30代転職の書類選考が通らない?落ちる原因や通過率を上げるポイントを解説

30代転職の書類選考が通らない原因は?

30代転職で書類選考が全然通りません…

書類選考通過率を上げるコツはありますか?

本ページにたどり着いた人は、

・30代の転職で書類選考に落とされてしまう…
・書類選考に通らない理由が分からない
・30代から書類選考通過率を上げるコツを知りたい

などの不安や悩みをお持ちのことでしょう。

30代転職で書類選考が通過しない理由は「転職回数が多い」や「20代の若手が採用対象」などがよく挙げられますが、実際は他の重要な原因もあります。

そこで本ページでは、30代転職で書類選考が通らない主な理由や通過率を上げるためのコツなどを詳しく解説します。

転職活動で成功したい30代の方は、必ず最後まで読み込んでみてください。

要点まとめ

・30代転職の書類選考通過率は平均41.6%
・書類選考は減点方式で不備やミスがあると命取り
再現性を伝え即戦力だとアピールできれば通過率が上がる
・給与条件は高望みせず現職年収の20%UP程度が上限
・書類選考に通らない人は両面型転職エージェントの”アサイン“や”JACリクルートメント“がおすすめ

現役転職エージェントが、書類選考のポイントをずばり解説します

書類選考通過率を上げる裏技まで紹介しますね

目次

30代転職の書類選考通過率は約40%

30代の転職で書類選考の通過率は?

30代転職の書類選考通過率は、平均40%程度と言われています。

また、株式会社マイナビが出している転職活動調査の結果では、平均的な書類選考通過率は「49.8%」(全年齢)でした。

平均的な書類選考通過率は「49.8%」

転職者の求人応募数、書類選考通過数、内定獲得数
マイナビ「転職活動における行動特性調査」より引用

全体的に見れば、約50%程度が書類選考に通過しているんですね

細かく見ると、業界や職種によって違いがあることも分かります。

調査結果から分かること

・全体の平均的な書類選考通過率は約50%
・医療, 福祉, 保育, 教育, 通訳や、コンサルタント,専門職が約60%の通過率で高い
・一方で、クリエイター,エンジニアや、技能工, 建築土木は30%程度で低い
・全転職者は平均して「8.9件」の求人に応募している

年齢が上がれば上がるほど、書類選考通過率は低くなると言われています。

30代の平均的な書類選考通過率は、約40%程度だと推測できます。

書類選考は通過しない人の方が多いです

不採用連絡が来ても、落ち込まないようにしましょう

30代の書類選考は何が見られる?ポイントは?

30代の書類選考は何が見られる?ポイントは?

転職活動は、面接前に「書類選考」が行われます。

30代の転職活動では、書類選考でお見送りにされることも多く、足切りされないように対策しなければいけません。

30代の書類選考のポイントは?

どんな書類なら面接に進みやすい?

現役の転職エージェントが、30代の書類で重要なポイントを解説します。

書類選考は減点方式で判断される

中途採用の選考プロセスでは、「書類選考は減点方式、面接は加点方式」が基本です。

具体的に解説します。

書類選考は減点方式とは?

・書類選考の目的は面接に相応しい人を抽出すること
・書類に不備や記載ミスがあれば減点対象
・転職回数の多さや在職期間の短さも減点対象

⬇︎

書類選考で大切なのは、減点されず面接に進めるかどうか

書類選考は減点方式で見られ、面接にふさわしくない人が足切りされる仕組みです

書類選考の目的は、「面接に相応しい人を選ぶ」ことです。

採用企業側は、大量の応募書類から選ぶ必要があるからです。

逆に求職者は、面接に呼ばれるためには、減点されず「面接で詳しく経歴やスキルを確認したい」と思わせる書類を作り込む必要があります。

続いて、「面接は加点方式」も解説します。

面接は加点方式とは?

・書類では分からない人柄や考え方を面接で聞く
・書類上で曖昧な部分を確認する
・自社で活躍できる人なのかを確認する

⬇︎

面接で大切なのは、いかに加点してもらい内定を獲得するかどうか

書類選考と違い、面接は加点方式でプラス評価になるような回答をしなければいけないんですね…

書類選考と面接では、選考プロセスにおける目的が違います。

私は転職エージェントとして毎日、採用責任者や経営陣と話しますが、「書類選考で迷ったら合格、面接で迷ったら不合格にしてください」といつも言っています。

書類選考は、面接に相応しい人を抽出するのが目的ですが、面接は自社で活躍できる人材を獲得するのが目的だからです。

転職回数は少ない方が有利

30代転職の書類選考は、「転職回数」も細かくチェックされます。

20代転職と比べて、社会人経験が長い分、ある程度転職回数も多くなっていくからです。

転職回数が多いと不利になりますよね…

ジョブホッパーと認識されるのは、何回くらいが限度ですか?

30代の転職回数の目安は、「3回〜5回」程度です。

業界、職種、企業規模によって違いはありますが、30代で5回以上転職をしている人は、黄色信号です。

逆に捉えれば、転職回数がそこまで多くなく、数回程度の人だと減点対象になりません。

しかしながら、採用企業側に複数の応募者がいて、転職回数の少ない人がいれば、あなたは書類選考に通らない可能性もあります。

転職回数は、あくまでも「書類選考のひとつの要素」だと認識しておきましょう

転職回数が多い人でも、書類選考に通過する時も多いです

一つの判断材料でしかありません

30代で転職回数の多い人は、【解決】30代で短期離職はヤバい?を確認してみてください。

30代で転職を繰り返している人が、転職活動時に注意するポイントやコツをまとめています。

マネジメント経験の有無

30代転職は、「マネジメント経験の有無」も判断材料になります。

ただし、必ずしもマネジメント経験がなければ書類選考に通らないという訳ではありません。

30代の転職で、マネジメント経験が重視される理由は?

30代の転職で、マネジメント経験が重視される理由は、採用企業側は将来的な管理職・マネージャー人材を採用したいと思っているパターンが多いからです。

20代の転職は、未経験でこれから頑張ってもらえる人を採用しますが、30代の転職は、今後近いうちに会社の中核となってもらえる人を採用するからです。

「人のマネジメント」は、業界や職種、人数によって難易度が変わりますが、少人数でもマネジメント経験があれば、プラス評価になります。

キャリアの一貫性

最後に「キャリアの一貫性」も重視されます。

キャリアの一貫性とは、業界・職種などに、ある程度の関連性があるかどうかです。

例えば、営業職のキャリアだと、ある程度キャリアアップの方向性はパターンがあります。

営業職のキャリアアップの例

・営業メンバーから営業マネージャーへ
・営業からITエンジニアへ
・営業からマーケティングへ
・営業から完全歩合の営業へ
・営業から独立、起業へ

など

過去の経験を活かしながら、次にどんなステージで活躍できるか?は、だいたい決まっています。

営業職以外でも、同じです。

書類選考では、キャリアの一貫性があるか?が見られます。

私にキャリアの一貫性があるのか、分からない…

どんな方向性があるの…?

30代でキャリアの方向性や、キャリアの一貫性をどう持たせるのか?と疑問に感じている人も多いはずです。

30代のキャリアは、仕事以外にも結婚や、子育てなど、家族イベントが沢山あります。

特に、女性の30代キャリアは変化が多いですよね。

30代向けのキャリアコーチングに聞いてみるのもおすすめです。

30代向けのキャリアコーチングで、キャリアの一貫性について相談できますよ

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30代の転職で書類選考に通らない理由・原因5選

30代の転職で書類選考に通らない理由・原因5選

書類選考に通らない理由は…?

企業からお見送り理由は連絡がないので、何が原因か分かりません…

採用企業側は、書類選考の理由詳細まで応募者には伝えません。

お見送り結果しか通知されないため、原因・理由が分からずに途方に暮れることもありますよね。

そこで、30代転職の書類選考で落とされる主な理由を、現役転職エージェントがズバリ解説します。

私は、企業の採用責任者と毎日話をしますが、書類選考には「見られるポイント」が複数存在します

それぞれの理由・原因を細かく見ていきましょう。

スキルや経験が不足している

スキルや経験が不足している人は、書類選考に通りません。

企業が求めているスキルや資格、経験に対して十分に満たない状態で書類を提出しても、書類で弾かれるだけです。

スキルや経験が足りてない状態だと、書類選考に通らないんですね…

実際、クリエイティブ系の職種の採用担当者へのアンケートでは、以下のような結果がありました。

不採用理由はスキル不足や実務経験の不足が多い

書類選考の不採用理由ランキング
デジタルスケープより引用

スキル不足や実務経験の不足が、ランキング1位と2位ですね

スキル不足や経験不足と思われないようにするには、「そもそのスキル・経験を積む」もしくは「保有スキル、経験が活かせる求人に応募する」の2パターンがあります。

スキル不足で落とされないためには?

① スキルを磨き、経験を積む
② 保有スキル、経験が活かせる求人に応募する

即効性が高いのは、②の方ですよね。

スキルや経験を積むのは、少なくとも半年や1年程度は必要だからです。

中長期的に見て大切なのは、①の方ですが、書類選考が通らずに悩んでいる人は、②の方にも注力してみましょう。

採用ニーズとマッチしていない

企業の採用ニーズとマッチしていないのも、書類選考が通らない主な原因です。

例えば、これまで技術職を務めてきた経験とスキルがある人が、営業職を求めている企業に応募しても、書類選考で落とされる可能性が高いです。

企業の採用ニーズは、どこで確認するんですか?

企業の採用ニーズを把握するのに、一番手取り早い方法は「求人票の読み込み」です。

忙しいあなたのために、具体的にどの部分を読めばいいのか?を紹介します。

採用ニーズを把握するためには?

・求人票の「必須要件」を確認する
・求人票の「募集背景」を確認する
・求人票の「歓迎要件」を確認する

など

基本的に、募集背景や必須要件の内容から、企業の採用ニーズを読み解くことができます。

転職したい企業を丁寧に分析し、自分のスキルや経験とマッチしているか、ニーズに適しているかを考えて応募しましょう。

また、転職エージェントに相談して、ニーズのマッチした企業を紹介してもらうのもよいでしょう。

自分の強みを最大限に発揮できる環境で働ければ、キャリアアップにつながるはずです。

③ 転職回数や短期離職が多過ぎる

転職回数が多すぎる人は、書類選考で通らない可能性が高いです。

30代で転職回数が4回だと多いですか…?

30代の平均的な転職回数は「2回〜3回」です。

4回目や5回目の転職だと、少し多いと感じられるかもしれません。

しかし、転職回数を減らすことはできませんし、嘘をつくのもNGです。

そのため、転職回数を踏まえたアピールが求められます。

過去の職歴は変更できませんので、その他の部分でアピールしましょう

例えば、特定の分野で高いスキルや経験がある、管理職経験があるなど、企業からすると魅力的な強みをアピールしましょう。

キャリアの一貫性があり、転職した理由も妥当だと判断されれば、書類選考に通過できる可能性が上がりますよ。

実際、転職回数の多さや、短期離職の多さで書類選考に落ちまくっている人もいました。

転勤帯同等で転職が多いので書類が全然通らない

転職回数で書類審査通らない…

Xを始めとしたSNSには、「転職回数が多いから書類選考に通らない」と嘆く声が多数確認できました。

履歴書や職務経歴書に不備がある

履歴書や職務経歴書に不備や小さなミスがあると、書類選考に通りません。

例えば、以下のような不備が多いです。

よくある書類の不備、ミス

・西暦と和暦の不一致
・意味のない空欄
・誤字脱字
・在職期間の計算ミス
・内容の薄さ

など

履歴書や職務経歴書は、何度も見直して完璧に仕上げるようにしましょう。

一文字の正確性はもちろん、全体の構成や内容の濃さにも気を配るようにしてください。

第三者に添削してもらうのも効果的ですね。

加えて、応募する企業の求める人材像に沿った書類を作成するのが大切です。

企業のニーズにマッチした魅力的な書類を準備できれば、書類選考の通過率は大きく上がるはずです。

⑤ 給与条件を高望みしすぎている

給与条件を高望みしすぎている場合、書類選考が通らない原因になります。

中途採用の希望年収相場は、「現職年収の20%アップ」です。

20%以上の年収アップを希望している場合、よほどの即戦力や高いスキルを保有していなければ、採用企業側の納得感を高めるのは難しいです。

年収が高く、福利厚生の手厚いい企業に転職したいなら、ハイスキルや経験豊富など、相応の能力が求められますからね。

自分のスキルや経験に見合った企業へ転職活動をしないと、書類選考は通過しにくいでしょう。

また、年収や福利厚生、待遇が劣る可能性も考慮しておく必要があります。

希望年収は、どのように記載するのがおすすめですか?

希望年収や条件面の箇所は、以下のように記載しておくのがおすすめです。

おすすめの希望条件の書き方

・現職と同等以上を希望
・貴社基準に沿う形を希望
・年収〇〇〇万円を希望
(現年収の20%アップまでがベター)

転職は、キャリアアップのためのステップアップです。

一足飛びに理想の条件を求めるのではなく、着実なレベルアップが求められます。

自分の市場価値を冷静に見極め、現実的な条件で転職活動を進めましょう。

以上ここまで、30代転職で書類選考に通らない5つの主な原因・理由を解説しました。

【まずは確認】30代の転職で書類選考の通過率を下げない方法

【まずは確認】30代の転職で書類選考の通過率を下げない方法

30代の書類選考で落とされないようにするには、どうすればいい?

30代の転職で、書類選考の通過率を下げない方法を紹介します。

前述した通り、書類選考は「減点方式」です。

マイナスなイメージを履歴書・職務経歴書に残さないように、しっかりと対策しましょう。

書類選考の通過率を下げないためには、細かい不備や事前確認が大切です

それぞれ詳しく見ていきましょう。

応募条件に適しているか確認する

大前提、応募条件に自分のスキルや経験が適しているかを確認しなければいけません。

例えば、「年齢29歳まで」と書かれているのに、30代が応募しても書類選考は通りません。

他にも「大卒以上」と記載があるのに、高卒や専門卒が応募した場合も同じです。

応募要件に合致していなければ、書類選考ですぐに不合格になってしまうんです…

自分のスキルや経験と企業のニーズがマッチしていない場合、書類選考の段階で落とされる確率が高くなります。

しかし、応募要件に合致していなくても、別のアピールポイントや強みがあれば検討してもらえる可能性もあります。

応募要件と自分のスキルのマッチ度合いを確認しながら、応募しましょう

② 入社・退職の時期を間違えない

履歴書の段階で、入社時期や退職時期のミスがあれば、書類選考の通過率は下がります。

例えば、退職日時の記載を間違ってしまい、離職期間が長くなってしまうような時があります。

本当は、退職した翌月に入社したのに、履歴書上では3ヶ月の離職期間が発生してしまう様なケースです。

入社時期や退職時期は、ダブルチェックをして提出しましょう。

入社時期や退職時期を明確に覚えていない場合は、どうしたらいいですか…

入社時期や退職時期を覚えていない人もいますよね。

過去のメールやり取りや入社書類を見返し、正確な日時を把握するようにしましょう。

それでも正確な日付が分からない人は、ぼやかして記載しましょう。

③ 顔写真は最低限写りの良いものにする

書類選考の通過率を下げないために、履歴書の顔写真は重要です。

美人やイケメンである必要はありませんが、転職活動の履歴書として相応しい写真を使いましょう。

おすすめは、ある程度の金額を払って写真を撮ってもらうことですが、金銭的な余裕のない人もいるでしょう。

500円程度で撮れる写真ボックスで撮影するのもOKです。

逆に、以下のような写真は、ネガティブイメージを植え付けてしまうので注意しましょう。

最近は、書類選考に顔写真を削除する動きもありますが、まだまだ顔写真有りの書類選考がマジョリティーです。

マイナスなイメージにならないように、最低限写りが鮮明で清潔感のある写真を使用しましょう。

④ 文章を推敲(すいこう)する

応募書類の文章が読みにくいと、書類選考に通過しない可能性が高まります。

空欄や誤字脱字は論外ですが、書類のレイアウトや内容の具体性、読みやすさなども重要なポイントです。

そのため、シンプルで見やすいレイアウトの書類を使用したり、一度読んだだけで内容が理解できる文章を心がけるなど工夫を施すようにしてください。

レイアウトや読みやすさを意識するだけでも、相手に与える印象は変わります。

文章推敲時のポイント

・結論ファーストの文章にする
・一般的な言葉表現を使う
・一文を簡潔にまとめる
・言い回し表現は控える
・です、ます調で書く
・誤字脱字はなくす

など

また、第三者から、書類をチェックしてもらうのも効果的です。

客観的な意見を聞けば、自分では気付かなかった改善点が見つかるかもしれません。

何度も推敲(すいこう)を重ねて、完璧な書類を作り上げましょう。

以上ここまで、30代転職で書類選考の通過率を下げない4つの方法を紹介しました。

30代転職の書類選考の通過率を上げるコツは?

30代転職の書類選考の通過率を上げるコツは?

書類選考に落ちまくっています…

通過率を上げるコツはありますか?

書類選考の通過率を下げない方法を完了した人は、続いて書類選考の通過率をグッと上げるコツも実践してみましょう。

書類選考の通過率が上がることで、沢山の面接機会を頂くことができますので、比較検討しながら転職活動を進められます。

面接に辿りつくためにも、書類選考の通過率は上げたいですよね

現役転職エージェントがおすすめするコツを紹介します

それぞれの具体的な方法を解説します。

① 職務経歴書にスキルや実績を具体的に記載する

書類選考の通過率をグッと引き上げるためには、採用企業側に「即戦力になりそう」や「将来的に自社で活躍できそう」と思ってもらう必要があります。

即戦力や、活躍できそうと思われるのは、どうすればいいですか…?

書類選考の時点では、これまで経験してきた業務内容や実績を具体的に記載することが大事です。

具体例を見ていきましょう。

実績やスキルの記載例

2016年〜2020年:〇〇株式会社
関東地区営業部 配属、部署人数30名

・2016年上半期:営業売上135%達成
・2016年下半期:営業売上160%達成
・2017年上半期:営業売上150%達成
・2017年下半期:営業売上120%達成

【実績】
・2016年、個人売上ランキング全国3位を受賞
・2017年、個人売上ランキング関東地区1位

【業務で工夫した点】
① 営業の再現性を高める点:お客様に刺さった提案方法や競合他社との比較資料などをまとめ、他の営業メンバーにも展開し営業部全体の営業目標達成に貢献した

② 営業データを分析し提案力を高めた点:営業プロセスにおける歩留まりや課題箇所をデータ分析で明らかにした。商談から3日以内にお客様からの返信がない場合、新たな追加提案が必要なことを解決策として営業部全体売上の達成に貢献できた

上記の例は、あくまで一例ですが、実績や業務内容で工夫した点を盛り込むと、職務経歴書の情報に厚みが出ます。

職務経歴書を読むことで、あなたがどんな思考プロセスでどんな手段を使い、どうやって目的を達成してきたのか?が分かればOKです。

30代以降の書類選考では「再現性」や「データ分析」などの、受けが良いです。

上記のような内容で、志望動機を作り込むことで、即戦力で活躍できる人材だとアピールできます。

② 転職検討理由や退職理由を作り込む

続いて、転職検討理由や退職理由の記載方法も工夫が必要です。

書類選考の時に、「同じような理由ですぐに退職されないか?」を採用企業は確認します。

なので、安直な退職理由や転職検討理由だと、ネガティブに働く可能性が高いです。

NGな退職理由は、どんな内容がありますか?

NGな転職検討理由や、退職理由を見ていきましょう。

では、どんな退職理由や、転職検討理由であれば、問題ないのでしょうか?

具体例も交えて解説します。

おすすめの退職理由の例

・一身上の都合により
・キャリアアップを目指すため
・引っ越しのため

など

基本的に、「一身上の都合により退職」などの理由でぼやかして伝えるのもOKです。

「詳細は面接にて直接説明します」などの記載でも構いません。

他にも、転職理由の理由別の例文や、伝え方のポイントについては、【例文あり】短期離職の理由はどう伝える?で詳しく解説しています。

③ 再現性を伝え即戦力だとアピールする

30代転職で書類選考通過率をグッと引き上げるには、「再現性」を伝えることがマストです。

「再現性」を証明できれば、転職先企業でも同じように活躍できることが証明でき、即戦力な人材だと納得感を持って説明できるからです。

再現性を伝えるには、どんな記載がいい?

例えば、下記のような質問に答える時に、最も再現性を伝えやすいです。

再現性を伝えるための問い

・当社で活かせるあなたの強みは?
・どんな仕事が一番大変でしたか?どう乗り越えましたか?
・これまでで一番の成果は?どう成果を出しましたか?

再現性を伝えるには、「あなたがどう考え、どう行動し、どう工夫したか」をうまくまとめる必要があります。

あなたなりの具体的な工夫箇所を、職務経歴書に記載することで、再現性を伝えることができます

④ 有利になる資格やスキルを取得する

さらに書類選考の通過率を引き上げるためには、有利になる資格やスキルを保有しておくことも大事です。

資格は、誰にでも証明可能な資産であり、職務経歴書に記載できるハードスキルです。

無ければなくても問題ないですが、あればプラス評価になります。

希望する企業や職種で有利とされる、資格やスキルは、可能な限り取得しておくと良いです。

以上ここまで、30代の書類選考通過率をグッと上げる4つのコツを紹介しました。

30代転職で書類選考に通らない人の特徴は?

30代転職で書類選考に通らない人の特徴は?

30代転職は、書類選考で全く通らない人がいるのも事実です。

20代の時と比べて、即戦力を求められる傾向が強いからです。

書類選考に通らない人の特徴を見ていきましょう。

書類選考に通らない30代の特徴

・そもそも応募数が少なすぎる人
・スキルや経験が足りてない人
・転職回数や短期離職が多過ぎる人
・誤字脱字や不備が多い人
・異業界や異職種にしか応募してない人

それぞれの特徴を細かく見ていきましょう。

そもそも応募数が少なすぎる人

書類選考に通らない人で、そもそもの応募数が少ない人がいます。

マイナビの調査によれば、転職活動時の平均的な求人応募件数は「8.9社」です。

30代の転職活動は、複数社への応募は当たり前と言えるんですね

転職者は、平均8.9社に応募している

転職者の求人応募数、書類選考通過数、内定獲得数
マイナビ「転職活動における行動特性調査」より引用

また、前述した通り、30代の書類選考通過率は約40%程度です。

なので、約3社に1社程度と考えておきましょう。

複数社に応募することで、複数の面接機会を貰えます。

面接で比較検討しながら考えたい人は、少なくとも9社以上は応募しておきましょう。

スキルや経験が足りてない人

資格、スキルや経験は書類上で判断できるため、書類選考に通らない大きな理由です。

具体的には「〇〇の業務経験年数3年以上」や「〇〇商材の営業経験」などです。

該当する経験がない場合、すぐに書類選考で弾かれてしまいます。

スキルや経験がなければ、書類選考で落ちまくってしまうんですね…

例えば、コンサルタントの業務経験を求めている求人に、コンサル未経験の人が応募しても通過する可能性はごく僅かですよね。

スキルや経験に自信がない場合は、資格を取得したり、まずはスキルを積める企業に転職したりしましょう。

転職回数や短期離職が多過ぎる人

30代の転職回数は3回程度までなら大丈夫ですが、5回以上転職を繰り返している人は、書類選考に落とされがちです。

転職回数以外にも「短期離職」が多い人も要注意です。

採用企業は、「長く頑張って働いてもらえる人」を採用したいと思っているので、すぐに退職されてしまうような人は書類選考に通過しません。

転職回数が多い人が取り組める対策は、以下のパターンがあります。

転職回数が多い人向けの対策方法

・経験内容に一貫性があることを主張する
・経験内容の幅広さや、専門性をアピールする
・転職を通じてステップアップしたことが分かるようにする
・退職時の理由と転職動機に一貫性を持たせる

など

転職回数が多い人は、毎回の転職で何が不満でどうしたかったのか?を細かく説明する必要があります。

誤字脱字や不備が多い人

応募書類に誤字脱字や小さな不備がある人は、適当な仕事をする人だと認識され、書類選考に通過しません。

自分1人で作り込むよりも、身近な人や転職エージェントに見直しや添削を頼んだりすれば、より質の高い書類ができます。

正式名称を使う、年号を揃えるなど細かな部分の記載も注意しましょう。

私は現役で転職エージェントをしていますが、誤字脱字は思ったより多いです

誤字脱字を防ぐには、自分の文章を読み直したり、音読したりすることで、文章の不備が見つかりますよ。

異業界や異職種にしか応募してない人

30代で書類選考に落ち続ける人の特徴として、異業界や異職種ばかり応募している人がいます。

異業界や異職種の場合、総じて「未経験採用」になります。

30代以降の転職は、即戦力採用が多いので、必然的に書類選考の通過率が悪くなります。

「35歳転職限界説」という言葉もあるように、30代以上で未経験転職は難易度が高いんですね…

異業界や異業種で書類選考に通らない人は、自分が即戦力で活躍できる同業界・同職種の求人にも応募してみましょう。

以上ここまで、書類選考に通らない30代の特徴を5つ紹介しました。

書類選考に通らない30代の特徴

・そもそも応募数が少なすぎる人
・スキルや経験が足りてない人
・転職回数や短期離職が多過ぎる人
・誤字脱字や不備が多い人
・異業界や異職種にしか応募してない人

書類選考に通過しやすい転職エージェントは?

書類選考に通過しやすい転職エージェントは?

ここまで、30代転職の書類選考が通らない原因・理由、書類選考の通過率を上げる具体的な方法を解説しました。

忙しい30代の転職は、転職サイトよりも「転職エージェント」を使うのがおすすめです。

しかし「転職エージェントの添削はあてになる?」や「転職エージェントにお願いしても書類で落とされる…」という人もいるはずです。

転職エージェントが書類をしっかり添削してくれているか不安です…

転職エージェントにも種類がありますので、おすすめを紹介しますね

両面型転職エージェントの方がおすすめ

30代で書類選考が通らない人へのおすすめは、「両面型転職エージェント」です。

転職エージェントは、企業側と候補者側を別々のエージェントが担当する「片面型」と、企業側と候補者側を同じエージェントが担当する「両面型」があります。

書類選考の通過率を上げたい場合は、両面型の転職エージェントがおすすめです。

両面型転職エージェントのおすすめ

アサイン
▶︎若手ハイエンド層向け

JACリクルートメント
▶︎質の高いコンサルタントがサポート

エンワールド・ジャパン
▶︎外資系、日系グローバル企業で年収アップ

両面型転職エージェントは、紹介求人数は少なくなりますが、企業の内部情報に精通した人が担当してもらえるので、書類選考通過率が高いです。

求人数は少ないですが、書類選考の通過率は上がりそうですね!

30代転職に強い転職エージェント

続いて、両面型の転職エージェント以外にも、30代に強い転職エージェント(正社員)もおすすめです。

30代ならではのキャリアの悩みや、マネジメント経験の有無、キャリアの方向性などから、あなたに合致する求人を紹介してもらえますよ。

30代に強いおすすめの転職エージェント

リクルートエージェント
▶︎総合型で支援実績No.1

doda(デューダ)
▶︎求人数が多く求人サイトも使える

ビズリーチ
▶︎30代で年収アップしたい人におすすめ

書類選考に通らない30代に関するよくある質問

転職の書類選考に通らない30代に関するよくある質問

転職の書類選考に通らない30代に関する、よくある質問をいくつか紹介します。

Q. 書類選考に通らないで落ち込んでしまう時は?

A. 書類選考に落ちることは「人格否定」ではありません。気持ちを切り替えて転職活動を進めましょう

30代の書類選考通過率は、平均して約40%前後です。

20社以上応募しても、1社も書類選考に通らない人もいます。

書類選考に落ち続けると、「自分は社会から必要とされてないのでは…」や「転職市場での価値はこんなに低いのか…」と自己嫌悪に陥ってしまう時があります。

しかし、書類選考で落ちることは「人格否定」ではありません。

書類選考で通らなくても、人格否定されている訳ではありません

書類選考に落ちてしまった原因・理由を冷静に分析し、前向きにとらえるようにしましょう。

Q. 書類選考に全く通りません…

A. 30代の転職活動では、書類選考の通過率が低い人もいますので、めげずに取り組まなければいけません

例えば、リクルートエージェントdoda(デューダ)などの総合型転職エージェントの場合、平均的な書類選考通過率は「約10%〜15%」程度です。

エントリー数を増やさなければ、面接の機会すら得られません。

実際、Yahoo知恵袋にも、同じような質問がありました。

書類選考が全く通らず、面接の予定無しです…

Yahoo知恵袋での書類選考が全く通らない人の悩み
Yahoo知恵袋より引用

これまでの経験や学歴によっては、書類選考に全く通らない人もいます。

書類選考に落ちてしまう理由を、転職エージェントに相談しながら、粘り強く転職活動を進めましょう。

まとめ: 30代転職の書類選考通過率は上げるコツがある

30代転職の書類選考が通らない原因は?

さて、いかがでしたでしょうか。

30代で転職の書類選考に通過する人は、約40%程度と決して簡単ではありません。

書類選考の通過率は”下げない方法“と “上げるコツ”が明確に存在します。

書類選考に通らない人の特徴を押さえながら、希望企業から内定獲得ができるように書類を作り込んでいきましょう。

それでは最後に、本記事の要点をまとめます。

要点まとめ

・30代転職の書類選考通過率は平均41.6%
・書類選考は減点方式で不備やミスがあると命取り
再現性を伝え即戦力だとアピールできれば通過率が上がる
・給与条件は高望みせず現職年収の20%UP程度が上限
・書類選考に通らない人は両面型転職エージェントの”アサイン“や”JACリクルートメント“がおすすめ

30代で書類選考が全く通らない人は、転職軸から考え直すのもおすすめです

キャリアコーチングは、プロへの初回相談が無料なので、是非一度検討してみましょう

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