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良い求人と悪い求人を見極めたい!
ブラック企業に転職する事は避けなければ。。
本記事では良い求人と悪い求人の見極め方についてご紹介していきます。
・良い求人と悪い求人のそれぞれの特徴
・求人情報の裏を読み解く能力について
目次
そもそも、良い求人とは?
そもそも『良い求人』とは?
そもそも『良い求人』とは何でしょうか。
求職者それぞれに適正があり、全ての人に対して『良い求人』というものは存在しません。
『良い仕事』の定義も人によって異なりますので『良い求人』も人によって定義が異なります。
本記事では『良い求人』を以下のように定義してご紹介します。
・労働基準法に準ずる労働環境が整備されている求人
・業績が右肩上がりになるであろう企業の求人
労働基準法って何?
労働基準法とは、厚生労働省が定める「日本国憲法が定める労働条件の最低基準」です。
時給制で働くアルバイトの最低賃金が定められているのと同じ感覚と思ってください。
(労働基準法についてさらに詳しく知りたい方はこちら。)
『労働環境の最低条件』と思えばいいよ
加えて「業績が右肩上がりになりそうな企業」の求人と定義しています。
せっかく転職を考えているのであれば、伸びる会社に入りたいものですよね。
良い求人が持つ2つの特徴
求める人物像が具体的な求人
人物像が具体的ってどういう事?
簡単に言えば『誰でもOK』や『未経験でもOK』の文面がある求人は具体的な求人とは呼べません。
抽象的な求人であればより多く広い範囲の人がターゲットになってしまいます。
逆に、世界でただ1人にアプローチするような求人はターゲットは狭いですが、費用対効果は高くなります。
採用側からすると、自社に完璧にフィットするペルソナを設定しそれに合わせた具体的な求人を出すと効果は高いでしょう。
(こればっかりは「言うは易く行うは難し」ですが)
『良い求人』とは具体的で特定のターゲットに訴求するような求人です。
簡単に見比べてみましょう。
・営業経験者
・新規顧客開拓ができる人
・熱意に溢れる人
うん。まぁなんとなく当てはまるかもしれない
一方で、具体的な求人はどうでしょうか。
・3年以上の法人営業経験者
・新規商品の新規取引企業を開拓できる方
・営業管理職の経験者
・マーケティング部門と連携しながらメディア広告も考えられる方
・カスタマーサポートの管理体制を構築できる方
・営業・顧客管理・マーケの3つに精通している方
・「お客様の課題解決」に情熱を傾けられる方
うわぁ。ハードル高そうな求人だから当てはまらない。。
いかがでしょうか。
ただ「項目を増やせば良い」という訳では無く、
数字や業務内容が分かるような求人が『良い求人』であると言えます。
必然的に「具体的な求人」の方がターゲットが限定されますよね。
その方が企業的にも工数が少なく、1人1人の求職者に対して向き合う時間が確保できます。
そのような『人の時間を大切に扱う』姿勢こそが業績が右肩上がりになりそうな企業の特徴とも言えます。
募集の背景を明記している求人
募集の背景まで見てなかった
なんで見るの?
募集の背景を知る事は非常に大切です。
企業は採用活動を行うにしてもお金が必要です。
求人サイトに掲載する掲載料。
面接を行う工数。
求職者の交通費負担。などなど。
1人の従業員を採用する事に対する採用費用は年々増加しています。
つまり『なぜ企業が人材を募集しているのか?』に着目すると自然と応募する企業の概要や大枠が理解できるようになります。
優秀な人材は必ず『企業を知る』事を欠かせません。
募集の背景ってどんな内容があるの?
募集背景は大きく分けて3つの種類があります。
・欠員補充
・事業拡大
・長期的な組織構築
それぞれの募集背景の特徴を以下の表にまとめました。
オススメの人 | 特徴 | |
---|---|---|
欠員補充 | すぐに転職したい人 | 求人公開時間は短い。専門性が求められる |
事業拡大 | 会社と共に成長したい人 | 通年採用をしている。採用数も多い |
長期的な組織構築 | 会社の重役や出世を考えている人 | 転職活動時間は長い。スクリーニングが厳しい。 |
募集背景を読み取る事で「企業側がどのような人材を求めているのか?」についても読み取る事が出来ます。
例えば、欠員補充の募集である場合は、一刻も早く入社して貰いたいという意思が採用側に存在します。欠員を出してしまうと会社の業績に直接的に影響を与えてしまうからです。
逆に、長期的な組織構築の為の採用であれば、企業側は時間を掛けて面談や面接を繰り返し求職者に”自社の幹部になれる素養やスキルがあるのか?”という判断をします。
必然的に、内定までの時間は長く掛かります。
求職者からすれば、企業の内情深くまで知る事ができるので、よりミスマッチを減らす事が出来ます。
新卒一括採用では、全ての職種で『長期的な組織構築』の為の採用が行われていました。
悪い求人の特徴とは?
悪い求人には絶対に応募したくない!ブラック企業はもう御免だ。
さて、気になる『悪い求人』について見ていきましょう。
『良い』『悪い』という概念は主観が含まれます。従って『悪い求人』の内容にもそれぞれの違いがあります。
『悪い求人』を以下のように定義しました。
<悪い求人の定義>
・労働基準法に準じない求人
・離職率が高い求人
ここで採用の話を少しします。
基本的に『長く働いて貰える会社』とは従業員の満足度が高いから長く働いているのです。
よほどの強制労働で無ければ離職率の数字が低ければ低いほど採用活動は成功していると言えます。
なので、今回は「離職率の高い会社=悪い求人」と定義しました。
それでは『悪い求人』の特徴を見ていきましょう。
抽象度の高い求人内容
たまに見かけるね。
「アットホームな会社」とかは抽象的だね。
『悪い求人』の一つは、抽象的な表現を多様している求人です。
「アットホームな会社」
「幹部候補採用」
「スタートアップ採用」などなど。
<抽象度の高い求人に使われる言葉>
・アットホームな会社
・熱意に溢れる会社
・コンサル営業
・ITコンサルティング
・和気あいあいとした会社
・独立支援
などなど
よくありがちな抽象的な求人ワードを集めました。
結論として求人内容を読んで『?なんだ?この会社は?仕事は何?』という疑問が浮かんだら抽象的な求人であると言える。
求人内容を読み頭の中で仕事をしている自分が想像できる求人に応募しましょう。
抽象的な求人を出している会社は、仕事内容や会社アピールポイントが具体的に決まっていないから抽象度の高い言葉で濁しているだけです。
抽象的なワードで不明点があれば、面接で聞いてみましょう。
面接官も具体的に答える事が出来なければ、それは社内で決まっていない事だと思いましょう。
”常に”『急募』になっている求人
2つ目の特徴は『急募』という言葉です。
今すぐ転職したい人には良い求人だと思うけど何がダメなの?
「欠員補充」の求人であれば『急募』の言葉は仕方ないかもしれないが”常に”『急募』が出ている求人は要注意です。
つまり採用した人がすぐに辞めてしまっているから”常に”『急募』になっている訳です。
悪い求人に応募しないためには?
上記に挙げた特徴では『悪い求人』の全てを網羅した訳ではありません。
労働基準法の隙間を縫って労働者にとって不利な求人を出している企業もいます。その全てを網羅的に項目として提示する事は難しいのが現実です。
転職活動では求人を出す上限はありません。
まずは興味のある求人に応募して話を聞いてみる事が良いでしょう。
明らかに『悪い求人』を特定する為に、応募する直前に以下の項目をチェックしてみてください。
<応募前にチェックしたい項目>
・給料が高すぎず低すぎない
・仕事内容がイメージできる
・雇用期間に定めはあるか
今回のまとめ
- 「良い」と「悪い」には『定義』がある
- 良い求人は『数字』がある
- 良い求人は『募集背景』が明記されている
- 悪い求人は『抽象的』な言葉が多い
- 常に『急募』の求人は要注意
- 募集背景を読み解く事は企業リサーチに繋がる