【松下 幸之助の名言】困っても困らない – 全文と読後感

本ページでは松下幸之助の言葉を引用しながら、松下幸之助の残した言葉について考察するページだ

全文に加えて筆者の主観を交えた感想も一緒にお届けしていく。

経営の父と呼ばれた松下幸之助の言葉を胸に刻むきっかけとなれば幸いだ。

松下幸之助の言葉は、全て下記の『道をひらく』シリーズから引用している。紙媒体で読みたいという人は是非、購入して熟読して頂きたい。

人生に活路が開き、イキイキとした毎日を過ごせるようになる

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困っても困らない


ひろい世間である。

長い人生である。

その世間、その人生には、困難なこと、難儀なこと、苦しいこと、つらいこと、

いろいろとある。

程度の差こそあれだれにでもある。

自分だけではない。

そんなときに、どう考えるか、どう処置するか、

それによって、その人の幸不幸、

飛躍か後退かがきまるといえる。

困ったことだ、どうしよう、どうしようもない、

そう考え出せば、心が次第にせまくなり、

せっかくの出る知恵も出なくなる。

今まで楽々と考えておったことでも、それがなかなか思いつかなくなってくるのである。

とどのつまりは、原因も責任もすべて他に転嫁して、

不満で心が暗くなり、不平でわが身を傷つける。

断じで行えば、鬼神でもこれを避けるという。

困難を困難とせず、思いを新たに、決意をかたく歩めば、

困難がかえって飛躍の土台石となるのである。

要は考え方である。決意である。

困っても困らないことである。


人間の心というものは、孫悟空の如意棒のように、

まことに伸縮自在である。

その自在な心で、困難なときにこそ、かえってみずからの

夢を開拓するという力強い道を歩みたい。

さて、いかがでしたでしょうか。

調子の良い時は皆同じだけの力がでるが、調子の悪い時に本当の実力が試される。

真の実力者は、調子の悪い時にパフォーマンスを落とさない術を知っている。

今回の「困っても困らない」という言葉にも通じる部分があるのではないだろうか。

困難こそ成長の果実であり、困難な時こそ最も頑張る瞬間である。

調子の良い時に頑張るのは当たり前で、結果が出るのも当たり前だ。

調子の悪い時こそ、考え方を整え、自らを律して臨む必要がある。

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