中小企業で給料が上がらない原因と解決策は?年収を上げる転職方法を解説

中小企業で年収が上がらない原因と解決策

中小企業で給料が上がらない…

一生、中小企業だと生活できないと言われるのは本当?

本ページにたどり着いた方は、
・中小企業の給料が上がらない理由は?
・中小企業の給料が上がらない時の対処法は?
・この先も今の会社で働き続けて大丈夫?

といった不安や悩みをお持ちのことでしょう。

中小企業で一生懸命働いているが、なかなか給料が増えずに悩んでいる人は多いはずです。

従業員数300名未満の中小企業は、なかなか昇給で給料も上がりませんよね。

そこで本ページでは、中小企業の給料が上がらない理由や対処法、今の中小零細企業で働き続けて大丈夫なのか?を解説します。

要点まとめ

中小企業で給料に悩む人は転職か副業をするべき
・中小企業は大企業に比べて賃上げをしにくい環境
・中小企業の方がブラック度合いが高い会社が多い
・業界内平均年収より低い場合、転職した方が良い
・”ワンキャリアプラス“や”Openwork“で平均年収を確認するのがおすすめ

従業員数3名未満のベンチャーや、2万人以上の大企業で働いてきた私が解説します

中小企業で給料が上がらない悩みは「転職」や「副業」で解決できますよ

【結論】中小企業で給料が上がらない悩みのある人は転職か副業

結論、中小企業で給料が上がらない悩みを抱えている人は、「転職」か「副業」がおすすめです。

中小企業の給料は上がりにくい構図で、あなたが勤続年数をどれだけ伸ばそうが、成果を残そうが、大企業に比べると給料が上がらないからです。

中小企業でずっと働いていも、ほとんど給料は増えないんですね…

中小企業と大企業の生涯年収の差は、「4,000万円以上」と言われています。

大企業の方が、年収も高く社会的地位も高く、福利厚生・退職金も充実しています。

しかし、大企業に入社できるのは、一部の選ばれた優秀な人だけ、、、、
という勘違いもあります。

実際のところ、大企業でもポンコツは山ほどいますし、中小企業で飛び抜けて優秀なサラリーマンもいます。

一言で言えば、「属している会社の規模で、年収にこれだけの差がある」のは間違いありません。

本記事に辿り着いた時点で、「働くモチベ=お金」の割合が強いはずです

であるならば、年収をグッと上げる転職や、副収入をガッツリ稼いだ方が、すんなり解決できます

現年収より20%以上アップして大企業に転職する方法や、忙しいサラリーマンでも月5万円以上の副収入を生み出す副業について、細かいやり方やノウハウを記事後半でまとめています。

中小企業で給料が上がらない・賃上げできない理由は?

中小企業で給料が上がらない・賃上げできない理由は?

中小企業で一生懸命働いても、給料が上がらない理由は?

中小企業の労働者の給料が上がらない理由は、大きく3つに分類できます。

「会社の売上が下がっている」
「給料が下がっている」
「税金が上がっている」

上記の3つです。

給料が増えてないのに、税金だけ増えて手取り収入が減っていますよね…

中小企業で働く人の給料が上がらないことは、国の重要課題の一つです。

簡単に説明できる内容ではありませんが、可能な限り分かりやすく解説しますね。

① 会社の売上が増えていない

そもそもの会社の売上が増えてないので、中小企業で働く人の給料は上がっていません。

財務省が調査した「法人企業統計調査季報」では、下記のグラフのように、売上高推移が横ばいになっていることが分かります。

法人企業の売上高推移
財務省「法人企業統計調査季報」より作成

大企業も中小企業も同じような推移ですが、両者とも売上高が上がっていません。

「失われた30年」と言われるほど、企業の売上が伸び悩んでいます

1991年頃のバブル崩壊から、大企業・中小企業共に、経済停滞に陥っており「失われた30年」と呼ばれています。

「失われた40年・50年」と呼ばれる日も近く、日本国内の企業全体に通じる内容です。

② 給料が増えていない

企業の売上が増えてないから、給料も増えていません。

2022年に内閣府が調査した、年代別の世帯所得分布を確認します。

年代別の世帯所得分布のグラフ
内閣府「令和4年度年次経済財政報告」より引用

働いている25歳〜64歳までの、所得の中央値を2019年と1994年で比較します。

1994年と2019年の所得中央値の比較

25歳〜34歳
・1994年:468万円
・2019年:420万円

34歳〜44歳
・1994年:650万円
・2019年:560万円

45歳〜54歳
・1994年:815万円
・2019年:630万円

55歳〜64歳
・1994年:550万円
・2019年:516万円

全ての年代で、所得の中央値が減っていますね。

全年代サラリーマンの給料が減っていることが分かりました。

中小企業で働く人々は、より給与の減り具合を実感されていると推測できます。

所得の中央値が下がっていることから、「失われた30年」で経済が停滞しているんですね

米国やヨーロッパ諸国、オーストラリアなどと比べると、日本は「給料の安いアジアの国」に近づいています。

GDPは引き続き世界4位程度を維持していますが、所得の中央値や1人当たりGDPは、グローバルで比較しても低くなってしまっています。

国としての経済力が弱まりつつある中で、中小企業で働く人々の給料はどんどん減ってしまっています。

③ 材料費や原材料のコストが増えている

中小企業が従業員の賃上げをできない理由として、「原材料」や「材料費」といったコストが上がっている点もあります。

とりわけ、電気代・ガス代といった燃料費も高騰しており、様々な業界・業態でコスト増が叫ばれていますよね。

中小企業の場合、大企業のようにコスト増加に伴う販売価格の値上げを、容易に実行できません。

つまり、「価格転嫁」ができていない実態があります。

製造業の中小企業だと、下請け的な立ち位置の会社も多いので、簡単に値上げできないんですね…

下請けや孫請けと呼ばれる中小企業は多いです。

そういった中小企業は、材料費や原材料のコストが増えたからといって、取引先に来月からの値上げを要求しにくい立場にあります。

「値上げするんだったら、他社を使うから」と言われてしまうリスクがあるからです。

中小企業は、働く従業員の賃上げの原資を確保しにくい状態にあります。

④ 引かれるものが増えている

中小企業の給料が増えていない理由として、引かれるものが増えているという理由もあります。

つまり、税金です。

消費税の増税、社会保険料の増税、年金や健康保険料の増加、というニュースをよく聞きますよね。

額面給与は増えているのに、手取り給与は全く変わらない時もあります…

税金は、年収が高くなるにつれて無視できない存在です…

財務省が算出している「国民負担率」を調査したところ、1996年から年々上がり続け、2022年には「48.4%」の国民負担率を記録しています。

つまり、約半分程度は、税金で持っていかれているのです…。

国民負担率の推移

国民負担率の推移
財務省より引用

国民負担率は、2000年からどんどん上がっています…

社会保障費用の負担は、14%から「18%」に増えています。

消費税の10%引き上げや、震災の復興所得税、森林環境税の導入、インボイス制度の導入、ロシアウクライナ戦争によるエネルギー価格の高騰、ガソリン代の値上がりなどなど。。。

普通に生きていくだけの生活コストが高くなっています。

中小企業で働く人の中には、昇給や昇格により額面給与が増えている人も多いはずですが、肝心の手取り給与(自由に使えるお金)が増えておらず、生活の豊かさには繋がっていないんですね…。

政府は、少子高齢化を理由に新しい税金をどんどん導入していますよね…

⑤ 経営者が給料に反映させない

中小企業の給料が増えない理由として、「経営者が正しく給料に反映させない」という属人的な問題もあります。

中小企業は、大企業ほどガバナンスが強くなく、一言でまとめると「中小企業のオーナー社長は自分の思うがままにできる」ということです。

従業員には、できる限り安い給料でとことんまで働いて欲しいと、内心では思っています。
(もちろん、そう思ってない優れた経営者の方も大勢います)

しかしながら、中小企業の多い業界・業態では、非正規社員の割合も多く、従業員の給料を上げる要素が少ない状態です。

中小企業の多い「サービス業」「宿泊業」「小売業」は、非正規社員の割合が高く給料も低いです

中小企業の給料が増えない理由として、「社長がなかなか昇給させてくれない」という理由もあります。

全ての中小企業の経営者が優れた才覚の持ち主ではないため、『中小企業は給料が増えない』と言われてしまいがちです。

実際、私も転職エージェントとして、大企業から中小零細企業の経営者と毎日会話しますが、大企業の給料の方が、総じて高く福利厚生も手厚く安定している事実をヒシヒシと感じます。

世間一般で言われている、「大手は安泰」は、あながち間違っていません。

大企業で働きたい人は、転職エージェントも大手である「リクルートエージェント」や「doda」を使うのがおすすめです。

その他にも、大企業に特化した転職エージェントである「シンシアード」も良い口コミが多いです。

⑥ 成果を反映した賃金体系になっていない

中小企業は、成果を反映する賃金体系になっていない割合が多いので給料が上がりにくいという理由もあります。

前述した通り、中小企業ほど大企業以上にブラック度合いが高く、安い給与で永遠に働いてもらいたいという魂胆があります。

転職する前は、カジュアル面談の場などで、「数年で昇格すれば、年収1,000万円近くになれる」といった謳い文句を重ねて、強引に入社させがちです。

成果を反映した賃金体系になってないとは、つまりどういった中身ですか?

中小企業の賃金体系のあるあるを紹介します。

中小企業の賃金体系あるある

・基本給が低くて賞与も低め
・昇格基準が不透明
・創業一族の絶対的な力が働く
・昇給率が低くほぼ給与は停滞
・40代係長クラスで年収400万円
・課長クラスで年収500万円台
・次長や部長クラスで年収600万円
・役員でも年収1,000万円に乗らない

などなど

以上ここまで、中小企業で給料が上がらない・賃上げされない大きな理由を6つ解説しました。

中小企業で給料が上がらない時の対処法は?

中小企業で給料が上がらない時の対処法は?

ここまで、中小企業の給料が上がらない理由を解説しました。

会社を含めた社会全体の状態が理由にもなっていますが、会社別に見れば、中小企業で給料が伸びている会社もあります。

簡単にまとめると「ブラック企業」と「ホワイト優良企業」の違いがあります。

中小企業で働き続けて、3年が経過しました…

給料が上がらない時の対処法は?

中小企業で給料が上がらない人へ
おすすめの対処法

・本気の転職活動で大企業に転職する
・副業で月5万円以上の副収入を目指す
・キャリアコーチングで具体的な目標設計をする
・投資や資産運用で徐々に収入を増やす

それぞれを詳しく解説します。

① 本気の転職活動で大企業に転職する

中小企業で給料が伸び悩んでいる人に、一番のおすすめは「大企業への転職」です。

大企業の方が平均年収が高く、福利厚生も手厚く、世間体も良いことは、皆さん周知の事実です。

ざっと、大企業のメリットをまとめました。

大企業の良いところ

・平均年収が高い
・賞与額が大きい
・福利厚生が充実
・年間休日が多い
・教育制度が整っている
・社会的信頼が得やすい
・転職活動に有利になる
・大規模なプロジェクトに関われる
・有給休暇や長期休暇を取りやすい

などなど

しかし、多くの人が大企業への転職を躊躇してしまいます。

学歴で足切りに遭うかもしれない…
や、
周りに比べて優秀でもないし、資格もないから…」といった不安もありますよね。

大企業への転職は難しいと聞きますけど、、、、

確かに、大手有名企業や、東証一部上場企業に転職するのは、難しいです。

私は現役の転職エージェントですが、上場企業への転職活動では、「学歴」「転職回数」「経験のマッチ度合い」「語学力」「適正テストの結果」「面接での印象」などなど、様々な項目が注目されます。

中小企業よりも圧倒的に書類選考ハードルが高く、面接通過率も低いです。

そこで私がズバリおすすめするのは、「期限を決めて転職活動をする」ことです。

例えば、3ヶ月や半年でもOKです。

期限を決めて、「この期間で転職活動が終わらなかったら現職を続ける」という意思を決めてしまいます。

理由は、だらだらと続ける転職活動ほど、無意味な時間はないからです。

大企業への転職を目指す人は、例えば、3ヶ月という期間を決めて転職活動に本気で取り組むのがおすすめです

ポイントは「期限を決める」と「本気で取り組む」です。

大企業や有名企業への転職を目指す人は、本気で転職活動をしなければ、第一希望の会社から内定は獲得できません。

「本気」とは、具体的に以下のような状態を指します。

本気の転職活動とは?

・自己分析を徹底的に深める
・なぜ転職したいのか?という原点を言語化する
・自分の強みや弱みを理解しまとめる
・転職エージェントは最低3社利用する
・志望業界、職種を絞り込む
・3年後、5年後、10年後のキャリア設計を行う
・応募企業の企業分析を徹底的に行う
・なぜ自分は採用されるべきなのか?を考える
・応募企業へのメリットを複数提示する
・有料のキャリアコーチングを使うのもアリ

などなど

転職活動で重要と言われる、「キャリアの棚卸し」「自己分析」「志望理由、転職理由の言語化」「書類の作り込み」「面接対策」などに徹底的に時間と熱量を投下しなければいけません。

本気の転職活動をダラダラと続けるのは疲れますよね?

だから、「3ヶ月」という期限を決めるんです。

期限を決め、本気で取り組めば、大企業への内定を勝ち取ることができます。

「大手企業への転職」に関連する、以下の記事も参考にしてみてください。

② 副業で月5万円以上の副収入を目指す

中小企業で給料が上がらないと悩む人は、「副業」という選択肢もあります。

転職して勤務環境を変えたり人間関係を変えたくないけど、収入は増やしたいという人におすすめです。

副業に興味はありますけど、あまり時間がないです…

具体的に何から始めれば良いかも分からないです…

サラリーマンで「副業」に興味のある人は、多いですよね。

でも、実際問題、副業って何から始めればいいのやら?
という人は多いはずです。

私自身も、副業からスタートしましたが、最初の1年間は、右も左も分からない状態でなんとなく副業を続けていました…。

また中小企業で働いている人は、限られた平日の就業時間前や就業後、休日の時間を使って副業をしなければいけません。

「時間」が無いので大変です。

そこで私が推奨しているのは、「月5万円を目指す副業」です。

月収30万円のサラリーマンが毎月5万円副収入を上乗せできれば、家計への影響も大きいです。

副業は軌道に乗せるまでが大変なので、月5万円でもかなり難易度が高いですよ

中小企業で働く忙しいサラリーマンにおすすめの副業をピックアップしました。

具体的におすすめする副業5選

・Webライター
・情報発信、コンテンツビジネス
・アフィリエイト
・物販ビジネス
・動画クリエイター

一番のおすすめは、「Webライター」です。

私自身も、最初はWebライターから始めました。

Webライターのメリット

・手軽に始められる
・隙間時間に始められる
・場所を選ばずに始められる
・文章を構成する力がつく
・論理的思考力がつく

などなど

まずは「クラウドワークス」や「ランサーズ」「クラウディア」に登録して、募集内容や条件を確認しましょう。

おすすめのクラウドソーシング

クラウドワークス
ランサーズ
クラウディア

「副業」に関する、関連記事もありますので、参考にしながら進めてみてください。

③ キャリアコーチングで具体的な目標設計をする

中小企業で給料が上がらない悩みを持ち、「転職」や「副業」にも、なかなか重い腰が上がらない人は、キャリアコーチングに相談してみるのがおすすめです。

キャリアコーチングは、「求人紹介を前提にしないキャリア相談」です。

キャリアのプロに無料で相談できるので、良いキッカケになりますよ

キャリアコーチングのビジネスモデルも確認しておきましょう。

キャリアコーチングのビジネスモデル

転職エージェントと違う点は、企業が絡んでいない点です。

特定企業求人への紹介が優先されないので、担当アドバイザーは、最大限の時間を使ってユーザーの悩みを解決することができます。

キャリアコーチングのポイント

・ユーザーの悩みを集中的に解決する
・自己理解が進み自己肯定感が上がる
・キャリア形成のプログラムがある
・企業が絡まないビジネスモデル
・転職以外の選択肢を考えられる
・本当にやりたいことが見つかる
・中長期的なサポートがある
・ワクワクする未来を描ける

などなど

キャリアコーチングは、受講者がお金を払う仕組みですが、無料相談である程度の所までは相談ができます。

私自身も、20代の頃から定期的にキャリアコーチングを受け、自身のキャリアを見直しています。

口コミ数・体験談数トップを走るキャリアコーチングは「マジキャリ」と「ポジウィル」です。

口コミ数が多い
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プロのキャリアコーチが、あなたの現状に合わせて寄り添った支援をしてくれます。

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上記の2社以外にも、無料体験でおすすめのキャリアコーチング8選は?で、その他のキャリアコーチングの特徴や、無料相談でどのように相談するのか?というポイントまで細かく解説しています。

④ 投資や資産運用で徐々に収入を増やす

中小企業で給料に伸び悩んでいる人は、「投資」や「資産運用」を始めるのも選択肢の一つです。

NISAやイデコといったサラリーマン向けの投資が人気ですよね。

投資や資産運用は、毎月一定の金額を投資し続けていくことで、複利の効果が期待できます。

最初の1年はそこまで大きな収入はないかもしれませんが、5年・10年と続けていくことで、何百万円単位に膨れ上がっていきます。

投資をおすすめする理由

・毎月一定額を投資するだけ
・年数が増えると効果も大きくなる
・NISAやイデコに入れておけば失敗することは少ない
・S&P500や米国株だと年利回り5%程度は狙える

忙しいサラリーマンは、何も考えずに毎月1万円や3万円でも、コツコツと投資を続けることがおすすめです。

「気づいたら何百万円になっていた」という状態も狙えますよ。

転職や副業を始めるのは面倒くさいと感じる人は、投資だけでも始めてみるのがおすすめです

以上ここまで、中小企業で給料が上がらない人向けの4つの対処法を紹介しました。

賃上げが少ない中小企業でダラダラ働くよりも、「転職」や「副業」で収入をグッと伸ばすことがおすすめです。

中小企業で給料が上がらない人へ
おすすめの対処法

・本気の転職活動で大企業に転職する
・副業で月5万円以上の副収入を目指す
・キャリアコーチングで具体的な目標設計をする
・投資や資産運用で徐々に収入を増やす

中小企業で悩んでいる人の転職するべき判断基準は?

中小企業で悩んでいる人の転職するべき判断基準は?

ここまで、中小企業の給料が上がらない理由や、中小企業でくすぶっている場合の対処法を紹介しました。

給料が上がらないなら転職すれば良い、と簡単に言いますが、転職への意思決定はなかなかのハードルですよね。

転職後に地獄のような会社だったらどうしよう。。。
や、
転職に失敗して、転職回数が増えたらもう転職できなくなる?

などの不安を抱えている人も多いはずです。

中小企業に見切りを付けるタイミングは?

どんな状態なら転職すべき?

ここからは、中小企業で転職に悩んでいる人におすすめの判断基準を紹介します。

紹介する判断基準に沿えば、あなたが今、転職するべきなのか?が分かります

転職すべきか悩んでいる人へ
おすすめの判断基準

・会社側に搾取されてないか
・業界平均よりも年収が明らかに低い
・社内の評価基準がブレブレではないか

それぞれを詳しく見ていきましょう。

① 会社側に搾取されてないか

転職すべきか悩んでいる人向けの、チェックポイントをまとめました。

搾取されてないかの確認ポイント

・毎年の昇給がない
・月20時間以上のサービス残業
・ボーナスがない
・年間休日105日以下(法律違反)
・有給休暇が取りにくい
・精神論がよく叫ばれる

などなど

基準としては、2つ以上の項目に当てはまる場合は、要注意です。

知らず知らずの内に、会社側に労働搾取され続けている可能性があります。

中小企業で長く働いていると、当たり前のような感覚になりますが、大企業からすればあり得ないレベルの労働環境の会社も多いです

従業員100名以上〜300名程度の中小企業の場合、そこまで酷いブラック企業体質の会社は少ないです。

しかし、従業員100名以下の会社だと、「オーナー社長は利益をどれだけ多く出せるか」で経営をされている会社もあり、従業員の給料を上げて還元する、という考え方が薄い会社もあります。

ブラック企業に見切りを付けるタイミングや、よくある特徴について、【体験談】転職先がブラック企業だった時の対処法は?で詳しく解説しています。

② 業界平均よりも年収が明らかに低い

中小企業から転職するべきか悩んでいる人は、業界内での年収を比較してみるのもおすすめです。

年収は「業界」で決まる傾向が強いですが、給料が伸びない中小企業は、どこの業界にも存在します。

例えば、同じ業界で同じ会社規模の年収が500万円で、あなたの年収が350万円程度の場合、思い切って転職するべきです。

業界平均年収よりも大きく乖離がある場合は、せめて同業界の平均年収と同じくらいの年収が貰える会社を探しましょう。

同じ業界の人と年収で比べると、大きく乖離してそうです…

年収額は、「Openwork」や「ワンキャリアプラス」などがおすすめです。

おすすめの口コミサイト

Openwork
▶︎年収や社員口コミ数が1800万件

ワンキャリアプラス
▶︎入社後の年収変化などの口コミもあり

転職会議
▶︎口コミ数と求人数でトップ

③ 社内の評価基準がブレブレではないか

中小企業でよくあるのが「社内の評価基準がブレブレ」という状態です。

家族経営の会社に多い特徴です。

創業一族の社内での発言権が最上級に強く、論理的かつ合理的な評価制度が存在しないパターンです。

社長の奥さんや息子の発言で、評価が180度変わってしまうような会社もあります。

そもそも社内に「人事評価」と呼べるものがありません…

賃上げを行わない中小企業は、毎年の昇給タイミングがなく、5年間ずっと同じ給料で働かされ続けるという事例もあります。

大企業の方が、「人事評価」「昇格制度」や「昇給の仕組み」は、間違いなく整備されています。

中小企業で社内の評価基準に納得いかない場合や、ブレブレの評価基準があるような会社の場合、転職して気持ちを切り替えて頑張った方が良いです。

その方が、納得感を持って働くこともできるからです。

「人事評価」や「評価基準」に関する記事もまとめたので、参考にしてみてください。

中小企業の給料に関するよくある質問

中小企業の給料に関するよくある質問

最後に、中小企業の給料に関するよくある悩みに回答していきます。

Q. 給料が上がらない時のモチベーションはどう保つ?

A. 給料以外の満足ポイントを探し、納得感を高めることが大事です

給料が上がらずにモチベーションが下がってしまう時は、給料のことを考えずに、給料以外のポイントで満足できる点を探しましょう。

例えば、「仕事のやりがい」や「仕事の楽さ」「人間関係のストレスの少なさ」などです。

どうしても仕事へのモチベーションが上がらない場合、転職活動を始めてみることで、吹っ切れることもありますよ。

給料以外でモチベが保てない場合は、さっさと転職活動を進めた方がいいのかもしれませんね…

Q. 給料が上がらないのに仕事が増えたときは?

A. 増えた仕事を断ったり、部署異動をお願いしたりしてみましょう

給料が上がらないのに、仕事が増えて残業をしなければいけない状況に陥った場合は、まず仕事を断ることも大事です。

はっきりと断ることで、上司もあなたに仕事をこれ以上頼みにくい状況になります。

それでも、無理矢理仕事を振られた場合は、部署異動を打診してみたり、転職活動をしたりしてみましょう。

労働搾取されるよりも、自分から意思を持って行動に移しましょう。

Q. 中小企業の30歳の平均年収は?

A. 平均年収は395万円でした(350万円〜500万円程度というデータもあり)

従業員数100名未満の中小企業の30歳の平均年収は「395万円」でした。

業界や職種、等級によって年収のばらつきはあります。

Q. 中小企業の40歳の平均年収は?

A. 平均年収は495万円でした(厚生労働省のデータより)

従業員数100名未満の中小企業の40歳の平均年収は、約450万円〜550万円程度です。

業界や職種、等級によって年収のばらつきはあります。

Q. 給料が安くても精神的に楽な仕事はある?

A. 給料が安くてもいいから精神的に楽な仕事は、下記の通りです。

精神的に楽でそこそこの給料を貰える業界は、「人手不足が進んでいる業界」です。

例えば、「IT・情報処理・インターネット関連」や「不動産、建設関連」で顕著な人手不足が発生しています。

それぞれの仕事の特徴や、給料が安くて精神的に楽な理由は、下記の記事で解説しています。

まとめ: 中小企業で給料が上がらない時は転職がおすすめ

中小企業で年収が上がらない原因と解決策

さて、いかがでしたでしょうか。

ここまで、中小企業で給料が上がらない理由や、「転職」「副業」によって年収をグッと上げる方法を紹介しました。

中小企業で給料が上がらなくて悩んでいる人は、思い切って環境を変えた方が手取り早いですよ。

最後に、本ページの要点をまとめて終了とします。

本ページの要点まとめ

中小企業で給料に悩む人は転職か副業をするべき
・中小企業は大企業に比べて賃上げをしにくい環境
・中小企業の方がブラック度合いが高い会社が多い
・業界内平均年収より低い場合、転職した方が良い
・”ワンキャリアプラス“や”Openwork“で平均年収を確認するのがおすすめ

転職・副業がめんどくさい人は、キャリアコーチングに相談するのもおすすめです

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