人材紹介の営業はやばい?RACAがきついと言われる理由や仕事内容・対処法を解説

人材紹介の営業がやばいと言われる理由まとめ

人材紹介の営業はやばい?

「きつい」「辛い」と言われる理由は?

本記事にたどり着いた方は、

・人材紹介の営業がやばいのは本当?
・人材紹介の営業がきつい理由は?
・人材紹介営業で辛い時の解決策は?

という疑問や悩みをお持ちのことでしょう。

人材紹介会社に「法人営業(RA)」や「個人営業(CA)」として働く人の中には、「人材紹介の営業はきつい」や「ノルマが多すぎて辛い…」という悩みを持っている人も多いはずです。

そこで本ページでは、人材紹介の営業がやばいと言われる理由や、きつい・辛くなってしまう原因・解決策を解説します。

大手人材紹介会社の現役営業として働く私が、業界の裏側を忖度無しで解説しますね。

要点まとめ

人材紹介営業がやばいのはノルマ量が多いから
・CAの責任感が大きく精神的負担も大きい
・RAは企業からのクレームが多く新規開拓営業が大変
・数字を追いかける営業が好きな人は向いている
・営業特性は”ASSIGN“で判断するのがおすすめ

人材紹介営業のやばい点や、仕事内容詳細、やりがいを細かく紹介します!

目次

人材紹介営業のリアルな仕事内容は?

人材紹介営業のリアルな仕事内容は?

早速、人材紹介会社の営業職のリアルな仕事内容を見ていきましょう。

大きく3つのタイプがあります。

法人営業のRAと、個人営業のCA、及び両方の両面型に分類されます

人材紹介営業3つのタイプ

・リクルーティングアドバイザー(RA)
・キャリアアドバイザー(CA)
・両面型営業

それぞれの仕事内容を細かく見ていきましょう。

① リクルーティングアドバイザー(RA)

人材紹介会社で法人営業を行うのが、「リクルーティングアドバイザー(Recruting Adviser)」です。

人材業界の中では、「RA」と省略されて呼ばれます。

RAの基本的な仕事は、求人獲得から求職者の紹介・決定、入社後のフォローです。

採用課題を抱える企業がお客様であり、求職者を紹介することで問題解決を行います。

RAのお客様は、採用側の企業ということですね

具体的には、どのような仕事がありますか?

リクルーティングアドバイザーの具体的な業務内容を見ていきましょう。

横にスクロールできます ⇨

項目業務内容難しい点
新規顧客開拓・ターゲット企業のリサーチ
・新規顧客へのテレアポ
・営業リストの作成と管理
・初回訪問、商談
テレアポで断られがち
・新規営業は上手くいかないケースが多い
既存企業のフォロー・定期的な採用状況の確認
・採用活動の進捗管理
・人材紹介契約の締結と更新
・追加求人の獲得
・定期的な御挨拶連絡がしんどい
・お客様から嫌われることも多い
採用課題のヒアリング・採用課題の深堀り
・採用人物像の要件定義
・効果的な採用戦略の立案
・深堀りが難しい
・企業の事前リサーチが必須
求人要件の設定・業務内容詳細の洗い出し
・市場状況に合わせた要件設定
・求職者に刺さるメッセージ策定
・転職市場にいない人物設定をしてしまいがち
求職者のミスマッチが起こりがち
求職者の紹介・有力候補者の選定と推薦
・採用担当者への説明(推薦コメント)
・書類選考で落とされる
・面接に全然通らない
選考プロセスの調整・面接スケジュールの管理
・選考プロセスの調整
・内定交渉
・面接辞退が多発
内定承諾後辞退もある
・年収交渉が難航する
入社後フォロー・内定通知書の作成
・入社前後のフォロー
・入社後の成功報酬の回収まで
・入社前辞退が発生する
入社後の退職でクレーム発生
・入社後退職で成功報酬が未回収になる
横にスクロールできます ⇨

細かくRAの仕事内容を見てきましたが、多岐に渡りますよね。

これだけの業務内容をこなしながら、売上や紹介数、求人数、面接数などのKPIが評価対象になります。

業務量が多いけど、1日のタイムスケジュールはどんな感じ?

RAのタイムスケジュール例

・9時〜10時:チームミーティング
・10時〜11時:商談
・11時〜12時:新規架電

・12時〜13時:昼休憩

・13時〜14時:商談
・14時〜16時:新規架電
・16時〜17時:求人作成
・17時〜18時:ミーティング
・18時〜20時:求人作成&スケジュール調整など

RAの力量によって、求人内容、紹介できる求職者の数と質、入社後の活躍まで左右することになります。

社運を賭けた採用活動を行なっている企業も多く、人材紹介会社の営業がしょぼいと、企業から求人を受注できなくなります。

② キャリアアドバイザー(CA)

人材紹介会社で個人への営業を行うのが、キャリアアドバイザー(Career Adviser)です。

人材業界の中では、CAと呼ばれます。

キャリアアドバイザーは、転職活動への悩みや不安を抱えている求職者に対して、転職支援を通じて問題解決を行います。

分かりやすく言えば、「求人紹介」です。

CA業務は、求職者の人生に大きな影響を与えるので、責任感が大きくやりがいも大きいのが特徴です。

求人紹介で求職者のキャリアを手助けするんですね

具体的にどんな業務内容がありますか?

横にスクロールできます ⇨

項目業務内容難しい点
求職者集客・求職者の獲得
・求職者のスクリーニング
・スカウトメールの送付
・求職者情報の管理
・求職者からの返信が来ない
・大量の求職者情報の管理が大変
スカウトメール送るだけの単純作業
求職者との面談・求職者との初回面談
・自己紹介から転職背景の深堀り
・キャリアの棚卸し
・キャリアプランへのアドバイス
初回面談のブッチが多い
・求職者との関係性構築が難しい
深夜や土日対応が求められる
求人紹介・求人情報の選定と提案
・求人内容の説明と魅力付け
・応募意思の確認
・求人内容の読み込みが大変
・求人企業の説明ができない
・応募がなかなか取れない
書類添削・履歴書、職務経歴書の作成支援
・志望動機、自己PRへのアドバイス
・書類全体のダブルチェックと添削
・書類の不備が多すぎる
業務量が多く添削まで手が回らない
面接対策・企業研究、分析のアドバイス
・模擬面接、面接対策の実施
・面接後のフィードバック回収
・書類選考に通過しない
・模擬面接が大変
選考プロセスの調整・面接日程の調整
・複数併願先との調整
・年収、待遇の交渉
面接辞退が多発
・他社併願に取られる
・年収交渉の難航
入社後フォロー・入社前後のフォロー
・入社後の定着支援
・入社前辞退が発生する
入社後の退職でクレーム発生
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RAと同様、多岐に渡る業務内容がありますよね..。

CAも同じく、上記の業務内容をカバーしながら、売上数字、面接数、紹介数、初回面談数を主要KPIが評価対象になります。

CAのタイムスケジュールはどんな感じですか?

CAのタイムスケジュール例

・9時〜10時:チームミーティング
・10時〜11時:新規面談
・11時〜12時:求職者対応

・12時〜13時:昼休憩

・13時〜14時:新規面談
・14時〜16時:面接対策&書類添削
・16時〜17時:新規面談
・17時〜18時:ミーティング
・18時〜19時:新規面談
・19時〜20時:スケジュール調整

キャリアアドバイザーの大変な点は、求職者対応が平日深夜遅くまで続いたり、土日祝の対応も求められることです。

求職者は平日働いている人が多く、どうしても業務時間後に転職エージェントとの連絡・面談を行うケースが多いからです。

残業時間が長くなったり、拘束時間が長くなったりすることで、単純に業務過多になる人も多いです。

③ 両面型営業

最後に、両面型営業について見ていきます。

両面型の転職エージェントの仕事内容は、シンプルにRAとCAの両方です。

RAもCAもするのは、かなり大変じゃないですか..?

単純な業務種類は増えますが、片面型の転職エージェントに比べれば量は減ります。

例えば、片面型のCAが毎月30名の求職者対応をするのに対して、両面型営業の場合は毎月10名、といった感じです。

業務種類は増えますが、量は減ります。

両面型の転職エージェントの特徴を見ていきましょう。

両面型営業の特徴

・両方をバランス良くこなす必要がある
・両者を理解できるので提案力が向上する
・リアルな情報を両者に届けやすい
・ハイクラス求人が多く単価は高め

などなど

両面型の転職エージェントの場合、ハイクラス求人や高年収を希望する求職者が多く、その分スキルアップややりがいも大きい仕事です。

以上ここまで、人材紹介営業の業務内容詳細を確認しました。

人材紹介の営業がやばいと言われる理由は?

人材紹介の営業がやばいと言われる理由は?

ここまで、人材紹介営業の仕事内容を細かく紹介してきました。

人材紹介会社の営業が「やばい」や「大変」と言われる理由を細かく見ていきましょう。

人材紹介の営業はやばいっていうイメージがあります…

人材紹介営業がやばいと言われる理由

・ノルマの量が半端ないから
・人生を大きく左右する責任感が重いから
・1件成約までのリードタイムが長いから
・超労働集約型で残業時間が長いから
・慣れると単純労働に成り下がるから

それぞれの理由を細かく見ていきます。

① ノルマの量が半端ないから

人材紹介の営業は、RA・CA・両面型の全てで、ノルマの「量」が求められます。

例えば、RAは下記のようなノルマがあります。

RAノルマの量

・面接設定数
・企業への推薦数
・求人数
・新規顧客開拓の開拓数
・新規顧客開拓の架電数

など

人材紹介の営業は、案件を高速で回しながら、新規顧客の開拓も並行して行わなければいけません。

求人数を一定数確保していなければ、今月の売上目標は達成しても来月やその先の売上目標が達成できなくなります。

要するに、常に数字に終われ続け、量を担保しなければいけません。

肉体的にも精神的にも負荷が大きく、ノルマへの重圧が「やばい」と感じてしまう人も多いです。

人材紹介の営業電話は多い

Xには、「人材紹介からの営業電話や連絡が多い」という声が確認できました。

人材紹介会社は、日常的に営業電話や営業メールを送り続けますから、一定数上記のような声が挙がるのは理解できます。

② 人生を大きく左右する責任感が重いから

人材紹介営業がやばいと言われる理由として、求職者の人生を大きく左右する責任感の重さに耐えられないという人多いです。

人材紹介は、求職者のキャリア設計やキャリアプランを後押しする仕事です。

しかし、一歩間違えれば、求職者の人生を崩壊させかねないリスクのある仕事とも言えます。

ミスマッチした会社に紹介してしまったら、求職者からクレームが来ることもあります。

求職者からのクレームってどんなのがありますか…?

例えば、「求人票に記載のない業務内容があった」や「ブラック企業を紹介された」という内容です。

キャリアアドバイザーも紹介求人の100%を熟知している訳ではありませんので、入社後にミスが発覚してしまうことは仕方ありません。

しかし求職者からすれば、人生を掛けた大事な転職で、とんでもないミスをしてくれた、、、という風に映るわけです。

求職者側もクレームをしたくなる気持ちが分かりますよね。

上記のような人生を左右する責任感が重いので、人材紹介の営業はやばいと言われてしまいます。

③ 1件成約までのリードタイムが長いから

人材紹介営業のリードタイムは、約2ヶ月〜3ヶ月です。

数ヶ月のリードタイムを長いと捉えるか、短いと捉えるかは人それぞれですが、BtoC営業と比べるとリードタイムは長めです。

キャリアアドバイザーが初回面談をしてから、求職者が次の転職先に入社するまでは、約3ヶ月程度は必要です。

リードタイムの長い営業活動であり、その分、きめ細かなサポートが必要になってきます

人材紹介会社は、基本的に成果報酬型ビジネスなので、紹介した求職者が入社しなければお金は発生しません。

入社までのハードルや障壁が多いため、無理に転職を意思決定させたり、とりあえず入社を促してしまうようなキャリアアドバイザーも存在します。

求職者の為にはならないと分かっているけど、売上のために仕方なく、、、」という状態です。

お客様の為にならず、自分たちの営業数字をひたすら追いかけるだけの仕事内容を嫌になってしまう人も多いです。

④ 超労働集約型で残業時間が長いから

人材紹介営業は、労働集約型のビジネスです。

労働集約型って何ですか?

分かりやすく言えば、「人がいれば成り立つビジネス」ということです。

そして、「人を増やせば、売上も伸びる」とも言えます。

実際、そんなに単純な話ではないのですが、マンパワーが重要なことは変わりありません。

人材紹介は、労働集約型ビジネスと言われがちです

特に、CAは残業時間が長く、拘束時間が長くなりがちです。

求職者側対応は、就業時間のような決まった時間ではなく、平日の早朝、就業後から深夜、土日での対応が求められます。

面談開始時間が、22時〜という人材紹介会社もありますので、かなり夜遅くまで面談対応をされていると推測できます。

残業時間や拘束時間の長さから、「人材業界の営業はやばい」と言われています。

⑤ 慣れると単純労働に成り下がるから

人材紹介の営業は、未経験からでも挑戦できる仕事内容であり、そこまで高度なスキルを必要としません。

未経験からでも約3ヶ月程度あれば、ある程度の業務内容のキャッチアップが可能です。

約1年営業活動を続ければ、売上目標を達成できる人が大半で、ある程度の問題も自己解決できるようになります。

人材紹介営業の習熟度目安

・1ヶ月:研修である程度覚える
・3ヶ月:業務プロセスが分かる
・6ヶ月:売上を戦略的に立てられる
・1年:想定外の問題も自己解決できる
・3年:自分の強みを伸ばし爆発的に売れる
・5年以上:専門性を伸ばしプロフェッショナルになる

私も多くの人を見てきましたが、大体6ヶ月〜1年程度で売上を作れるようになります。

それ以降は、本人の適正や努力次第で、伸び率は変わってきます。

言い換えれば、1年程度の勤務である程度慣れることができるという事です。

人材紹介営業は、約1年働けばある程度の範囲が分かるようになります

慣れると単純労働」というのは、私自身も感じる部分が大きいです。

求人が発生する企業もパターン化されますし、選考プロセスでありがちな問題点、年収交渉時のポイントなども把握できるようになります。

2年から3年程度働いている人は、一種の「飽き」や「慣れ」が出てくることでしょう。

Xにも、元リクルート出身者の下記投稿がありました。

人材紹介は労働集約的な仕事が多い

また、人材紹介営業は、労働集約型のビジネスモデルから故、景気変動の影響も受けやすい業界です。

全体の経済状況が良くなれば業績は右肩上がりになりますが、コロナ渦のような不景気に陥れば、採用の動きも止まり業界全体の業績も落ちてしまいます。

上記のような理由からも、人材紹介営業はやばいと言われてしまいます。

以上ここまで、人材紹介会社の営業がやばいと言われる5つの理由を細かく紹介しました。

人材紹介営業がやばいと言われる理由

・ノルマの量が半端ないから
・人生を大きく左右する責任感が重いから
・1件成約までのリードタイムが長いから
・超労働集約型で残業時間が長いから
・慣れると単純労働に成り下がるから

人材紹介の法人営業(リクルーティングアドバイザー)がきつい理由は?

人材紹介の法人営業(リクルーティングアドバイザー)がきつい理由は?

ここまで、人材紹介営業全体のやばい点を解説しました。

続いて、法人営業(リクルーティングアドバイザー)側のきつい理由を細かく見ていきます。

大手人材紹介会社で現役転職エージェントとして働く私が、ズバリ解説します。

RA側のきつい理由は何がありますか?

RAのきつい理由は?

・ノルマの量が多い
・企業からのクレームが多い
・新規開拓営業が大変

それぞれを詳しく見ていきましょう。

① ノルマの量が多い

RA側のきつい理由として、最も多く挙げられるのが「ノルマ量の多さ」です。

既存クライアントへの連絡や関係性を深めたり、求職者の紹介、選考プロセスの調整をしなけれればならないにも関わらず、一定数の新規顧客へのアプローチや定期接触を求められるからです。

営業職にノルマは付き物ですが、人材紹介営業のノルマは特に多いです。

営業KPIや営業成績をグラフで会社の壁に貼り出すような人材紹介会社も多いので、とにかく量を回すことがきついと言われます。

例えばですが、人材紹介会社のRAは、1日に100件以上架電することもあります。

100件も電話しなければいけないんですね…

② 企業からのクレームが多い

RAがきつい理由として、企業からのクレームの多さも挙げられます。

例えば、紹介した求職者が短期離職してしまった場合は、電話口で怒鳴られることだってあります。

紹介された企業からすれば、高い成功報酬のお金を払い、教育費用や研修費用も払った上で、短期離職されてしまうので、怒る気持ちも分かります。

全てが人材紹介会社のRAの責任ではありませんが、やけくそになってRAに怒鳴るような企業担当者もいます。

企業からのクレームが多いと精神的に病んでしまいそうですよね…

他にも「紹介された人材が的外れ」や「入社時期が遅れた」「紹介された求職者のせいで連鎖退職が起こった」などなど。

企業からのクレームは種類も数も多くなりがちです。

それらに対応しながら、業務を進めていく必要があるので、リクルーティングアドバイザーはきついと言われてしまいます。

③ 新規開拓営業が大変

リクルーティングアドバイザーがきつい理由として、「新規開拓営業が大変」という声も多いです。

ノルマ量が多いことは説明してきましたが、それ以上に新規顧客開拓営業は大変です。

人材紹介会社からの営業電話や営業メールを、「迷惑」と捉える企業も多いからです。

人材紹介からの営業は着信拒否

Xには、人材紹介会社の営業に対するネガティブな投稿はかなりたくさんあります。

突然の電話や、しつこい連絡が多すぎるので、こうした意見が出ていると推測できます。

しかし、上記のように嫌われながらも、新規顧客開拓の架電数やアポイント数は、定量目標として評価対象なので、RAの業務内容はきついと言われてしまいます。

以上ここまで、RAがきついと言われる主な理由を3つ紹介しました。

RAのきつい理由は?

・ノルマの量が多い
・企業からのクレームが多い
・新規開拓営業が大変

人材紹介の個人営業(キャリアアドバイザー)がきつい理由は?

続いて、個人営業(キャリアアドバイザー)側のきつい理由を細かく見ていきます。

キャリアアドバイザーとしても経験豊富な私が、業界の裏側やリアルな体験談も交えて解説します。

CAのきつい理由は?

・求職者の人生を左右する責任感の重さ
・無理に転職を後押ししている歯痒さ
・平日深夜や土日の残業量が多い

それぞれを詳しく見ていきましょう。

① 求職者の人生を左右する責任感の重さ

キャリアアドバイザーがきつい理由として最も多く挙げられるのが、「責任感の重さ」です。

上述したように、キャリアアドバイザーは求職者のキャリア設計や、家族の人生にも大きな影響を与えます。

仕事は、人生に大きな影響を与えますよね。

言ってみれば、ミスは許されない訳です。

CAの影響で求職者の人生が変わってしまうこともありますよね…

キャリアアドバイザーは、求職者の人生を左右する紹介ができる人と、その責任感に押し潰されてギブアップしてしまう人に別れます。

CAとしての大変さを乗り越えるためには、一種の割り切りも必要なのかもしれませんね。

② 無理に転職を後押ししている歯痒さ

キャリアアドバイザーがきつい理由として、「求職者のためにならない事と分かりながら、強引に転職活動を進めるもどかしさがある」という内容です。

人材紹介会社の目的は、売上達成です。

つまり、求職者が転職を決め、紹介先企業で働き始めなければ意味がありません。

しかしながら、求職者に取って、転職が絶対の正解であることは少ないです。

現職に残る選択肢もありますし、別の企業に転職する選択肢もあります。

数ある選択肢の中で、自分たちの売上数字やKPI数字のために、無理矢理、紹介先企業の選考を進めてしまうことも多々ありますよね。。。

求職者目線と会社目線のどちらに立てば良いのか、たまに分からなくなります…

実際、Xに以下のような内容がありました。

本当に保育士さんのための転職なのか疑問…

③ 平日深夜や土日の残業量が多い

キャリアアドバイザーがきつい理由として、残業時間の長さや拘束時間の長さが挙げられます。

求職者との面談や連絡は、平日9時〜18時以外が多いからです。

平日の早朝、就業後から深夜、土日の時間を使って、求職者対応をしているCAも多いです。

CAは、残業も長くなってしまうんですね…

人材紹介会社の中でも、CAの働き方にフレックス制度を導入したり、固定残業代を上乗せしたりしている企業はありますが、全ての会社ではありません。

サービス残業で、平日深夜や休日の求職者対応をされている人も多いです。

仕事とプライベートのワークライフバランスを崩してしまい、CAを辞めてしまう人が多いのも事実です。

以上ここまで、キャリアアドバイザーがきついと言われる3つの理由を紹介しました。

CAのきつい理由は?

・求職者の人生を左右する責任感の重さ
・無理に転職を後押ししている歯痒さ
・平日深夜や土日の残業量が多い

人材紹介会社の営業に向いている人の特徴

人材紹介会社の営業に向いている人の特徴

ここまで、人材紹介会社の法人営業や個人営業がきつい理由を解説してきました。

これまでの仕事内容や大変さをふまえて、人材紹介会社の営業に向いている人の特徴を紹介します。

人材紹介の営業は大変だけど、やりがいも大きいですもんね…

どんな人に向いていますか?

ズバリ、人に向き合うのが好きな人は人材紹介の営業に向いています

人材紹介の営業に向いている人

・人に向き合うのが好きな人
・細かいコミュニケーションが得意な人
・数字を追い求める営業が好きな人

それぞれを詳しく見ていきましょう。

① 人に向き合うのが好きな人

人材紹介会社の営業は、「人と向き合うのが好きな人」が多いです。

人材業界の扱う商材は、結局は「人」です。

最終的には人を動かし、人に納得してもらい、人に働いて貰わなければいけません。

製造業のモノとは全く異なります。

人材紹介は「人」に向き合える人が多いんですね

「人に向き合う」と言えば少し難しく聞こえるかもしれませんが、私の言葉で言い換えると「他人の気持ちを推し量り寄り添える人」です。

難しく考える必要はなく、人間関係を構築するのが得意な人や、他人のために何かしてあげたい人、などが当てはまります。

私は、人に向き合える..?
や、
結局、人材紹介会社に向いてる?

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② 細かいコミュニケーションが得意な人

人材紹介会社の営業は、それぞれの企業や求職者に合わせたサポートが求められます。

細かいコミュニケーションを取る必要があります。

細かいコミュニケーションって、何が求められますか?

分かりやすく言い換えると、「その人に合ったサポート」です。

企業も似たような会社はありますが、まるっきり同じ会社はありません。

人事担当者の癖が強かったり、面接官が厳しめの人だっています。

求職者側は、それ以上に細かくなります。

全ての人に全て同じサポート内容だと、全員に満足してもらうことはできません。

クライアント企業、各求職者の状況や特性に合わせて、細かいコミュニケーションやサポートをしなければいけません。

キャリアアドバイザーは、未経験から転職することも可能で、将来性も高い職種です。

キャリアアドバイザーになる方法は、下記の記事で詳しくまとめています。

③ 数字を追い求める営業が好きな人

人材紹介営業は、結局「売上数字」を見られます。

いくら細かくサポートしても、求職者が内定受諾して働きはじめないとお金は入ってきません。

成功報酬型のビジネスモデルであるからこそ、上司や経営陣からは「数字」が徹底的に評価対象になります。

数字を追い求める営業スタイルが好きな人でなければ、人材紹介営業は続かないと見てもいいかもしれません。

逆に、数字を追い求める営業が好きな人は、人材紹介会社の営業に向いています。

数字を追いかけるのが好きな人なんているんですか…?

数字への拘りが強い人や、目標がはっきり決まった状態で力を発揮しやすい人は向いています。

数字を追いかける営業が好きな人の特徴

・数字への拘りが強い人
・負けず嫌いな人
・目標が決まった状態が好きな人

などなど

以上ここまで、人材紹介営業に向いている人の特徴を3つ紹介しました。

人材紹介の営業に向いている人

・人に向き合うのが好きな人
・細かいコミュニケーションが得意な人
・数字を追い求める営業が好きな人

人材紹介会社の営業は辞めておいた方がいい人の特徴

人材紹介会社の営業は辞めておいた方がいい人の特徴

反対に、人材紹介会社の営業は辞めておいた方がいい人の特徴も解説します。

これまで多くの人を見てきましたが、人材紹介の営業に向いてない人はトコトン向いていません。

人材紹介会社の営業は、向き不向きが明確に分かれます

向いてない人もいますので、転職する前に確認しておきましょう

人材紹介の営業に向いてない人

・数字を追いかける営業が苦手な人
・ストレス耐性に自信がない人
・他人への感情移入が苦手な人

それぞれを詳しく見ていきます。

① 数字を追いかける営業が苦手な人

人材紹介会社の営業職は、「数字」を追いかけることが求められます。

リクルーティングアドバイザーもキャリアアドバイザーも両方とも、数字で評価されます。

売上、紹介数、面接数、紹介数、などなどの細かいKPIがあります。

全てのプロセスで数字が評価されるんですね…

けっこう泥臭い営業っぽいですね…

人材紹介会社によって数字管理の方法は異なりますが、数字が未達だとかなり詰められる人材紹介会社もあります。

例えば、大手人材紹介会社のリクルートだと、売上以外にも下記のようなKPIを見られます。

リクルートの目標やKPIの例

・1年の売上目標
・半年の売上目標
・四半期の売上目標
・毎月の売上目標

【KPI】
・転職決定数
・最終面接数
・一次面接数
・一次面接通過率
・書類選考通過率
・書類推薦数
・求人公開数
・顧客訪問数
・架電数
・リーチ数

などなど

関連記事:リクルートに転職して後悔する?

こんなにたくさんの項目で数字が見られるんですね…

リクルートだけではなく、パーソルキャリア、パソナ、JACリクルートメントなどの大手人材紹介会社は、営業職の数字管理として上記のような項目を主要KPIに設定しています。

したがって、数字を追いかける営業が苦手な人は、この時点でアウトです。

人材業界はちょっときついかも…
や、
人材紹介の営業は大変

と感じた人は、人材業界5年の営業職が実体験を共有の記事も見てみてください。

人材業界全体がブラック業界と言われる理由や、デメリットを解説しています。

② ストレス耐性に自信がない人

「ストレス耐性」がないと、人材紹介の営業職は不向きです。

営業職は、他の職種と比較すれば、どうしてもストレスの多い仕事です。

生産管理、購買、経理、人事、等の職種と比べれば、営業は最前線にいます。

お客様は目の前にいます。

ストレスを伴うことも多いです。。

しかし、そんなストレスや逆境を力に変換できる人が、営業職に向いている人です。

ストレスをそのままストレスと捉えてしまう人では、いずれ精神的に辛くなってきてしまいます。

もし下記の傾向があるなら、営業的なストレス耐性が薄いので、すぐに誰かに相談しましょう。

ストレスで限界を迎えている人の傾向

・ストレスで食事ができない
・瞼が重なり、上手くまばたきができない
・夜は眠れず、日中に眠くなる
・休日も頭から仕事が離れず休めない

ストレスは、体にアラートを鳴らします。

上記のような症状がある人は、誰かに相談してみましょう。

私のおすすめはキャリアコーチングサービスです。

キャリアのプロがあなたの悩みを的確に紐解いてくれますので、話していて気持ちが楽になります。

特に「ポジウィルキャリア」と「マジキャリ」は受講人数が多く人気です。

③ 他人への感情移入が苦手な人

人材紹介の営業は、「他人への感情移入」が必要な仕事です。

とりわけ、求職者の気持ちを考えることができなければ、難しいです。

求職者の気持ちを考えるって、具体的にどうやってですか…?

具体的に説明しますね。

求職者は、仕事を探しに転職エージェントを利用する訳ですが、転職を考えるに至った背景・理由は、人それぞれです。

大まかな転職理由

・給与、待遇への不満
・仕事内容への不満
・労働時間、働き方への不満
・人間関係のトラブル
・会社の将来性や経営不安
・キャリアアップがしたい
・企業風土や文化が合わない
・通勤が大変
・ライフステージの変化
・副業がしたい
・スキルアップをしたい

などなど

求職者1人1人に、転職を考えるようになったストーリーや背景が異なります。

例えば、年収UPが目的の求職者に対して、「この会社は安定していて人間関係のトラブルも少ないんですよね!」なんてアピールしても刺さりませんよね。

目の前の求職者は、年収UPが目的で転職したいのですから。

上記のように、それぞれの求職者の理由や内情、背景に加えて、仕事以外の部分も汲み取りながらサポートをしなければいけません。

求職者以上にその求職者を理解して、120%満足できる求人を紹介し意思決定をさせなければいけない、という事です。

その点、求職者の気持ちを理解できれば、人材紹介営業は進めやすくなります。

この人は、年収の悩みがあるなら貯金に困ってそうだな
や、
この会社は安定性に欠けるから、子育てを控えている人には難しそう…

といった、先回りができるようになります。

しかし、求職者や企業の人事担当者の気持ちを理解できなければ、適当な仕事になってしまい、結果的に大量のクレームを浴びることになります。

以上ここまで、人材紹介営業に向いていない人の特徴を3つ紹介しました。

人材紹介の営業に向いてない人

・数字を追いかける営業が苦手な人
・ストレス耐性に自信がない人
・他人への感情移入が苦手な人

【実体験】人材紹介営業のやりがい・達成感とは?

【実体験】人材紹介営業のやりがい・達成感とは?

ここまで、人材紹介営業のやばい点、きつい・大変さなどネガティブな内容ばかりをまとめてきました。

しかしながら、私自身、長年人材紹介の営業として働いていますが、やりがいや達成感が大きいのも事実です。

ここからは、人材紹介営業のポジティブな面を紹介します。

人材紹介営業で楽しい一面はある?

仕事のやりがいは?

人材紹介営業のやりがいは、お客様からの感謝や、人の繋がりで新しい付加価値が出てくる瞬間がありますよ

お客様からの感謝の言葉が一番のやりがい

人材紹介会社の営業として働く中で一番のやりがいは、お客様からの感謝の言葉です。

感覚的には、キャリアアドバイザーの方が貰いやすいです。

企業側は、採用成功報酬のお金を頂いているので、そこまで感謝の言葉は貰えないかもしれません。

お客様からの感謝の言葉は、心に残るものがありますよね

例えば、下記のような言葉を貰いやすいです。

お客様から貰いやすい感謝の言葉

・CAさんがいなければ転職に失敗してた
・最高の会社を紹介して頂きありがとう!
・満足のいく年収、待遇で幸せです
・ブラック企業から脱出できました
・両親は涙を流して喜んでくれました
・有名大手企業で周囲に自慢できます
・気づけなかった一面に気づけました

などなど

人材紹介会社の営業は、大変な部分も多いですが、お客様から言われた感謝の言葉さえあれば、それまでの苦労が報われた!と思えますよね。

私も、上記のような言葉を何度もいただき、その度に、人材紹介として働くやりがいや楽しさを見つけることができました。

「人のためになる仕事」とは、まさにこのことだな、とつくづく痛感しました。

その他にも、営業職が楽しすぎる秘訣や、営業で脳汁が溢れ出る瞬間についてまとめた記事もあるので、参考にしてみてくださいね。

企業と人がベストマッチングした時はワクワクする

リクルーティングアドバイザーや両面型営業で働く人のやりがいは、「人と企業がベストマッチングした時のワクワクさ」ではないでしょうか。

企業の採用課題は、根深く簡単に解決できるものではありません。

その上、難易度の高い採用課題の場合、その課題を解決できる人材が転職市場にほとんどいないケースも考えられます。

難しい局面の中で、ようやく見つかった求職者の方が、入社を意思決定してくれた時は、アドレナリンがドッと出る瞬間ですよね。

「これで、採用課題が解決できる」や「〇〇さんの入社が楽しみだよ」と言われた時は、人材紹介としてのやりがいや達成感を感じますね。

人材紹介会社がいなければ、機会を創出できなかった出会いがあると思えば、人材紹介の営業が格段に楽しくなります

人材紹介営業の楽しさや、仕事のやりがいは、人材紹介の営業は楽しい?で詳しくまとめています。

人を扱う人材紹介だからこその面白さや、ワクワク感を実体験をもとに解説しました。

売上目標に貢献できた時の達成感

営業目標に貢献できた時の達成感も、人材紹介営業として働くやりがいです。

個人の営業目標だけではなく、チームや拠点、事業部全体の目標達成に貢献できた時は、営業の楽しさを一番感じられる瞬間です。

人材紹介営業の場合、企業と求職者と自社の3方ヨシの状態が求められます。

売上を上げるだけなら、どんどん求職者を紹介しまくって内定を貰えばいいのですが、そんなに簡単ではありません。

ベストマッチングを作り出しながら、自社の営業目標も達成する。

「二兎を追って、三兎を得る」という感覚に近いです。

ノルマ量は多いですが、営業目標を達成した時は、シンプルに嬉しいですよね

また、営業として目標達成をする上では、「逆算思考」が不可欠です。

逆算型の営業戦略を練り込み、全てのパズルがバシッとまとまった時、営業として一歩成長できたと感じれますよね。

逆算型営業戦略は、営業職としてキャリアアップしたい人には必須の思考方法です。

まとめ: 人材紹介の営業はやばいと言われがち

人材紹介の営業がやばいと言われる理由まとめ

さて、いかがでしたでしょうか。

ここまで、人材紹介会社の営業がやばいと言われる理由や、RAとCAの仕事内容、人材営業に向いている人の特徴を紹介しました。

人材紹介営業は、ノルマの量・質が求められ精神的にもタフな仕事ですが、それ以上に達成感や人と人を繋ぐ付加価値の出し方など、働きがいも大きな仕事です。

最後に、本ページの内容をまとめて終了とします。

本ページの内容まとめ

人材紹介営業がやばいのはノルマ量が多いから
・CAの責任感が大きく精神的負担も大きい
・RAは企業からのクレームが多く新規開拓営業が大変
・数字を追いかける営業が好きな人は向いている
・営業特性は”ASSIGN“で判断するのがおすすめ

人材業界は業務量が多いので「やばい」と言われがちです

その分、自己成長ややりがいも大きい仕事です

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