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20代で3回目の短期離職…
ホワイト企業は難しい?
納得の会社を見つけるコツを知りたいです
本ページにたどり着いた人は、
・20代で3回目の短期離職をしてしまった…
・3回目の短期離職から納得の転職先は見つかる?
・書類落ちや面接落ちが続く時の対処法は?
という疑問や悩みをお持ちのことでしょう。
「20代で3回の短期離職は不利?」や、「短期離職からキャリアを挽回する方法は?」と思っている人も多いはずです。
そこで本ページでは、20代で3回目の短期離職をした9名へのインタビューを実施して、短期離職の不安を解消し納得できる転職先を探す方法を解説します。

20代で短期離職を3回した人の体験談も紹介します
企業側の不安を解消し、内定獲得率を高める裏技も解説しますね!
目次
20代で3回目以上の短期離職が危険と言われる理由

20代で3回目の短期離職はやばいと認識していますが…
・やり直しができる
・転職が当たり前
・自己分析をしたらOK
みたいな安直な言葉も良く耳にしますが、実際は、、?
結論からお伝えすると、短期離職を3回繰り返した20代は、これまでと比較にならないほど転職・就職の難易度が上がります。
なぜなら「採用してもすぐに辞められてしまうリスクの高い人材」と企業側は思ってしまうからです。
感情論ではなく「人事・採用担当者のリアルな本音」と「客観的なデータ」をもとに、あなたが置かれている状況を解説します。
採用担当者目線で考える「3回目の短期離職」への懸念点
まず大きな懸念点として「忍耐力の欠如」や「またすぐ辞める」ということも考えられますが、企業側が本当に恐れているのは「学習能力の欠如」です。

学習能力の欠如と言うか、仕方なく辞めるしかなかったんですけどね…
もちろん家庭の事情や病気、仕方のない事情もあるでしょう。
しかし、世間一般的に、20代で3回目の短期離職をした人への目線は冷たいものです。
採用担当者の冷たい目線
・逃げ癖がついているのではないか?
・自分自身をうまく理解できていない?
・会社には定着できない人?
・すぐに他責にしてしまう人かも?
上記のような疑念を抱いてしまいます。
実際、「短期離職者は採用していない」と発信する面接官もいます。
(会社名は非公開)
ここだけの話、当社は1年以内の短期離職者は基本的に採用しません。部門長の決裁がおりません。古臭い会社と思われるかもしれませんが、大企業はまだまだこういうところあります。退職代行は便利ですが、短期離職の行き着く先は修羅の道であることは覚悟しておいた方がいいです。
— ける🐸 (@keru_career) April 18, 2025
3回目以降の転職活動では、「スキル」や「やる気」をアピールする前に、マイナスイメージを論理的に払拭することが最優先になります。
クリアしない限り、面接の土俵にすら上がれないのが現実です。
20代で転職回数3回は多いのか?平均転職回数を調査

20代で3回目の転職回数は、平均より多いです
dodaを運営するパーソルキャリアが正社員を対象に行った調査によれば、20代の転職回数の割合は下記の通りでした。

20代の転職回数の割合
・転職経験なし(0回):約76%
・転職回数1回:約16%
・転職回数2回:約5%
・転職回数3回以上:約3%未満
20代の約7割程度は、まだ一度も転職を経験しておらず、3回以上の転職経験者はわずか3%未満です。
企業側からすれば、「一般的ではない」と警戒するのは、至極当然のことと言えます。
また、厚生労働省の「新卒就職者の離職状況」からは、大卒就職者の約3割が入社3年以内に離職していることがわかります。


統計的に見ても約3割近くは、入社から3年以内に離職してるんだね…
2019年までのデータですが、2016年まで平均して30%程度の人が、3年目までに離職している実態が分かります。
卒業後3年以内の離職率は、毎年30%程度で推移していました。
しかし、これは「1回目の転職」です。
3割の人が辞めるのだから、3回目の短期離職もぜんぜん普通だ、と考えるのは危険です。
「一度つまずいた人」と「転び続けている人」では、企業からの評価は全く異なるからです。

転職回数0回もしくは1回が多い中で、3回目の短期離職は、納得できる理由とこれからの覚悟をアピールする必要があります
回数よりも在籍期間の短さが最も警戒される理由
続いて、短期離職の回数よりも「在籍期間の短さ」も、企業側がよく注意するポイントです。

在籍期間は長ければ長い方がいいですよね…
Aさん:2年間 × 3社経験の人
Bさん:3ヶ月 × 3社経験の人
だったら、Aさんの方が内定を獲得できそうですね
もしあなたが「3年 → 4年 → 3年」とキャリアを重ねてきたなら、転職回数が3回でも「経験豊富な即戦力」として内定を獲得しやすいです。
しかし、「半年 → 3ヶ月 → 8ヶ月」のような短期離職の連続は、採用担当者に「採用リスク」と判断されやすいです。
大手転職サイトの「エン転職」が実施した「採用担当者の本音調査」によれば、在籍期間が1年未満の離職が続いている場合、ネガティブな印象になってしまう面接官が多いとのことでした。
在籍1年未満に抱える不安
・習熟前の放棄
・PDCAの欠如
・他責思考
・逃げ癖
採用担当者の本音調査より引用
また、企業が人を採用するには、求人広告費や転職エージェントへの紹介料、面接官の人件費など、平均して約103.3万円の費用がかかると言われています。
(リクルート:就職白書2020より引用)
これに加え、入社後の研修費やPCなどの設備投資も発生します。
SNS(Xやnote)で現役の人事担当者たちの間では、以下のようなシビアな意見が共通見解として見られます。
きつい言い方をしますが、①1年未満の離職が2回以上ある、かつ②教育・サポートが必要な人をあえて金融商品でたとえるなら「暴落する(短期離職する)可能性が高いが、リターンは大きくない株」のような見られ方をされます。そのハンデを埋める努力をしないと、興味を持ってくれる企業は少ないです。
— IT菩薩モロー(キッカケエージェント) (@it_bosatsu_moro) May 30, 2023
企業側が短期離職とみなすラインはどこ?
— アルバトロス転職 (@alba_tenshoku) May 28, 2025
1年未満:かなり早い段階での離職(試用期間内・1年未満は企業側も慎重になります)
1〜3年未満:一般的に“短期離職”とみなされるライン
短期離職の場合は、明確な退職理由と転職目的を伝えることが重要となります。
現役の転職エージェントである私が、日々リアルに感じている企業側の本音ベースの印象を、以下にまとめてみました。
短期離職者への企業側の印象
・入社から3年:全然普通、職歴は気にならない
・入社から1年:ちょっと早い転職かな。理由を知りたい
・入社から半年:早い転職だね。理由は?
・入社から3ヶ月:だいぶ早いね。何があった?
・入社から1ヶ月:大丈夫?
・入社から1週間:え、本当に?
結論、1年以上勤務している人であれば、企業側からネガティブイメージを持たれることは少なくなります。

ブラック企業や人間関係が理由の転職でも、「最低1年」という目安で判断されます
半年未満や3ヶ月未満だと、かなり突っ込まれて質問されます
在籍期間が短い職歴は、履歴書に書かなくてもいい?と思う人もいますが、結論、バレた時のリスクが大きいので履歴書に書く方がおすすめです。
リスクを最大限軽減する書き方や、具体的な例文もありますので参考にしてみてください。
大手企業・中小企業で異なる短期離職への評価
「3回短期離職しても、20代ならなんとかなる」
これは、半分正解で半分間違いです。
結論から言うと、大手企業と中小企業の内定獲得率は「約10倍」異なります。
大手と中小の選考難易度の違い
書類選考通過率
・大手:約10%
・中小:約25%
一次面接通過率
・大手:約25%
・中小:約50%
最終面接通過率
・大手:約25%
・中小:約50%
内定率
・大手:約0.6%
・中小:約6.2%
⬇︎
・大手は書類、一次面接、最終面接と複数人が担当するためシビアに判断される
・中小は部長や社長が決めるので書類さえ通れば面接通過率は高い

短期離職を繰り返した人は、大手企業は難しくて、中小企業が狙い目ですよね…
大手企業は、「効率化」重視の選考スタイルです。
何百人・何千人の応募が集まる大手人気企業は、人事担当者が全員の職務経歴書を隅々まで読む時間がありません。
なので、書類選考の段階で「転職回数3回以上=不合格」という機械的なフィルタリングを設定しているケースが多いです。

私が採用を支援してきた大手企業でも、実態として足切りを行う企業は多いです
「すぐ辞めている人=リスクが高い」という先入観があるのは、残念ながら事実です
大手企業にとってあなたは「リスクを冒してまで採用する理由がない人材」です。
正面突破しようとするのは、精神をすり減らすだけです。
一方で、中小企業や設立の浅いスタートアップでは、景色がガラリと変わります。
「経歴の綺麗さ」よりも、「今、何ができるか」や「会った時の印象」で合否が決まる傾向が強いからです。
中小企業の採用ハードルが低い理由
・深刻な人手不足
・応募者数が少ない
・決裁権者との距離が近い
・社長や役員の直感重視採用が多い

大手よりも中小企業が狙い目なんですね…
中小は給料や福利厚生が手薄ですが、仕方ないですね…
実際のところ、優良中小企業は多いです。
大手企業に比べてネームバリューがないだけで、BtoB企業や製造・メーカー系などは、特に多いです。
なぜ続かない?20代で短期離職を繰り返してしまう根本理由
ここまで、採用企業目線で20代の3回目の短期離職が危険である理由を解説しました。
そもそも、20代で短期離職をしてしまう理由は何でしょうか?
ブラック企業やパワハラ・セクハラなどの企業側の問題も多いですが、働く労働者側の問題も多いです。

耳の痛い話ですが、20代で3回の短期離職をする人は、他責だけではなく「自責思考」で考える必要があります
何かしら自分自身にも原因がある、と分かっている人も多いのではないでしょうか?
・企業理解不足による入社後のミスマッチ
・自己理解が浅く自分の適職が分からない
・職場への期待値が高すぎる現実とのギャップ
・未経験職種への安易な挑戦を繰り返している
・【チェックリスト】短期離職を繰り返す本当の理由
それぞれを詳しく見ていきましょう。
① 企業理解不足による入社後のミスマッチ
20代で3回以上の短期離職を繰り返してしまう人の特徴として、「企業の理解不足」があります。
厳しい言い方ですがが、求人票や公式サイトをそのまま鵜呑みにしてはいけません。
レストランのメニューが実物より美味しそうに見えるのと同じで、企業が良いことしか書かないのは「当たり前」です。

私は、いつも残りものばっかりで、、、
ブラック気味な企業しか採用してくれないんですよね…
エン・ジャパンが実施した「中途入社後のギャップ」に関するアンケート調査を紐解いて解説します。
まず、入社後に「ギャップ」を感じた人は「87%」もいます。
ほとんどの人が何らかのギャップを、入社前後で感じています。

20代・30代に聞いた「入社後ギャップ」調査より引用
その中で、悪いギャップの具体内容は、下記の通りでした。
悪いギャップの内容
・仕事内容:39%
・職場雰囲気:38%
・仕事量:35%
・評価制度:34%
・給与:32%
・研修や入社後フォロー:30%
・やりがい:28%
・成長機会:24%
・勤務時間、休日:24%
・事業方針:20%
・出社頻度:10%
・勤務地:9%
仕事内容や、職場の雰囲気、仕事量などが上位を占めており、一見「企業の説明不足」に見えます。
しかし裏を返せば「自分が面接で突っ込んで質問しなかった」「都合の悪い部分を聞く勇気がなかった」ということでもあります。

企業理解が足りてなかったのは、その通りかもしれませんが、具体的に何をすればいいかも分からず…
例えば、下記のような方法で企業理解を深めて入社するのがおすすめです。
・オフィス、職場見学
・社員口コミサイトを調べる
・先輩社員との面談を設けてもらう
「騙された」というのは簡単ですが、最終的に入社を決めてたのはあなた自身です。
少しでも違和感を感じた場合、安易に入社せず、入社前に確認しましょう。
実店舗があるビジネスであれば、お客さんを装って行ってみるのが良いです。
サービス系のビジネスでも同様に、一度利用してみるのがおすすめです。
② 自己理解が浅く自分の適職が分からない
短期離職を繰り返してしまう人は、「できること(Can)」と「やりたいこと(Want)」の区別がついていません。
鳥が「海を泳ぎたい」と憧れて魚の群れに飛び込み、息ができなくなって逃げ出す。
これを繰り返しているのと同じです。

実際、私自身も自分に向いてない仕事をしていた時期が長く、ミスマッチを感じながら毎日憂鬱な気分で仕事をしていました
当時は「少しでも早く辞めたい」と毎日考えていました…
dodaを運営するパーソルキャリアの調査では、転職理由ランキングに「仕事内容が面白くない」や「自分のスキルが活かせない」という理由が上位でした。
また、給与や勤務地、業界、職種以外に、仕事の選び方が分からないという人も多いです。
短期離職を繰り返している人の中には、
・給料以外の判断軸がよくわからない…
・転職で求めることが勤務地と給与だけ
・とにかく年収の高い仕事に応募
という状態に陥っている人も珍しくないです。
転職サイトを眺めて、とりあえず高年収の求人に応募して終わり…。
そんな人も多いですよね。

給与以外の軸が無いです…
何を基準に選べばいいですか?
転職で叶えたいことを明確にして、求人に応募しなければ、いつまでも短期離職を繰り返すハメになります。
転職とは「手段」であり、転職することが目的になってはいけません。
転職の「目的」を明確にすることが重要です。
では、転職の目的とは何でしょうか?
転職の目的とは?
・年収を50万円以上UPさせる
・キャリアアップが見込める会社を見込める
・業界や職種チェンジで市場価値を高める
・勤務地は変わるけどキャリアを諦めたくない
など
私も転職エージェントとして日々色々な求職者の方と話をしますが、『今回の転職の目的は何ですか?』に明確な答えを持っている人は1割以下です。
大半の人が、本当の転職目的を見失いながら、なんとなく転職活動をしています。

転職で叶えたい理想像が明確になっている人は、10%以下くらいです…
自分の理想像・適職が分からずに、とにかく求人に応募したり面接を受けたりした所で無駄です。
そこで、3分でわかる適職診断を、一度騙されたと思ってやってみてください。
自分の適性を客観的に見てみると、なぜ、3回も短期離職をしてしまったのか、、、、という根本的な理由を見つけられます。

③ 職場への期待値が高すぎる現実とのギャップ
・教えてくれる先輩がいなかった
・マニュアルが整備されていなかった
・もっと成長できる環境だと思っていた
もし上記のような感覚で退職していた場合は、要注意です。
あなたは無意識に、会社は「私を育ててくれる場所」という過剰な期待を持っていませんか?
会社は「給料」を払っています。
つまりあなたは、「サービスを受ける側」ではなく、「価値を提供する側」なのです。

会社を学校と勘違いして短期離職を繰り返してきたのであれば、その考えは改めなければいけません
職場環境のギャップは、ほぼ全ての会社で発生しています
実際、リクルートワークス研究所の調査で、新入社員の約76.6%が、入社後に何らかのギャップを感じています。
つまり、職場に感じるギャップは、ほとんどの人が感じるものであり、あなただけの問題ではないということです。
実際、理想と現実のギャップに挟まれて、短期離職した人は大勢います。
介護職は若手が短期で辞める理由は「人間関係の地獄」「理想と現実のギャップ」「給料の低さ」「将来が見えない」
— 黒澤春【転職大魔神・30代・独身男性】 (@kurosawaharu02) August 1, 2025
なんと3年以内に7割の人が離職してしまう
どんなに使命感があっても、現場の重圧と理不尽に心が折れる
綺麗事だけじゃ続かない、それが介護職の現実
人材業界に入ってみて「理想と現実のギャップが大きくて短期離職しました」という方もいるのが、人材業界の事実。それは業界の構造的な問題もあるけれど、多くの人材紹介会社では、一人一人の転職エージェントに「毎月のノルマ」が課せられている。そのノルマを達成できないと評価が下がるはもちろんで
— かずと🌸転職であなたの幸福度が倍増🌸 (@kazuto_recruit) September 21, 2025
保険診療系から美容にきて短期離職をした看護師はかなり高い確率で二度と美容へは挑戦しない
— 美容看護師めてめて (@metemeteNs) February 9, 2025
それだけ理想と現実のギャップにショックを受けて適応できないケースが多いんだよね
今は調べれば大部分の事は分かるのだから、それを元にある程度想定して転職しないと無駄なキャリアを積むだけになる

口コミを見ると、介護職、看護師、美容師、不動産業界、人材業界、飲食は、短期離職している人が多いですね…
短期離職を繰り返しいている人は、SNSや社員口コミサイトで、業界そのもの・職種そのものへの知識や理解を深めることで、ギャップを限りなく少なくできます。
④ 未経験職種への安易な挑戦を繰り返している
20代で3回の短期離職を繰り返している人は、とにかく未経験職種に転職しまくっているという特徴もあります。
キャリアアップではなく、キャリアの自殺行為に等しいです。

業界・職種の一貫性がなければ、ただ年数を重ねるだけで、市場価値の向上に繋がりません
1社目は営業、2社目は事務、3社目はエンジニア…
一貫性のない転職(ジョブホッパー)を繰り返すと、あなたの職務経歴書には「何一つプロフェッショナルになれなかった残骸」だけが残ります。
30代が近づくにつれ、企業は「ポテンシャル」ではなく「即戦力人材」を求めます。
キャリアの一貫性がないと、いつまで経っても市場価値は上がらず「使い捨ての新人枠」から抜け出せなくなります。

行き当たりばったりで違う仕事をするのは、良くないんですね…
これまでの経験・スキルが活かせる仕事を探さなければいけませんね
20代後半になれば、新卒から1社経験の人と、転職を繰り返している人では、明確に専門性の差が出ます。
専門性の差が、そのまま年収の差になり、埋められない溝になってしまいます。
⑤【チェックリスト】短期離職を繰り返す本当の理由
最後に、3回の短期離職を繰り返した人向けのチェックリストを紹介します。
短期離職を繰り返す本当の理由を見つけたい人は、以下項目を確認していきましょう。

自分でも本当の理由が分からなくなってしまいました..
ここでは、診断結果をもとにどう対処するべきか?
まで落とし込んで解説します。
診断結果
0個:運が悪かった可能性
1個〜2個:次の会社選びで改善しないと危険
3個以上:思考停止状態に陥っています
⬜︎ 過去3回の退職理由を、すべて「会社のせい(人間関係・労働環境)」にしている
⬜︎「給料」「休み」「残業」などの《待遇》だけで会社を選んだ
⬜︎ 面接の逆質問で「特にありません」と答えた、または調べれば分かることしか聞かなかった
⬜︎ 上司や同僚に不満を相談・提案せず、いきなり「退職」というカードを切った
⬜︎「やりたいこと」は語れるが、「自分ができること(実績)」は語れない
⬜︎ 3社とも、業種や職種に一貫性がない
⬜︎ 嫌なことがあると「ここは自分の居場所じゃない」とすぐに運命論に逃げる
これ以上の短期離職を繰り返さないためには、自分を変えることが先決です。
また、短期離職を繰り返すのは病気じゃない?と不安に駆られる人もいます。
うつ病や適応障害を発症してしまう人もいますので、病気かもと思っている人は、下記の記事で具体的な確認ポイントをまとめています。
4回目を防ぐ!3回目の短期離職を最後にする企業選びの基準
「次は絶対に失敗できない」と誓っても、会社を選ぶ判断基準が過去3回と同じでは、短期離職は繰り返される可能性が高いです。
4回目の短期離職は、キャリアにとって文字通り「致命傷」です。
目先の年収・条件ではなく、物理的・精神的に長く働き続けられる構造が会社にあるかが判断基準になります。

私自身も、会社選びの軸を明確にするだけで、自分のキャリアにとってプラスになる有意義な会社に巡り会えました
3回の短期離職を繰り返している人向けに、企業選びの基準を解説します
・研修や教育制度が充実している会社
・評価制度やキャリアパスが具体的にある会社
・中長期的にスキルや市場価値が上がる業界・職種
・企業文化や働き方, 雰囲気が合っている会社
・年収や条件を優先して選ぶとリスクが大きい
それぞれを詳しく見ていきましょう。
研修や教育制度が充実している会社
4回目を防ぐためには、教育の仕組みが「マニュアル化・制度化」されている企業を選んでください。
・仕事は背中で覚えるもの
・新人はOJTが基本
・ある程度、放置も仕方ない
上記のような会社は、NGです。
入社してすぐ辞める人の多くが「放置」による孤立感と、「自分は役に立たない」という無力感で退職していきます。
教育体制が整っている会社に入れば、最初の半年間程度は「学んで覚えること」が主なミッションになります。
焦らずに業務に馴染むことができ、「何もできずに辞める」という最悪のパターンを防げます。

面接では、研修や実習が充実していると聞きましたが、蓋を開けるとほとんどありませんでした…
次は、何を確認すれば良い?
面接で聞いた話と実態が違うのは、あるあるですよね、、、。
そこで、具体的な確認項目をまとめました。
確認項目
・体系的な研修期間はどの程度か?
・メンター制度はあるか?
・業務マニュアルは整備されているか?
(ストレートに聞くのは印象が悪いのでオブラートに包んで聞きましょう)
「未経験歓迎」という言葉に盲信せず「未経験者を戦力にする仕組みがあるか」まで踏み込んで確認しましょう。
評価制度やキャリアパスが具体的にある会社
評価基準やキャリアパスが明確な会社を選ぶことで、5年〜10年先も手に職をつけて働くことができます。
「頑張っているのに評価されない」という不満は、離職理由の鉄板ですよね。
明確なゴール・キャリアパスになる理想の上司がいれば、「次はここを達成しよう」とゲーム感覚で仕事に取り組めるため、モチベーションが維持しやすいです。

理想の上司や分かりやすい評価制度があれば、納得感を持って働けそうですよね
自己成長にも繋がる職場だと思います
例えば、下記のような項目を確認しましょう。
確認項目
・定量的な評価シートの有無
・入社後キャリアの具体像
・尊敬できる理想の上司
・1on1などのフィードバック機会の有無
数字のKPIが厳しければ、精神的なプレッシャーが強くなりますが、ある程度のストレスはあった方が良いです。
適度な緊張感と、透明性の高い評価制度があれば、中長期的に働ける会社です。
中長期的にスキルや市場価値が上がる業界・職種
3年頑張れば、どこでも通用するスキル(ポータブルスキル)が身につくか、という視点で選ぶのもおすすめです。
具体的におすすめなのは、IT業界や無形商材の法人営業、管理部門などです。

私は結果的に、人材紹介の営業職を選びましたが、無形商材の営業であり市場価値も大幅に高くなりました
自分に合致する業界・職種選びも超大切です!
「スキルや経験を積めば、次はもっと高待遇で転職できる」という目標があれば、嫌なことがあっても「修行期間」と割り切れます。
逆に、スキルや経験が身につかない単純作業では、耐える意味を見失い、すぐに短期離職してしまいます。

前職では、ほとんど役に立たないエクセルの管理シート作成や、パワポでの資料作りばかりで、すぐに退職してしまいました、、、
業界選びで年収が決まると言っても過言ではありません。
金融、コンサルティング、医療、製造メーカー、など専門性の高い仕事は、総じて年収が高いです。
AIや機械に代替されないか?
という視点も大切ですよね。
今後、10年〜15年先を見据えて、手に職が付くか?という観点も持っておきましょう。
狙い目の業界
・IT業界
・人材業界
・製造業
狙い目の職種
・ルート営業
・カスタマーサポート
・事務
・ビルメンテナンス
・設備管理
業界・職種選びに悩んでいる人は、それぞれの希望に応じた仕事一覧をまとめているので、気になるタイトルから読み進めてみてください。
3回目の短期離職をした人でも、採用ハードルの低い業界・職種はたくさんありますので、諦めずに探しましょう。
企業文化や働き方, 雰囲気が合っている会社
続いて、企業文化、働き方、会社の雰囲気です。

会社の雰囲気って入社前だと、ほとんど判別するのが難しいですよね…
癖の強い人がいるかは、入社してみないと分かりませんし…
確かに、100%判別するのは難しいです。
しかし、入社前でもできる限りのことをして、リスクを減らせます。

まずは、定量的なデータを確認するのがおすすめです
・従業員の年齢層
・未婚、既婚比率
・子供の有無
・男女比
あとは、顔写真から雰囲気を察するのもOKです
例えば、体育会系のノリが苦手な人が、平均年齢20代前半のイケイケな営業会社に入れば、業務内容は好きでも人間関係が合いませんよね。
逆に、賑やかなのが好きな人が、私語厳禁の静かなオフィスに行けば息が詰まります。
「生理的な相性」を事前に把握することで、入社後のギャップを限りなく減らせます。
続いて、定性的な内容をみます。
定性的な確認項目
・コミュニケーションスタイル
・ランチのスタイル
・飲み会や社内イベントの頻度
・社内の人間関係、上下関係
全て把握するのは難しいので、面接や入社前面談、社員口コミサイト、SNSなどから情報を集めましょう。
ちなみに、誰かと相談しながら会社選びを進めたい人は、求人紹介を前提にしないキャリアコーチングに相談するのがおすすめです。
私も、仕事選びで悩んだ時に利用して、キャリアのプロとざっくばらんに話しながら、キャリアプランを言語化しました。
3回目の短期離職をした人には特におすすめで、これまでの短期離職した理由に納得感を持たせる方法や、狙い目の会社・キャリアプランなど、完全マンツーマンで相談に乗ってもらえます。
自己分析や内省に強いポジウィルキャリアは、20代に人気で女性コーチも多いので相談しやすいです。

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私が実際に体験した記事もありますので、不安な人は確認してから初回相談に臨んでみてください。
年収や条件を優先して選ぶとリスクが大きい
「年収アップ」や「年間休日125日以上」を優先するのは推奨しません。
相場より高い給料には必ず裏(激務・高ノルマ・離職率の高さ)があるからです。
厳しい現実ですが、短期離職を繰り返した人に高年収を提示する企業は、「使い捨て」を前提にしているケースが大半です。
(いわゆる危険手当込みの給与など)
ここで条件に釣られてブラック企業に入れば、4回目の短期離職が確定し、キャリアが完全に詰みます。
逆に、年収が多少下がっても「定着」して3年の実績を作れば、次の転職で確実に年収を取り戻せます。

給与は少しでも高くしたいですけど、グッと我慢ですね…
定量的な確認項目
・業界平均と比べて高すぎないか?
・固定残業代は何時間分か?
→35時間以上はほぼ定時帰りできない
・有給取得率は公開されているか?
あまりにも高い給与や高待遇の場合、逆に疑う力を持つことも大切です。
仕事内容がきつすぎて退職者が多い職場だったり、モンスター上司のせいで定着率が極端に低い会社だったりする可能性があります。
ここまで、短期離職を防ぐ企業選びの基準を5つ紹介しました。
・研修や教育制度が充実している会社
・評価制度やキャリアパスが具体的にある会社
・中長期的にスキルや市場価値が上がる業界・職種
・企業文化や働き方, 雰囲気が合っている会社
・年収や条件を優先して選ぶとリスクが大きい
3回目の短期離職でも不利にならない転職活動のポイント

ここまで、短期離職を繰り返している人向けの企業選びの基準を解説しました。
続いて、3回目の短期離職でも不利にならない転職活動のポイントを紹介します。

短期離職を繰り返しているので、もうまともな会社への就職は難しいと半ば諦めています…

現役の転職エージェントである私が、転職回数を重ねても優良企業に転職している人の成功事例をもとに分析しました
5つのポイントがあるので、順番に解説しますね!
転職活動の5つのポイント
・履歴書と職務経歴書で一貫した軸を見せる書き方
・退職理由に納得感を持たせる
・前職批判をせず自分の反省と学びを語る
・次の職場への覚悟を具体的に語る
・転職エージェントだけでなくキャリアコーチングも使う
それぞれの詳細内容を見ていきます。
① 履歴書と職務経歴書で一貫した軸を見せる書き方
結論からお伝えすると、バラバラに見える経歴も半ば強引に「共通点」を見つけることができます。
例えば、「販売」→「事務」→「営業」と職種がバラバラだったとしても、以下のように共通項を見つけ出し、自己PRの軸にします。
NG例:色々な職種を経験しました
OK例:職種は異なりますが、一貫して「顧客の要望を正確に聞き出し、解決策を提案する業務」をしてきました
結局、どんな仕事も「お客さん」や「同僚」「上司」がいます。
おすすめはお客さんに絡めた共通項です。

履歴書と職務経歴書で一貫した軸を記載することで、ただ短期離職を繰り返した人ではないことをアピールできます
より具体例もありますので、気になる人は確認してくださいね。
販売 → 事務 → 営業、という仕事をしてきた人の職務経歴書の具体例を紹介します。
アパレル販売:在籍6ヶ月
【業務内容】
接客販売、在庫管理、店舗ディスプレイの変更
【意識した点】
単に商品を売るのではなく、「なぜその服が必要なのか」という背景(デート、仕事、普段着など)をヒアリングし、顧客の生活シーンに合わせた提案を徹底しました
【成果】
・店舗の月間個人売上目標を3ヶ月連続で達成(達成率105%〜110%)
・顧客アンケートにて「提案が丁寧だった」との評価を月間最多獲得
【退職理由】
接客を通じて顧客満足を追求することにやりがいを感じていましたが、将来的にビジネススキルを高めるためには、PCスキルや計数管理能力が不可欠だと痛感しました。接客の現場では得られない事務処理能力を早期に身につけるべく、転職を決意いたしました。
続いて、2社目です。ポイントは、共通項を書き出すことです。
一般事務:在籍5ヶ月
【業務内容】
データ入力、電話応対、請求書発行、会議資料の作成補助
【意識した点】
「正確さとスピード」の両立を意識しました。言われたことをやるだけでなく、営業担当が動きやすいように資料を事前に整理するなど、相手のニーズを先読みしたサポートを心がけました。
【成果】
・データ入力ミス率 0%を継続
・書類作成時間を短縮し、営業部の残業時間を月平均5時間削減に貢献
【退職理由】
事務職として「正確に処理する業務」には適応できましたが、仕事をする中で、やはり自分は「自らの提案で顧客の課題を直接解決する瞬間」に最も情熱を感じると再認識しました。事務で培った管理能力を活かしつつ、再びフロントに立って貢献したいと考え、営業職への復帰を決意しました。
続いて、3社目です。再びフロントに立って営業をしたい、という点を繋げます。
OA機器の新規開拓営業:在籍8ヶ月
【業務内容】
中小企業に対するOA機器のテレアポ、訪問商談、見積書作成
【意識した点】
2社目で培った事務処理能力を活かし、商談準備を効率化しました。
販売職時代のヒアリング力を活かし、単なる物売りではなく「オフィスの経費削減」という視点で提案を行いました。
【成果】
・テレアポ成功率:部内平均1.5%に対し、2.5%を達成
・新人賞(月間契約数)を受賞
【退職理由】
営業としての成果は出せましたが、同社のビジネスモデルが「売り切り型」であり、契約後のアフターフォローができない点に葛藤を感じました。私は顧客と長期的な信頼関係を築き、長く並走するスタイルでこそ力を発揮できると考えます。そのため、ルート営業や深耕営業を主軸とする御社にて、これまでの「ヒアリング力」「事務処理能力」「新規開拓の度胸」をすべて活かし、腰を据えて貢献したいと強く願っております。

退職理由についてまとめますね
1社目:ビズネススキルを身に付けたい
2社目:もう一度営業がしたい
3社目:長期的な信頼関係を築きたい
退職理由と次の仕事への共通項が繋がっており、納得感の高い職務経歴書になっています。
一貫性を持たせることで、書類選考通過率を高めることができます。
② 退職理由に納得感を持たせる
「なぜ辞めたのか?」という質問に対して、人間関係が悪かったや、やりがいがなかったという回答は、4回目の転職では通用しません。
退職理由に納得感を出し、「自分のキャリアの最適解を探すために、必要なトライアンドエラーだった」と面接官に理解してもらわなければいけません。
よくあるNG退職理由
・やりがいがなかった
・上司と合わなかった
・会社の方針に合わなかった
・スキルが身に付かなかった
・給与が低かった
・休みが少なかった
・人間関係で揉めた
・家庭の事情で、、、
・体調を崩して、、、
・会社が嫌で辞めた

退職理由は正直に言えば、「甘え」だったんですけど…
正直にそのまま伝えるのではなく、「具体的な事実+改善意欲+前向きな転職動機」の形で伝えるとパーフェクトです。

退職理由に納得感を出す方法を解説しますね
よくあるNG退職理由を、面接官が首を縦に振る退職理由に修正しましょう
納得感を出す退職理由
①やりがいがなかった
→日々の業務ではルーティンが多く、より良い提案や改善活動に取り組みましたが、定型業務優先の前職であったため、より裁量を持って働ける御社に挑戦したいです
② 上司と合わなかった
→前職では縦の指示が多く、自由度の高い提案が難しい環境でした。より能動的に働きたいと考えるようになりました
③ 会社の方針に合わなかった
→経営方針が年々変化し、自身の担当業務も方向転換が続く中で、専門性を深めていきたいという気持ちが強くなりました。
④ スキルが身に付かなかった
→基本業務の習得が中心だったため、次のステップとして専門性の高いスキルに挑戦できる環境を希望しています。現在、自主的にも勉強を進めています
⑤ 給与が低かった
→給与体系が成果に連動しづらく、成果を出しても評価に反映されにくい環境でした。より成長するために、実力に応じた評価制度を持つ御社でチャレンジしたいと考えています
⑥ 休みが少なかった
→前職は業務量が多く、休日も変動しやすかったため、心身を崩すレベルでした。長期的にパフォーマンスを発揮するためにも、ワークライフバランスを整えつつスキルを磨ける環境で働きたいと考えるようになりました
⑦ 人間関係で揉めた
→メンバーとのコミュニケーションが制限される体制で、チームで協力しながら動ける環境を求めたいと思うようになりました
⑧ 家庭の事情で、、、
→家庭の事情で一時離職しましたが、現在は環境も整い、長期的に働ける体制が整っています。
⑨ 体調を崩して、、、
→体調を崩し一度離職しましたが、医師の指導のもと治療を終え、現在は問題なく勤務できています。
⑩ 会社が嫌で辞めた
→現職では自分の志向性と業務の乖離を感じるようになり、より専門的な領域で自分らしく挑戦できる環境を探しています
逆に、退職理由を隠して全く異なる理由を面接で語るのはNGです。
不自然さがバレて、不信感を増すからです。
③ 前職批判をせず自分の反省と学びを語る
面接官は、「他責にする人間」を最も嫌います。
どんなに前職がブラック企業だったとしても、面接の場で前職の批判・愚痴を言うのはやめましょう。
批判や愚痴を言う人自体の評価も落ちてしまうからです。
NG例:教育体制がなく、誰も教えてくれなかったので辞めました
OK例:前の会社では「教えてもらう」という受け身の姿勢で働いてしまい、環境に適応できませんでした。その反省から、次は自分から情報を聞きに行く姿勢が重要だと痛感しています
ポイントは、「事実 → 反省 → 学び」のセットで伝えることです。
ネガティブな印象ではなく、ポジティブな言動や姿勢を見せるのが大切です。

面接で前職批判をする人は、ほぼ間違いなく落ちていました…
面接官も「この人が退職したら、うちも同じように愚痴られるのか」と感じてしまうそうです
Xでも、企業側の仕方のない理由で退職したとしても、前職批判だけはしない方が良いと言われています。
転職面接で退職理由を聞かれたら、絶対に現職批判で終わらせない。
— ゆうあす | 3万件書類みた人事 (@yuasu2453) June 13, 2025
正しくは、①事実→②気づき→③前向きな志望動機の順で語る。
「月100hの残業が常態化→体力的に継続は難しい→だから長期で価値発揮できる環境へ」まで繋げると納得感が出る。
逃げではなく、あなたの選択を示すべき。
どんな理由があれ,どんな職業でも,退職した後に前職の批判をしたり意見をするのって本当に惨めだし情けないと思う。
— 悪・即・斬 (@hiro54661780) July 30, 2023
腐っても、前職に入社する意思決定をしたのは、当時のあなたです。
過去の自分の意思決定を批判したり愚痴ったりするのは、面接の場では控えておきましょう。
④ 次の職場への覚悟を具体的に語る
「もう後がない」という覚悟(背水の陣)を言葉にしましょう。
綺麗事を並べるよりも、経歴や短期離職した過去も正直に話して、熱意や意欲で面接官を納得させる戦法です。

例えば、どんな伝え方がいいですか…?
パターンに分けながら、具体的な覚悟の伝え方を紹介します。
正直に申し上げますが、これまでの私は、正社員として責任を負うことから逃げ、「合わなければ辞めればいい」という派遣という働き方に甘えていました。しかし、同年代の友人がキャリアを積み重ね、部下を持って働いている姿を見て、自分がいかに時間を浪費してしまったかを痛感しました。今回の転職は、私にとって「安定した場所」を探すためのものではなく、『逃げ癖を断ち切るための挑戦』です。御社に入社できた際は、どんなに辛いことがあっても、石にかじりついてでも定着し、3年後には必ず「採用してよかった」と言わせてみせます。
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反省していることで説得力を持たせる
お恥ずかしい話ですが、過去3回の退職は、事務職という仕事を「座ってできる楽な仕事」だと軽く見ていた私の認識の甘さが原因です。実際に働き、地味な作業の積み重ねや、周囲への気配りがいかに重要で大変なことかを思い知りました。私はこれまで、その大変さから目を背け、環境のせいにして辞めてしまっていました。もう二度と、人間関係や業務の単調さを理由に退職はいたしません。御社では、華やかな成果ではなく、「誰よりも正確で、誰よりも頼られる縁の下の力持ち」として、泥臭く業務を全うする覚悟です。どうか、私に最後のチャンスをいただけないでしょうか。
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事務職に多い受け身姿勢を否定し、差別化する
過去3社、私は常に「もっと稼げる場所」「もっと楽に売れる商品」を探して転職を繰り返してきました。しかし、3社経験してようやく気付きました。完璧な環境などどこにもなく、自分が変わらなければ結果は出ないのだと。これまで私は、売れない理由を会社のせいにしてきましたが、それは間違いでした。御社を志望したのは、決して条件が良いからではありません。厳しい環境であることは承知の上です。今の私に必要なのは、甘えを捨て、一つの場所で結果が出るまでやり抜く「忍耐」だと確信しています。
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条件で選んでないことを伝え、入社後ギャップが小さいことを証明する
20代であれば、意欲や熱意で最後の一押しができます。
逆に、30代以降になれば、どんなに覚悟を語っても、最後はこれまでの経歴を見て判断されます。

20代後半までは、ギリギリ「意欲」や「熱意」が使える年代です
面接での最後の一押しに活用するのがおすすめです
⑤ 転職エージェントだけでなくキャリアコーチングも使う
正直なところ、ここまで読み込んだ人でも、1人で全てを完璧に作り上げるのは不可能に近いです。
履歴書・職務経歴書の書き方、納得感のある退職理由、企業選び、、など。
20代で3回の短期離職をした人が、上記を全て1人で進めるのはおすすめしません。
手取り早いのが、20代や第二新卒に特化した転職エージェントを使う方法です。
もちろん上記のような転職エージェントでもOKです。
親身に寄り添ってくれる担当者が多いのは「UZUZ」ですので、一度、相談してみるのが良いでしょう。

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さらにおすすめは、求人紹介を前提にしないキャリアコーチングも使うことです。
転職エージェントと異なり、求人紹介を前提にしないサービスなので、あなたの転職活動に100%寄り添ってサポートをしてもらえます。

転職エージェントとの違いは何ですか?
転職エージェントとキャリアコーチングの違いを、表にまとめました。
| 転職エージェント | キャリアコーチング | |
|---|---|---|
| 料金 | 無料 | 有料 |
| 相談内容 | 転職が前提の相談 | 転職すべきか相談可能 |
| 自己分析 | △ | ◎ |
| 求人紹介 | ⚪︎ | × |
| 面接対策 | ◎ | ◯ |
| こんな人におすすめ | ・転職活動を進めたい人 ・具体的な求人を見たい人 | ・キャリアプランを明確にしたい人 ・客観的なアドバイスを貰いたい人 |
「転職エージェント」の仕組みを見ていきます。
転職エージェントの仕事は「転職を決定させること」です。
簡単に言えば「1ヶ月でどれだけ多くの人数を転職させられるか」がミッションです。

続いて「キャリアコーチング」の仕組みです。
キャリアコーチングの仕事は「ユーザーのキャリアの悩みを解決すること」です。
転職を決定させることではありません。

転職エージェントと違う点は、企業が絡んでいない点です。
特定企業求人への紹介が優先されないので、担当アドバイザーは、最大限の時間を使ってユーザーの悩みを解決することができます。

短期離職を繰り返したくない人は、転職軸やキャリアプランを言語化してから面接に臨むのがおすすめです
転職エージェントとの併用利用もできるので、早めに相談しましょう
自己分析や内省を深めるポジウィルキャリアや、3度目の短期離職から納得の転職を目指せるマジキャリがおすすめです。
当サイト編集部の私も、実際に受講しました。
転職前に「軸」や「キャリアプラン」の相談ができ、客観的なアドバイスを貰えるので、大変助かりました。
おすすめのキャリアコーチング
短期離職から人生挽回するキャリアを築くには、キャリアのプロに相談できるキャリアコーチングがオススメ
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納得の転職を目指す人へ

【成功例】20代で3回目の短期離職から挽回した体験談
続いて、実際に20代で3回の短期離職をした方々にインタビューをした体験談を紹介します。

一部の成功事例ですので、当然失敗してしまった人もいます
体験談を読みながら、真似できるところを真似していきましょう
クラウドソーシングによる体験談募集
・募集期間:2025年8月1日〜8月14日
・回答数:9件(内、有効回答数4件)
① 他責から自責にマインドが変わった26歳男性
プロフィール
・長岡さん(仮名)、26歳男性
・東京都在住
・不動産営業(半年) → 人材系営業(3ヶ月) → IT営業(5ヶ月)
・3回の短期離職後、専門商社のルート営業として2年勤務中

20代で3回も短期離職を経験しましたが、自責思考に切り替えたことで上手くいきました!
「1社目はブラック、2社目は上司のパワハラ、3社目は求人詐欺。」
当時は本当にブラック企業だと思っていて、面接でも「御社なら、前の会社のような理不尽な環境ではないと思ったので」と、前職の不満を発言していました、、、。
「正直」に話しているつもりでも、面接官には「他責思考で、言い訳の多い人」と思われて、結果は30連敗以上でした。
担当の転職エージェントさんから言われた、ある厳しい言葉が転機でした。
——–
その言い方だと「嫌なことがあったらまた逃げる人』にしか見えませんよ。
たとえ環境が悪かったとしても、その会社を選んで入社したのは、他の誰でもない、長岡さん自身ですよね?
——–
図星でした。
殴られたような衝撃を受けたと同時に、「自分にも原因があったんだ」と初めて認められた瞬間でした。
そこから、「環境が悪かった」という言い訳を一切やめ、「自分の企業分析が甘かった」という反省を伝えるように変えたんです。
意識を変えて最初の面接で、面接官の反応が明らかに変わりました。
「失敗を認められる素直さがいい」と評価され、今の専門商社から内定をいただけたんです。
現在は入社2年目。
あんなに辞め癖がついていた私が、今では主任として後輩を指導しています。
もしあの時、変なプライドを捨ててプロの意見を聞き入れていなかったら、今もまだ短期離職を繰り返していたんだと思います。
② 大手から中小に切り替えて安定した24歳女性
プロフィール
・田中さん(仮名)、24歳女性
・神奈川県在住
・大手美容部員(1年) → ITベンチャー営業(2ヶ月) → 無職期間(3ヶ月)
・3回の短期離職後、機械商社の事務職に転職

大手への固定概念を取っ払ったことで、優良中小企業に転職できたと思います
大手よりも人間関係が良くて、意外に安定して働けてます!
今振り返ると、重度の「大手病」でした。
・友達に自慢できる会社じゃなきゃ嫌だ
・丸の内オフィスでランチしたい
・大手以外は福利厚生が不安
そんな短絡的な動機で大手企業のみを選んでいたんです。
新卒で入った有名企業は競争が激しすぎてついていけず、次に入ったキラキラしたベンチャーも、意識の高い社風に馴染めず2ヶ月でドロップアウト。
それでも懲りずに、「年間休日125日以上」「知名度あり」という条件ばかり検索していました。
でも、2回も短期離職した経歴では、大手企業の書類選考なんて通るはずもありません。
お祈りメールが届くたびに、「なんで私の価値を分かってくれないの?」と社会を恨んでいました。
もう後がない」と焦って受けたポジウィルキャリアで、トレーナーさんに言われた言葉が衝撃でした。
「田中さん。あなたが欲しいのは、自慢できるブランドバッグのような会社ですか? それとも、自分が心の底から安心して働ける毎日ですか?」
ハッとしました。
私は「他人の目」ばかり気にして、「自分の幸せ」を完全に無視していたんです。
そこから、検索条件をガラリと変えました。
・知名度はゼロ
・従業員50名以下
・地味だけど安定しているBtoB企業
これまでの私なら絶対に見向きもしなかった求人に、勇気を出して応募しました。
今働いているのは、名前も聞いたことがなかった小さな機械商社です。
オフィスも古いビルだし、キラキラ感なんて皆無です(笑)。
でも、ここにはノルマに追われるピリピリした空気はありません。
「お、田中さん、もう定時だよ」と声をかけてくれる温かい上司と、穏やかな時間が流れています。
「ここなら、定年まで安定して働けるかもしれない」。そう思えたのは初めてです。
あの時、変な見栄を捨てて「身の丈に合う幸せ」を選んだこと。それが、一番のファインプレーでした。
③ できることを深堀り適職に就職した28歳女性
プロフィール
・伊藤さん(仮名)、28歳男性
・埼玉県在住
・アパレル販売(9ヶ月) → 広告営業(6ヶ月) → 人材営業(8ヶ月)
・3回の短期離職後、IT企業のテストエンジニア兼事務に2年在籍

自分の強みや特性を深堀りしたら、今まで無理していた事実が分かりました
20代後半にもなって、職歴はボロボロ。
「私は何のスキルもない」という焦りだけが募っていました。
当時の私は、「自分は明るい性格だし、人と話すのが好きだから」と思い込み、営業職ばかりを選んでいました。
でも、いざ仕事を始めると、数字のプレッシャーで胃が痛くなり、顧客との駆け引きに疲れ果ててメンタルダウン…。
「自分は社会不適合者なんだ」。3社目を辞めた時、本気でそう思いました。
部屋に引きこもり、「次は何をすればいいのか」と求人サイトを眺める日々でした。
暇つぶし半分でやった「適職診断アプリ」の結果でした。
自信のあった「対人折衝力(コミュ力)」のスコアはまさかのC判定。
その代わりに、A判定が出ていたのが「正確性・事務処理能力」と「論理的思考力」だったんです。
「えっ、私が事務作業向き…?」
最初は信じられませんでした。でも思い返せば、営業の日報を書いたり、資料をきっちり整理したりする時間だけは、心が落ち着いていたんです。
「憧れ」と「適性」は違うのかもしれない。
そう思い直し、未経験から挑戦できるIT企業のテストエンジニア(製品の不具合チェック)に応募しました。
今の仕事は、PCに向かって黙々とシステムのエラーを探す、いわゆる「地味な作業」です。
でも、これが驚くほど私に合っていたんです。
営業時代にあれほど苦痛だった時間が嘘のように、今は「ミスを見つけるのが楽しい!」とすら感じています。
上司からも「伊藤さんのチェックは完璧だね」と初めて仕事で褒められました。
もしあの時、あてにならない自分の直感だけで仕事を選んでいたら、今頃4回目の退職をしていたと思います。
「やりたいこと」より「得意なこと(ストレスがないこと)」を選ぶのが大切だと学びました。
20代で3回目の短期離職に関するよくある質問【FAQ】
最後に、20代で3回目の短期離職に関するよくある質問に回答していきます。
Q. 資格を取ってから転職する方が有利?
A. 資格はあった方が有利ですが、無職期間を作るのは逆効果です。
看護師や建築士、公認会計士など、仕事に困らない資格は取る価値がありますが、一般的な簿記やTOEICなどは、短期離職者が取り組んでも大きな効果はありません。
むしろ、資格勉強のために半年〜1年の空白期間(ニート期間)を作ってしまう方が、採用担当者には「働くことから逃げて時間を浪費している」とマイナスに映ります。
働きながら取るか、あるいは「入社後に必要なので勉強中です」と面接でアピールする方が、意欲として評価されます。
資格取得で安定して稼げる仕事7選もまとめています。
Q. 短期離職でも失業保険はもらえる?
A. 2年以内の被保険者期間が通算12ヶ月以上であれば、失業保険を貰えます。
しかし、もしあなたが「3ヶ月、3ヶ月、3ヶ月」と細切れに離職を繰り返しており、その間の空白期間が長い場合、通算期間が足りず受給要件を満たさないケースがあります。

無職期間が長引けば長引くほど、失業保険を貰える可能性は低くなってしまいます
金銭的な余裕がなくなると、転職活動で失敗するケースが多いです。
まずはハローワークで失業保険の受給資格を確認し、経済的な見通しを立てましょう。
Q. 正社員以外のフリーターやアルバイトは?
A. 特別な事情がない限り、おすすめしません。
「精神的に限界でドクターストップがかかっている」場合は別ですが、単に「逃げ」の選択肢としてフリーターに戻ると、キャリア復帰の難易度がさらに高くなります。
企業は「正社員としての空白期間」をとても嫌うからです。
20代後半でフリーター期間が長引くと、「責任ある仕事から逃げた人」と見なされ、30代以降に正社員に戻る道が閉ざされるリスクがあります。
まずは、給与や条件を下げてでも「正社員」の座を死守し、そこで実績を作ることを優先すべきです。
まとめ: 20代3回目の短期離職ならキャリアコーチングに相談

さて、いかがでしたでしょうか。
ここまで、20代で3回目の短期離職の実態や根本的な理由、4回目を防ぐ企業選びの軸を解説しました。
結論、短期離職を繰り返したくない人は、自責思考を身につけ転職エージェントに頼るだけではなく、キャリアコーチングもフル活用するのがおすすめです。
ここまでの内容をまとめて終了とします。
・20代で3回目の短期離職は赤信号1歩手前
・実は回数よりも在籍期間の方が警戒される真実
・短期離職を繰り返した人は企業選びの軸と自分軸の両方を見直す必要あり
・20代は正直に話したり意欲を伝えたりすることで中小企業やベンチャーから採用されやすい
・求人紹介を前提にしないキャリアコーチングで軸を定めてから応募するのが◎
「短期離職」に関するおすすめの記事をまとめました。
<理想のキャリアを描こう>
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