現役転職エージェントが「転職と副業のかけ算」を考察。『生涯年収を最大化する方法』

令和の大転職時代」と言われている現代において「転職」と「副業」を使って生涯年収を最大化することは必須命題である。

motoさん著者の『転職と副業のかけ算」を読み込み、改めて痛感した。

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そこで本記事では、現役転職エージェントから見た『ごく普通のサラリーマンでも生涯年収を最大化する方法』を解説していこうと思う。

本書と同じく「転職」に関わる書籍として村上 臣さんの「転職2.0」と、北野唯我さんの「転職の思考法」も解説および考察を行った。


以下の記事から参照できるので、参考にして頂きたい。


ずばり、本書を超簡単に要約すると、

転職と副業をして生涯年収を爆上げする「令和のビジネスパーソンのロールモデル」を学びましょう!

だ。

筆者は、本書を読み込んだ後に自己内省及びコーチングを受けることを推奨している。

なぜなら、どうしても本を読み込んでも”具体的な行動”ができる人が少ないからだ。

筆者自身も本書を読み込んだ後に「マジキャリ」と「ポジウィル」のキャリアコーチングサービスを受けてみた。

本書で得た基本的な考え方に沿って、今後の”具体的な行動”を策定できるので、かなりオススメ。

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それでは早速、本書の要約及び考察を進めていこう。

著者motoさんとは?経歴をご紹介

motoさん

早速だが、著者motoさんの経歴をご紹介していく。

20歳 地方ホームセンター

年収240万円

22歳 人事企業で営業

年収300万円

23歳 リクルートで営業

年収540万円

27歳 ITベンチャー+副業

年収900万円(本業700万円+副業200万円)

30歳 広告ベンチャー+副業

年収5,000万円(本業1,000万円+副業4,000万円

簡潔に記載すれば上記のような経歴の持ち主だ。

色々とツッコミどころ満載

27歳で副業200万円がまず難しい….

さらに3年後の30歳で副業4,000万円の爆上がりがもっと難しい….

一体、何をしたのか…?

筆者も、本業(転職エージェント)をしながらサイト運営という副業を行なっているが故、かなり近しいキャリアと感じ、非常に興味を持った。

motoさんの副業は「転職アンテナ」というサイト運営であり、転職に関する生の実体験を共有して収入を得ていたそうだ。

ちなみに現在の転職アンテナは『10億円』で法人に売却済み。

(詳細記事はこちら

副業サイトを運営している人からすれば、完全な成功パターン


本業では年収1,000万円を稼ぐ人材になりつつ、副業で年収4,000万円。

副業の破壊力が半端ない。

多くの人は「どうやって副業で年間4,000万円も稼ぐの?」と思うだろう。

私もそう思った。

ズバリ、結論を申し上げると、

本業で得た知見や経験をオリジナルに変換して「個をブランド化する」という戦略

である。

本ページを読み込むことで、少しでもヒントが見つかれば幸いだ。

それでは、詳しく見ていこう。

「個人で稼ぐ」が当たり前の時代に突入した

個人で稼ぐが当たり前の時代へ

まずはマインド。

ずばり結論は、

『自分の金は、自分で稼げ』

である。

ご存知の方も多いと思うが、昭和・平成は大企業に就職さえしていれば、一生困らない安泰生活が手に入っていた。

しかし、令和は違う。

大企業でも平気でリストラするし、早期退職も格段に増えた。

結論、「稼げない人は会社辞めてね」というスタンスだ。

企業は利潤最大化行動を取る」という経済の基本スタンスに則れば、至極当然の話だ。

しかし、これまではそれが無かった。

企業という枠にハマっていれば、困らない生活があった。

まずは、従来のマインドをぶち壊し、サラリーマンでも”個人で稼ぐ”という感覚を身につけて頂くことだ。

具体的なチェックポイントを以下にまとめたので、是非試しに考えてみて頂きたい。

サラリーマンマインドを測る3つの質問

Q1. 時間をかけた分だけお金が欲しい

Q2. 失敗せずに利益を得たい

Q3. 自分は動かずに楽をして稼ぎたい

直感で答えてみてほしい

ちなみに「Yes」が1つでもあった人は、これからの時代に乗り遅れるリスク大なので「転職と副業のかけ算」を熟読することをオススメ

読むか読まないかは自由
動くか動かないかも自由
やるかやらないかも自由


※ 尚、上記質問は本書に書かれている内容ではなく、筆者が簡易的に作成したものである。

生涯年収を最大化する「転職術」

それでは具体的に本書に記載されている「生涯年収を最大化する転職術」について詳しく見ていこう。

要点は、以下3つだ。

生涯年収を最大化する転職術の要点

1. 上司の評価よりも市場価値の上昇を目標にする

2. 給与の高い方(業界・職種)を変える「軸ずらし転職」

3. 経営者視点を持ち「企業を成長させられる人材」になる

それぞれを詳しく見ていこう。

1. 上司の評価よりも市場価値の上昇を目標にする

上司の評価よりも市場価値が大事

人生において複数回の転職を想定した場合、重要なのは「上司の評価」よりも「市場からの評価」になる。

もちろん、社内の声を完全に無視しろ、という訳ではない。

重要なポイントは、社内で使えるスキルと社外で使えるスキルであれば、後者を優先しなさい、という考え方だ。

「社内だけで使えるスキル」を伸ばしても、転職すればまた1からやり直しになる

日々の仕事において、

⚪︎自分の価値とは何か?
⚪︎仕事の意味は?
⚪︎市場からの評価は?


この辺りを日々、自問自答することが大切だろう。

2. 給与の高い方(業界・職種)を変える「軸ずらし転職」

生涯年収を最大化する「軸ずらし転職」

転職において、何よりも譲れない点が「年収アップ」だ。

戦略的な転職では、いかに年収を引き上げることができるか?という点が、当たり前だが重要になる。

「令和の大転職時代」では、例外を除いて、転職で年収アップを狙わなければならない。

そこで、本書がお勧めしているのは「軸ずらし転職」だ。

業界・職種のどちらか給与の高い方だけを同じにして転職する方法

例えば、著者motoさんの場合は、

営業という職種を変えずに、業界を人材→IT→広告という風に転職をしている。

年収は業界によって決まる

という格言があるように、年収は個人の市場価値 × 業界の生産性で決定する。

平均年収の高い業界・職種に転職することは、極めて理にかなっている。

3. 経営者視点を持ち「企業を成長させられる人材」になる

「企業成長を牽引できる人材」は市場価値も高くなる


最後に「企業成長を牽引できる人材」についてだ。

当然と言えば当然だが、企業全体を成長させることができる人材はとても優秀だ。

ぐうの音も出ない。

採用担当者はもちろん、経営者であれば飛びつくだろう。

つまり、現職において「事業・企業全体を成長させられる人材になれているか?」という点が重要になる。

ただ営業で売れている人よりも、営業部署全体を売れるようにしてマーケットシェアを拡大できる人の方が遥かに優秀なことは明らかだろう。

つまり

『新たな価値を見つける→ノウハウを蓄積→一般化する→マニュアルにする』

という流れだ。

サラリーマンは、自分の価値を作って、消して、を繰り返す。

究極はこれだけだ。

本書では、現職の仕事を続ける中で、以下を重要視することがお勧めされている。

<仕事をする上から大事にする考え方>

1. 「何ができる人なのか」を明確にする

2. 再現力の高さを証明できるようにする

3. 成果を「明確」かつ「定量的」に測定する

生涯年収を最大化する転職術」において、重要なのは「転職活動の中身」よりも「本業の時間」であることは間違いない。

以上、「生涯年収を最大化する転職術」の3つの要点になる。

生涯年収を最大化する転職術 – 3つの要点

1. 上司の評価よりも市場価値の上昇を目標にする

2. 給与の高い方(業界・職種)を変える「軸ずらし転職

3. 経営者視点を持ち「企業を成長させられる人材」になる

本業を活かして生涯年収を最大化する「副業」

続いて「生涯年収を最大化する副業」について詳しく見ていこう。

要点は、以下3点だ。

生涯年収を最大化する副業 – 3つの要点

1. 本業で得た知見や経験を使って副業をする

2.「個のブランド化」で唯一無二の存在になる

3. 時間を切り売りする「労働集約型」はしない

副業で年間4,000万円を生み出したmotoさんの副業の知見を詳しく見ていこう。

1. 本業で得た知見や経験を使って副業する

「副業のネタは本業から得る」


副業はテーマが超大切。

筆者も本サイト運営を通じた副業を行なっているが、本業との掛け合わせであることは間違いない。

例えば、ITエンジニアの人が「売れる営業ノウハウ」をまとめて販売しても響かない。

実体験がないから。

また、トップ営業が「プログラミング言語の学び方」を販売しても売れる訳がない。

こちらも、実体験がないから。

結論、本業で得た知見や経験を活用して、副業に活かす方法が1番手っ取り早い。

筆者は本業で「転職・採用」に携わっているので、転職・採用関連のサイト運営をしている

若干のズラしをしても良いが、時間があまり確保できない副業では、本業との掛け合わせが1番効率が良い。

とにかく「自分の強み」を活かして、何かビジネスができないか?を考えてみると良い。

突き詰めて考えれば、誰しも他人が欲しがる強みや情報、経験を必ず1つは持っている。

ちなみに、これから副業を始める人には「ブログ」をお勧めしている。

本書の著者motoさんも「転職アンテナ」を運営していたとの事で、「ブログ」は低リスク高リターンが狙えるからだ。


*関連記事*

▶︎ ブログ運営の3つのメリット!人気ブログの始め方を分かりやすく解説!

2.「個のブランド化」で唯一無二の存在になる

続いて、2点目のポイントは「個のブランド化」だ。

著者motoさんはTwitterを主な発信ツールとしており、今では12万人以上のフォロワーがいる。

・著者motoさんのTwitterはこちら

個人で爆発的に稼ぐためには、自分自身をブランド化する必要が高い。

『何を言うかより、誰が言うか』

という言葉があるように、大多数は発言の中身よりも”誰が発言しているか”という発信者を見る。

筆者も、Twitterで継続した発信はしているものの「ブランド化」まではできていない。

本書を読み込むことで、改めてSNSの爆発力を知りTwitterに本腰を入れ始めたことは記憶に新しい。

是非、筆者のTwitterもチェックしてみて欲しい。
本記事をお読み頂いているあなたにドンピシャの発言をしているはずだ。

<「個のブランド化」におけるSNSの留意点>

1. 共感性の高いコンテンツでフォロワーを呼ぶ

2. 共感してくれるフォロワーを大切にする

3. フォロワーのフォロワー数まで意識する

SNSを運用する上でも「ブランド化する」という戦略に基づいて発信をしなければいけない。

3. 時間を切り売りする「労働集約型」はしない

「労働集約型」ではなく「ストック型」を選ぶ!


副業は、様々な種類がある。

⚪︎ブログ
⚪︎物販
⚪︎せどり
⚪︎転売
⚪︎ライター
⚪︎Uber eats
⚪︎警備員
⚪︎アルバイト
⚪︎家庭教師


などなど。

本書で述べられている副業のポイントは「労働集約型にしない」という点だ。

上記の例で言えば、Uber eatsや警備員、アルバイドが労働集約型に該当する。

労働集約型の1番のデメリットは、自分が稼働できなくなれば収入が止まることだ。

例えば、Uber eats の副業。

1日10時間×30日間続ければ、すぐに月収は30万〜40万まで到達するだろう。

困らずに食っていける収入。

しかし、怪我をすればそこで終了。

収入が0円になり、貯金を切り崩して生活するハメになる。

労働集約型のデメリットは、自分が動けなくなった時に収入が無くなること

一方で「ストック型」であれば、稼働できなくなった時でも収入が減らない

例えば、ブログが良い例。

ある程度ブログが育ち一定の読者がいれば、怪我をして動けなくなっても読者はコンテンツを見にくる。

特に、Google検索で上位表示を獲得すれば、何もしなくても一定数のアクセスがあり、収益が発生する。

著者motoさんの「転職アンテナ」もアフィリエイト広告を主な収入源で成り立っている。

副業するなら「ストック型」のビジネスモデルを選択すること。

筆者オススメはやはり「ブログ」一択。

以上、生涯年収を最大化する副業の3つの要点をお伝えした。

生涯年収を最大化する副業 – 3つの要点

1. 本業で得た知見や経験を使って副業をする

2.「個のブランド化」で唯一無二の存在になる

3. 時間を切り売りする「労働集約型」はしない


もちろん、これだけで年収4,000万円には到底辿り着けない。

是非、本書を読み込み具体的なノウハウを盗んで行ってほしい。

結論「自分の金は、自分で稼ぐ」という思考が超重要!

以上「転職と副業のかけ算」について要約と転職エージェントから見たコメントをまとめた。

本書を改めて読み込んで気づいたが、著者motoさんの年収240万円から年収5,000万円までの道のりを辿ることができ「自分でもできる!」と希望が湧くような内容だった。

生涯年収というテーマに「転職」と「副業」という切り口から、具体的に取り組める施策まで記載されている。

今すぐに行動する読者諸氏であれば、迷わず熟読して頂けることを期待する。

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最後に「自分のキャリアに置き換えて深く考えたい」や「誰かと会話しながらヒントを見出したい」という人は「キャリアコーチング」がお勧め。

キャリアや採用のプロが「あなたのキャリア」を分析して客観的なアドバイスを伝授してくれる。

初回無料相談も可能なので「自分1人ではちょっと….」と思う人は、相談してみると良いだろう。

筆者オススメは「マジキャリ」と「ポジウィル」。

圧倒的な口コミと体験談があり、ユーザー評価も高いサービスだからだ。

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