
自分自身に暗示を掛けるように騙していると、短期離職の本当の理由が分からなくなり、結果的に意味のない短期離職を繰り返してしまう形になります。
本当の短期離職の理由ですか…
就職活動にそこまで本気ではなかったかもしれません…
本当の短期離職した理由は、人それぞれだと思いますので、自分自身に向き合うことが大切です。
1人では考えにくい人は、キャリアコーチングでサポートしてもらうのも良いでしょう。
「キャリアについて本気で考える時間」を設定することで、モヤモヤが解消されますよ。
短期離職の転職活動のコツ
⑤ 各社ごとに面接対策を行う
短期離職をした人は、面接機会も少なくなりますので、貴重な面接機会を無駄にしてはいけません。
転職面接は「事前準備」が勝敗を決すると言っても過言ではありません。
転職面接の事前準備は、かなり重要です!
面接準備の有無は、話せばすぐにバレます。
最低限、以下のような項目は確認しておきましょう。
面接前に必ず準備しておきたい内容
・企業のHPに目を通す
・採用背景を確認する
・転職軸を言語化する
・企業が欲しがっている人物像を想像する
・転職理由をネガティブからポジティブに変換する
短期離職した人こそ「面接対策」に力を入れるべき!
最低でも1社15分程度はリサーチしましょう!
1人でリサーチしたり面接対策したりするのが難しいと感じる人は、転職エージェントを利用しましょう。
担当アドバイザーに面接対策を申し込めば、各社ごとに対策してもらえます。
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短期離職した人こそ、面接対策に力を入れるべきなんですね..!
以上ここまで、短期離職した人向けの転職活動のコツを5つ紹介しました。
・転職で叶えたいことを明確にして応募する
・転職軸を応募前に言語化する
・短期離職の退職理由は履歴書に書かなくてもOK
・短期離職した本当の理由に向き合う
・各社ごとに面接対策を行う
短期離職・試用期間中の退職に関するよくある質問
最後に、短期離職・試用期間中の退職に関するよくある質問に回答していきます。
Q. 短期離職を隠すことは犯罪ですか?
A. すぐに犯罪になることはありませんが、「経歴詐称」の場合、刑事罰に該当する可能性もあります。
短期離職や、試用期間中の退職を隠すことで、転職先企業に不利益が生じた場合、刑事罰に該当する可能性もあります。
しかし、罪に問われることはほとんどありませんが、状況次第で罪に問われる可能性があるのも事実です。
学歴を偽った場合などは「軽犯罪法違反」になる可能性もあります。
Q. 前職の源泉徴収票を出さなかったらどうなる?
A. 源泉徴収票を出さない場合、自身で確定申告をしなければいけません。
年末調整は、企業に勤めるサラリーマンであれば、会社に丸投げできますが、源泉徴収票を出さない場合は、自分自身で確定申告をする旨を転職先に伝えなければいけません。
Q. 前職の源泉徴収票をなくした場合は?
A. 源泉徴収票をなくした場合、前職の担当部署に再発行してほしい旨を伝えましょう。
源泉徴収票の発行は、企業の義務なので、一般的に断られることはありません。
万が一、断られたり、連絡を取りづらい場合などは、新しい会社の経理担当者や税理士にお願いするという方法もあります。
Q. 短期離職の上手な言い訳はありますか?
A. 言い訳を考えるよりも、正直に悪かった部分は反省する方が賢明です
Yahoo知恵袋にも似たような質問が投稿されていました。
面接での退職理由、うまい言い方はあるでしょうか。
前職で若干いじめ…といいますか、上司とそりが合わず、何とか努力しましたが上手く関係が築けず一年程で退職しました。
無職期間も長引いており、職安で相談したところいっそのこと正直に言ってみたら?とのことでした。
Yahooより引用
嘘や言い訳を付いてしまうと、後からさらに言い訳を繰り返す必要があるかもしれません。
そのようなリスクを背負うのであれば、公明正大に正直に自分が悪かった部分は、反省した旨を伝える方が得策と言えます。
面接官を出し抜こうとしても、見破られてしまうのがオチです…
正直に言うのがおすすめです
年代別に短期離職した人への対策や、就職を成功させるためのコツもまとめています。
まとめ: 短期離職や試用期間中の退職は隠してもバレる可能性が高い
さて、いかがでしたでしょうか。
ここまで、短期離職や試用期間中の退職はバレるのか?という観点から、源泉徴収票、年金手帳、雇用保険などからバレる可能性や隠す方法まで解説しました。
入社書類の提出方法に細工することで、短期離職や試用期間中の退職を隠すことはできますが、バレるリスクが完全にゼロになる訳ではないので、推奨はできません。
隠した職歴がバレるのは、「時間の問題」です。
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終了とします。
・短期離職や試用期間中の退職がバレるのは時間の問題
・源泉徴収票、雇用保険被保険者証、年金手帳から職歴がバレる可能性が高い
・雇用保険未加入の場合、バレない可能性もある
・短期離職は隠すよりも正直に伝える方が得策
・短期離職した人は”UZUZ“に相談するのがおすすめ
履歴書に書かないことは経歴詐称や、入社後の懲戒解雇になる大きなリスクがあります
必ず正直に履歴書に記載するようにしましょう
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