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本ページでは松下幸之助の言葉を引用しながら、松下幸之助の残した言葉について考察するページだ。
全文に加えて筆者の主観を交えた感想も一緒にお届けしていく。
経営の父と呼ばれた松下幸之助の言葉を胸に刻むきっかけとなれば幸いだ。
松下幸之助の言葉は、全て下記の『道をひらく』シリーズから引用している。紙媒体で読みたいという人は是非、購入して熟読して頂きたい。
人生に活路が開き、イキイキとした毎日を過ごせるようになる
岐路にたちつつ
動物園の動物は、食べる不安は何もない。
他の動物から危害を加えられる心配も何もない。
きまった時間に、いろいろと栄養ある食べ物が与えられ、
保護されたオリのなかで、寝そべり、アクビをし、ゆうゆうたるものである。
しかしそれで彼らは喜んでいるだろうか。
その心は分からないけれども、それでも彼らが、
身の危険にさらされながらも、果てしない原野をかけめぐっているときのしあわせを、
時に心に浮かべているような気もする。
おたがいに、いっさい何の不安もなく、
危険もなければ心配もなく、したがって苦心する必要もなければ努力する必要もない、
そんな境遇にあこがれることがしばしばある。
しかい、はたしてその境遇から力強い生きがいが生まれるだろうか。
やはり次々と困難に直面し、
右すべきか左すべきかの不安な岐路にたちつつも、
あらゆる力を傾け、生命をかけてそれを切りぬけてゆく
そこにこそ人間として、いちばん充実した張りのある生活があるともいえよう。
困難に心が弱くなったときこそ、こういうこともまた考えたい。
さて、いかがだろうか。
動物園の動物を例に出している点は、非常に秀逸で納得感が深い。
動物として生きるだけの苦労は何一つないが、そこに面白さや楽しさは恐らくないだろう。
人間として生きるのであれば、ただ寝食をするだけのつまらない人生よりも、
幾多の困難と苦難にぶち当たりながらも、仲間と協力して駆け抜けていく人生の方が活力があるだろう。
与えられれば、それに甘んじてしまうのが人間だ。
楽な方に流れるのではなく、時に苦しく険しい道を選択しても良いのではないだろうか。
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