【松下 幸之助の名言】忍耐の徳 – 全文と読後感

本ページでは松下幸之助の言葉を引用しながら、松下幸之助の残した言葉について考察するページだ

全文に加えて筆者の主観を交えた感想も一緒にお届けしていく。

経営の父と呼ばれた松下幸之助の言葉を胸に刻むきっかけとなれば幸いだ。

松下幸之助の言葉は、全て下記の『道をひらく』シリーズから引用している。紙媒体で読みたいという人は是非、購入して熟読して頂きたい。

人生に活路が開き、イキイキとした毎日を過ごせるようになる

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忍耐の徳何ごとにおいても辛抱強さというものが大事だが、
近ごろはどうも、この忍耐の美徳というものがおろそかにされがちで、
ちょっとした困難にもすぐ参って悲鳴をあげがちである。
そして、事志とちがった時には、それをこらえてさらに精進をし、
さらに力を蓄えるという気迫がまるで乏しくなり、
そのことの責任はすべて他にありとして、
もっぱら人をののしり、社会を責める。これは例えば、商売で品物が売れないのは、すべて世間が悪いからだと言うのと同じことで、
これでは世間は誰も相手にしてくれないであろう。
買うに足る品物であり、買って気持ちのよいサービスでなければ、
人は誰も買わないのである。だから売れなければまずみずからを反省し、
じっと辛抱をしてさらに精進努力をつづけ、
人びとに喜んで買っていただけるだけの実力というものを、養わなければならないのである。
車の心棒が弱ければ、すぐに折れてガタガタになる。
人間も辛抱がなければ、すぐに悲鳴をあげてグラグラになる。
お互いに忍耐を一つの美徳として、辛抱強い働きをつづけてゆきたいものである。

さて、いかがだろうか。

確かに、昨今の労働社会では「ホワイト化」が進み、忍耐を必要とするような内容を発した場合は、途端に「ブラック企業だ」と言われてしまうだろう。

上司は怒らなくなり、顧客も怒らない。

若者は甘やかされて何もできず、価値の低いビジネスパーソンに成り下がってしまう。

人が成長するのは、限界の100%を突破した時だけである。

努力を続けなければ、成長はない。

成長がなければ、結果も出ない。

総じて、1人当たりの経済レベルが下がり、日本全体の経済レベルが落ち込んでいくだろう。

1人1人の「忍耐力」なければ、全体レベルは上がらない。

「ホワイト化」が叫ばれる世の中だからこそ、自分1人だけでも限界の100%を突破していこう。

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