【松下 幸之助の名言】紙一重 – 全文と読後感

本ページでは松下幸之助の言葉を引用しながら、松下幸之助の残した言葉について考察するページだ

全文に加えて筆者の主観を交えた感想も一緒にお届けしていく。

経営の父と呼ばれた松下幸之助の言葉を胸に刻むきっかけとなれば幸いだ。

松下幸之助の言葉は、全て下記の『道をひらく』シリーズから引用している。紙媒体で読みたいという人は是非、購入して熟読して頂きたい。

人生に活路が開き、イキイキとした毎日を過ごせるようになる

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紙一重

天才と狂人とは、紙一重というが、

その紙一重のちがいから、何という大きなへだたりが生まれてくることであろう。

たかが紙一重と絡んじではいけない。

そのわずかのちがいから、天才と狂人ほどの大きなへだたりが生まれてくるのである。

人間の賢さと愚かさについても、これと同じことがいえるのではなかろうか。

兼と愚とは非常なへだたりである

しかしそれは紙一重の違いから生まれてくる。

すなわち、ちょっとしたもの見方のちがいから、えらい人と愚かな人との別が生まれてくるのである。

どんなに見ようと、人それぞれの勝手である。

だからどんな見方をしようとかまわないようではあるけれど、

紙一重のものの見方のちがいから、賢と愚、成功と失敗、反映と貧困の別が生まれてくるであるから、

やはりいいかげんに、ものの見方をきめるわけにはゆくまい。

考えてみれば、おたがいの生活は、すべて紙一重のちがいによって、

大きく左右されているのではなかろうか。

だからこの紙一重のところをつかむのが大切なのであるが、これにはただ一つ、

素直な心になることである。

素直に見るか見ないかが、ここに紙一重の鍵がひそんでいる。

さて、いかがだろうか。

「神は細部に宿る」という言葉があるように、紙一重の違いが大きくコトを動かす時がある。

売れる営業は、細部に拘るが、売れない営業は細部が雑で適当。

全ての仕事に当てはまる。

そして、細部に拘るためには「素直な心」が必要である。

心に邪念を持った状態では、細部にこだわることができないからだ。

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