【松下 幸之助の名言】真剣勝負 – 全文と読後感

本ページでは松下幸之助氏の言葉を引用しながら、松下幸之助の残した言葉について考察するページだ

全文に加えて筆者の主観を交えた感想も一緒にお届けしていく。

経営の父と呼ばれた松下幸之助氏の言葉を胸に刻むきっかけとなれば幸いだ。

松下幸之助氏の言葉は、全て下記の『道をひらく』シリーズから引用している。紙媒体で読みたいという人は是非、購入して熟読して頂きたい。

人生に活路が開き、イキイキとした毎日を過ごせるようになるだろう。

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真剣勝負剣道で、面に小手、胴を着けて竹刀で試合をしている間は、
いくら真剣にやっているようでも、
まだまだ心にスキがある。
打たれても死なないし、血も出ないからである。
しかしこれが木刀で試合するとなれば、
いささか緊張せざるを得ない。
打たれれば気絶もするし、ケガもする。
死ぬこともある。
まして真剣勝負ともなれば、一閃が直ちに生命にかかわる。
勝つこともあれば、また負けることもあるなどと呑気なことをいていられない。
勝つか負けるかどちらか一つ。
負ければ生命がとぶ。
真剣になるとはこんな姿をいうのである。
人生は真剣勝負である。
だからどんな小さな事にでも、
生命をかけて真剣にやらなければならない。
もちろん窮屈になる必要はすこしもない。
しかし、長い人生ときには失敗することもあるなどと
呑気にかまえていられない。
これは失敗したときの慰めのことばで、
はじめからこんな気がまえでいいわけがない。
真剣になるかならないか、
その度合によってその人の人生はきまる。
大切な一生である。
尊い人生である。
今からでも決しておそくはない。
おたがいに心を新たにして、真剣勝負のつもりで、
日々にのぞみたいものである。

「真剣勝負」

これは、武士が真剣で行っていた勝負事から生まれた言葉だ。

我々の人生には、真剣勝負の瞬間が何回あるだろうか。

つまり、生命を掛けて挑む勝負事はいくつあるだろうか。

本当に少ないはずだ。

日々の生活に、真剣勝負で挑んだらどうなるだろうか?

我々の人生には余りにも「真剣勝負」の機会が少ない

生命とは毎日のライフポイントである。

1日過ぎる度に、死に近づくのは明らかな事実だ。

しかし、誰しもが生命は永遠に続くだろう、と思って毎日を生きているだろう。

「死」を意識して生活をすることは、幸福度のアップに繋がるという。

別に全ての時間に対して、生命を掛ける必要はないが、

少しでも多くの時間に真剣勝負で挑む必要があるだろう。



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