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“人材業界はやめとけ”って言われるけど本当?
ブラック企業が多いイメージがあるけど、実際どうですか?
本ページに辿り着いた方は、
・人材業界はやめとけって言われるけど本当?
・人材業界はブラックなのか?
・新卒で人材業界を志望するのはアリ?
という疑問や悩みをお持ちのことでしょう。
人材業界は、右肩上がりに成長を続けている業界であり、僕自身も大学在学時のインターンシップ時から5年間人材業界に身を置いています。
そこで本ページでは、「人材業界のリアル」という形式で、
人材業界がブラックと言われる理由や、向いている人の特徴、人材業界の魅力について分かりやすく解説していきます。
オススメの転職エージェントをご紹介するので「人材業界に特化した就活・転職エージェントを使いたい」という人は、確認してみてください。
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それでは、人材業界について詳しく見ていきましょう。
人材業界の4つの種類とは?
「人材業界」の中にも様々なビジネスモデルがあります。
まずは人材業界の大枠を把握するために、4つの種類にまとめてみました。
人材業界にも、様々な種類があります!
1. 人材紹介
2. 人材派遣
3. 求人広告
4. 人材コンサルタント
それぞれを詳しく見ていきます。
人材業界の種類
① 人材紹介
まずは「人材紹介」です。
近年、最も盛り上がっている市場で、特に専門職やホワイトカラーの転職市場で右肩上がりの成長を続けています。
下記のグラフは、人材紹介事業所数の変化を表しています。
2008年と2009年は凹んでいるけど、それからずっと右肩上がりですね!
2008年のリーマンショックの影響ですね!
しかし、それ以降は伸び続けています!
人材紹介を行う代表的な企業例は、以下の通りです。
人材紹介を行う代表的企業
・株式会社リクルート
・JACリクルートメント
・パーソルキャリア
また単なる人材紹介だけではなく「ビズリーチ」や「AMBI」といったサイトマッチング型サービスも普及しはじめています。
就活生向けエージェントも存在しており、大きな特徴は「全て無料」で利用できる点です。
人材紹介事業は、企業側から成功報酬でお金をもらうことが主流であり、どうしても企業側に肩入れしたサービスになってしまう点もあります。
人材業界の種類
② 人材派遣
続いて「人材派遣」です。
「人材業界=人材派遣」という括りで認識されていた過去もあるほど、人材派遣が最も大きな市場です。
「人材紹介」が3,000億程度に対して、
「人材派遣」市場は6兆円以上あります。
(最新データはさらに増加中)
下記のグラフは、人材派遣の事業者数を表したグラフです。
市場の大きさで言えば、人材派遣が最も大きいんですね!
人材派遣を行う代表的な企業例は、以下の通りです。
<人材派遣を行う代表的企業>
・パソナグループ
・株式会社リクルート
・アデコ
・マンパワーグループ
人材業界の種類
③ 求人広告
続いて「求人広告」です。
求人広告は、皆さんご存知の「リクナビ」や「マイナビ」といったサービスです。
求人をサイトや雑誌に掲載して、応募のあった人数や入社した人数に応じて「掲載料」や「成功報酬」を得るビジネスモデルです。
就活、転職、アルバイト等で幅広く活用されています。代表的な企業例は、以下の通りです。
<求人広告を行う代表的な企業>
・株式会社マイナビ
・株式会社リクルート
とにかく「リクルート」は何でもやってるイメージがありますね…
人材業界の種類
④ 人材コンサルティング
最後に「人材コンサルティング」です。
コンサルティング業界に位置付けられ「人事・組織コンサル」なんて呼ばれたりします。
人事評価制度や採用戦略、中長期的な人材戦略、に関してコンサルティングを行う事業のことです。
上記で説明した①〜③までの事業とは若干異なります。人材コンサルティングを行う代表的企業は、以下の通りです。
<人材コンサルティングを行う代表的な企業>
・リクルートマネジメントソリューションズ
・マーサージャパン
・リンクアンドモチベーション
以上ここまで、人材業界の4つの種類についてご紹介しました。
1. 人材紹介
2. 人材派遣
3. 求人広告
4. 人材コンサルタント
人材業界がブラックと言われる理由は?
「人材業界の種類は分かったけど、じゃあ何がブラックなの?全部?」
という疑問をお持ちだと思います。
ズバリ結論をお伝えすると、
「ブラックかどうかは人材業界の種類ではなく、企業ごとに異なる」です。
そこで、人材業界を5年経験している私が「ブラックと言われる理由」を3つにまとめました。
1. 営業ノルマが多い
2. 人間不信レベルに悩むことがある
3. 競合企業が増加している
それぞれを詳しく見ていきます。
ブラックと言われる理由
① 営業ノルマが多い
5年間、人材業界で働いている私も感じていますが、特に「数字」に厳しいです。
例えば、人材紹介事業の営業職では、以下の流れに沿って「営業数字」が存在します。
<人材業界の営業数字>
・求人獲得数
・書類推薦数
・一次面接数
・最終面接数
・獲得内定数
・人材紹介数
・売上額
ざっと上記のような数字があります。
例えば、営業ノルマは「求人獲得数1ヶ月で30件!」や「売上額300万円」などの目標が課されます。
営業ノルマを「追う頻度」と「追い込み度」は当然異なります。
緩い企業であれば、なんとなくの目標でなんとなくの行動をしていればOKですが、大手企業や厳しめの企業であれば、毎日の進捗報告や、達成していない場合の詰めなどが想定されます。
毎日厳しい上司から数字で詰められたら….
確かにしんどいかも。
「営業ノルマが厳しい」という声は、上記のような具体的なシチュエーションから発生しています。
ブラックと言われる理由
② 人間不信レベルに悩むことがある
人材業界は「人」を商品として扱う業界です。
製品や植物、動物と異なりますので、難しい反面があります。
特に「人」の場合は、裏切られたり信じられなくなったりする人もいます。
私の実体験をお伝えします。
人材派遣業として働いている時は「明日、出勤します」という言葉が全く信じられなくなった。
昨日、元気に働いていた人が、今日突然来なくなる。
1人だけならまだしも、それが10人、20人と続く。
理由はそれぞれあるが、どうも釈然としない理由ばかり。
体調が悪い、お金がない、気分が優れない、同僚や上司が嫌。挙げればキリがない。
人間の言葉の意味や性(サガ)を突き詰めて考えるようになった。
実際、私が「人材派遣業」で働いていた時の経験です。
「人間不信」にまでは陥ることはありませんでしが、
これまでの常識が大きく変わる経験もありました。
この辺りについては、近々まとめようと思います。
ブラックと言われる理由
③ 競合企業が増加している
最後の理由は「競合企業が増加しているので、どうしてもブラック企業になりがち」という点です。
人材業界は、参入ハードルが低いため企業の数が増え続けています。
下記は「人材紹介」に限った民間企業の数を表したグラフですが、右肩上がりに増え続けていることが分かります。
競合企業が増加すれば、より残業時間を増やしたり、コスト削減をしたりすることになり、従業員側の待遇が悪くなる企業が増えます。
実際、人材業界で働いている人の多くは、ある程度の残業や休日の求職者対応などが発生しているはずです。
人材業界3つのデメリットは?
ここまで人材業界がブラックと言われる理由について紹介してきました。
続いて、人材業界の今後を見据えた「良くない所・デメリット」を3点ご紹介します。
一般的に言われているデメリットから、実際に5年働いた私にしか分からないようなデメリットまで詳しく解説します。
1. 単純労働になりがち
2. 残業や休日出勤が多くなりがち
3. 一部有名企業を除いて年収が低い
それぞれを詳しく見ていきます。
人材業界のデメリット
① 単純労働になりがち
最初の難点は「単純労働になりがち」な点です。
もちろん単純労働と言っても、肉体労働ではなくホワイトワーカーとしての単純労働です。
人材業界の多くは、人を採用したり、クライアント企業先で勤務してもらったりして売上が発生しています。
ある程度慣れれば、単純な作業になってしまう点が否めません。
例えば、人材派遣の場合は以下のような業務内容です。
<人材業界の基本的な業務の流れ>
・求職者と面談する
・採用する
・入社対応をする
・継続勤務をしてもらう
上記4点を抑えるだけで、売上が発生し続けます。
コンサルティングや金融・保険営業と違い、言ってしまえば”そこまで頭を使わずにこなせる仕事”になります。
もちろん、1人1人に向き合い、価値提供をしようと思えば大変な仕事です。
しかし、残念ながら多くの人はそこまで考えずに仕事を回しています。
単純労働から脱出したい人は、
人材コンサルティングや同じ人材業界でも「人材紹介」に転職することで、より知的な労働に近づく傾向にあります。
人材業界のデメリット
② 残業や休日出勤が多くなりがち
人材業界で働く人の基本業務は「入社と退職にまつわる業務」です。
基本的に、9時〜18時で働いている人の業務時間外に業務が発生することになります。
現職の業務時間中に、転職エージェントとの面談を入れられる人はそんなに多くありません。
業務時間外に行いますよね。
したがって、平日夜遅くや休日の求職者対応が多くなる傾向にあります。
転職相談は、基本平日の夜か土日にしたいですもんね…
逆に、人材業界でも企業側担当の場合は、ホワイトな働き方ができる傾向にあります。
企業の採用人事側は、9時〜18時の定時で働いている人が多いからです。
人材業界のデメリット
③ 一部有名企業を除いて年収が低い
人材業界の年収はそこまで高いわけではありません。
人材大手の「リクルート」で最も高い水準である「平均958万円」です。
しかし、人材業界全体の平均年収は503万円であり、金融や商社、コンサルティング業界と比べるとそこまで高い訳ではありません。
特に「人材派遣」や「求人広告」がビジネスモデルの場合は、年収が300万円台という人もいるそうです。
平均値なので、一概に比較できませんが、業界全体としての給与はそこまで高くはありません。
人材業界はそこまで年収が高くないですね….!
高年収を求める人はどんな業界がオススメですか?
平均年収の高い業界は「コンサルティング」「IT」「金融」業界が有名です!
以上ここまで、人材業界のデメリット3点をご紹介しました。
1. 単純労働になりがち
2. 残業や休日出勤が多くなりがち
3. 一部有名企業を除いて年収が低い
人材業界の3つ魅力とは?
ここまで、人材業界のデメリットやブラックと言われる理由について紹介しましたが、人材業界を目指す人や憧れる人がいるのも事実です。
実際、私自身も高い仕事へのやりがいを持って人材業界の仕事に取り組めています。
そこで、人材業界の魅力について、実体験をベースにご紹介していきます。
1. 意思決定を促す力を養うことができる
2. 経営陣と強い繋がりを作ることができる
3. 何よりも人の人生に関わる意思決定をサポートできる
それぞれを詳しく見ていきます。
人材業界の魅力
① 意思決定を促す力を養うことができる
まず人材業界の仕事は「他者の仕事やキャリア」に関わる業務内容です。
就職や転職、入社や退社といった部分が中心です。
仕事の時間は1日8時間以上を占める時間であり、意思決定の重要性も桁違いに高いです。
例えば、土日に遊びに行くテーマパークと転職先を選ぶのでは、責任感がまるで違いますよね。
人材業界の仕事の多くは、重要な意思決定に直結します。
私自身も「人材紹介」を本職にしており、クライアント企業への採用合否判定の助言や評価制度への助言、採用戦略の立案など、意思決定を促す力が自然に身に付くポジションにいます。
論理と感情で物事を捉えながら、クライアント企業へ言葉を慎重に選びながら仕事をしています。
非常にタフで精神的にも大変な仕事ですが、自分の行動・発言によって大きな変化が起こる状況なので、常に身が引き締ま流感覚です。
重要な意思決定を促すのは、大変そうだけど、身につければ強い力になりますね!
人材業界の魅力
② 経営陣と強い繋がりを作ることができる
人材業界で営業をする場合、営業先は社長か人事です。
人事スタッフに営業するよりも人事マネジャークラスに営業することが多いです。
結果的に、社長を始めとした経営陣と強固な繋がりを作ることができます。
強固な繋がりは、人材業界から転職しても役に立ちます。
法人営業の場合、意思決定者に営業を行うのがセオリーなので、
社長を始めとした経営陣と繋がっておくことは得でしかありませんからね。
人材業界は「経営陣」と繋がれることが多い!
経営陣との繋がりは、ゆくゆく何かしらの状況で役に立つことがありそうですよね!
人材業界の魅力
③ 何よりも人の人生に関わる意思決定をサポートできる
最後に「人生に関わる意思決定をサポートできる」という点です。
この点を1番重要視している人は多いのではないでしょうか。
私の周りで人材業界で働いている人の多くは、同じことを言います。
特に「人材紹介」の場合、転職者に寄り添って納得の転職が成功できたときは、何者にも変えがたい達成感があります。
感謝の言葉を伝えられた時は、イチコロですよね。
「人材紹介」は人と人を繋ぐ役割としてお金を貰っていますが、
繋がった瞬間や他者が成長している姿を見れば「お金以上の価値があるんだ」と何度も痛感しました。
本当に「人の人生に関わる意思決定をサポートできる」というのは、相当なやりがいを感じます。
人の人生に関わる仕事ができることは、本当に幸せですよ!
以上ここまで、人材業界の魅力について語ってきました。
まだまだありますので、続編を近々出したいと思っています。
1. 意思決定を促す力を養うことができる
2. 経営陣と強い繋がりを作ることができる
3. 何よりも人の人生に関わる意思決定をサポートできる
【まとめ】人材業界には魅力がたくさん!
さて、ここまでいかがでしたでしょうか。
人材業界について、約5年働いてきた筆者が実体験をベースに、人材業界のデメリットや魅力についてご紹介しました。
最後に、ズバリ人材業界に向いている人の特徴をお伝えします。
・人の人生に関わる仕事がしたい
・コミュニケーション能力を極めたい
・重要な意思決定を支える仕事がしたい
・経営陣やトップマネージメント層と仕事がしたい
「人」に関わる仕事がしたい人は、人材業界がオススメです!
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