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人材業界のホワイト企業ランキングは?
ホワイト企業をどう見分ける?
本ページにたどり着いた方は、
・人材業界のホワイト企業ランキングは?
・ランキングの根拠まで詳しく知りたい
・ホワイト企業はどうやって見分ける?
という疑問や悩みをお持ちのことでしょう。
人材業界は「ブラック」「年収が低い・オワコン」と言われホワイト企業が少ないイメージです。
そこで本ページでは、人材業界のホワイト企業ランキング10選と判断基準、タイプ別の隠れ優良ホワイト企業を紹介します。
人材業界No.1のリクルートで働く現役プロの私が、人材業界の裏側やブラック企業の見分け方まで忖度無しで解説します。

人材業界のホワイト企業ランキングをまとめました!
リクルートで人材紹介をしてきた私が、ランキングの根拠・具体例まで超分かりやすく付きで解説します
人材業界の中の「キャリアアドバイザー向け」に特化したホワイト企業ランキングもまとめました。
▶︎キャリアアドバイザー向けホワイト企業ランキング10選!
目次
【2025年版】人材業界のホワイト企業ランキング10選
早速、人材業界のホワイト企業ランキング10選を見ていきましょう。

人材業界のホワイト企業はどんな会社?
年収や福利厚生、働き方以外に何を軸に判断すればいい?
人材業界(人材紹介・人材派遣・求人広告・RPO・組織人事コンサルティング)でのホワイト企業ランキングを、以下10項目を基準にまとめました。
10項目のランキング項目
① 平均年収と平均昇給率
② 年間休日
③ 平均勤続年数
④ 平均残業時間
⑤ 在宅勤務やフレックスの利用率
⑥ 評価制度の透明性
⑦ 有給消化率
⑧ 育休取得率
⑨ 事業・会社の安定性
⑩ 卒業社員の評判
各ランキング項目が、「なぜ重視されるのか」や「具体的な数字データに基づいた判断基準」は、記事中盤で詳しく解説しています。

平均昇給率、年収、有給・育休取得率といった定量的データに加えて、評価制度の透明性や卒業した社員の総合評価などの定性的データも見ながらランキング形式で紹介します
| 会社名 | 総合スコア (Max 100点) | 特徴 | |
|---|---|---|---|
| 1 | リクルートホールディングス | 91点 | 総合力 |
| 2 | パーソルホールディングス | 79点 | 安定感と制度 |
| 3 | ビジョナル | 78点 | 自由度の高さ |
| 4 | エス・エム・エス | 66点 | 低残業と安定 |
| 5 | JACリクルートメント | 59点 | 高年収 |
| 6 | パソナグループ | 57点 | 低残業 |
| 7 | エン・ジャパン | 46点 | 休日が多い |
| 8 | アデコ | 45点 | 自由度の高さ |
| 9 | マイナビ | 36点 | 勤続年数 |
| 10 | ディップ | 33点 | 低残業 |
※全てのデータ詳細をExcelで確認したい人は、こちらから無料でダウンロードできます
ランキング選定方法は、10項目のランキング上位企業を、加重平均にて算出しました。
尚、2項目のランキングは50%算出で反映しています
続いて、ランキングの根拠となる定量データ・定性評価を詳しく見ていきます。
【ランキングの根拠】ホワイト企業の定量データ・定性評価を解説
ここからは、ランキングの根拠となる数字データや、制度内容、定性的な評価指標について解説します。

本記事では、可能な限り定量データ・定性評価を集めて、人材業界の各企業を徹底調査しました
論理的に必ずしも「完璧」とは言えませんが、ある程度筋が通っており納得感の高いランキングだと自負しています
それぞれを細かく解説します。
① 人材業界の平均年収450万円より高い
年収で重要なポイントは、「平均よりも高いか」です。
人材業界の平均年収は低いと言われがちですが、具体的にどの位であれば高年収と言えるのでしょうか?

人材業界の平均年収はどのくらい?
上位10企業のランキングは?
人材業界の平均年収は「約450万円」です。
しかし、人材紹介・求人広告・人材派遣などの業種カテゴリーによって年収は大きく変わります。
人材業界の中で平均年収が高いのは「人材紹介」「RPO(採用代行)」「組織人事コンサルティング」です。

人材派遣や求人広告は、平均年収が低い傾向です
近年は、人手不足で「RPO」の需要が高まっており、RPOで働く人の年収も押し上げられています
※2025年度有価証券報告書より算出
| 会社名 | 平均年収 | 平均年齢 | |
|---|---|---|---|
| 1 | リクルートホールディングス | 約1,135万円 | 37.8歳 |
| 2 | ビジョナル(ビズリーチなどを運営) | 約854万円 | 38.5歳 |
| 3 | JACリクルートメント | 約847万円 | 35.5歳 |
| 4 | パーソルホールディングス | 約720万円 | 40.9歳 |
| 5 | パソナグループ | 約619万円 | 40.9歳 |
| 6 | エンジャパン | 約533万円 | 30.8歳 |
| 7 | ディップ | 約524万円 | 30.3歳 |
| 8 | エス・エム・エス | 約508万円 | 34.5歳 |
| 9 | マイナビ | 約501万円 | 30.0歳 |
| 10 | キャリアデザインセンター | 約497万円 | 30.5歳 |
リクルートホールディングスやビジョナル(ビズリーチの運営会社)などの少ない高水準企業が、平均年収を押し上げています。
人材業界の中小企業・ベンチャー・スタートアップ企業の多くは、年収400万〜450万円程度で推移しています。
年収ランキングの考察
・平均値はリクルートやビズリーチなどの高年収企業が牽引している
・年収の中央値は400万〜450万円と推定できる
・マイナビやディップは平均年齢が低くても年収上位ランキングに入る
→つまり20代から比較的年収が高い
・リクルートホールディングスの平均年収は、一部役員や部長級が押し上げている
(リクルートで従業員の多い株式会社インディードリクルートパートナーズの平均年収は約650万円)
プロバー社員と比較して平均昇給率が高い
平均年収に加えて、「平均昇給率」もランキングに加味しました。
入社時の給与が高くても、賃上げが全くなければ、長期的に安定して働くことができないからです。
しかし、賃上げ率の有価証券報告書データの記載はまだ正式に始まっていないので、可能な限りで賃上げ率の上位企業ランキングを算出しました。
※各企業の公式サイト等より算出
| 会社名 | 賃上げ率 (2024年度) | 補足 | |
|---|---|---|---|
| 1 | パーソルホールディングス | 6% | ベースアップ(ベア)と定期昇給の合計 |
| 2 | パソナグループ | 5.7% | 定期昇給とベースアップの合計 |
| 3 | リクルート | 5% | 定期昇給とベースアップの合計 (リクルート単体) |
| 4 | JACリクルートメント | 4.98% | 定期昇給とベースアップの合計 |
| 5 | エンジャパン | 4.9% | 定期昇給とベースアップの合計 |
平均昇級率ランキングの考察
・賃上げ率の正式データを公開している企業は少ない
・2026年以降に賃上げ率が有価証券報告書に記載される予定
・データ公開企業はホワイト企業寄りと推測できる
・2024年度の大手企業平均賃上げ率は5%で人材業界も同水準で推移している
2024年度と2025年度の大企業の賃上げ率が日経新聞で公開されています。


意外と人材業界も賃上げしているんですね
具体的な金額は、「1万円」くらい?

平均の賃上げ金額は「年間1万〜2万円」でした
所属部門や個人評価によって大きく変動するので参考程度に捉えてくださいね
ちなみに私が所属していた部門は、大幅増収と個人評価も良かったので毎年7%程度賃上げされてました!
ホワイト企業に転職したい人は、単純な平均年収の高さだけではなく、毎年の昇給率も考慮しなければいけません。
昇給率が低い会社や昇給が全くない会社だと、給料が固定され、あっという間に他社の友人に抜かされてしまいますからね。
② 年間休日が120日以上
ホワイト企業を選定する上で「年間休日」は、外すことができません。
人材業界は、土日に求職者対応が発生することもあり、休みが少ないイメージがありますよね。

年間休日は、120日以上あれば問題ないと思うんですけど…
結論、ほとんどの上位ランキング企業が120日以上で、マイナビが「129日」と最も年間休日が多い企業でした。
| 会社名 | 年間休日 | |
|---|---|---|
| 1 | マイナビ | 129日 |
| 2 | エンジャパン | 124日 |
| 3 | リクルートホールディングス | 120日 |
| 3 | パーソルホールディングス | 120日 |
| 3 | パソナグループ | 120日 |
| 3 | JACリクルートメント | 120日 |
| 3 | ディップ | 120日 |
| 3 | エス・エム・エス | 120日 |
| 3 | ビジョナル | 120日 |
| 3 | キャリアデザインセンター | 120日 |
年間休日ランキングの考察
・多くの上場企業が120日で設定
・120日未満の企業だと注意が必要なレベル
・マイナビとエンジャパンは中でも休日が多い
③ 平均勤続年数が3年より長い
人材業界は、他業界に比べて「人の入れ替わりが激しい」とよく言われます。
日々、転職市場や求人に接しているだけあり、入社後3年経過のタイミングで転職を考える人が多いのも事実です。
実際、私も4年で次のキャリアに進みました。

リクルートやパーソルでは、「3年で卒業して次のキャリア」という企業文化もあるほどです
20代の若手で3年間がむしゃらに経験を積んで転職する人も多いので、一概に平均勤続年数が長ければ長いほど良いという訳でもありません
※有価証券報告書より算出
| 会社名 | 平均勤続年数 | |
|---|---|---|
| 1 | マイナビ | 9.5年 |
| 2 | JACリクルートメント | 9.0年 |
| 3 | リクルートホールディングス | 8.3年 |
| 4 | スエス・エム・エス | 7.9年 |
| 5 | パーソルホールディング | 7.6年 |
| 6 | パソナグループ | 6.8年 |
| 7 | エンジャパン | 5.8年 |
| 8 | キャリアデザインセンター | 5.6年 |
| 9 | ビジョナル | 4.9年 |
| 10 | ディップ | 4.8年 |
平均勤続年数ランキングの考察
・マイナビが最も安定して勤務しており新卒の定着率も高い
・ビジョナルやディップは若手で転職する人が多いので勤続年数は短め
・リクルートやパーソルも3年卒業文化があるが、何だかんだ平均勤続年数は長い
④ 平均残業時間が30時間より短い
人材業界のホワイト企業を選定する過程で「残業時間」は、必ず考慮しなければいけません。
平日夜遅くの求職者対応や、土日稼働の製造業の顧客対応など、残業がほぼ100%発生する業界だからです。
人材業界の多くの企業が「固定残業代」を設定しており、20時間〜30時間の残業は当たり前という形で設定しています。

人材業界は残業が多いですよね…
働けば働くほど売上に直結する業界で、長時間労働を「正」とする企業もあるんですね
早速、ホワイト企業の平均残業時間を確認していきましょう。
| 会社名 | 平均残業時間 | |
|---|---|---|
| 1 | パーソルホールディング | 18.7時間 |
| 2 | パソナグループ | 19.8時間 |
| 3 | エス・エム・エス | 20.0時間 |
| 4 | ネオキャリア | 21.8時間 |
| 5 | JACリクルートメント | 22.5時間 |
| 6 | リクルートホールディングス | 24.1時間 |
| 7 | ビジョナル | 24.8時間 |
| 8 | テクノプロ・ホールディングス | 25.0時間 |
| 9 | メイテック | 25.8時間 |
| 10 | エンジャパン | 26.3時間 |
平均残業時間ランキングの考察
・パーソル、パソナは月20時間以下をキープ
・平均して20〜30時間の範囲に収まる企業が多い
・サビ残も実態として多いので口コミサイトで確認するのがおすすめ
平均残業時間は、あくまで「時間外勤務」とカウントされている時間のみです。
土日に求職者からの電話やメール対応、ちょっとしたトラブル対応などは、カウントされていないケースが多く、実態はもう少し残業多めです。
私は、人材派遣・人材紹介・求人広告の分野で働いてきましたが、平均して毎日1時間〜2時間の残業で月30〜40時間越えでした。
役職が上がっていけば、マネジメント業務や分析&戦略立案などもあるので、土日に働くことも普通でした。。。

平均残業時間の「1.5倍」程度を見ておくのが無難です
実際は、部門やポジション、個人の力量により残業時間が変動します
⑤ 在宅勤務やフレックスの利用率
人材業界は、在宅勤務やフレックスタイム制が導入されている企業が多いです。
大手人材紹介各社は、求職者とのコミュニケーションをWeb面談と電話面談に限定する取り組みもしています。
より場所・時間を選ばずに働ける環境が整いつつあります。

働き方の自由度が高い企業はどこですか?
ここでは、「制度の有無」ではなく、「利用率の高さ」や「全社員への適用範囲」、「リモートワーク比率」に基づいてランキングを構成します。
※定量的なデータ収集が困難なため、定性的(各社の中期経営計画, 社員口コミサイト, SNSの評価)より算出
| 会社名 | 定性的な評価 | |
|---|---|---|
| 1 | ビジョナル | ・スーパーフレックス導入 ・フルリモートに近い働き方 |
| 2 | アデコ | ・コアタイムなしのフレックス ・リモートワーク中心 |
| 3 | リクルートホールディングス | ・原則リモートワークの部門も多い ・フレックスタイムも導入済み |
| 4 | エス・エム・エス | ・高いリモートワーク利用実績(90%超え) ・スーパーフレックス導入部門あり |
| 5 | JACリクルートメント | ・ハイブリット勤務が基本 |
| 6 | パーソルホールディング | ・リモートワーク導入済み ・フレックスタイム導入済み |
| 7 | パソナグループ | ・リモートワーク導入済み ・淡路島への本社機能移転 |
| 8 | エンジャパン | ・フレックスタイムを全社適用 ・在宅勤務も可能だが、出社重視の傾向もある |
| 9 | ネオキャリア | ・リモートワーク可能だが利用率は低め |
| 10 | マイナビ | ・新卒領域が多くリモート業務は限定的 |
働き方の自由度ランキングの考察
・HRテック系のビジョナル、外資系のアデコが最も自由度が高い
・総合系大手のリクルート・パーソルも高い柔軟性
・ベンチャー系のネオキャリア・エンジャパンは出社重視
⬇︎
・ランキングに登場しない小規模会社だとフルリモートも多い
・HRテック、IT、専門職だとリモート率高め
在宅勤務やフレックスタイムは、所属部門や直属上司によっても変わります。
例えば、ひたすら面談数を追い求める戦略の場合、リモートで1日10面談以上などのKPIを設定する企業もあります。
一方で、法人営業で訪問を重視する場合、フル出社で直行直帰OKなどもあります。

人材業界は、年々リモート率やフレックス導入企業が増えています
但し、実態は部門、戦略、上司、チーム状況によって変わります
また、組織人事コンサルティングやRPO、両面型人材紹介は、自由度が高いです。
一方で、人材派遣、求人広告、片面型人材紹介は出社を重視する傾向にあり自由度が低いです。
⑥ 評価制度の透明性
ホワイト企業は、年収や休日数、働き方の自由度以外に、評価制度も言及しなければいけません。
人材業界は、KPI文化が強く、数字目標を達成できなければ、「朝会で詰められる」「1on1で詰められる」などがあります。
評価制度の透明性も、可能な限り入社する前に判別しなければいけません。

KPIが分かりやすいのは良いですが、評価制度が不透明な会社は嫌です、、、
人材業界でよくある評価制度
・ミッショングレード制度
・MBO(目標管理制度)
・コンピテンシー評価
・MVV評価(ミッション・ビジョン・バリューズ)
・360度評価
など
※定量的なデータ収集が困難なため、定性的(各社の評価基準の公開状況, 昇進機械の公平性, 評価後のフィードバック制度)より算出
| 会社名 | 定性的な評価 | |
|---|---|---|
| 1 | ビジョナル | グレード制度、評価制度が全社員に公開 実績次第で早期昇進が可能 |
| 2 | リクルートホールディングス | ミッショングレード制度で評価基準を公開 |
| 3 | エス・エム・エス | 目標設定と評価基準が明確 |
| 4 | JACリクルートメント | 成果主義で評価基準がシンプルで明確 |
| 5 | パーソルホールディング | グループ共通の評価制度とフィードバック制度あり |
| 6 | アデコ | 外資系の評価システムを導入 |
| 7 | トランスコスモス | 大規模組織で制度は明確 |
| 8 | ディップ | 定量的な目標が評価の中心 |
| 9 | エンジャパン | 定性的な要素も評価に大きく影響する |
| 10 | キャリアデザインセンター | グループ共通の評価制度あり |
評価制度の透明性ランキングの考察
・HRテックのビジョナル, エスエムエスが透明性を牽引
・リクルートのミッショングレード制度が広く利用されがち
・求人広告や人材派遣, 人材紹介は営業数字が圧倒的に重視される
⬇︎
・制度の有無も大事だが、評価者(直属上司)の質も大事
・透明性が高いホワイト企業だとロールモデルを見つけやすく自己成長しやすい
・具体的な評価指標はブラックボックスで見えづらい

様々な評価制度がありますが、求職者目線だと「評価者(直属上司)の質」や「ロールモデルを見つけられるか」が、長く働く上で大切ですね
正直、制度が充実していても評価者の質が悪く、適切なフィードバックを得られなければ、それ以上の成長はあり得ません。
経験豊富で引き出しが多く、人間的に尊敬できる上司であれば、評価制度が無い状態でも成長しやすいですし、働きがいがあります。
私自身も、リクルートホールディングスのトップマネジメントと一緒に仕事をした期間が最も充実してましたし、自分の限界を突破しながら連続的な成長をしていたという自負があります。
⑦ 有給消化率が60%より高い
ホワイト企業を見極める中で、有給取得率も大事ですよね。
有給付与数が多くても、有給を使いづらい組織だと意味がありません。
ここでは、有価証券報告書記載の公開データ以外にも、企業公式サイト、採用サイトでの表記も考慮してランキング化しました。
※公開データは有価証券報告書より引用、未公開企業は公式サイトや採用サイトの表記より算出
| 会社名 | 有給取得実績 | |
|---|---|---|
| 1 | ビジョナル | 80% |
| 2 | パソナグループ | 67% |
| 3 | パーソルホールディング | 65.4% |
| 4 | リクルートホールディングス | 60.0% |
| 5 | エス・エム・エス | 約60%(推定) |
| 6 | JACリクルートメント | 55% |
| 7 | アデコ | 約55%(推定) |
| 7 | マイナビ | 約50%(推定) |
| 7 | エンジャパン | 約50%(推定) |
| 7 | キャリアデザインセンター | 約50%(推定) |
有休消化率ランキングの考察
・有休消化率を公開している企業は少ない
・部門によって有給取得率は変わりやすい
・高い成長志向の会社は、非公開が多い
有給消化率ランキングは、非公開企業も多く「推定値」も含んでいます。
実際のホワイト企業を選定する上では、直属上長や先輩社員に聞くなどして情報を集める必要があります。

実際の消化率に加えて「有給の取りやすさ」も聞くようにしましょう
⑧ 男性の育休取得率が50%より高い
育休取得率は、ほぼ全ての企業で「女性は100%に近い」結果でしたので、男性の育休取得率でランキング化します。

マネージャーや管理職だと、なかなか育休を取得しづらいですよね…
人材業界の男性取得率はどのくらいですか?
結論、50%以上の企業であれば「ホワイト企業」と認定できます。
男性の育休取得率が非公開の人材業界の会社も多いので、選考面接の段階で直接企業に聞いたり、転職エージェント経由で情報を取りに行ったりする必要があります。
※データ公開義務がないため、公開している企業内のみでランキングを構成
| 会社名 | 有給取得実績 | |
|---|---|---|
| 1 | リクルートホールディングス | 103% |
| 2 | パーソルホールディング | 84.3% |
| 3 | パソナグループ | 77.1% |
| 4 | ランスタッド | 66.1% |
| 5 | アウトソーシング | 61.0% |
| 6 | ウィルグループ | 60.1% |
| 7 | ヒト・コミュニケーションズ | 58.6% |
| 8 | ビーネックステクノロジーズ | 57.7% |
| 9 | テクノプロ・ホールディングス | 38.7% |
| 10 | UTグループ | 29.7% |
育休取得率ランキングの考察
・育休取得率が非公開の企業も多い
・リクルートは脅威の100%超えで圧倒的
・人材派遣業界の企業は公開している企業が多い
・非公開企業の実態を踏まえると、ランキングは変わる

育休取得率以外にも、育休期間・育休時の給与支払いの金額割合なども細かく確認する必要があります
育休取得率以外のデータについては、情報収集が困難と判断したため本記事ではランキング項目に組み込みませんでした。
実際の転職活動時は、育休取得期間及び、育休時の金額割合も確認しましょう。
⑨ 事業ポートフォリオの多角化で安定性が高い
ホワイト企業を選定していく上で、事業ポートフォリオも考慮しなければいけません。

会社の安定性が低いのは不安ですね、、
事業安定度の低い会社で起こること
・頻繁に部署異動がある
・上司がコロコロ変わる
・事業撤退で希望しない配属を余儀なくされる
・会社自体の倒産で職を失う
など
ここでは、会社の安定度として「多角化された事業ポートフォリオ」を挙げていますが、他にも売上高や従業員数、利益率など様々な観点が考えられます。
| 会社名 | 安定性のポイント | |
|---|---|---|
| 1 | リクルートホールディングス | ・人材紹介, 派遣以外にも様々な事業部門あり ・世界トップクラスの多角化に成功 |
| 2 | パーソルホールディング | ・人材派遣, 人材紹介, 求人広告, IT技術者派遣などに強い ・業界最大手として成長, 輩出起業家も多い |
| 3 | パソナグループ | ・人材派遣, 人材紹介に加え、非HR領域へも多角化 |
| 4 | アデコ | ・外資系グローバルブランドとして安定 ・人材派遣, 人材紹介, RPO, 専門サービスなど幅広い |
| 5 | ウィルグループ | ・人材派遣領域での多角化に成功 ・セールスアウトソーシングやIT、海外展開も強い |
| 6 | JACリクルートメント | ・ハイクラス人材紹介が主軸でアジア諸国の売上も誠意長中 ・日本国内よりも海外売上の規模が大きい |
| 7 | ビジョナル | ・ビズリーチ以外に、HAMOS, M&Aサクシードなど展開中 ・HR Tech カンパニーとして安定 |
| 8 | エス・エム・エス | ・医療介護領域の専門分野に特化 ・人材紹介, 経営支援, メディア事業などに多角化 |
| 9 | マイナビ | ・就職, 転職の求人広告がメイン ・農業, 進学, 出版など周辺領域に多角化 |
| 10 | ディップ | ・求人広告で複数サービスを保有 |
会社の安定度ランキングの考察
・リクルート, パーソル, パソナが圧倒的
・ビジョナルやエスエムエスは起業家精神も強い
・HRと非HR領域での売上高割合などを比較する必要あり
⬇︎
・ある程度知名度のある大手企業だと「倒産」リスクは少ないが、部署異動は多いと推測できる
例えば、特定企業向けの人材派遣事業だけをしている会社と、グローバルに事業展開をしている企業では、安定度合いが違います。
人材業界の会社は、市場状況の変化に応じて、事業撤退や再編、M&Aを頻繁に行っています。
事業安定度の低い会社で起こること
・頻繁に部署異動がある
・上司がコロコロ変わる
・事業撤退で希望しない配属を余儀なくされる
・会社自体の倒産で職を失う
など
株式会社帝国データバンクによれば、2025年に「労働者派遣事業会社」の倒産が増えていることを指摘しています。
人材業界でも深刻な人手不足が続いています。
経営難で会社自体の存続が危ぶまれる会社も多いです。

ランキングで紹介した大手企業以外の中小企業の場合、「転職して数ヶ月後に事業撤退しました」みたいなケースも考えられます。
⑩ 卒業した社員の評価や口コミサイトの評判が良い
最後に、ホワイト企業を選定する上で、実際に働いた人の評価も考慮します。
元リクルート、元インテリジェンス(現在のパーソル)で活躍している役員クラスや起業家も多く、ホワイト企業を選定する上で外すことのできない指標です。
主に口コミサイト(OpenWork、転職会議など)での評価傾向と、退職後の社員の活躍度といった情報を総合的に判断し、ランキングを作成します。
| 会社名 | よくある評判 | |
|---|---|---|
| 1 | リクルートホールディングス | ・人材輩出企業でリクルート出身の起業家が最も多い ・圧倒的当事者意識, 自己成長できるという評判 |
| 2 | パーソルホールディング | ・旧インテリジェンス時代から続く起業家精神が強い ・マネジメント力や多様なキャリアが積めるという評判 |
| 3 | ビジョナル | ・HR Tech領域の最先端企業 ・市場価値を爆上げして卒業できる |
| 4 | エス・エム・エス | ・医療介護の専門分野で経験を積める ・論理的な事業企画力や経営視点が身に付く |
| 5 | JACリクルートメント | ・高い専門性と結果を出す力が身に付く ・人材コンサルティングのプロになれるという評判 |
| 6 | エンジャパン | ・熱量の高い企業文化 |
| 7 | パソナグループ | ・地方創生という理念に共感した卒業生からの評判が高い |
| 8 | アデコ | ・外資系ならではのシビアな評価がある ・結果を出せば、その分評価される |
| 9 | マイナビ | ・組織が大きいため全体を客観視しにくいが、戦闘能力は身に付く |
| 10 | ディップ | ・営業部門で業務負荷の高さに対する口コミが多い |
会社の評判ランキングの考察
・リクルート, パーソルが二強で君臨
・大手人材業界企業で経験を積めば、汎用性の高いスキルが身に付く
・KPIを達成する力ややり切るグリット力を身につければ市場価値は上がる
人材業界各社の会社評判を徹底調査した所、総じて、会社規模に比例して評判の良し悪しも決まってくることが分かりました。
リクルートやパーソルは、人材業界のトップとして、ホワイト企業にならざるを得ない状況です。
実際、個人情報保護やパワハラ問題、残業時間などにかなり厳しくなりました。
昭和・平成初期の頃とずいぶんと様変わりしたものです。
なので、会社評判を確認する際は、「口コミの時期」と「口コミ投稿主の主観」に注意して、参考程度にしなければいけません。
ここまで、人材業界のホワイト企業ランキングの根拠となる10項目を詳細に説明しました。
【タイプ別】あなたの希望に合致するホワイト企業は?
ここまで、人材業界のホワイト企業ランキング10選と、ランキングの根拠となる10項目の指標を細かく解説しました。
続いて、タイプ別のホワイト企業を紹介します。

ホワイト企業のタイプは人によって変わりますよね
1番共感できるタイプを選んで、確認してみてください!
それぞれを詳しくみていきましょう。
安定ワークライフバランス型ホワイト企業
選定基準
・平均年収
・平均残業時間
・平均勤続年数
| 会社名 | 主要事業 | 平均年収 | 残業時間 | 勤続年数 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | MS&Consulting | 組織人事コンサルティング | 540万円 | 約15時間 | 8.5年 |
| 2 | ランスタッド | 人材派遣・紹介 | 500万円 | 約20時間 | 8.0年 |
| 3 | メイテック | 技術者派遣 | 680万円 | 約25.8時間 | 10.3年 |
| 4 | UTグループ | 製造派遣 | 520万円 | 約20時間 | 7年 |
| 5 | クイック | 人材紹介・求人広告 | 560万円 | 約26.8時間 | 7.5年 |

馴染みのない企業名だけど、年収が高くて勤続年数も長めの企業ですね
安定したワークライフバランスを人材業界で実現するには、平均年収・残業時間・勤続年数を考慮します。
人材業界の平均年収より高い500万円以上の会社や、勤続年数が7年以上と比較的長い企業をピックアップしました。
また、業界選定も大切です。
技術者派遣や医療・介護特化型など、景気変動の影響を受けにくい事業領域を選ぶことで、安定した会社を選ぶことができ、長期的に安心して働けます。

知名度はそこまで高くないが、隠れ優良ホワイト企業は、総合型の転職エージェントだと提案を受けやすいです
リクルートエージェントやdodaは、幅広い企業の求人を取り扱っているので、条件を厳しめに担当者に伝えることで、自分の狙っている企業群に転職できます
転勤無しで地域密着型のホワイト企業
選定基準
・地方都市に本社がある(東京都市圏、大阪以外)
・平均勤続年数
・会社存続年数
| 会社名 | 主要事業 | 本社 | 勤続年数 | 創業 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | サンワカンパニー | 人材派遣・人材紹介 | 広島 | 10.3年 | 1964年 |
| 2 | キャリア | 人材派遣・人材紹介 | 福岡 | 11.2年 | 1984年 |
| 3 | ジャパンクリエイト | 人材派遣・人材紹介 | 熊本 | 9.8年 | 1990年 |
| 4 | ヒューマンリソシア | 人材派遣・人材紹介 | 名古屋 | 9.0年 | 1988年 |
| 5 | 北陸人材バンク | 人材紹介 | 石川 | 8.5年 | 2007年 |

地域密着型の人材派遣・人材紹介をしている歴史の長い会社は多いんですね!
地域密着型の企業で安定したキャリアを築くには、平均勤続年数・歴史の長い会社かを確認します。
単に本社が地方にあるだけでなく、特定の地域産業や職種にどれだけ深く特化し、強固な顧客基盤を持っているかも重要なポイントです。
また、選考時には地域限定採用であることを何度も確認し、「将来的な転勤リスクがないか」を制度面と口コミから確認しなければいけません。

地域密着型企業は、OpenWorkや転職会議に口コミが投稿されていないこともあります
そもそも働いている人が少ないからです
そんな時は、就活で人気のマッチャーで該当企業の先輩・OBに相談する方法があります
今日から日記をつけます。
— 就活子@23卒 (@9A1MgDUF2CGR4CF) May 26, 2021
5/26(木)
今日やったこと
・ガクチカ作成
→添削してもらう
・irodasはじめる(5/29の説明会参加)
・マッチャーでお話
感想
ガクチカ完成させたい
マッチャーでお話した人がキャリアウーマンすぎてかっこよかった。
長期インターン(営業)でコミュ力と論理的思考を養うべし!!
サウナ好きな学生さんとスパラクーアでサウナしてきました
— のす@ITコンサルタント (@cosnosu77) February 27, 2023
会社の福利厚生ポイント使って格安で行けた。
実はこの子、マッチャーで1on1した際に知り合ったのがきっかけ。
4月から遠方の地で新社会人生活がスタートされるようなので応援してます また一緒にサ活したい pic.twitter.com/WFwrPbWOVQ
キャリアアップで高年収を目指すホワイト企業
選定基準
・平均年収600万円以上
・直近5年の売上や利益の伸び率が高い
| 会社名 | 主要事業 | 平均年収 | 売上高成長率 | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | M&Aキャピタルパートナーズ | 組織人事コンサルティング (M&A仲介) | 約2,688万円 | 30.5% |
| 2 | LITALICO | 専門人材紹介 | 約500万円 | 20.8% |
| 3 | エムスリーキャリア | 専門人材紹介 | 約650万円 | 15.2% |
| 4 | ベネッセホールディングス | 専門人材サービス | 約670万円 | 3.1% |
| 5 | フォーラムエンジニアリング | 技術者派遣 | 約730万円 | 10.5% |
キャリアアップして高年収を目指す場合、平均年収が最も大事な項目です。
また、安定してキャリアアップをし続けるためには、成長している会社を選ぶのがポイントです。
傾きかけている会社でいくら頑張っても年収の伸びは限界があります。
しかし、右肩上がりに成長を続けている会社であれば、MVPや管理職に昇格せずとも、どんどん年収が上がっていきます。

M&Aキャピタルパートナーズは、若干人材業界から離れますが、人材業界出身者が多いです
専門人材サービスも、持続的な成長が見込めるのでキャリアアップしやすいです
転職時から高年収を目指したい人は、人材業界特化で年収700万円以上の求人が多い「ひとキャリ」を使ってみましょう。
人材業界に精通したコンサルタントが、あなたの年収をどうやって上げるか?を一緒に考えてくれます。
取り扱い求人のレベルも高く、年収700万円〜1,000万円以上の求人が多いです。
専門性を極める業界・職種特化型のホワイト企業
選定基準
・特定分野へのコミット
・売上高
・従業員数
・平均年収
| 会社名 | 主要事業 | 平均年収 | 売上高 | 従業員数 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | MS – Japan | 士業・管理部門特化の人材紹介 | 約540万円 | 約130億円 | 約400名 |
| 2 | アンテロープ | 金融・コンサル特化の人材紹介 | 約800万円 | 非公開 | 約50名 |
| 3 | エリートネットワーク | ハイクラス人材紹介 | 約600万円 | 非公開 | 約70名 |
| 4 | タイズ | メーカー特化型人材紹介 | 約550万円 | 約30億円 | 約120名 |
| 5 | アカリク | 理系・大学院生特化 | 約550万円 | 非公開 | 約70名 |
業界・職種特化型の会社で専門性を極めるというキャリアもあります。
私の個人的な予測ですが、今後の人材業界は生成AIの発達により、急速に自動マッチングの精度が高まっていくと思います。
総合型のリクルートエージェントやdoda では、すでに日常業務に生成AIを導入しています。
求職者情報のスペックを入力しただけで、自動的にマッチ求人がリコメンドメッセージ付きで求職者にメールが飛びます。

人材業界の本質は「マッチング」ですが、この機能は生成AIでどんどん置き換わっていくと思います
そんな未来の中で生き残る人材会社は、「資本力のある大手企業」と「専門性で尖りまくった会社」です
ニッチ業界や特定職種特化の転職エージェントは、今後も持続的に伸びます
例えば、「タイズ」は、関西発祥のメーカー企業への転職支援に強く、総合型転職エージェントがカバーしきれない求人を取り扱っています。
また専門性が強いため、AIに代替されないマッチング機能(担当コンサルタントの感覚やひらめき、直感など)も有しています。
・条件や経験は外れてますが、志向性や想いからおすすめしました!
・経営陣との馬が合いそうなので紹介します
・一度カジュアル面談を受ければ気持ちが変わると思いますよ
といった、”人間的な提案力”を期待できます。
人材業界でよくあるブラック企業の特徴・見抜く方法

ここまで、人材業界でのタイプ別ホワイト企業を紹介しました。
しかし、人材業界でブラック企業が多いことも事実です。

人材業界は隠れブラック企業も多いですよね…
転職する前に見抜く方法ってありますか?
・固定残業代やインセンティブ給で基本給が低い
・夜遅くまで働くのが正しい会社文化
・人材業界なのに「人」を大切にしない会社
それぞれを詳しく解説します。
固定残業代やインセンティブ給で基本給が低い
人材業界の企業の多くで、「固定残業代」や「インセンティブ給与」が設定されています。
固定残業代やインセンティブ給与があると、基本給が減ってしまいます。
基本給が低くなれば、残業代や賞与の金額も減ってしまうので、総じて年収が下がってしまいます。

「みなし残業代45時間分、8万円を含む」みたいな記載をよく見ますね
注意点はありますか…?
まずは、固定残業代についてよくある表記を紹介します。
固定残業代の表記例
・みなし残業代40時間分
→毎月40時間程度の残業が発生する前提の求人
・月給25万円〜35万円(固定残業代含む)
→基本給が25万〜35万ではないので注意
・固定残業代から超過分は別途支給
固定残業代は、多くの企業で「45時間」もしくは「30時間」で設定されています。
労働基準法に基づく時間外労働の原則的な上限時間が、毎月45時間だからです。
なので、「50時間」やそれ以上の固定残業代を表記している会社は、残業がかなり常態化していることを示しています。

固定残業代は、20時間〜30時間がギリギリのラインです
続いて、人材業界でよくあるインセンティブ給与も見ていきましょう
人材業界におけるインセンティブ給与は、以下2パターンのいずれかが多いです。
よくあるインセンティブ給与の仕組み
① 売上連動型
目標売上に対して、超過分を一定の割合で支給
② 利益連動型
目標粗利に対する「貢献利益」で支給
※但し、インセンティブやコミッション給与は各社によって様々な違い有り
インセンティブ給与の仕組みは、面接で聞いても複雑でなかなか理解できない場合が多いです。
なので、実際の先輩達が貰っているインセンティブ給与の平均額や最高額を聞くようにしましょう。

固定残業代やインセンティブ給与の仕組みがあると理解できました!
結局、どんな点を気をつければいいですか?
気を付けるポイントをまとめますね。
避けるべき会社の特徴
・基本給が月給の50%を下回る給与
・非現実的なノルマ設定がある会社
・インセンティブ給与の上限が低い会社
夜遅くまで働くのが正しい会社文化
2点目に気を付ける点は、「企業文化」です。
求人票や面接時に「うちは、定時退社を推奨してますからね!」と、アピールがあったとしても実態とかけ離れていては意味がありません。
特に、人材派遣や人材紹介の営業職・ベンチャー企業では、長時間労働を是とする会社もあります。

人材業界で長時間労働が残っている理由は、、?
人材業界で長時間労働が残っている理由
・売上目標を達成するには量が必要だから
・未経験の場合、とにかく量を求められるから
・過去の成功体験として残っているから
・求職者対応は平日夜の対応が多いから
実際、私もある程度の残業はしますし、会社に22時過ぎや23時まで残っている社員もいます。
特にキャリアアドバイザーは、現職で働いている求職者との面談に「平日夜」や「深夜22時スタート」なども多いからです。
そして、「こんなに夜遅くまで頑張っている人は偉い」という雰囲気を出してしまう会社もあります。

実際、業界No.1のリクルートでさえ、売上目標やKPI達成のため、深夜まで残って仕事を続ける人もいます
リクルートで働く社員の実態や、後悔した人の理由を、下記の記事で詳しくまとめています。
人材業界なのに「人」を大切にしない会社
人材業界の本質は、企業と個人のマッチングを通じて価値を創造することです。
商材は「人」で、お客様も「人(会社と求職者)」です。
本来、他業界に比べても「人」を最も大切にしないといけないビジネスです。
しかし、ブラック企業ではこの本質を見失い、目先の利益追求に走ってしまう会社も多いです。

人材派遣や人材紹介は、あまり良いイメージを聞きませんよね。。。
ピンハネ、高いマージン率、中抜き業者、、といった言葉も聞いたことがあります
人材業界のブラック企業がしがちなよくある行動を紹介します。
人を大切にしない会社がしがちな行動(業種別)
【人材派遣】
・とにかく頭数を揃える
・強引に派遣現場に連れて行く
・嘘の給与条件や福利厚生を提示する
・過大なキャンペーンで人集めを行う
【人材紹介】
・求職者への強引な応募喚起
・未応募企業へ勝手に書類選考を進める
・しつこい月末の後追い
・企業側に不利な情報は求職者に伝えない
・内定承諾を何度も迫る
【求人広告】
・実態とかけ離れた誇張表現
・掲載後はほぼ放置プレイ
・とにかく応募条件を下げる
・競合サービスへのネガキャン
【組織人事コンサル】
・専門性を誇張して伝える
・顧客情報の管理に甘い
・納品後のサポート放棄
また私は、人材業界で合計6年以上働いてきましたが、結局、経営者や管理職の人柄が全てだと痛感しました。
例えば、顧客である求職者や企業側人事を「あいつ」「使えない」「バカ」「呼び捨てで呼ぶ」と、社内の会議で話している経営者や管理職がいる会社は、結局どこまでいってもブラック企業寄りなんですよね。
『物事は細部に宿る』
と言いますが、そういった細かい発言・作法・態度が、会社の雰囲気・評価制度・企業文化にまで影響しています。
ここまで、人材業界のブラック企業によくある3つの特徴を解説しました。
・固定残業代やインセンティブ給で基本給が低い
・夜遅くまで働くのが正しい会社文化
・人材業界なのに「人」を大切にしない会社
人材業界でホワイト企業への転職を成功させるコツ

人材業界のホワイト企業に転職できれば、中長期的に高年収を維持でき、ワークライフバランスも保ちながら働けます。
ここからは、人材紹介の現役コンサルタントである私が、ホワイト企業への転職を成功させるコツを解説します。

ホワイト企業ランキングやブラック企業の特徴は分かったけど、どうすれば入社できますか?
・人材業界への志望理由や想いを言語化する
・口コミサイトやSNSで実態をリサーチする
・人材業界特化の転職エージェントを使う
それぞれを詳しく見ていきましょう。
① 人材業界への志望理由や想いを言語化する
人材業界の面接では、他業¥界以上に「なぜ人材業界なのか」「なぜ、当社なのか」という志望動機を深く質問されます。
これは、単にスキルを見るだけでなく、倫理観や仕事へのモチベーションが、人材業界で活躍するための鍵だからです。
NG志望動機
・人が好きだから
・新しい人と話すのが好きだから
・自己成長したいから
上記のような志望動機を答えてしまうと、「それはなぜ?」と詰められ、それ以上の回答ができなくなってしまいます。
では、どんな志望動機が適切なのでしょうか?
結論、『過去の原体験に基づいた理由があり、人材業界で達成したい何かがある状態』、が完璧です。

私自身が人材業界に入社した頃は、
・人との出会いで自分の人生が変わった
・機会を多くの人に提供したい
という想いを熱く語った思い出があります
自己分析や内省を深めることで、「転職軸」や「働く軸」を明確にできます。
手取り早い自己分析ツールを使う方法もありますが、表面的な自己分析で終わってしまう可能性があるため、本質を深堀りできるキャリアコーチングがおすすめです。
人材業界で受講している人が最も多く、志望理由やキャリアプランを言語化できます。
「ポジウィルキャリア」や「マジキャリ」では、人材業界経験者のプロがサポートしてくれますので、人材業界に必要な考え方や素養も教えてもらえます。
おすすめのキャリアコーチング
② 口コミサイトやSNSで実態をリサーチする
人材業界を志望する理由を言語化した後は、企業選定・企業研究をします。
一般的な企業研究は、生成AIを使えば簡単にできますので、本記事では割愛します。
ここでは、生成AIでは出てこない口コミサイト・SNSを使った内部情報の集め方を紹介します。
(Chat GPTやGeminiでは、個人情報の兼ね合いから発信者が特定できる投稿元ソースの引用が不可)

公式サイトを見ても良いことしか書かれてないので、何を見れば良いのか分かりません…
複数の口コミサイトを使って、以下の視点で企業分析を行いましょう。
口コミサイトの使い方
・部署ごとの違いを重視して確認する
・退職理由や退職検討理由詳細を見る
・入社後のギャップを事前に確認する
特に人材業界は、部署や部門によって働き方の満足度や口コミ内容が変わります。
新規営業部隊はゴリゴリで厳しいが、求職者側部門はゆったり業務をこなすスタイルのような違いもあります。
自分が希望する部署・部門を指定して、口コミサイトを確認しましょう。
会社の口コミサイトは、「Openwork」や「ワンキャリアプラス」がおすすめです。
私が推奨しているのは、応募前のタイミングと、面接前のタイミングで会社口コミをリサーチすることです。
1社につき15分程度で、事前に口コミ内容に目を通しておくことで、自分に合った職場・会社かを確かめることができます。
③ 人材業界特化の転職エージェントを使う
人材業界でホワイト企業に転職するためには、人材業界特化型の転職エージェントをフル活用しなければいけません。
リクルートエージェントやdoda(デューダ)といった総合型転職エージェントではなく、人材業界特化型を利用することで、より人材業界に精通した担当コンサルタントに対応してもらえます。

特化型エージェントを使うことで、人材紹介・人材派遣・求人広告・RPOなどの業種別におすすめの求人を紹介してもらえます
何より、人材業界に精通しているので年収交渉に強い・企業との関係性が強いというメリットがあります
人材業界のイケてるビジネスパーソンが使っている「人材業界特化型の転職エージェント」を紹介します。
人材業界特化型の転職エージェント
ひとキャリ
両面型で年収700万円以上の求人が多い
キャリアアドバイザーAgent
CA(キャリアアドバイザー)に特化したエージェント
インプレッション
ミドル・ハイクラス層の支援に強い

ひとキャリの特徴
・人材業界特化の転職エージェント
・転職後年収UP率90%以上
・土日休みで年収700万円以上の求人あり
ひとキャリは、人材業界に精通した担当コンサルタント在籍しており、独自の「ホワイト企業度合い」も導入しています。
・人材紹介(RA、CA、両面)
・求人広告の営業
・採用代行(RPO)
・組織人事コンサル
上記の職種求人が多く、土日祝日休みで年収700万円以上で転職に成功した人が多いです。
ひとキャリの担当コンサルタントと一緒に、ホワイト企業への転職を目指すのがおすすめです。
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キャリアアドバイザーAgentの特徴
・キャリアアドバイザー職向けの求人多数
・転職後の年収アップ実績83%以上
・内定獲得実績72%以上
キャリアアドバイザーAgentは、名前の通りCA(キャリアアドバイザー)に強い転職エージェントです。
人材紹介や人材派遣業界のホワイト企業求人を取り扱っており、非公開求人も多いです。
内定獲得実績や年収アップ実績も高く、あなたの希望に沿ってプロのコンサルタントが二人三脚で並走してくれます。
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インプレッションの特徴
・ミドル、ハイクラス層の支援実績多数
・創業17年の歴史があり安心
・人材業界内での知名度が高い
株式会社インプレッションは、人材業界の中で「人材紹介・人材派遣」での経験がある人の転職支援実績が多いです。
年齢層は30代〜40代が最も多く、ミドル・ハイクラス層の決定実績が多かったです。
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人材業界のホワイト企業ランキングに関するよくある質問
最後に、人材業界のホワイト企業ランキングに関するよくある質問に答えていきます。
Q. 大手有名企業(リクルート・パーソルなど)は本当にホワイト?
A. 制度面では間違いなくホワイトだが、実態は部門によって異なります
とりわけ、人材業界で上場している大手企業は、法令遵守や企業のレピュテーションを強く意識しています。
グループ会社全体の信頼度やブランディングに影響するからです。
しかし、全ての会社・部門がホワイト企業か?と言われると、そうではありません。

例えば、大手人材会社は、目標達成へのプレッシャーが強かったり、数字で詰めたりする文化があります
希望される部門・部署・直属の上司によって大きく変わってしまうのが現状です
しかし、制度としてホワイト企業の素質は十分に備わっており、平均的にホワイトな環境である可能性が高いです。
何より、ある程度経験を積むことで、キャリアに泊も付きますからね。
Q. 固定残業代45時間の求人は避けるべき?
A. 原則避けるべきで、固定残業代は「30時間まで」がおすすめです。
固定残業代45時間は、労働基準法で定められた時間外労働の上限値です。
求人票に「45時間」と記載しているのであれば、残業がかなり常態化している組織だと推測できます。
加えて、サービス残業も発生しますので、残業を極力したくない人には向いていません。
Q. 人材業界で年収1,000万円以上はブラック企業?
A. ブラックではなく、むしろ「ホワイト」と言えます。
人材業界で年収1,000万円越えは、意外にたくさんいます。
・両面型の人材紹介
・人材派遣の管理職以上
・拠点長やエリア長
・採用代行のトッププレイヤー
・組織人事コンサルのコンサルタント以上
とりわけ、採用代行(RPO)や両面型人材紹介、組織人事コンサルが多いです。
当然、ある程度のスキルと結果、ストレス耐性、残業時間などは求められますが、一概にブラックと言える環境ではないです。
例えば、組織人事コンサルティングだと、高単価のためそこまでの残業時間は発生しませんし、働き方の自由度も高いです。

人材業界で年収1,000万円を超える方法をまとめました
キャリアプランや戦略に一貫性を求めることで、十分1,000万円越えを目指せます
Q. 人材業界企業への逆質問のおすすめは?
A. 「人」への熱量と「実態」について聞くのがおすすめです。
限られた面接時間で逆質問は、企業の実態を知る上でかなり重要です。
また、逆質問の質で、営業力やリサーチ力を見定められることも多いです。
おすすめの逆質問の例
・御社が大切にされる「マッチング」とはどんな定義ですか?
→質問の狙い:倫理観を聞き出す
・御社で活躍する人に共通する項目は何ですか?
→質問の狙い:自分自身とのマッチングを確かめる
・個人の売上以外に評価される項目はありますか?
→質問の狙い:評価軸を探る
など

具体的な質問事例があり助かります!
倫理観や評価軸、自分がそもそも当てはまるのか?を確認するのが良いんですね
Q. 地方企業は大手企業に比べて年収は下がる?
A. 残念ながら年収は下がる傾向がありますが、地方で高年収の人もいます。
一般的な理由ですが、地方は都市部に比べて生活コストが安く、給与帯も低めに設定されている傾向があるからです。
しかし、管理職以上に昇格すれば、年収700万円以上の人も多く、一概に全員に当てはまるわけではありません。
まとめ: 人材業界でホワイト企業に転職できればキャリアは安泰

いかがでしたでしょうか。
ここまで、人材業界のホワイト企業ランキングを解説しました。
ホワイト企業ランキングの根拠となる定量データ・定性評価や、ブラック企業の見分け方・ホワイト企業に転職するコツまで解説しました。
最後に、本記事の要点をまとめて終了とします。
・ランキング1位はリクルート, 2位はパーソル, 3位はビジョナル
・人材業界の年収中央値は約450万円
・休日数, 残業時間, 育休取得率(男性), 働き方の自由度などを考慮して選別するのが◎
・固定残業代やインセンティブで基本給を減らす企業はほぼブラック
・口コミサイト, SNS, 特化型エージェントへの情報収集が必須

実は、人材業界はホワイト企業が多くなっています
まずは、実際に人材業界で働いているプロに相談してみるのが1番です
おすすめの転職エージェント
▶︎ ひとキャリ
人材業界特化型の転職エージェント

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▶︎ リクルートエージェント
転職満足度人気No.1

▶︎ doda(デューダ)
求人数No.1で転職サイトも使える

人材業界の中の「キャリアアドバイザー向け」に特化したホワイト企業ランキングもまとめました。
▶︎キャリアアドバイザー向けホワイト企業ランキング10選!
また「人材業界」や「人材派遣「人材紹介」に関連したおすすめの記事も紹介します。



