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経営者たる者は「儲かる仕組み」を考え続けることに意義がある
よく「経営者」と「労働者」という分類分けを見かける。
「経営者目線を持て」や「労働者思考はやめろ」などの言葉が、それに値するだろう。
では「経営者と労働者の明確な違いは何なのだろうか?」
今日は、その辺りを明らかにしていきたいと思う。
後半には、具体的に何をすればいいのか?という部分にまで落とし込んだので、経営者や半ば経営者を目指している人、サラリーマンで副業をしている人にも、是非参考にして頂きたい。
それでは、早速見ていこう。
目次
経営者の仕事は「儲かる仕組み」を作ること
結論は、経営者の仕事は「儲かる仕組みを作ること」にある。
抽象的な言い方だが、極めて的を得ていると自分ながら思う。
「儲かる仕組み」とは、2つの意味がある。
1つ目は、一時的に儲かる状態ではなく、継続的に儲かり続ける状態のこと。
2つ目は、自分1人で儲かるのではなく、組織として儲かり続けられる状態のこと。
細かく言及していけば、2つ目も1つ目に内包されている。
例えば、自分1人で経営している人が病気になったらどうだろうか。労働時間が確保できなくなれば、ビジネスが止まる状況に陥ってしまう。
これでは「継続的に儲かり続ける状態」とは言えない。
では、続いて「儲かる仕組みを作るメリット」について見ていこう。
沢山のメリットがあるのは重々承知かもしれないが、改めてメリットを言語化することで「儲かる仕組み作りの励み」となるはずだ。
儲かる仕組みを作るメリットは?
メリットは大きく分けて3つある。
① 半自動的なキャッシュフローが手に入る
② 事業基盤を構築できる
③ 社会的証明や意義に使える
それぞれを詳しく見ていく。
1. 半自動的なキャッシュフローが手に入る
まず圧倒的なメリットは、儲かる仕組みが構築できれば、半自動的な収入が入ってくるということだ。
胡散臭いビジネスと勘違いされるかもしれないが、世の中を動かしているレベルの大きな会社の経営者達は、ほとんど売上に直接関与をしていない。
マネジメント業務や事業の経営基盤、今後の経営方針等に力を注いでいる。
言い換えれば、彼らが直接労働をしなくとも自動的に売上が上がる仕組みが構築されている、ということだ。
例えば、製造業であれば「モノづくり」の生産現場は、今やほとんどが機械に代わり、人の手が必要な部分が少なくなってきている。余計に経営者達は、”何をしなくても”製品が生産され出荷され、客先から毎月のお金が入金される。
もちろん、経営者も大変。
人員マネジメントや育成、今後の事業方針など、決して”楽な”仕事ではない。挙句の果てに、ほとんどの経営者はサラリーマン経営者であり、思った以上に利益にありつけない。
しかし、これがオーナー社長であれば別だ。
事業の全てがコントロール下にあり、利益を自分の好きなように扱うことができる。
上場していなければ、口を出される筋合いもない。
さらに、これを「個人が起業する」という話に繋げてみよう。
製造業以外にもビジネスは山ほどあるので、いくらでもチャンスはある。
例えば、物販やブログ、メディア、営業代行、事務代行、キャリアカウンセラー、転職エージェント、金融屋、フルコミッションの営業、保険営業、などなど。
起業のジャンルを挙げればキリがないが、山ほどある。
「儲かる仕組み」ができていれば、これらは半自動的に動き続け、あなたがビーチで乾杯しててもお金が入ってくるようになる。
実際、私のブログ兼メディアもそのレベルにまで成長してきた。
定期的なメンテナンスと追加のアップデートこそ必要だが、当分は何もしなくても自動でキャッシュが生み出されるようになる。
簡潔に言えば「最高」だ。
労働収入から脱却し、事業収入を基盤にすることで時間労働という概念から解放される。
「5時間働いたから、時給2,000円で1万円だ」という概念が無くなる。
そもそも5時間働く必要がないので。
もちろん、それまでの仕組み作りは血の滲むような努力と試行錯誤、忍耐力が必要だが。
2. 事業基盤を構築できる
続いて、2点目。
「事業基盤を構築できる」というメリット。
これは、将来的にさらに事業を大きくしていきたい人や、独立して人を増やしていきたい人に該当する。
サラリーマンをしながら小遣い程度のお金を稼げれば良いと考えている人には当てはまらない。
「儲かる仕組み」がある程度構築できれば、①の半自動的なキャッシュフローが出来上がるので、精神的及び金銭的にも基盤を構築することができる。
生活に困らないレベルの所得が担保されていれば、色々と挑戦したい人もいるだろう。
「お金がなくて、、、」と悩んでいた頃から解放されれば、自分の思うように時間とお金を集中的に投下できるようになる。
事業にはお金を投資した方が成長が早いことは言うまでもない。
ちまちま貯金1,000万円を貯めて起業するよりも、自己資金500万円と借りたお金500万円で一気に起業した方がいい。貯金1,000万円を貯める「時間」を手に入れることができるからだ。
とにかく「事業基盤」ができれば、波及効果も生まれやすい。
また、新しいビジネスを立ち上げた時の初速スピードも早まる。
3. 社会的証明や意義に使える
最後に、3点目。
「社会的証明や意義に使える」というメリット。
2点目同様、事業をさらに大きくしたい人や法人化したい人に当てはまる。
サラリーマン副業で満足している人には、返って迷惑な話なのかもしれない。
「儲かる仕組み」が構築されれば、安定的な収益と事業基盤が手に入り、さらに社会的証明や意義にも活用することができる。
例えば、事業基盤が出来上がっていれば、法人化をする時の事業内容の記載にも困らない。
ある程度の方向性が定まっていれば、そこから先は何とでもなるからだ。
具体的に何をすればいいのか?
中長期的な目線を持ちながら、以下の行動にリソースを投下するべきだと感じている。
⚪︎営業組織の構成
⚪︎人の採用
⚪︎メンバーの育成とマネジメント
⚪︎良質な仕入れ
⚪︎需要作り
⚪︎消費者認知度の拡大
⚪︎プラットフォーム作り
⚪︎作る人を作る活動
正直「儲かる仕組み作り」に終わりはないと思っている。
だからこそ、サラリーマン経営者や管理職が存在している。ビジネス環境は常に変化するもので、変化や挑戦をしつづけれなければ、たちまち競合に追い抜かれてしまうからだ。
終わりはないと言えるが、終わりがあるとも言える。
反論:自分が営業しまくる必要があるのでは?
ここまで「儲かる仕組み作りに集中するべき」を主張してきたが、当然反論もあるだろう。
先日、同じく経営者の友人とダラダラ会話をしていた時に出てきた反論をご紹介しよう。
結論、年商売上10億円程度までは、独りで営業しまくる必要があるのでは?という内容だ。
10億円という数字は、その時の流れでたまたま出てきた数字だが、結構的を得ていると感じている。
これが年商1億円だった場合はどうだろうか。
単純計算で1ヶ月の売上が8,333,333円になる。
仕入れ費用や営業販管費の額によるが、そこまで大した額ではない。
つまり言いたいことは「売れる仕組み作りはある程度売れてからでいいのでは?」という主張だ。
確かに、その通り。
そこで、1つの最適解が出てきた。
『ある程度売れるまでは独りで売りまくらなければいけないが、並行して事業の汎用化を進めること』
という結論に帰着した。
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