【6つのパターン】営業職10年後のキャリアプランは?面接で使える例文や答え方を解説

営業10年後のキャリアプランのまとめ

営業で10年後のキャリアプランは?

昇進や昇格、転職の可能性、独立はできる?

本記事にたどり着いた方は、

・営業で10年後のキャリアプランは?
・昇進、昇格、転職、独立はできる?
・人事面談で10年後のキャリアプランを聞かれた時の答え方は?

という疑問や悩みをお持ちのことでしょう。

「営業」は、10年後も必要とされ続ける、、、、?
と、不安を抱えている人もいますよね。

営業のキャリアプランは?」や「10年後のビジョンはどう立てる?」という疑問もあります。

そこで本ページでは、営業の「10年後のキャリアプラン」を6つのパターンで解説し、面接や人事面談で使える例文まで解説します。

まとめ

・面接で10年後のキャリアプランを聞かれがち
多くの営業が管理職になるキャリアプランを選ぶ
・営業から経営者として独立する人もいる
・10年後にキャリアの停滞感や若手とのギャップに苦しむ人が多い
・10年後のキャリアプランを一緒に考えてもらいたい人は”ポジウィル“や”マジキャリ”がおすすめ

10年後のキャリアプランの立て方や、面接で使える例文まで紹介しますね

目次

なぜ今、営業が10年後のキャリアプランを考える必要があるのか?

10年後のキャリアプランってなんで求められる?

なぜ面接で聞かれる?

面接で「あなたの10年後のキャリアプランは?」と聞かれて、困り果てた人もいますよね。

結論からお伝えすれば、「10年後のキャリアプラン」を、今考える理由は大きく3つあります。

10年後のキャリアプランが必要な理由

・長期的な目標設定ができるから
・面接で企業が重視するから
・営業を取り巻く環境は変わっているから

10年後のキャリアプランを考えるのは、めんどくさいですよね….

ただ、キャリアプランが必要な理由は明確に存在します

それぞれを詳しく見ていきましょう。

① 長期的な目標設定ができるから

10年後のキャリアプラン」って考えたことはありますか?

10年後なんて、、、

考えても分からないんですけど…

多くの人にとって、「10年後=遠い未来」のはずです。

ほんの少し考えてみると、「10年後のキャリアプラン」は、全く思い浮かびませんよね…。

10年後の未来は、分からない人が大半です

では、10年前の今は何をしていましたか?

・25歳であれば、15歳の時何をしていました?
・30歳であれば、20歳の時何をしていました?
・33歳であれば、23歳の時何をしていました?


10年前の当時を振り返り、その時何をしていて、自分が何を考えていたか?を思い出してください。

そうすれば、今から10年後の未来のことも、ぼんやりと見えてくるはずです。

これまでの10年間は、あっという間だったなー…と感じてしまいます

「10年後のキャリアプラン」を考えるのは、大変で骨の折れることです。

しかし、長期的な目標を持つことで、働く目的や生きる意味、人生の価値観まで明確にすることができます。

特に、営業で働いている人は、毎日がプレッシャーとの戦いのはずです。

毎日が忙しすぎて、10年後の未来を考える余裕がない…」という人も多いはずです。

だからこそ一度立ち止まって、10年後の遠い未来にぼんやりとした理想像を持てば、長期的な目標設定ができるようになります。

② 面接で企業が重視するから

企業は「キャリアプランが明確な人」を好みます。

「生活費のために働きます」と「明確なキャリアプランがあり、そのために会社で働きます」という人だと、圧倒的に後者の人の方が優秀だと感じますよね。

キャリアプランが明確な人の方が、内定を獲得しやすいんですね

私自身も就職活動時は、「10年後のキャリアプラン」や「人生100年プラン」を設定して面接を受けたことで、企業からの印象が良かった思い出があります。

準備すると企業受けが良いこと

・10年後のキャリアプラン
・人生100年プラン
・3年後や5年後の目標

など

明確な就活軸や転職軸がある人の方が、採用企業側としても自社にマッチするかどうかを判断しやすいからです。

面接でのキャリアプランの回答方法は、後ほど詳しく解説しますね

ちなみに、「10年後が遠すぎて考えられない」という人は、5年後から考えてみるのもおすすめです。

営業職の5年後のキャリアプランは何がある?で、営業のキャリアパターンを5つに分けて解説しています。

③ 営業を取り巻く環境は変わっているから

今この瞬間に「10年後のキャリアプラン」を考えなければいけない理由は、営業を取り巻く環境が変わっているからです。

営業を取り巻く環境の変化って具体的に何がある…?

例えば、下記のような変化が想定されます。

営業を取り巻く環境の変化

営業を取り巻く環境の変化

・DXによる訪問営業の減少
・AIチャットによる一次対応の自動化
・オンライン商談の常態化
・売る力よりも課題設定力が重視
・売り込み型よりも選ばれる営業が好まれる
・環境や社会課題に無関心な企業が取り残される

など

営業がゴリゴリ売っていく時代から、営業+マーケティングが一体となり、社会から選ばれる存在になることが売れ続ける営業になります。

簡単に言えば、営業の価値が変わってきています。

営業職そのものの需要が変わってきています

そもそも10年後に、営業職自体は残っている?
や、
今の自分が、10年後も必要とされる営業なのか?

という問いが出てきます。

10年後のキャリアプランを考えておかなければ、10年後に後悔することになりますよ。

10年先を見据えてキャリアプランを考え、今から行動を変えなければいけないんですね…

以上ここまで、なぜ今営業が10年後のキャリアプランを考える必要があるのか?について解説しました。

営業職10年後のキャリアプラン6選は?

営業職の10年後のキャリアプラン6選

早速、営業職10年後のキャリアプランを考えていきましょう。

営業のキャリアプランを5つ紹介しますね!

営業のキャリアプラン6選

① 営業のプロフェッショナルになる
② 営業マネージャーになる
③ 営業から別職種に転職する
④ 営業職で類似業界に転職する
⑤ 経営者として独立する
⑥ 営業に関連する副業で稼ぐ

それぞれを詳しく見ていきましょう。

① 営業のプロフェッショナルになる

10年後のキャリアプランとして、個人スキルを極め「営業のプロフェッショナル」として生きる道があります。

プロフェッショナルな営業は、特定業界に関する知識の深さや、高度な提案力、顧客との信頼構築力などが備わっている人を指します。

マネジメントで組織を引っ張る立場ではなく、自分の専門性を活かして成果を上げたい人に向いているキャリアです。

営業プロフェッショナルになる5つのステップ

① 営業プロセスを磨く
② 業界や商材に関する専門知識を深める
③ 高難度な案件を担当する
④ 社内外で成果を出し信頼を得る
⑤ 自分自身をブランド化する

営業のプロフェッショナルとして活躍する人が多い業界は、「不動産」「保険」「金融」「人材」「コンサルティング」です。

中でも、コミッションやインセンティブの大きい、不動産業界や生命保険業界に多いです。

フルコミッション営業で働けば、自分の好きな時間・場所で働きながら、年収1,000万円以上を狙うこともできます。

「マネジメントをしたくない」という人にもおすすめのキャリアです

例えば、下記のようなプレーヤーになる道があります。

営業プロフェッショナルのキャリア

・新規開拓のプロになる
・フィールドセールスのプロになる
・メールマーケティングのプロになる
・ルート営業のプロになる
・反響営業のプロになる
・営業アシスタントになる
・カスタマーサポート職になる

など

営業職と言っても、幅広いキャリアプランがありますので、自分の適正に沿ったキャリアを選びましょう。

自分の営業特性が分からない…
や、
営業がそもそも向いているかどうかも…

という人は、営業特性を判別できるASSIGN(アサイン)で適職診断をしてみましょう。

最適な選択肢がわかるアサイン

▶︎アサインで適職診断を受けてみる

② 営業マネージャーになる

「10年後のキャリアプラン」として、マネージャー職を目指す道があります。

プレイヤーとして個人目標を追う立場から、チームを牽引し成果を最大化させる管理職への道です。

マネージャーになったら責任感も大変そうですけど…

マネージャーとして管理職になれば、部下の営業目標やチーム全体の営業目標を追いかける形になります。

責任感や業務量は増えますが、年収アップやその後のキャリアアップに繋がりやすいです。

マネージャーに昇進するまでのステップを紹介しますね。

マネージャー昇進までの5つのステップ

① 個人で安定して高い成果を出す
② チーム内で後輩育成やサポートに関わる
③ リーダー的な役割を担う
④ マネジメント力を鍛える
⑤ 昇格試験を受ける

マネージャーになると、部下の成果や育成にも責任を持つ立場になります。

業務量は増えますが、裁量も大きくなり、組織への影響力も高まります。

また、年収のベースアップや昇格スピードの加速など、待遇面でも大きなメリットがあります。

社内外での評価が高まり、次のキャリアステップとして部長職や経営層を目指す道も見えてきます。

営業マネージャーから役員や経営層を目指す人も多いですよね

文系職種での王道キャリアアップと言えます

営業マネージャーとしてキャリアを積めば、転職市場でも評価されやすくなります。

営業組織のマネジメント力は、どこの業界・職種でも一定の高い評価を得やすいからです。

③ 営業から別職種に転職する

10年後を見据えた時、営業から別職種へとキャリアチェンジする道があります。

例えば、マーケティング、カスタマーサクセス、人事、商品企画など、コミュニケーション力や論理的思考力が求められる職種には、営業経験が活きやすいです。

営業から異職種への転職は、比較的ハードルが低いため、挑戦しやすいです。

営業からマーケティングに転職してみたいです…

どんなスキルが必要ですか?

営業から別職種に転職する5つのステップ

① 目標の職種を絞り込む
② 目標職種に必要なスキルを調べる
③ 営業経験で転用できる部分を探す
④ 未経験から転職できる企業を探す
⑤ 副業や独学で実務経験を積む

例えば、営業から「ITエンジニア」への転職を希望する例を見ていきましょう。

ITエンジニアも種類がありますが、下記のような職種がおすすめです。

おすすめのITエンジニア

・SE(システムエンジニア)
・テストエンジニア
・フィールドエンジニア
・セールスエンジニア

営業のバックグラウンドを持つ異職種人材は、実行力と現場感覚を持っているとして重宝されます。

将来的には、複数の職種経験を活かして、ゼネラリストやプロジェクトリーダーとしてのキャリアも目指せますね。

営業職からの転職を考えている人は、営業がしんどい・きついから辞めたい…営業から転職するコツを解説も参考にしてみてください。

④ 営業職で類似業界に転職する

営業職のまま、10年後に関連性の高い類似業界に転職するキャリアもあります。

例えば、IT機器の営業からSaaS業界へ、広告代理店からWebマーケ業界へといったように、業界は違っても求められるスキルが似ているケースがあります。

営業経験を活かしながら転職できるので、年収アップも狙いやすいです。

類似業界に転職する5つのステップ

① 経験を棚卸し強みを明確にする
② 強みを活かせる業界を選定する
③ 目標業界の知識を学ぶ
④「なぜこの業界なのか」を言語化する
⑤ 目標業界に強い転職エージェントを利用する

営業経験を活かしながら転職できるため、「軸ずらし転職」と言われることもあります。

例えば、

・人材派遣→人材紹介
・IT営業→SaaS営業
・自動車部品→自動車
・メーカー→商社
・銀行→証券

とかですね

類似業界への転職事例として、不動産賃貸営業から不動産ディベロッパー営業に転職した人の事例を紹介します。

不動産賃貸営業→不動産ディベロッパー営業の事例

27歳の男性で、都内の不動産会社にて賃貸営業を4年経験。
個人顧客対応で培った提案力と地域情報の知識を活かし、より大規模なプロジェクトに関わりたいと考え、ディベロッパー企業の営業職に転職。

現在は法人向けに商業施設の企画やテナント誘致を担当し、やりがいのある業務に挑戦中。営業力に加え、都市開発や企画力も磨ける環境に満足して勤務。

これまでの経験業界を活かしながら働けるので、未経験という枠組みではなく転職できます

「10年先」を見越した場合、「転職した後の転職」や「次の次の会社」まで想定してキャリアプランを設計することが大事です。

市場価値を上げながら、10年後にどのような業界でどのくらいの年収を貰うのか?を考えてみましょう。

⑤ 経営者として独立する

10年後のキャリアプランとして「経営者」になるキャリアもあります。

「独立して自分のビジネスを持ちたい」「営業代行などでフリーランスとして自由に働きたい」と考える人は増えていますよね。

特に、20代後半〜30代前半で独立する人が多いです。

独立・フリーランスになる5つのステップ

① あなたの強みや得意領域を明確にする
② 最初は副業から始めて実績を作る
③ SNSやWebで認知を広める
④ 安定した売上を作る
⑤ 一定期間続いたら独立・フリーランスへ

自分の裁量で仕事を選び、時間も自由に使えるのが大きな魅力です。

実力次第で年収1000万円超も現実的ですし、営業代行会社として法人化する道もあります。

もちろん安定性のリスクもありますが、それ以上に「自分の力で稼ぐ」という大きな自信と自由を得られます。

営業職から経営者になる人は多いです

安定性を捨て、リスクを取るキャリアへ舵を切れる人は少ないですけどね

実際の所、リクルートを始め、サイバーエージェント、DeNA、楽天などのメガベンチャー企業を卒業後、経営者として活躍している人も多いです。

彼らの多くは、元々営業としてキャリアをスタートしていた人です。

リクルートから転職先で多い企業は?卒業後に起業する人の割合や後悔しないポイントを解説で、リクルートから起業している人の実態や成功例を解説しています。

⑥ 営業に関連する副業で稼ぐ

10年後のキャリアプランとして、営業+副業で稼ぐキャリアもあります。

最近は、副業解禁の企業が増え、会社で働きながら副業で副収入を得る人が増えています。

副収入が少しでもあれば嬉しいですけど、、、

営業経験が活かせる副業は何がありますか?

営業経験者が取り組みやすい副業を紹介します。

営業経験者が始めやすい副業

・営業代行
・BtoB営業代行
・SNSマーケティング代行
・営業研修、セミナー講師
・オンライン営業コンサルティング
・営業職向け教材や書籍の執筆

などなど

これまでの営業経験を最大限活かしながら、限られた時間で副収入を稼ぐことができます。

1番手っ取り早いのは、「営業代行」です。

例えば、人材紹介の営業で働いているなら、同じ人材紹介の営業代行を探してみるのがおすすめです。

自分の今の職場経験をフルで活かしながら、副収入を稼ぐことができます。

副業案件を探すには、「クラウドワークス」や「ココナラ」で探してみましょう。

副収入が月5万円あれば、生活にかなり余裕が生まれますよね

何より、収入の上限を自分で決められるマインドが手に入れば、10年後の未来も大きく変わります

営業10年目が直面するリアルな課題は?

営業10年目が直面するリアルな課題は?

「10年後のキャリアプラン」を考える際に、10年後に直面する課題を知ることも大事です。

営業を10年続けたら、どんな問題にぶつかる?

実際に、営業を10年以上続けている人にインタビューした結果をまとめます。

営業10年目が抱える課題は?

・営業業務にマンネリ化を感じる
・キャリアに停滞感を感じる
・若手とのギャップに苦しむ
・体力的な限界を感じる

それぞれを詳しく見ていきましょう。

① 営業業務にマンネリ化を感じる

営業10年目になれば、営業業務にマンネリ化を感じることが多くなります。

10年も営業をしていれば、業務内容は身体が覚えてしまうレベルです…

マンネリ化は、営業活動に対する情熱や意欲を低下させ、成果にも悪影響を与えます。

また、営業目標が固定化している場合、特に新しい目標が与えられないと、以前と同じ方法で仕事をこなしているだけという感覚になりやすいです。

自分自身の成長を感じられなければ、仕事へのモチベーションも下がってしまいますよね。

営業がマンネリ化する原因

・業務内容が単調
・営業目標が固定されている
・顧客層が同じで変化がない

など

営業業務にマンネリ化を感じる人は、営業を辞めたら幸せになれるか?辞めた方がいい人の特徴を解説も参考にしてみてください。

営業を辞めても、全ての人が幸せになれる訳ではありません。

② キャリアに停滞感を感じる

営業を10年続けていると、キャリアに停滞感を感じる瞬間が増えてきます。

これ以上同じ会社で働いても、昇格や昇進ができない現実も見えてきますよね….。

10年も働けば、自分が管理職に向いてないことは、自分でも痛感しています…

管理職に昇進するためには、単に成果を上げるだけではなく、マネジメントスキルやリーダーシップを発揮する必要があり、これらのスキルが不足していると昇進が難しくなります。

しかし、マネジメント職への道が開かれないまま日々の業務をこなすだけでは、キャリアの停滞感を感じる一方ですよね。

多くの営業職にとって、ある程度長期間同じ会社で働き続ければ、自分の会社内での立ち位置や今後の昇格可能性も見えてきまs。

結果として、目標が不明確なままダラダラと時間だけが過ぎてしまう日々になり、キャリアに停滞感を感じてしまうのです。

営業でキャリアに停滞感を感じてる人は、キャリアコーチングに相談するのがおすすめです

キャリアコーチングは、転職エージェントと異なり「求人紹介を前提にしないキャリア相談」です。

プロのキャリアコーチが、あなたと一緒に考えてくれますので、良いヒントやキッカケを貰えますよ。

営業職におすすめのキャリアコーチングは、「マジキャリ」と「WorX(ワークス)」です。

キャリアに停滞感を感じている人は、今すぐ相談してみましょう。

▶︎マジキャリに相談してみる

③ 若手とのギャップに苦しむ

営業10年目になれば、若手の新人がどんどん入社してくる頃です。

新人と比べられて、職場で疎外感を感じたり働きづらさを感じたりする人も多いです。

新人に営業成績を抜かされて、居場所がありません…

実際、Yahoo知恵袋にも、困り果てた営業10年目の投稿がありました。

新人に抜かされて疎外感を感じる

営業10年目のリアルな悩み

営業を続ければ続けるほど、新人が増えますので、新人との競争は終わりません。

営業プレーヤーとして同じ立ち位置にいれば、社内で比較され続けますので、何かしらのキャリアチェンジや打開策が必要です。

④ 体力的な限界を感じる

最後に、営業10年目のリアルな課題として、「体力面」も出てきます。

営業職は、外回りや長時間の拘束時間があり、肉体的な負担は確実に蓄積されます。

出張や移動、長時間の立ち作業も多く、体力的にも過酷な仕事です。

年齢が高くなればなるほど、営業プレーヤーとして働くだけでは、どんどんしんどくなりそうです…

営業職で働き続けるには、生活習慣や睡眠習慣も維持しなければいけません。

時には遅くまで残業をしたり、早朝から移動したりする時もあります。

30代後半や40代に差し掛かれば、20代の頃のように身体を酷使して働き続けることもできません。

10年目の営業職が抱えるリアルな課題を認識し、営業として10年後のキャリアプランをしっかりと考えなければいけないことが分かりました。

営業10年目が抱える課題は?

・営業業務にマンネリ化を感じる
・キャリアに停滞感を感じる
・若手とのギャップに苦しむ
・体力的な限界を感じる

【面接向け】10年後のキャリアプランの答え方は?

【面接向け】10年後のキャリアプランの答え方は?

面接で聞かれた時の対策は?

新卒の場合は、どう答えるべき?

面接で「あなたの10年後のキャリアプランを教えてください」と聞かれて、困り果てた人も多いはずです。

実際、私もそうでした。

ここからは、面接で聞かれた時のためのポイントや例文も合わせて紹介します。

面接での答え方

・例文付きで10年後のキャリアプランを解説
・達成までの具体的なプロセスを説明する

それぞれのステップに分けて解説します。

① 例文付きで10年後のキャリアプランを解説

まずは、例文付きで営業職が使える「10年後のキャリアプラン」を解説します。

面接で使える「10年後のキャリアプラン」を紹介しますね

新卒:IT業界(SaaS営業)

10年後の目標:営業マネジメント職になり、会社全体を引っ張る存在になる

入社から数年は、IT業界特有の商材や技術に対する理解を深め、お客様に最適なソリューションを提案できる営業力を身につけます。テクニカルな部分にも強くなり、顧客への提案力を磨き、最終的にはチームリーダーとして新規開拓だけでなく、既存顧客のサポートや契約更新にも力を入れ、チーム全体の成果を上げていくことが目標です。

さらに、10年後にはマネジメント職に挑戦し、営業チームのリーダーとして、戦略立案や目標設定、チームメンバーの成長支援を行うポジションに就きたいです。

そのために、早い段階からリーダーシップやチームマネジメントのスキルを身につけ、成績だけでなくチーム全体の成果を最大化できるような営業組織作りにも興味があります。最終的には、企業の成長に貢献できるような営業戦略の立案や実行を担う役職に就き、企業全体の営業力を向上させることが目標です。

新卒からSaaS営業として働く人向けのキャリアプランをまとめてみました。

IT営業の場合、技術的な知見の習得や、チーム全体のマネジメント力を身につけることで、営業マネージャーとしてのキャリアが見えてきます。

続いて、不動産営業のキャリアプランを見ていきましょう。

中途:不動産営業

10年後の目標:営業トップとして大規模な案件を取りまとめられるようになる

私の10年後のキャリアプランは、法人向け営業として着実に実績を積み、業界における専門性を高めることです。

入社後は、企業のニーズに最適な物件を提案する能力を身につけるとともに、不動産市場や関連法規に精通することを目指します。初めの数年間は、仲介業務を中心に、顧客との信頼関係を構築し、案件を成功に導くことに注力します。その過程で、顧客のビジネスやニーズを深く理解し、より価値のある提案ができるようになりたいと考えています。

10年後には、法人営業のトップとして、より大規模な案件を取りまとめ、プロジェクト全体をリードするポジションに就きたいと考えています。また、私の目標は、チーム全体の成果を最大化することなので、マネジメントスキルを磨き、チームを指導しながら売上目標を達成する責任を担いたいです。

そのために、営業組織の運営や戦略策定に関わる経験を積み、最終的には不動産業界での知識と経験を活かし、経営層に近いポジションに挑戦したいと考えています。

営業→プレイングマネージャー→マネージャー→経営層、という順番でキャリアプランを描いています。

続いて、消費財業界での営業キャリアプランを見ていきましょう。

中途:消費財営業

10年後の目標:グローバル営業として会社の成長を支えたい

私の10年後のキャリアプランは、深い業界知識と市場動向を理解した上で、会社の成長に貢献する営業リーダーを目指しまう。

入社後は、まず商品の特徴や市場ニーズを把握し、担当する小売業者と密にコミュニケーションを取って、売上を伸ばします。消費者の購買傾向を理解し、どのようなプロモーション活動が効果的かを分析しながら、実績を上げていくことで信頼を築いていきます。

5年目には、エリアマネージャーやマーケティングチームとの連携を強化し、店舗ごとの戦略を考えながら売上の最大化を図る立場になりたいと考えています。

その後、10年後には営業部門全体を統括するマネジメントポジションに就き、部門全体の方向性や戦略立案に携わりたいと考えています。また、海外市場への展開や新しい消費者層へのアプローチにも関わることで、グローバルな視点で企業の成長を支えることが目標です。

営業平社員から営業部門全体を統括する管理職までのキャリアプランを考えているんですね

振り返ってみれば、営業のキャリアプランは、ほとんどが管理職・経営層に近づくような内容が多いです。

採用企業側の目線に立てば、営業から経営層に近いポジションを目指してもらえる人は、是非採用したい人材と言えます。

面接での回答は、多少なり「企業が言って欲しいことをこちらから言う」を意識できると良いですね

② 達成までの具体的なプロセスを説明する

10年後のキャリアプランを説明する際は、「達成までの具体的なプロセス」も説明しましょう。

ゴールだけを示しても、説得力には欠けます。

プロセスまで伝えることで、現実的な計画性や行動力があることを示せるからです。

達成までのプロセスの具体的な内容は?

具体例を見ていきましょう。

目標:5年後に年収600万円を目指す

⬇︎

・1年目は営業成績トップ10を目指す
・2年目から後輩育成を担当しマネジメント経験を積む
・3年目以降はリーダー職を目指して実績を積む

1年毎に目標を再分化することで、いつまでに何をしなければいけないのか?が明確になりますよね。

企業や上司は、再現性のある行動ができる人を評価します。

そのため、どんな準備をして、どう動いていくのかを具体的に語ることが大切です。

参考までに、Xにも同じようなことを情報発信されている方は多いです。

キャリアプランは大雑把な逆算がおすすめ

プロセスを示すことは、自分自身のモチベーション維持にもつながります。

目標までの道のりを明確にすることで、日々の行動にもブレがなくなりますよ。

営業10年目のリアルなキャリア事例は?

営業10年目のリアルなキャリア事例は?

営業10年目のリアルなキャリア事例を見ていきましょう。

新卒10年目の営業課長で立場が苦しい

営業を10年続け営業課長になった人が、マネジメント能力や問題解決力などを否定され、思い悩んでいる投稿もありました。

営業職で管理職に昇格した後に、仕事の進め方やマネジメントで思い悩んでしまう人は多いですよね。

営業10年目のキャリア事例
Yahoo知恵袋より引用

「人のマネジメント」が難しいと感じる人は多いですよね….

営業踏み台キャリアプランはやめろ

キャリアプランを設定する上で、営業を次のキャリアの踏み台のような形で認識している人も多いです。

営業からマーケティング、営業から事業企画、営業からデータアナリスト、みたいなキャリアプランもありますが、営業は踏み台ではありません。

実際、Xにも下記のような投稿がありました。

営業職を10年続けてきた人のキャリア事例ではないですが、営業のキャリアプランを言語化する上で参考になりますね。

営業が10年後のキャリアプランを考える時のコツは?

営業が10年後のキャリアプランを考える時のコツは?

続いて、そもそもの10年後のキャリアプランを考える時のコツを解説します。

1人で考えるのも大変で、、、

何か良い方法はありませんか?

営業がキャリアプランを考える
4つのコツ

・適職診断や性格診断ツールを試してみる
・理想像に近い人に話を聞いてみる
・キャリアコーチングを使ってみる
・Chat GPTに聞いてみる

それぞれを紹介しますね。

適職診断や性格診断ツールを試してみる

営業職でキャリアプランを設定するには、「自分の強み」や「働き方」を知ることが大切です。

「適職診断」や「性格診断ツール」を活用することで、簡単に分かりますよ。

例えば「ミイダスのコンピテンシー診断」や「リクナビNEXTのグッドポイント診断」などは、自分の強みや職務適性を客観的に分析してくれます。

診断結果は、自分でも気づかなかった資質を知るきっかけになり、「私は人との信頼関係構築が得意なんだ」といった自覚が生まれることがあります。

ツールを使えば、ある程度簡単に自己分析を進められそうですね

自己分析におすすめのアプリ

▶︎ミイダス
性格診断やコンピテンシー診断が無料
【公式】https://miidas.jp

▶︎ASSIGN(アサイン)
3分でAIがあなたの選択肢を可視化
【公式】https://www.assign-app.jp

▶︎エムグラム診断(m-gram診断)
あなたを構成する8つの性格が分かる
【公式】https://mgram.me/ja

診断を受ける際のポイントは、「正直に、考えすぎず答えること」です。

自分をよく見せようとすると、本来の性格とズレた結果になる可能性があります。

また、診断結果はあくまで参考情報です。

診断結果に縛られすぎず、他の視点と組み合わせることで精度の高い自己理解につながります。

診断結果から「営業より企画やマーケティングの方が向いているかも」と思えば、キャリアの幅を広げてみるのもひとつの方法です。

理想像に近い人に話を聞いてみる

営業として働く人は、「憧れの先輩」や「理想の上司」がいますよね。

私も何名かいました。

キャリアプランを考える時、「理想の働き方をしている先輩や上司」に話を聞くのがおすすめです。

ネットや書籍にはないリアルな情報と気づきが詰まっていますよ。

例えば、「自分も将来はマネージャーを目指したい」と思うなら、すでにそのポジションで活躍している人に、どうやってそこにたどり着いたのかを聞いてみるのが早いですよね。

具体的なステップ

・「理想像」に近い人を見つける
・10分だけ話を聞かせて下さいと依頼する
・キャリアの転機や努力したことを聞く
・自分の現状や悩みを伝えアドバイスをもらう
・自分のキャリアにどう活かすかを考える

先輩や上司に聞くのってちょっと恥ずかしいですけど…

注意点はありますか?

注意点として、いきなり「相談に乗ってください」と重く切り出すのではなく、「どんなことを意識して働いてきたのか聞きたいです」など、具体的に質問するのが好印象です。

忙しい相手の時間をもらうことになるので、お礼はしっかり伝えるようにしましょう。

「今の自分にもできそうな小さなステップ」が見えてきたり、「意外と違う方向もアリかも」と思えることがあります

キャリアコーチングを使ってみる

キャリアコーチングに相談することで、自己分析や目標設計を、プロのコーチと一緒に進めることで、自分だけでは見えにくかった課題や可能性に気づけます。

また、転職に失敗するリスクを最大限減らすことができます。

営業経験のある人は、転職エージェントから沢山の求人をどんどん紹介されます。

逆に、紹介されすぎて、どの求人や会社が自分のキャリアに合致しているのか分からなくなります…。

転職エージェントは、とにかく求人を送ってくるだけで、、、、

電話もしつこいです…

転職エージェントを利用した場合、手取り早く内定獲得ができる求人をどんどん紹介されます。

転職エージェントは、それが仕事だからです。

しかし、求職者目線で考えれば、手取り早く内定を貰える求人よりも、
営業職で培った経験を活かし、今後のキャリアを実りあるものにできる魅力的な求人(会社)を見つけたいはずです。

そこで、キャリアコーチングを使い、転職軸やあなたの強みをさらに磨きあげるために初期投資するのです。

例えば、「マジキャリ」だと、営業職で納得の転職に成功するための、正しい戦略設計〜応募企業の選定、書類添削・面接対策など協力なサポートをしてもらえます。

「なんとなく土日に転職活動をしてみたけど、全然ピンとくる会社がなかった…」
という人は、キャリアのプロに相談してみましょう。

キャリアコーチングを使うことで、転職に失敗するリスクを最大限減らして転職できます

営業職におすすめ
キャリアコーチング5選

第1位:ポジウィルキャリア
自己分析に強く女性コーチが多い

第2位:マジキャリ
営業から納得の転職に成功できる

第3位:WorX(ワークス)
SaaS企業やIT営業に転職できる

第4位:キャリート
営業からのキャリアプランが作れる

第5位:きづく。転職相談
営業職の人間関係に悩んでいる人へ

営業職におすすめのキャリアコーチングもまとめていますので、参考にしてみてください。

Chat GPTに聞いてみる

Chat GPTのようなAIを活用するのも有効な方法です。

忙しい日々の中で、ふと浮かんだ疑問やアイデアをすぐに相談できるため、思考の整理や新たな視点の獲得につながります。

Chat GPTにキャリア相談もできるんですね…!!

画期的で簡単にできますね

例えば、「今の営業スキルで他業界に通用するのか?」「5年後にマネージャーになるにはどんな実績が必要?」と質問してみましょう。

検索するよりも早く、しかも会話形式で自分に合った情報を得られるのが大きなメリットです。

おすすめの聞き方(コピペで使える)

・今の自分のスキルで、10年後にどんな営業キャリアが考えられますか?

・営業職からマネージャー職にキャリアアップするために、これから10年間でやるべきことをステップで教えてください

・自分に合う営業スタイルや職場環境を知るには、どんな視点で自己分析すればいいですか?

しかし、AIはあくまでサポート役です。

実体験に基づいた感情や人間関係の細やかな部分までは、完全にはカバーできませんので注意しましょう。

よりあなただけのキャリアプランに特化して質問したい場合は、人間のキャリアコーチングに聞きましょう。

営業の10年後のキャリアプランに関するよくある質問

営業の10年後のキャリアプランに関するよくある質問

最後に、営業の「10年後のキャリアプラン」に関するよくある質問に答えていきます。

Q. 営業職で10年後のキャリアに必要なスキルは?

A. 10年後のキャリアで特に重要なのは、「マネジメント経験」や「人との繋がり(人脈)」です。

営業を10年続けていく人の多くが、マネージャーといった管理職になっていきます。

管理職のキャリアを歩むためには、マネジメント経験やマネジメントスキルがある方が有利に働くからです。

また、営業としての人脈やコネも大切です。

仮にあなたが独立したりフリーランスになったりした時、会社の看板がなくなったあなたに仕事を発注してくれるお客様はどのくらいいますか?

人との繋がりが営業マンにとっては大事です。

Q. 営業職で10年後に「転職」を選ぶタイミングは?

A. キャリアに停滞感を感じた場合、転職するのがおすすめです

営業を10年続けていけば、社内での立ち位置や将来的な昇格可能性も見えてくるはずです。

自分が理想とするキャリアにそぐわない時は、思い切って転職するのが良いでしょう。

職場環境を変えることで、人間関係も変わり、新たな気持ちで働けるからです。

キャリアの停滞感を感じたら、営業職特化の転職エージェントに相談してみましょう

営業職に強い転職エージェント

アサイン
若手ハイキャリア向け

9Eキャリア
SaaSやカスタマーサクセスに強い

アゲルキャリア
スピード内定が特徴

Q. 女性営業の10年後のキャリアプランは?

A. 結婚や子育て、育児との関係から、個別にキャリアプランの相談をするのがおすすめです

女性営業職のキャリアプランは、様々なパターンに分かれます。

例えば、出産と育児休暇の後、復職するかどうかで大きく変わってきます。

フルタイムの正社員に戻る人もいれば、時短勤務やフリーランス、パートタイムのコンサルタントとしての働き方を選ぶ人もいます。

基本的に営業職としてのキャリアプランは、6つのパターンと似ていますが、出産・育児のタイミングにより個々人のばらつきが発生します。

何歳までに結婚して、何歳で子供を産むのか、、、

などを逆算して考えなければいけませんよね…

女性営業のキャリアプランを考える際は、ポジウィルキャリアに相談してみるのがおすすめです。

他のキャリアコーチングに比べて、女性キャリアコーチの比率が高く、女性のキャリア相談に強いからです。

▶︎女性営業のキャリアプランを相談してみる

まとめ: 営業で10年後のキャリアプランは超重要

営業10年後のキャリアプランのまとめ

さて、いかがでしたでしょうか。

ここまで、営業職の10年後のキャリアプランについてまとめてきました。

キャリアプランを設定すれば、明確な目標が見え具体的なアクションプランまで落とし込むことができます。

それでは最後に、本記事の要点をまとめて終了とします。

本記事のまとめ

・面接で10年後のキャリアプランを聞かれがち
多くの営業が管理職になるキャリアプランを選ぶ
・営業から経営者として独立する人もいる
・10年後にキャリアの停滞感や若手とのギャップに苦しむ人が多い
・10年後のキャリアプランを一緒に考えてもらいたい人は”ポジウィル“や”マジキャリ”がおすすめ

営業職のキャリアプランで悩んでいる人は多いです

あなただけの悩みに100%サポートしてくれるキャリアコーチングがおすすめです

キャリアのプロに相談できる
おすすめのキャリアコーチング

その他にも、営業職におすすめの記事を紹介します。

興味のあるタイトルの記事から読んでみてください。

営業を辞めたら幸せになる?

【実体験】営業を辞めたら幸せになれるか?辞めた方がいい人の特徴まで解説

営業でお客さんから怒られた時の対処法

【実体験】営業でお客さんから怒られた時の対処法・メンタルをご紹介します。【営業に失敗はつきもの】

営業でやる気が出ない人へ…

【これで解決!】営業でやる気が出ない人へ…辞めたいと感じた時に読み込め!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA