※本記事ではアフィリエイト広告を利用しています。

タイでおすすめの副業は?
タイ国内での副業はそもそも禁止?
本ページに辿り着いた方は、
・タイの副業でおすすめは?
・タイ駐在員や現地採用の副業は禁止?
・駐妻がオンラインの副業(日本案件)をするのはOK?
という疑問や不安をお持ちのはずでしょう。
タイ在住に、「給与以外の収入源を副業で増やしたい」と考えている人は多いはずです。
しかし「タイの副業でおすすめは?」や「タイ現地採用の副業はそもそも禁止なの?」と悩みは尽きないものです。
結論、タイ在住者が労働許可証(ワークパーミット)以外の仕事で報酬を得る行為は違法行為ですが、正直、感知される可能性が限りなく低いという実態です。
そこで本記事では、タイ在住者、駐在員、現地採用におすすめの副業を紹介し、具体的に副業で成功した事例・注意点・リスクをまとめました。

タイ在住4年目の私が解説します
私自身も現地採用+副業を成功させ、独立した身でもあります
目次
タイ現地採用が副業をする前に抑えておくべき基本情報
まず、タイ現地採用者が副業を行う時に把握しておくべき基本情報を解説します。
結論、労働許可証の観点から、外国人がタイ国内で労働許可証(ワークパーミット)に定められた範囲外の仕事をすることは、認められていません。
なので、法的にはアウトです。

タイ在住者が副業するのはグレー?
抜け道はある?
※厳密にはアウトですが、法律的+税金的観点から抜け道は沢山あります。実態として副業をしているタイ在住者は多いです。
タイ副業は禁止?労働許可証の基礎知識
まず、タイで働くには「労働許可証(Work Permit)」が必要です。
労働許可証について
・雇用主、職種、勤務地が記載され、範囲外の仕事は認められない
・外国人が就業できない職業リストあり
・違反すると最悪の場合「不法就労」に値する
JETROの外国人就業規制より引用

タイ在住者やタイ現地採用で副業を考える人は多いですが、以外な落とし穴も多いです
しかし、実態としてタイ在住者やタイ現地採用者が、本業以外に副業をしているパターンは多いです。
タイ人パートナーと協力して飲食店を経営したり、日本語教師や日本語の通訳・翻訳などです。
労働許可証的にはアウトですが、実態として、タイ国政府にバレる可能性が限りなく低いからです。

駐在員としてタイに来ている人でも、副業をすると労働許可証的にはアウトなんですね…
ちなみに、日本の企業からリモートで引き受ける副業案件については、タイ国内の労働許可証とは直接関係しないため、グレーゾーンに値します。
労働許可証の観点から考えるとグレーですが、税金的な問題も絡むので、詳しくは後述します。
タイの給与水準と副業を考える背景
ここで、タイ在住者、駐在員、現地採用が副業を考える背景について考察します。
副業をしたい人の多くが、「本業以外の収入源を増やす」ことを目的にされています。
実際、私もタイ現地採用で働きながら副業をしていましたが、収入源を増やすことはサラリーマンにとってのリスク回避につながります。
とりわけ、タイで働く人の中には、下記のような悩みを持っている人が多いです。
タイ在住者が手取り収入を上げたい背景
・本業以外の収入源を増やしたい
・純粋に手取り収入を増やしたい
・駐在員でも現地で使えるお金が少ない
・現地採用の給与水準が低い
・駐妻で時間を持て余している
・働いてない期間が続いて何か仕事をしたい
など
本業で働いている駐在員・現地採用の場合、サラリーマン収入に加えて副業収入があれば、金銭的にも精神的にも楽になります。
私自身も、副業で稼ぐことを覚えてからは、収入に上限がないことを自覚しました。
「会社に縛られず生きていく」ためには、会社という一つの収入源に頼るのではなく、複数の収入源を確保するのがおすすめです。
また、現地採用の場合、そもそもの給与水準が低いという問題もあります。
駐在員と比較すると福利厚生が手厚くない分、「副業で挽回してやろう」という人も多いですよね。
タイ現地採用の給与水準は?で詳しい給与体系や給与明細、日本円と比較した場合についても解説しています。
タイでおすすめの副業5選
早速、タイでおすすめの副業5選を紹介します。
※前提として、労働許可証範囲外の副業になりますので、労働許可証や税金に関しての知識を身につけてから進めるのがおすすめです。
・日本語を教える教師や家庭教師
・通訳、翻訳
・輸出入や越境EC
・観光関連のサポート業務
・飲食店や屋台オーナー
それぞれの具体的な収入の目安や注意点、実体験を紹介します。
① 日本語を教える教師や家庭教師
タイで比較的始めやすい副業の一つが、日本語を教える仕事です。
タイには日本語学習者が多く、大学や語学学校だけでなく、社会人や留学を目指す学生など幅広い層が日本語を学んでいます。

日本語を教えるのであれば、私でもできそうですね
ざっくりとした目安収益を解説します。
目安収益について
・1時間当たり300〜500バーツ
・個人レッスンは500〜1,000バーツ
・月収目安は約12,000〜24,000バーツ
注意点としては、すでに何度も記載した「労働許可証以外の仕事になり、不法就労に該当するリスクがある点」です。
オンラインであれば日本国内の案件として扱える場合もあり、その分リスクを抑えやすくなります。
例えば、クラウドワークスでは「タイ在住の方歓迎、日本語学習者向けの会話練習」や「オンライン日本語レッスン」などの募集があります。
報酬は1時間あたり1,000〜2,000円(約250〜500バーツ)程度に設定されるケースが多いです。
ランサーズでも同様に「外国人向け日本語添削」や「日本語会話パートナー募集」といった案件があり、在宅で気軽に取り組めます。
② 通訳、翻訳
タイ在住者が語学スキルを活かして取り組みやすい副業として、通訳・翻訳業務があります。
需要の高い日本語⇆英語、日本語⇆タイ語の両言語に対応できれば、副収入として非常に有効です。

日本語、タイ語、英語の3言語ができる通訳や、同時通訳ができるレベルの語学力だと、1日10,000THB以上の報酬が設定されることもあります
日本人でタイ語の通訳・翻訳ができるレベルの人は少ないですけどね。
簡易的な通訳、翻訳は、AIによって代替されつつあるので、より高難易度なレベルの通訳・翻訳が求められる傾向にあります。
私が把握している中でも、下記のような通訳・翻訳ができるレベルだとかなり稼げます。
通訳、翻訳として求められるレベル
・日タイの同時通訳
・日英タイの三言語通訳
・専門的文章の翻訳
・重要な商談や会合で使える通訳
・秘書業務もできる通訳
など
いずれも、副業として行うのは少しハードルが高いですが、語学力を持つ人なら挑戦してみましょう。
③ 輸出入や越境EC
続いて、輸出入や越境ECに関する副業です。
近年はEC市場の拡大に伴い、日本の商品をタイに輸出したり、逆にタイの商品を日本や他国に販売するケースが増えています。
特に日本の化粧品、健康食品、ベビー用品などはタイで需要が高く、輸入販売を行うビジネスモデルが多く見られます。
また、タイ発の商品としてはハーブティーやナチュラルコスメ、アパレル製品などが日本市場で注目されており、これを個人で取り扱う越境ECプレイヤーも少なくありません。

タイ在住という強みを活かして、ビジネスをするイメージですね
前提として、労力や難易度は高いですが、収益性が高く持続性もあります。
Amazon、Shopify、eBay、BASEなどのプラットフォームに馴染みのある人は、まずは小規模のビジネスから始めてみるのがおすすめです。
目安収益について
・1商品あたりの利益は数百円〜数千円程度
・数十件の取引があれば、3万〜10万円(約7,000〜25,000バーツ)の副収入
注意点は、輸出入に関する法律や規制を理解しておく必要があります。
例えば、化粧品や食品を扱う場合は、各国で輸入に関する規制や許可が必要になるケースがあります。
また、在庫を抱える物販モデルはリスクも高く、売れ残りや配送トラブルが発生すると赤字になる可能性があります。
さらに、タイで現地企業を設立して輸出入を行う場合には法人登記やライセンスが必要となるケースがあり、副業としてはややハードルが高いです。

越境ECは、副業よりも新規事業を作るイメージになります
副業として気軽にしたい人は、サポート業務・リサーチ業務・販売代行などから始めるのがおすすめです
クラウドワークスやランサーズでも「越境EC運営のサポート」「商品リサーチ代行」「Amazon販売サポート」などの募集を確認できました。
④ 観光関連のサポート業務
日本語を活かした観光サポート業務は副業として根強い需要があります。
具体的には、観光ガイド、現地での通訳、旅行プラン作成、空港送迎のサポートなど、多岐にわたります。
特にバンコクやチェンマイ、プーケットといった観光地では、日本語で案内できる人材は重宝されるため、観光業関連の仕事はタイ在住者にとって参入しやすい副業のひとつです。
目安収益について
・個人ガイドは1日約1,500〜3,000バーツ程度
・半日で1,000バーツ程度の案件もあり
・旅行代理店や現地ツアー会社と契約すれば安定して稼げる
注意点としては、すでに何度も記載した「労働許可証以外の仕事になり、不法就労に該当するリスクがある点」です。
また、公式にガイド業を行う場合には、ライセンス取得や現地法人との契約が必要になるケースが多いです。
スタートは、知人や口コミを通じて個人的に受ける形がおすすめです。
⑤ 飲食店や屋台オーナー
タイの屋台や個人経営の飲食店をタイ人パートナーと協力して行う人もいます。
実際に現地採用者や長期駐在員がタイ人の奥さんと一緒に経営するパターンは多いです。
日本食はタイでも高い人気を誇り、ラーメンや寿司、カレーなどは現地の若者や駐在員家庭、タイ人にも需要があります。
日本人であること自体がブランドになるため、メニュー開発や店舗運営の工夫次第で成功する可能性は高いです。
実際、バンコクやアユタヤ、チェンマイ、シラチャなどのエリアだと、日本人とタイ人奥様で経営されている飲食店をよく見かけますよね。
飲食店や屋台オーナーの注意点
・タイ人パートナーが必要
・日本人は49%しか株を持てない
・タイ人パートナーとの金銭トラブルも多い
・仕入れや衛生管理などが大変

儲かるようになってから、タイ人パートナーと金銭トラブルになった事案は山ほど聞いたことがあります、、、
以上ここまで、タイ在住者におすすめの副業5選を紹介してきました。
・日本語を教える教師や家庭教師
・通訳、翻訳
・輸出入や越境EC
・観光関連のサポート業務
・飲食店や屋台オーナー
タイ在住でできるWeb系の副業は?

続いて、タイ在住で可能なWeb系の副業を紹介します。
労働許可証の兼ね合いからグレーと言えばグレーですが、私自身も含めて、タイ現地採用で日本のWeb系副業をしている人は多いはずです。

日本語教師やタイ語通訳よりも、手軽かつスキルにもなるので、おすすめです
・Webライター、Webデザイン
・営業代行、採用代行
・SNS運用代行
・ECサイト運営、商品登録
・Webメディア、ブログ運営
それぞれを詳しく見ていきましょう。
① Webライター、Webデザイン
タイ在住の日本人にとって、WebライターやWebデザインは、場所に縛られずにできる副業として魅力的です。
特に、駐在員や現地採用者は、勤務時間外や週末や平日終業後の時間を使えます。
Webライター・Webデザインのメリット
・手軽に始められる
・隙間時間に始められる
・場所を選ばずに始められる
・文章を構成する力がつく
・論理的思考力がつく
・中長期で活かせるスキルが身に付く
などなど
一方で、低単価、競争が激しい、労力に見合わないといったデメリットもあります。
近年は、生成AIの登場により簡易的なWebライティングやWebデザインは、AIによって代替されつつあります。
よりレベルの高いライティングや、Webデザインスキルがなければ、副業として稼ぐことが難しいでしょう。

少しでも早く高単価なライターを目指したい人は「ハンドメイドチャンネル」もおすすめです
ライター初心者でも高単価・安心マニュアルで効果的に収益を上げることができます
仮に、時間単価で1,000円を稼ぐことができれば、平日2時間と土日に5時間程度稼働するだけで、週15,000円の副業収入を確保できます。
1ヶ月で約6万円程度を稼ぎたいのであれば、Webデザイン・Webライターは比較的簡単に可能です。
② 営業代行、採用代行
タイ在住で取り組みやすい副業として、営業代行や採用代行もあります。
本業のスキルや経験を活かして行うことも可能です。

本業と似たような営業代行をすれば、比較的簡単に稼げそうですね
例えば、営業代行では、商品やサービスの問い合わせ対応、電話営業、商談サポートなどの業務が多いです。
採用代行では日本人やタイ人向けの求人広告作成、応募者対応、面接調整などを任されることがあります。

駐在員や現地採用の場合、本業の競合になり得る副業をするのは、かなりリスキーです
本業の競合に値する副業をしてしまった場合、「競業避止義務(きょうぎょうひしぎむ)」に抵触してしまい、一発で解雇になってしまうケースがあります。
実際、競合に値する副業をしていたことが日本本社に感知され、解雇になってしまった人のケースも存在します。
③ SNS運用代行
SNS運用代行は、企業や個人事業主のInstagram、Facebook、X(旧Twitter)、TikTokなどのアカウントを運用し、集客やブランディングを支援する副業です。
特にタイは観光業や飲食業が盛んで、日本人オーナーが経営する店舗も多いため、日本語や日本人視点を活かしたSNS運用の需要は高い傾向にあります。

プライベートで使っているインスタやTikTokを副業にできれば、楽しく稼げそうですよね
SNS運用代行は、簡単なイメージもありますが、実際はかなり難易度が高い副業です。
InstagramやTikTokは、すでに企業も本格進出を始めており、有名インフルエンサーが凌ぎを削っているからです。
タイ在住の強みを活かすのであれば、タイ国内の観光名所、グルメスポット、インスタ映えする場所で投稿するなど、何かしらの工夫が必要です。
SNS運用代行の注意点
・ある程度時間と労力が必要
・ど素人が案件を獲得するのは難しい
・個人インフルエンサーのレベルでないと難しい
④ ECサイト運営、商品登録
ECサイト運営や商品登録の仕事は、ネットショップを持つ事業者の代わりに、商品情報を登録したり、受注・発送管理を行ったりする業務です。
近年ではAmazon、楽天市場、Shopify、BASEなどのプラットフォームを利用する事業者が増えており、外注ニーズも高まっています。
タイ在住者にとっても、インターネット環境さえあれば場所を選ばずに取り組めるため、副業として非常に相性が良い分野です。
目安収益について
・商品登録作業は1件100円〜300円が相場
・数百件を受注すると月3万〜7万円程度
・運営全てを代行すると月15万円程度
ECサイト運営や商品登録の注意点は、単純作業の案件が多いため、低単価で稼ぎづらい点です。
スキルや実績を蓄積していくスタイルでなければ、単価のアップが難しいです。
ECサイト運営や商品登録と相性の良いスキルは、「運営代行」「広告運用」「SEO対策」などがあります。
また、タイで輸入物販を始める人も多いですが、初心者から副業で稼ぐレベルになるまでは、かなりの時間と労力が必要です。
⑤ Webメディア、ブログ運営
最後に、Webメディア・ブログ運営の副業を紹介します。
私自身も当サイトを副業レベルから始めて、独立する程度にまで成長できました。
タイ在住者向けのブログを運営している人は多いです。

タイは日本人が多く住むので、下記のようなジャンルは一定数の需要があります
・現地生活情報
・観光
・グルメ
・転職事情
・起業
・駐妻界隈
ニッチな領域ほど供給者が少ないので、簡単な記事を投稿するだけで検索上位を獲得できます。
収益化の方法は、アフィリエイトやGoogleアドセンス、Web広告などです。
注意点は、結果が出るまでの時間が必要です。
少なくとも3ヶ月〜半年程度は下積み期間が必要です。
ブログアフィリエイトの徹底ノウハウをまとめましたので、アフィリエイトに挑戦してみたい人は確認しておきましょう。
以上ここまで、タイ在住者ができるWeb系の副業5選を紹介しました。
・Webライター、Webデザイン
・営業代行、採用代行
・SNS運用代行
・ECサイト運営、商品登録
・Webメディア、ブログ運営
タイで副業を行う時の注意点やリスクについて

ここまで、タイでおすすめの副業や現地採用ができる副業を紹介してきましたが、注意点やリスクもあります。

副業をしてみたいけど、リスクは把握しておきたいです…
・労働許可証の記載外の仕事は不法就労になる
・日本円の副業収入はタイへの申告義務が発生する
・本業に抵触する副業だと解雇リスクがある
それぞれを詳しく解説します。
① 労働許可証の記載外の仕事は不法就労になる
前述した通り、タイで外国人が働く場合、労働許可証が必要です。
労働許可証以外の仕事を行い、報酬を得た場合「不法就労」に該当します。
最大で「5年以下の懲役または、20万バーツ以下の罰金」が科せられる可能性があります
労働許可証について
・雇用主、職種、勤務地が記載され、範囲外の仕事は認められない
・外国人が就業できない職業リストあり
・違反すると最悪の場合「不法就労」に値する
JETROの外国人就業規制より引用

副業をしただけで、不法就労になるんですね…
思ったより厳しい…
実際には、タイに住む日本人の中には、知人のレストランを手伝ったり、個人で家庭教師をするケースもあります。
しかし、これらは労働許可証の範囲外であるため、摘発されれば不法就労として処罰対象になります。
バンコクや観光地では労働局のチェックが入るケースもあり、外国人労働者に対する取り締まりは年々厳しくなっています。
そのため、本記事で紹介した副業のように、できる限りオンラインでタイ国外の仕事を請け負う形がおすすめです。

日本企業がクライアントの場合、労働許可証に直接関係しないため、摘発されるリスクは限りなく低くなります
タイ国内でタイバーツを報酬として得る仕事は、労働許可証との兼ね合いを確認し、可能な限り避けるべきと言えます。
どうしても仕方がない場合は、友人・知人レベルでのお金の受け渡しに留め、見積書・請求書などの証拠が残らない形を取るべきです。(但し、黒よりのグレーのため推奨はしません)
② 日本円の副業収入はタイへの申告義務が発生する
続いて、税金関係の注意点です。
日本の企業やクライアントから日本円で報酬を得ている場合でも、その収入は「海外からの所得」とみなされ、タイに居住している以上、申告対象になる可能性があります。
タイは居住者課税方式を採用しており、年間180日以上滞在している場合は居住者扱いとなり、世界中で得た所得について申告義務が発生します。
ただし、実際の課税は所得を得た年度にタイへ送金したかどうかに左右される点が特徴的です。Thailand Revenue Department より引用
日本とタイの間には「租税条約」が存在していますので、二十課税は回避できます。
しかし、未申告のままだと、後々のビザ更新や永住権申請の際に不利になってしまうリスクもあります。
この辺りはかなり細かいので、副業収入が年間300万円を超えてくる辺りから、日本の会計士やタイの会計士に相談するのがおすすめです。
(実際に私も日本とタイの会計士に相談しながら、実務を進めています)
税金関連のまとめ
・日本円収入もタイへの申告義務が発生する
・日本円→タイバーツに送金しなければ申告対象外の可能性が高い
・未申告でも感知される可能性は低い
・但し、ビザ更新や永住権申請時に不利になる可能性もある
③ 本業に抵触する副業だと解雇リスクがある
最後に、本業に影響を及ぼす可能性の副業の場合、本業の会社からレッドカードを貰ってしまうリスクが存在します。

労働許可証の観点以外にも、本業の会社からストップがかかる可能性もあるんですね
大きくは日本国内の副業関連の取り決めと近しいですが、下記が考えられます。
駐在員、現地採用の副業による解雇リスク
・本業との競業避止義務
・勤務態度や成果への影響
・タイ人従業員への模範行動的な側面
・副業収入の申告漏れによるコンプライアンス違反
特に、日系大手企業の場合、副業によって本業への信頼を損なうと判断された場合は、厳しい処置が下されるリスクがあります。
日系企業は、タイ国内でのイメージ・信頼を守るため、駐在員や日本人現地採用に厳しいルールを設定することも多いからです。
以上ここまで、タイ副業の注意点やリスクを3つ紹介しました。
・労働許可証の記載外の仕事は不法就労になる
・日本円の副業収入はタイへの申告義務が発生する
・本業に抵触する副業だと解雇リスクがある
【体験談】タイ現地採用の副業を考察
最後に、タイ現地採用で副業をしている人の体験談を紹介します。

実際に、タイで副業をしている人にインタビューした内容をまとめますね!
成功の秘訣や失敗しないコツも合わせて紹介します

駐在員として働きながらも、自身のバリューが発揮できる領域のコンサル案件で定期的に副業収入を確保しています
38歳専門商社の駐在員の体験談
私は現在38歳で、タイに駐在して4年目になります。本業は日系の専門商社で、現地法人の営業責任者を務めています。赴任してから最初の1年間は仕事に慣れることに必死でしたが、2年目を迎えた頃から少しずつ時間に余裕が生まれ、副業に挑戦してみました。
内容は、日本企業向けのコンサル案件です。
もともと商社勤務で培った海外販路の知見や、現地で築いたネットワークがあったため、それを求めていた日本の中小企業から相談を受けるようになりました。具体的には、「タイや周辺国で商品を売りたいが、どう営業先を探せばいいか分からない」といった依頼が中心です。
私は現地市場の情報を整理し、販売代理店候補や展示会情報をレポートとして提供しました。
副業を始めた当初は不安もありました。労働許可証の範囲外業務にならないよう、日本側のクライアントとは「コンサル契約」という形で業務を進め、実務部分は現地で動かず、情報提供や戦略提案に限定しました。
この点を徹底することで、本業との兼ね合いや不法就労リスクを避ける工夫をしました。
収入面では、月に1〜2件の依頼を受ける形で、定期的に5万円程度の副収入を確保しています。本業の給与に上乗せされることで、現地生活の余裕が増えたのはもちろん、日本への一時帰国費用の一部を副収入でまかなえるのは大きなメリットです。
また、自分の知識や経験を活かして企業の成長に貢献できること自体がやりがいになっています。
副業をしていて感じるのは、「タイ在住だからこそできる仕事がある」ということです。日本国内からでは得られないリアルな市場情報を提供できる点は、クライアントにとっても強みになります。
一方で、税務申告や本業への影響には常に注意を払う必要があると感じています。
この副業経験を通じて、私は本業以外でもスキルを活かせる自信を持てるようになり、キャリアの選択肢が広がったと実感しています。
専門商社として勤務する傍らで、副業として海外販路拡大に向けたコンサル案件を定期的に請け負っていた副業でした。
日本国内から海外に販売先を広げたい企業はこれからもどんどん増えていくので、確実に価値発揮をされていました。
本業の労働許可証との兼ね合いや、税務申告について、細かく確認しながら進めていく必要があることも体験談から分かりますよね。

現地採用で働きながら、Webライターで月10万円程度の副収入確保に成功しました
38歳専門商社の駐在員の体験談
私は28歳で、現在バンコクで現地採用としてサービス業の営業職に従事しています。
給与は現地水準に合わせたもので、そこまで高くはなく、生活費や将来の貯金に不安を感じ、副業としてWebライターを始めることにしました。
最初に利用したのはクラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングサイトです。未経験からのスタートだったため、当初は1文字0.5円程度の案件を受けることが多く、1記事を書いても数千円にしかなりませんでした。
しかし、継続して案件を続けていくうちにSEO記事やレビュー記事の書き方に慣れ、納期を守って丁寧に納品することを意識した結果、徐々に単価も上がってきました。
3か月ほど経つとライティングの作業効率が上がり、単価アップの交渉にも挑戦できるようになりました。そこで活用したのがクラウディアやSNS経由の案件募集です。
これらの媒体では、企業が直接ライターを探しているケースが多く、クラウドソーシングよりも高単価で契約できることが増えました。特にSNSでは、ポートフォリオや過去の実績を発信していたことがきっかけで声をかけてもらうこともあり、自分の強みを活かす大切さを実感しました。
現在は、記事単価1万円前後の案件を中心に担当できるようになり、月に10万円程度の副収入を安定して得ています。
本業の給与と合わせると生活に十分な余裕が生まれ、趣味や自己投資にお金を回せるようになりました。
また、「自分のスキルで稼げる」という自信は、将来的に日本へ帰国した際のキャリアにもプラスになると感じています。
もちろん副業には注意点もあります。本業に支障が出ないよう、納期管理と体調管理は徹底しなければなりませんし、案件が増えすぎると睡眠時間を削ることにもなりかねません。それでも、スキルを磨きながら収入を得られるWebライターという副業は、現地採用として働く私にとって大きな支えになっています。

Webライターの単価は低いですが、実績やポートフォリオを充実させることで、タイ在住者の強みを活かして高単価案件で活躍することもできます!
まとめ: タイ副業で手取り収入を伸ばそう

さて、いかがでしたでしょうか。
ここまで、タイ在住者、駐在員、現地採用者向けのおすすめの副業を紹介してきました。
労働許可証の観点からはアウトな副業ですが、日本企業をクライアントにして日本円で副業収入を確保できれば、手取り収入のアップや、会社に縛られない働き方を実現できることが分かりました。
本記事の要点をまとめて終了とします。
・労働許可証がない場合、タイ国内での副業はNG
・日本企業向けのオンラインで可能な副業だとグレーゾーン
・Webライターや本業を活かしたコンサル案件で稼ぐ人が多い
・飲食店や輸出入、越境ECビジネスは難易度が高い
・税務申告や所得税はある程度の収入になってから税理士や会計士に相談するのがおすすめ

副業と並行して本業の収入をアップさせる転職活動もするべきです
タイでの経験を活かした転職活動は、海外転職に強いエージェントがおすすめです
おすすめの転職エージェント
▶︎サムライジョブ
JACリクルートメントが運営、ハイキャリア向け

<ハイクラス・海外駐在を目指す人へ!>
Samurai Job の公式サイト ▶︎
▶︎ビズリーチ
タイ経験を活かして駐在員採用+高年収求人が狙える

<駐在員採用を狙う人向け >
ビズリーチを詳しく見てみる ▶︎
▶︎ べとわーく
ベトナムを中心とした優良穴場求人あり

最後に、タイでの副業に関して、私に相談してみたい人は、下記の問い合わせページからお願いします。
▶︎ お問い合わせページへ
また、タイ転職に関する記事を以下にまとめました。
気になる所からご確認ください。
◆ 筆者の海外転職体験談
主に海外転職のキャリアを解説
◆ 東南アジア転職にオススメのエージェント
実際に利用した体験談有り
◆ タイ転職にオススメの転職エージェント
タイ転職のノウハウを惜しむことなく大公開
◆ 20代で海外転職を迷っている方へ
海外挑戦をオススメする本当の理由を解説
◆ タイ転職の失敗例と効果的な打ち手を考察
転職〜就職、赴任後まで考察
◆ 現地採用やめとけ論の結論
やめとけ派と推奨派の各10個の理由を考察
◆ サバイサバイ人材の特徴とその後は?
タイで沈没する人の末路を解説
◆ タイ現地採用の15万-20万バーツの求人リスト
たい現地採用で勝ち組に乗るには?
◆タイ現地採用の給与水準は?
日本円と比較して徹底解説【コロナ後】
◆タイ現地採用の手取り給与は?
日本円と比較して解説
◆タイ移住のデメリット20選は?
悲惨な末路を防ぐためには?
◆50代でタイ転職・移住するには?
失敗例を分析してポイントを解説
◆ タイの現地採用は悲惨?
20代のリアル事情を解説