【逆算型営業思考とは?】14ヶ月連続で目標150%達成した理由は?営業計画と戦略についての考察

本日は「逆算型営業計画の立て方」というテーマで話していきます。

先日、以下のようなTweetをしました。

目標を達成には「積み上げ式」で考えるよりも「逆算型」で考えた方が目標達成しやすいということです。

多くの営業パーソンが「売上目標」を掲げて日々、悪戦苦闘しているはずです。

私も法人営業をしており、会社で「売上目標」が高々と掲げられているのを毎日見ています。

先日、同じく営業職の先輩から「14ヶ月連続で目標150%達成した」という話を聞いたので、本日はその話をご紹介しながら、
営業パーソン必見の「目標の立て方」を論じていこうと思います。

本ページの内容

・14ヶ月連続で150%目標達成の方法
・同期・先輩を突き放す営業戦略
・誰でも「逆算型思考」ができる方法

まず結論からお伝えすると「営業は逆算型目標を立てろ」です。

順を追って説明していきましょう。

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営業は「逆算型目標を立てる」に尽きる

14ヶ月連続で150%達成をした先輩の話では「逆算型目標」という言葉が執拗に登場しました。

営業パーソンに必要なのは「営業戦略」です。

トーク術やヒヤリング術、営業のど根性でもやる気でもありません。

「営業戦略」が勝敗を決すると言っていました。

私の友人から紹介された下記の本は「営業戦略をマーケティング視点から俯瞰した本」です。

本記事の内容にもリンクしている部分があるので、是非、参考にしてみて欲しいです。

本題に戻ります。

「営業戦略」とは例えば、具体的に以下のような戦略を指します。

<売上100万円が目標の場合>

・1万円、5万円、10万円の商材がある
・アポ獲得から受注決定まで約50%、約1週間必要


<営業戦略>
・1日辺り2~3個のアポを行い、2件の新規アポを獲得する
・単価の高い商材に注力
・予算が大きな顧客を狙い、一度に大量受注する

重要な点は、2点です。

「スケジュール」と「単価」です。

まずは「スケジュール」から見ていきましょう。

アポ獲得から受注決定まで約1週間の時間が必要なのであれば、その分の時間を見越して営業戦略を立てる必要があります。

ついでに言えば、アポを獲得するにも最低1週間前にはアポ日時を確定する必要があるので、シンプルに計算すれば、
初回の顧客接触から受注決定の最短時間は「2週間」になります。

「2週間」の時点で、月の後半は翌月以降の営業活動に注力することになります。

営業パーソンたるもの「時間感覚」を研ぎ澄まして戦略を構築しなければいけません

実際のカレンダーに落とし込んでみていくと、以下のようになります。

仮に、1日にアポ調整を行って、初回アポを9日に行ったとしても最短受注確定は15日になります。

したがって、20日以降の営業活動は、翌月に繰り越される形になります。

この辺りの「スケジュール感」がなく、なんとなく営業目標を立てている人は多いのではないでしょうか。

営業マンたるもの、カレンダーと睨めっこしながら営業戦略を立てなければいけない

続いて「単価」を見ていきましょう。

前提として、1万円、5万円、10万円の商材があります。

100万円目標の場合、1番手取り早い方法は「10万円商材×10個」の組み合わせですよね。

例えば、1顧客が1商材しか購入しない場合は、高単価商材を売る方が効率的です。

もちろん1顧客が100商材購入する場合もあるので、顧客の懐の太さを見極めるスキルが必要になります。

このお客さんはどのくらい予算があるのか?という点を常に考えながら会話を組み立てましょう。

上記の「スケジュール」と「単価」をふまえた上で、仮の営業戦略及び1日の行動目標を落とし込んでみました。

<営業戦略①:月100万円の売上目標>

・販売目標:100万円
・販売内訳:10万円商材×5個、5万円商材×8個、1万円商材×10個

・販売顧客数:23顧客

・アポ必要数:46アポ以上

・1日当たりのアポ数:2~3アポ(46アポ÷営業22日)

・1日の行動目標:最低2アポ+新規2アポ獲得

1日単位の行動目標まで落とし込むことが何よりも重要です。

「最低2アポ+新規2アポ獲得」の仕事量をどう捉えるかによるが、かなりハードになると想定されますよね。

さらに細かく見ていきましょう。

例えば、新規アポを獲得するのに平均10件の架電が必要な場合は、1日20件架電する必要があります。

営業リストが無い場合は、毎日20件の営業リスト作成の時間も必要です。

以上を落とし込むと、1日の営業時間が8時間で計算すると、以下のような行動目標になります。

<営業戦略①の1日の行動>

・アポ2時間
・アポフォローアップ1時間
・新規架電時間2時間(1時間に10件架電)
・営業リスト作成2時間
・その他バッファ1時間

合計8時間

ここまで戦略的かつ具体的に落とし込んで、初めて「営業計画」と言えるレベルになります。

現実社会の営業パーソンは、市場動向や商材特性、競合との違いなどを組み合わせながら、さらに多角的・複合的に考える必要あるのは言うまでもありません。

基本は「スケジュール感覚」と「単価」の2点であり、目標から逆算して1日の行動目標にまで落とし込むことが必要です。

積み上げ式では目標達成にムラがある

積み上げ式では目標達成にムラがある

「積み上げ式」では、どのような弊害が発生するのでしょうか。

営業パーソンあるあるを書き出してみましょう。

売れない営業あるある

・月末直前のゴリ押し営業
・月初が暇で、月末が鬼忙しい
・売れる月と売れない月の差が激しい
・連続達成ができない
・市場の変化をモロに受ける

などなどが挙げられます。

簡単に言ってしまえば「たまたま売れる営業パーソン」であり、継続かつ安定的に売れ続ける営業パーソンにはなれません。

また、営業計画がなければモチベーションも上がらず、ただ新規アポを繰り返す営業パーソンに成り下がります。

営業へのモチベーションが下がり「営業は嫌だから転職したい」と言うようになります。

ハッキリ言って悪循環ですよね。

営業たるもの「営業計画」を作り込め

さて、いかがでしたでしょうか。

ここまで、営業パーソン必見の「営業戦略と計画の立て方」を紹介してきました。

正しい営業ノウハウがなければ「営業は辛くてきつい仕事」と思われるかもしれません。

しかしながら、正しい営業戦略と計画があれば、営業の面白さは100倍以上に跳ね上がります。

何といっても、計画通りに営業数字が上がり続ける快感は、並のセックスよりも強烈な快感があるはずです。

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